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2010年06月15日
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(イメージ画像・本文とは関係ありません)
■明治の川越事件帖
消えた女ふたり
明治中頃の川越の町におきた出来事。妻子ある生糸商の男が、料理店で働く若き女と情を通じ、これを本妻に納得させた上で自宅に住まわせた。男はふたりの女の間に緊張の場面が生じることを懸念したが、驚いたことにはじめて会ったその日から本妻と妾は姉妹のごとく打ち解けてしまった。
仲のよさは近所でも評判となり、ふたりを褒め称える者もでるほどであった。ところがある晩に本妻と妾は手をとるようにして逐電してしまったのである。
驚いた男は、妻の実家である目抜き通りの呉服店を訪ねたのはもちろんのこと、店の手代を妾の実家のある東京へ遣わせたりもしたが、一向に消息はつかめず、藁にもすがる思いで警察へ届け出たという。
当時の新聞記事になった珍事件だが、その後の経過は不明である。
●参考資料
朝日新聞100年の記事に見る⑤奇談珍談巷談 上 朝日新聞社 1979年
*この本には新聞記事のままで紹介されています
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