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■昔の玩具「大宮みやげ ベースボール」
ひもの付いた竹を操作すると、全身でバットを振る他愛ない玩具だが、可愛らしく懐かしさがあふれている。
ボール紙製の箱には「大宮みやげ ベースボール」とシールが貼られている。考案者は郷土玩具研究の大家として有名だった有坂興太郎氏。大宮にちなんだ郷土玩具五点のうちのひとつ。
昭和9年に大宮球場が完成し、その記念に全日本軍と全米選抜軍の野球試合が開催され、野球の神様といわれたベーブ・ルースが来日して大きな話題となったが、この玩具もそのあたりから題材を得たのかもしれない。
戦前の雑誌「郷土玩具」の口絵にこの「ベースボール」が掲載されていることから、戦前の品にほぼ間違いないと思われるが、他の玩具には昭和32年の青焼き設計図が存在するため、戦後の製作であることも考えられる。
またお土産品として販売されたのかも、資料がなく不明である。
表情が可愛らしい。
戦前の川越でも郷土玩具が作られたことがあった。石原町観音寺の祭事「ささら獅子舞」を題材にした獅子の玩具で、10数年前にあるお宅で実物を見せてもらう機会があった。残念なことに壊れていたが、小さくて愛嬌のある玩具だった。たしか試作の印があったから、これも販売はされなかったのかもしれない。
▲昭和10年頃の大宮球場 現在の球場は同じ場所に改築されたもの。 |
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2010年11月01日
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