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■東京 台東区日本堤1丁目
土手の伊勢屋で天丼
友人と天丼を食べに都内へ。
年越し天丼?と名づけて師走の恒例行事にしているが、もう何年目だろうか。
いつもは浅草の大黒家だが、今回は行き先を変えてみた。
御徒町の改札をぬけ、アメ横へ流れる雑踏を横切って松坂屋方面へ。友人との待ち合わせ場所は和菓子「うさぎや」前。友人一家はここのどら焼をこよなく愛していて、この方面へ出向くときはいつも買い求めている。
16時少し前に着くと店内はにぎわっていた。早めに売り切れてしまうこともある店。買う気はなかったのに、どら焼がまだあるとわかったら「三個ください!!」 包みはほんのり暖かい。
ひさしぶりに食べたけれど、しっとりして上品な味。
友人と落ち合うと、松坂屋前停留所を始発とする南千住駅行き都バスに乗り込んだ。上野駅経由でバスは浅草方面へ大通りを行く。稲荷町田原町あたりの仏具店街をはじめて通ったが、どこかへ旅に来たような錯覚を覚えた。師走で舗道に人があふれている。
浅草寺の西をかすめて、やがて商店街が途切れて殺風景な家並みに変ってまもなく「吉原大門」バス停で下車。上野から20分ほどの距離。あたりに薄闇が忍び寄ってきている。
目指す「土手の伊勢屋」は停留所からも認められる近さ。
風情ある戦前の家屋は国指定の登録有形文化財。
昼と夜の二部営業。ネットで調べたら開店前に行列ができるという。師走も押し迫っているから、あまり並んでないかとな思っていたら・・・なんと誰もいない。 17時の開店までまだ30分。逢魔が時である。ぼんやりと突っ立ていてふと気づくと友人が神隠しにでもあったように消えていた。あれれ?思っていると、携帯が鳴って商店街を発見したから時間つぶしに来いとのこと。
いろは会商店街。伊勢屋から歩いて数分のところ。
残念ながらシャッター通り商店街。七割近くは
シャッターを下ろしている感じ。「あしたのジョー」
で活性化を図っているらしいが・・・
!
商店街横からはスカイツリーが。
商店街探検を打ち切って伊勢屋前へ戻ると開店
10分前。でも待ち人なし。薄暗い店内からは人の
動く気配としゃべり声が聞こえてきた。
入り口脇の看板が点灯されると、戸がガラガラと開いて「どうぞ
お待たせしました」と招き入れられた。
入り口脇が揚げ場。
土間のテーブル席と座敷がある造り。店内の灯りは薄暗く
いろんなものが雑多にあって庶民的な空間。土間の隅に
七輪があった。 土間から見た奥の座敷。
17時になると大時計が大きく鳴った。
秩父で入った蕎麦屋もこんな雰囲気だった。ここよりももっと
田舎じみた店だったが、今はたしか休業してしまったはず。
卓上の醤油染みたメニュー表。
天丼は「イ」「ロ」「ハ」の三種類。どんな内容かは明記されてい
ない。聞いても教えてくれなかったとかネット情報にあったが、友
人が訪ねたらちゃんと説明してくれた。
注文品を待っていると、どんどんお客さんが来店。たちまち店内は
にぎやかに。最初は三人だった店の人もいつのまにか倍になって
狭い空間を慌しく行き来している。
注文品は「天丼(ロ)」
海老・穴子・イカかき揚げ・ししとう
ごらんのとおり、穴子がでかい! 手前のイカかき揚げから食べた出したら、これでご飯も半分くらい平らげてしまった。ごはん量は少なめかも。
タレがたっぶりかかってベチャッとした食感。
でも上にのった穴子の衣はシャキシャキ。
甘めでややしつこさがあるだろうか。漬物はキャベツの塩漬け。
アルコール類もあって、電気ブランを頼んでいる人がいた。天丼(ロ)を頼む人多し。
若い店の女の子がよく気を働かせて、いいタイミングでお茶を注ぎに周っている。
ごちそうさまでしたー
店の外へ出るととっぷりと日は暮れていた。
伊勢屋の並びにはこんな店も。 吉原大門交差点。
明治末年〜大正初年頃の吉原 (個人蔵写真)
なんだか名取裕子主演の映画「吉原炎上」を思いだしますな。
帰りはまたバスに乗るつもりが
来るときに車窓から友人が気になる店を発見してしまったため
浅草まで歩くことに。
吉原大門交差点にある「見返りの柳」
しかし見返ることもなく、われらは浅草へ向かって
すたこらてくてくと。
(たぶん続きあり) |
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2012年12月29日
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