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■画像は新宿町一丁目地内の所沢街道。旧川越警察署附近から川越駅方面を撮影したもの。車道と歩道を区別する白いラインの左に側溝があり、さらに側溝と白い塀(木屋製作所)の間にもスペースがあるのがわかると思う。このスペースはかつてこの街道に杉並木があった名残りなのである。南下して新宿町4丁目あたりでは道路が不自然に広くなっている個所があっていっそうよくわかる。 江戸時代この杉並木は藩の厳重な管理下におかれ、枯れ木の伐採ですらそう簡単にはできなかったという。所沢街道の並木は杉・松・楢で構成されており、川越西口の附近から今福中台あたりにかけて昭和30年前後まで残っていた。 川越の伝説集には、新宿地内の並木の根元から湧いた清水が眼病に効くと評判になって、大勢の人が訪れた話しが掲載されている。いつの時代の話しなのか不明だが、いわゆる流行神のようなものだったのだろう。 杉並木があった頃、このあたりは人家の稀な場所であった。宮下町氷川神社の神官山田衛居の日記「朝日之舎日記」には、明治10年代に今福の知人を訪ねる途中に新宿村の並木から見た富士山が絶景だったと記されている。山田衛居は画家でもあったから、その美しさは相当なものだったに違いない。
商店や家が密集した現在、このあたりを歩いても富士の姿は拝めない。 |
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2008年01月15日
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