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畑仕事の中休みに、腰掛けて煙草を燻らせながら眼下の素晴らしい景色を眺める
のだろうか。さぞかし至福だろう。まさに特等席。
善光寺から駅へ戻ると、下校の高校生らでにぎわう篠ノ井線の電車で「姨捨山」
へ。姨捨駅で下車したのは自分ひとりだけ。
眼下に広がる雄大な景観は、春の夕暮れの陽射しに照らされてやや霞んでいる。
駅窓口はカーテンがひかれて駅員も帰ってしまったらしい。
駅舎のある位置は山の陰となって陽射しはさえぎられ、張りつめた冷気に包
まれはじめていた。駅前でエンジンをふかしていた屋代駅行きのバスが発車して
しまうとなんともいえぬ静けさ。
線路沿いに歩いて小さな踏切を渡り、公園の展望台へ行ってみた。人の気配は
なく逢魔が時の妙なさみしさが漂ってちょっと薄気味悪かった。突然着信音が
鳴って、こんなところまで職場からのメールが追っかけてきた(苦笑)
真下に棚田が見えるが、長野へ戻る電車の到着まで30分ほどしかないので。田
の縁まで行くことはあきらめた。
駅へ戻って自販機の缶コーヒーで冷えた体を温めていると、自動車から降りてき
た年配の男女三人がホームからの眺望を堪能していた。「ここからの夜景はそれ
はもう格別なんですよ」と説明している声が聞こえてくる。夜景を見てみたい
と思ったが、寒くて日が落ちるまでここにいる気にはなれなかった。
電車が3分遅れで隣駅を発車したと音声案内が流れた。
カメラを手に車内から出てきて撮影する人が何人かいた。
営業終了後は車内か下車駅で清算と案内があったが、待合室の隅にこの「乗車駅
証明書発行機」があるのに気づいた。ボタンを押すと切符大の姨捨からの乗車
証明書が発行される。これを下車駅で見せて清算する仕組み。
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2015年04月17日
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