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■終戦直後のベストセラーである石坂洋次郎「青い山脈」に、主人公寺沢新子と金谷六助が占い師に手相を見てもらうため街へ行く場面がある。往来ですれ違う荷馬車のオヤジどもが両手に持ったアイスキャンディーを、交互に舐めてる姿が初夏らしいとあるのだが、そんな簡単な描写を読むだけでいつもアイスキャンディーの味を食べたくなる。いい歳こいて、今でもアイスはよく食べる・・笑 アイスキャンディーは今でもよく見るが、「アイスクリン」を見たのは20歳のときだった。初めての一人旅で、南国土佐は高知城へ行ったときである。麦わらをかぶった売り子のおばさんの横に「アイスクリン」の幟があった。アイスクリンってなんだろうと注文してみると、大きい銅壷(どうこ)のような中からヘラで手早く黄色いシャーベット状のものを掬って、モナカに盛りつけてくれた。濃厚なミルクと卵の味わいの中にさわやかさがあった。数年後に九州の水郷柳川でも、曳き売りしているのを見かけた。西日本だけで売っているのかと思っていたら、しばらくしてコンビニで売出した。コンビニの製品は甘さが強くて高級な味わいだったが、やはり高知や柳川で食べた素朴な味が忘れられない。 初夏の空の下、川越市内菓子屋横丁近くでアイスキャンディーの曳き売りに出会った。
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2007年05月17日
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■ひさしぶりに池袋駅地下ホープセンターを通ったら「王様のアイディア」が閉店セール中。名前のとおり、小洒落たアイディア小物を売るショップ。 王様のアイディアは、もうずいぶん前だが川越の丸広デパート内にもショップがあった。ある時、ここで見つけた理想科学工業の「プリントごっこ」がほしくて、小遣い貯めて買ったことがある。ごく初期の型でハガキサイズしか刷れないタイプ。原稿はカーボンだかに手書きで作製し、多色刷りなんてのは無論夢のまた夢。たしか3000円台だったと覚えている。これで刷ったくだらないお遊びの印刷物がいまでも、どこかにしまってあるハズ。 あちこちに店があったと思うが、現在は都内の3店くらいと関西に数店のみらしい。検索で調べたら全部閉店のようだ。ちょっとだけ立ち寄ってみたが、商品はもうほん少ししかなかった。
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