老舗うなぎ店「小川藤」へ行く
■土曜日、友人が川越にうなぎを食べにやって来た。浦和とともに川越は老舗うなぎ店の多い町。川越に住んでいながら地元でほとんど食事などしたことないので、情報誌やネットで研究。川越の老舗店は午後に1度小休止するところが多いことに気づいた。1時半くらいまでに入店すれば大丈夫だろう。
第一候補にA店を考えたが、当日になってB店に心変わり。
午後一時に本川越駅に友人をお出迎え。いい天気の中、B店を目指す。15分後、風情ある玄関を開けると、広い土間の向こうに広い廊下と座敷。店内はにぎやか。案内を待っていると「申し訳ございません。今日はあいにく満席なのです」どうやら法事関連の団体でいっぱいらしかった。
ならばA店へとすたこら歩き出す。途中C店前を通ったが、ここは自分も友人もそれぞれ入店したことがあった。さらにD店の前に来ると、格子窓からもうもうとうなぎを焼く煙と匂いが流れていて食欲を誘った。D店のことはなぜか頭になかったので、柳の芽吹く路地をそのまま行く。
A店は14時まで。通りに出るとまだ暖簾が出ていた。まだ1時半だから当然かと店前に行くとなんと「準備中」の札が!!今しがた札がかけられたらしい。店内にはお客さんの姿があったけれど、午前の予定数を終了したのだろう。
暑さで友人はヒイヒイ気味。路地を戻ってD店こと「小川藤」に行くことにした。
■川越市松江町二丁目、川越街道に面した「小川藤」はテーブル3卓と奥に小座敷のみ。地元の人が3人ばかり食事中。煮炊き場は曇り硝子で仕切られて見えない。壁に「うな丼」「うな重1300円より」などの簡単なメニュー表示。備長炭使用の店の札も下がっている。いらっしゃいと声がして、しばらくするとお茶とおしぼりを若い男性が運んできた「今の時間、うな重のみになります。1300円、1700円、2000円とありまして、2000円から上はお好みでいかようにも。1700円でほぼ1尾分です。」との説明。自分は1700円のと、きも吸い(100円)を注文。友人は2000円のうな重を注文。
いやはや美味!表面がカリッと焼き上げられていて、中は溶けるような柔らかさ。友人の2000円重は、見た目1700円重と変わらないが、なんと御飯の中にもうなぎが潜んでいて、ほぼ1尾半の量。300円の差なら2000円重にすりゃよかったと思った。
タレは濃い目のやや辛口。たっぷりかけてあって満足。漬物が少ししょっぱいのが難かな?ウナギタレが辛目だから、漬物はあっさり風味がよいかも。
古い建物の店内は、昔のままでどちらかといえば愛想なし。いわゆる観光客向けに媚びたところは皆無。もうちょっと店内をかまったほうがいい気もしたが、友人はこういう店は昔はどこにでもあったなと懐かしがっていた。美味しかったと友人も満足してくれて、市内たらい回しの疲れ?も少しは引っ込んだようだった。壁に色紙が飾られていて、誰だろうと友人が言うので、よーく見ると川越出身の俳優市村正親さんのサインだった。
■たらい回しツアーはこの後も続く。
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