|
川越市民会館は昭和39年(1964)に新築落成しました。
小学生の頃は学校行事で年に1度はここへ来ていたと思います。高学年のときの担任が音楽専攻だったため、クラス全員で市の合唱コンクールに出場したこともありました。舞台へ出て行く時の緊張感を今でも覚えています。同伴した校長先生が帰りに喜多院の菊人形展を見せてくれましたから、あれは秋だったのでしょう。タイトルは忘れましたが♪ちぎれ雲は風にかるく〜空を流れる〜♪という歌詞でした。メロディも覚えています。
市民会館が出来る前は、ここに「川越会館」がありました。和風平屋(一部2階)の大広間を備えた建物で、明治35年(1902)に当時の川越町有志たちが設置したものです。当初は会員利用に限られていましたが、すぐに一般にも開放されました。
川越商業会議所(現商工会議所)も川越会館内に事務所を構えていたことから、のちには商業会議所の管理するところとなりました。
市民会館建設で川越会館は取り壊されましたが、現在入口にある松だけは川越会館建設当初からあるものです。根が浮出していることから「根上りの松」と呼ばれていたようです。この松の右横が川越会館の玄関でした。すでに100年以上の時が流れ、歴史ある松なのです。
ちなみに川越会館の玄関と大広間は、宮下町の氷川神社へ移築されましたが現存しません。川越駅近くの長松院にも一部が移築されたという話しを聞いたことがありますが、現在それらしい建物は無いようです。
■参考資料
ふるさとの思い出写真集明治大正昭和川越 岡村一郎 昭和53年
川越商工会議所100周年記念誌川越物語 平成12年
|