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★川越スケッチブック-埼玉都民の川越暮らし
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銀幕の灯は消えず−川越スカラ座復活オープン

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イメージ 2■今年5月に閉館した映画館「川越スカラ座」が、NPO法人プレイグラウンドのみなさんによって、8月18日復活し新しいスタートを切った。
 わずか2ヶ月半で再スタートにこぎつけたのには、血のにじむような苦労があったに違いない。この期間中にも埼玉県では上里にシネコンがオープンし、20年以上の歴史を持つ浦和ヴェルデ東宝が閉館した。
 新作封切はないが、ジャンルにとらわれない質のよい邦洋作品の上映を柱とするという。スカラ座のこれからの道程はたいへんだと察する。でも、がんばってほしい。
幕間の館内BGMが小津安二郎監督作品のサントラだったが、「東京物語」のテーマ曲が流れたときは、このスカラ座の雰囲気に似合っているなと思った。いつかは小津や成瀬巳喜男・木下恵介監督作品が、スカラ座のスクリーンに映しだされることを個人的に密かに願っている。DVDで手軽に見られる時代だが、やはりスクリーンで見るのはいいもの。

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■昨日までの酷暑がうそのように涼しい週末。夏を惜しむようなセミ時雨の中、路地を折れてスカラ座へ行くとスタッフの方達が出迎えてくれた。「歩いてくる人がいるって、なんかいいね〜」と言ってたのが聞こえたが、実は自転車を近くの銀行に止めて来たのです。
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■館内ロビーの様子。
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イメージ 6■10時からのオープニング作品は落語界に題材を求めた「しゃべれども しゃべれども」
 気軽に楽しめる娯楽作品。主演の国分太一と祖母役の八千草薫がよかった。八千草薫のちゃきちゃきした演技はさすが!その昔のテレビドラマ「岸辺のアルバム」の八千草薫も絶品だったが、今の彼女も魅力があふれている。
 映画後のイベントが、川越出身の落語家二人による落語。落語を実際に鑑賞したのは初めてだったが、やはりライブはいい!みなさんけっこう笑ってた。

●映画常設館としての役目を終える川越スカラ座

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 ■毎日新聞埼玉版やNHK番組などで、川越スカラ座が五月いっぱいで閉館することが伝えられている。館主さんの高齢(81歳!)と経営難が理由とのこと。昨年、近隣地区へのシネコン進出による不振によりシアターホームランが閉館しスカラ座が川越唯一の映画常設館だった。
 映画常設館としての存続が難しいことは仕方のないことと思う。近年のシネコンの台頭はまたたく間に全国の既存映画館を閉館に追い込んでしまっている。手元にある「映画館名簿 1990年版」を見ると、1989年当時埼玉県には50館(*注1)の映画館が掲載されているが、現存するのは浦和ヴェルデ東宝・大宮オークラ・東武松原シネマなどほんの数館だけ。埼玉県最多の映画館があった大宮駅東口地区ですら成人映画館のみになってしまった。
 川越スカラ座もよくここまでがんばって来たと思う。おそらく戦前からの歴史を持つ映画館としては埼玉県唯一だったはず。
 閉館後は「スカラ座」の名前はそのままで有志の方達が引継ぎ、映画上映の他、様々なイベントを行う場として新しい道を踏み出すとのこと。
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 ■私が初めてスカラ座で映画を見たのは丁度30年前の今頃。「がんばれベア−ズ」「アドベンチャーファミリー」の2本立てを観た。どちらの作品も前年暮の都内封切だから、川越では半年遅れの上映だった。「がんばれベア−ズ」は都内封切で観ていた。他愛ない野球映画だが、中学生役のジャッキー・アールヘイリーがテータム・オニールをバイクに乗せる場面に、アメリカっていいな〜と子供心に思った。おもしろかったので川越上映で再度観たのだと思う。
 鑑賞中に呼出しアナウンスが入ったのと、外を通る自動車の音が聞こえて、川越の映画館って田舎くさいと思ったことをよく覚えている。その後は洋画をあまり好まなかったことと、映画は都内で観てしまっていたので、昨年暮れに行くまでスカラ座へは御無沙汰だった。今年になってから三度出かけているが、これは自分の観たい作品だったから。先日の「紙屋悦子の青春」のような、かつての川越では絶対観ることのできなかった作品がかかることはたいへんうれしかった。今後も上映作品によってはでかけることと思う。 

   *注1→この場合の50館はスクリーン数。当時の川越はシアターホームラン・川越プラザ・スカラ座の3館だが、シアターホームランが3スクリーンあるため、川越の映画館数は5館となっている。
 「映画館名簿」は映画年鑑(時事映画通信社)の別冊である。

