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■鉄騎兵、跳んだ 先日発表された第142回直木賞に、「廃墟に乞う」で佐々木譲(ささきじょう)氏が受賞したとの新聞記事を読んで、氏のデビュー作を思い出した。 1979年に発表された「鉄騎兵、跳んだ」がデビュー作で、オール読物新人を受賞している。モトクロスの世界に生きる青年が、事故による挫折と再挑戦に臨む姿を鮮やかに描いた短編。 この作品には川越が登場する。と言っても具体的な場所は示されない。主人公の勤務する倉庫会社が川越なのである。主人公は上福岡に事務所を置く「埼玉ラングラーズ」、年下のライバルは「川越ファルコン・ライダース」に所属し、桶川ののモトクロス場で競うのである。久しぶりに流し読みしたところ、主人公の恋人は新河岸に住んでいるとあった。 この作品は1980年に、にっかつで映画化されている。当時のにっかつは成人映画専門だったが、盆暮れには一般向き作品を公開した。「鉄騎兵、跳んだ」はお盆の一般向け作品で、主人公を演じたのは新人だった石田純一、恋人役は熊谷美由紀、他に竹田かほり・左幸子・川地民夫・北村和夫などのキャスト。 後年テレビで放映された短縮版を見たが、川越らしき風景は無かった。映画作品としての仕上がりはイマイチだった印象がある。 ↑画像は単行本の初版だが、現在は絶版らしい。文庫も徳間文庫から出ていたがアマゾンで見たら現在取り扱い無しとあった。残念ながら映画もDVD化はされていないようだ。 |
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2010年01月19日
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