|
■夏のあねさんたち
おそらくは多摩川あたりでの鮎漁の際に撮影されたと思われる1枚。時代は大正の終わりから昭和のはじめ、ポーズも様になっている女性たちは芸妓だろう。涼しげな格好とはいえ、夏の陽射しを遮るものもない河原ではさぞかし暑かったのでは。姉さまかぶりがなんともいい。
鮎漁といえば多摩川が有名だが、戦前は入間川などでも盛んで、東上線や西武線のパンフなどでもよく紹介されていた。狭山あたりの入間川畔で川越の商家の従業員たちが鮎漁を楽しむ写真も残っている。
山峡の宿の夕食膳に鮎の塩焼きが出されたことが何度かあるが、個人的にはそれほどおいしいとは思わなかった・・
さて、先日必要があって一部分を読み返したのが林真理子の小説「花」
文庫版が出たときに買っておいたのが書棚に見当たらず、市内の書店へ買いに行ってしまった。
主人公は母親と祖母が芸妓だったことを恥じていたが、祖母が死んで彼女が残した手記の存在を知り、祖母や母の壮絶な人生を知ることとなる・・
祖母は川越芸妓で戦前の川越花柳界や町の様子が描かれている。林真理子は執筆のため川越へ取材に来ているが、昭和40年代に記録された川越芸妓の花柳界よもやま話が、この小説の内容に反映されている。
お時間あったらぜひ一読を。
花 林真理子 中公文庫
|
過去の投稿日別表示
-
詳細
2013年07月26日
全1ページ
[1]
コメント(2)
全1ページ
[1]






