新登場の東上線TJライナーに乗る
スーツ姿よりもカジュアルな姿が多く行き交う週末の東上線池袋駅構内。「18時発TJライナー2号はまだ空席がございます。着席整理券のお求めは・・」ホームの喧騒をぬって、TJライナーへの乗車を誘うアナウンスが盛んに流れている。5番線入口はTJライナー到着を待つ長い列。運行開始して1週間あまり、さすがに鉄道ファンの姿はなく勤め人や買物客ばかり。発車15分前に着席整理券の確認が始まり、好きな乗車位置に並ぶ。乗車システムを知らずに並んでいた若いサラリーマンは、係員に着席整理券購入を促されていた。
ホームにはずらり乗客が並んで壮観。電車入線は10分前。快速急行として到着し、折り返しTJライナーになるのである。車内清掃がすばやく行われ、座席の方向転換が済むとドアが開いた。
窓際に座る。座り心地は普通。前席との幅に余裕があるので足が楽なのが取り柄。ホームで自分の後に並んでシート転換をしきりに感心していた、川越まで乗車の20代の娘とその母親も通路を隔てた席でくつろいでいた。
発車メロディーが流れて、隣ホームの各駅停車利用客の羨望を浴びながら定刻に発車。加速力がすごくてちょっとびっくり。北池袋駅手前では埼京線と併走したが、あれっ東上線にあんな電車が!と驚いている埼京線乗客を尻目に追いぬいた。
加減速を繰り返しながら、電車は10分後には都県境をぬけた。車窓の眺めはごく平凡だから、頭上で揺れているつり革をぼんやり見ていると眠気が襲ってきた。午後の4時間を会議室に閉じこもっていたのだから疲れもひとしおである。静かな車内にはうつらうつらしている人がかなりいた。TJライナーは和光市駅や志木駅を快速度で通過していく。ホームや踏切には撮影している姿がちらほらあった。
池袋から20分で最初の停車駅ふじみ野へ定刻着。ここからは着席整理券無しで乗車できるが、乗りこんできた人はわずかだった。それでも車内はどことなく雑然として、整理券300円のありがたさは一瞬にして消えてしまった。
5分後、川越駅ホームへ電車が滑りこむとさらに大勢の乗車客の姿があった。川越で買物したり遊んだりして東松山方面へ帰る人には、夕刻時間帯の限られた本数とはいえ便利な電車だと思う。
ホームを歩き出すと、すぐにドアが閉まってTJライナーは軽やかに去っていった。機会があれば快速急行にも乗ってみたいもの。
【池袋駅ホームの乗車案内版】
*6月21日(土)乗車
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