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駅舎改築がスタートした直後の川越駅の様子。
昭和50年頃に区画整理が完了した西口は地下道や噴水広場を備え、生命保険会社の支社ビルや通運会社のビルが建ち並んで、県都浦和を凌ぐ近代的景観をかもし出したものの、駅舎だけは手がつけられず年月を重ねていた。
東口駅前再開発による東武東上線の駅舎改築に伴って、JRも連携する形で橋上駅の着工にとりかかった。
この翌年には東西自由通路を備えた駅舎が完成した。
既に15年も過ぎると少しばかり懐かしい。赤い屋根は元々はグレーで、この数年前にお色直しをした。西口駅舎はJRの管理だが、東武が委託されて業務をこなしていた。券売機はたしか2台しかなく、混雑時には窓口で「池袋1枚!」と買った。急な階段を下りると狭い地下道が各ホームを結んでいたが、朝ラッシュ時の身動きの取れない、この地下道のありさまは忘れられない。
西口駅舎の軒下に春めく頃にツバメがやってきて、巣を営むのが毎年の風物だった。
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