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▲小林家住宅全景 右側レンガのアーチを入り敷石を踏んで歩むと小さな文庫蔵が。
川越市幸町の川越市指定文化財「小林家住宅」 明治26年に建てられた店蔵は、隣の
埼玉りそな銀行の洋館とみごとに調和して、古い家並みのハイライトのひとつ。かつては呉服太物卸問屋を営んでいました。店蔵と続く住居部分は現在テナントとして物販店となっており、利用がてら内部を皆間見ることができます。
しかし敷地奥にある明治16年に建てられた「文庫蔵」は普段は未公開。これが11月1日から小林家によって一般公開(無料)されています。こじんまりした土蔵の中に老舗商家のさまざまな資料や生活道具類が大切に保管されているのです。それらを間近で見るとのできる4日間、とても貴重な機会です。
見学会を訪れるのは今回で三度目くらいですが、店舗を写した明治の古写真・贈答品に使われた鶏卵の化粧箱・大福帳・染め型紙・下駄・戦前の映画館番組案内などたくさんの品が遠いいにしえの世界に導いてくれます。期間中は小林家の方たち総出で訪れた人を迎えてくださり、ていねいな説明をしてくれます。私もはじめてお話することができ楽しいひとときを過ごさせていただきました。
見学会は11月4日(月)までです。川越の古い商家の蔵のうちそとをじっくりと見ることのできるまたとない機会です。秋の1日にぜひ!!
▼川越・小林家住宅HP▼
▲文庫蔵 川越大火(明治26年)の焼失をまぬがれた。
▲文庫蔵内部(階下)
▲箱膳 これでいっぺん食事をしてみたい!!
▲階上の床の一部。 取り外し可能で階上からロープで荷物を下ろしたのだそう。すぐそばに小さな窓があり、階下へ自然光を届かせる役割もあったのだろうか。
階上へは急な傾斜のはしご段をあがる。「まるで犬山城みたい」とあがってきたご家族は愛知から来た方たち。6年前くらいに行った犬山城の階段で苦労したことを思い出した。
▲染物の型紙。たいへん貴重なものだそうです。緻密な
デザインに圧倒されます。
昭和10年前後の東京の映画館の館報。当時大人気だっ
たエノケン(榎本健一)主演映画のもの多し。エノケンは幼少
時代を大宮の川越寄り地域で過ごしている。
会場では「明治時代の双六で昔の町を見てみよう」のテーマ展示も。
▲「武州川越町勉強家案内寿語六(すごろく)」の実物が展示されている。明治34年暮れ
に川越の有力商店一同が製作したもので、宣伝を兼ねて正月の娯楽用に御得意様に差
し上げた非売品。商店ごとの拡大コピーが展示されていて当時の川越の商店を知ること
ができる貴重な資料。川越ではこういう双六は昭和初年まで何度か作られた。
▲当時の小林家店蔵
▲すごろくを包んだ凝ったデザインのたとう。
(これは展示品ではありません。個人蔵です) |
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2013年11月03日
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