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☆黒木和雄監督遺作「紙屋悦子の青春」を見る

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イメージ 2 ■昭和20年の鹿児島の小さな町。兄夫婦(小林薫・本上まなみ)と暮らす紙屋悦子(原田知世)に、兄の後輩明石(松岡俊介)から見合い話しが持ちこまれる。
 相手は明石の親友永与(永瀬正敏)という青年。見合いしてみると永与は朴訥とした人柄で、悦子の印象は悪くない。だが悦子の心底にひっそりとあるのは明石への想い。それは明石も同じであった。
 見合いを薦める明石の気持ちを図りかねるが、数日後にやってきた明石は特攻隊へ志願することを告げる。別れの挨拶をして帰っていく明石を呆然と見送る悦子に、彼女の心情に気づいていた兄嫁は「追いかけなさい(そして好きだと言いなさい)」と言うが、悦子はその場に激しく泣き崩れるばかりだった。
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 ■何気ない日常会話の積み重ね、屋外の春らしい光景に加え、抑え目の演出が全編をしっとりと包み込んでいる。それだけに悦子が板の間に泣き伏す場面で一気に悲しみがあふれ出る。構成の巧さがジメジメ感を感じさせなくていい。
 永与は明石から託された悦子への封を手に、明石の死を告げに来る。封を開けずに永与との結婚を決意する悦子。託された手紙の内容を察知して、自分が悦子を幸福にしようと密かに思う永与。ふたりを演じた原田知世と永瀬正敏はよかった。特に永瀬の老人演技は巧い。
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 ■レイトショーはたった4人の観客。スカラ座ロビーとトイレに通じる廊下には、過去にここで上映された作品のポスターがずらりと張られて、館の栄光を楽しめる趣向がされていた。
 夕食後、スカラ座のレイトショーへ出かけた。根岸吉太郎監督「雪に願うこと」を見るため。
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 「雪に願うこと」は昨年の封切時に都内で見ている。ベストテン入りしたが地味な内容。かつての川越ではまず上映されなかったかも知れない。1年遅れながらも川越で見られるうれしさ。 そういえば前回上映の「フラガール」、川越と同時期に都内で唯一上映していた下高井戸の映画館はお客が良く入って盛況だったらしい。作品がベストワンを受賞した好タイミングが影響したこともあって、封切料金に近い設定だったのにみんなが見に来たという。スカラ座ではどうだったのだろう。
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 今夜のレイトショーはきっちり10人の観客。洋画専門だったスカラ座で邦画を見るのもなんだか不思議。上映前に館内に流れていた音楽が「スターウォーズ」だったのが洋画はスカラ座の名残を感じた。

 「雪に願うこと」は前回の鑑賞時同様、母親を死んだことにして結婚式にも呼ばないなどの冷たい仕打ちをした主人公(伊勢谷友介)が、13年振りに老人ホームで再会するシーンに目頭が熱くなった。痴呆が進んだ母親はすでに息子がわからない。主人公は涙を流しながら母親と踊る。
 山崎務が出番少ないながらも貫録ある演技。そして小泉今日子。今回見たらけっこういい味出していると思った。映画デビュー作「生徒諸君」の監督西河克巳がインタビューで「女優には向かない」と評していたが、年齢重ねていい女優になってきた。

 次回上映作品は24日(土)より「ゆれる(西川美和監督)」 予告編見たら少し気持ち動いたので、見るかもしれない。その次の「紙屋悦子の青春(黒木和雄監督)」はぜったい見る。去年都合がつかなくて見逃した作品。岩波ホールで上映された映画が川越で見れるなんて!!埼玉新都心のシネコンは駅前立地のため、電車利用の来場が多く人気だというが、上映作品にも気配りして都内単館系封切作品をここで上映することが客を呼ぶ要因にもなっているそうだ。
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 ところでスカラ座の通路は、今は消えた「池袋文芸地下」や「江古田文化」を彷彿させて懐かしい。江古田文化はほんとボロい小屋で通路と場内の仕切りが板戸の窓だった。

 表へ出るとあたりはひなびた温泉街の夜のような静けさ。路地を折れたらお囃子がかすかに聞こえてきた。近くの建物の中で練習しているらしい。料亭前を通って元町の通りへ出ると、倶利伽羅紋紋の方たちが大声で喧嘩中で、パトカーのランプが鮮やかに点滅していた。

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 週末の宵、映画「フラガール」を川越スカラ座のレイトショー(1000円)で観た。

 キネマ旬報ベストテン第一位をはじめ、数日前の日本アカデミー賞も総なめの話題作。規模縮小で閉山の影が忍び寄る炭坑街を舞台に、炭坑会社が新規オープンする娯楽センターのハワイアンダンサーに、地元の娘たちが応募してプロデビューするまでの物語。ジメジメしすぎず、大げさにドタバタしすぎず、全体を通してカラリとした作品に仕上がっている。
 ダンサー養成教師松雪泰子、ハスッパでいい味出している。蒼井優、助演女優賞だけあってラストのタヒチダンス圧巻。南海キャンディーズのしずちゃんはキャラだけかと思ったら、ちゃんと演技してるでねえの。そして富司純子サマ、芯の通ったおっかさん像絶品であります。犬神家の一族の松子役なんかよりずーっといい。

 昭和40年という時代が上手に描写されていて、当時を思い起こす大道具小道具がわんさと出てくるが、強調されてなくて演技&展開の邪魔をしていない。画面全体に冬の午後3時の日差しのような色合いが漂って心地よい。なんといっても美術が素晴らしい。「三丁目の夕日」の美術なんてクソくらえ(予告編しか見てないけど)

 小雨降る中、今宵の観客は約30人ほど。窓口で館主さんが元気にチケット渡してくれた。スカラ座では昨年のベストテン入り作品上映がこれからも続く。次回24日からは根岸吉太郎監督「雪に願うこと」を上映。この作品は昨年都内で観た。挫折した主人公が故郷に帰って心の温かい人たちに恵まれて再起するまでの物語は、実際にこんなだったらうらやましいなと正直僻みたくなる。でもこれが映画。主人公が痴呆症の母親に再会する場面に深い感動がある。割引券もらったので都合がつけばもう1度観てもいい作品。

 館外に出ようとしたとき、ロビーのソファーにラフな格好でくつろいでいた人を一瞬ガン見してしまった。見間違えなければその方は・・市長さん・・!?

「あの娘(蒼井)はよっぽどダンス練習したんだろうなー」などと言いながら静かな夜道を帰って行く人たちの横を、自転車ですり抜けて帰宅の途につく。
 しかし古い街の古い映画館でちょっと古い映画を見るって、実は複雑なものがある。

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