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★川越スケッチブック-埼玉都民の川越暮らし
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 ■東京中野・光座
 高校時代の友人ふたりが演劇の道に進み、その後知り合った知人にも演劇にかかわる人が多く、ひところはずいぶんと公演を見にでかけた。大塚や江古田などの小さなホールが多かったが、文学座アトリエや前進座で観たこともある。
 昨年知り合った知人がやはり演劇をやっていて、観に行くからと言いつつ年2回の公演になかなか行けなかった。今回ようやく約束を果たした次第。

 知人が属する劇団の本拠地は都内中野の光座という元映画館。職場のバイトの大学一年生が興味を示したので、行く?と聞くと目を輝かした。ラッシュ時の新宿駅で待ち合わせて中央線に乗った。中野で下りて、更地になったクレジットの丸井本店跡を横目に商店街を行くと、五差路に面して光座はあった。古びた外観にふたりともびっくり。劇場は二階で、階下は細い通路があって店舗がいくつか入っている。ほとんど置く商品が無くなった食料品屋とかあって場末の匂いたっぷり。
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▲通りからすぐに劇場への階段がのびている。まっすぐ上ると吹き抜けになっており、左に二回曲がって上るとフロントにたどり着く。吹き抜け天井には古びたシャンデリアがぶらさがり、壁はあちこち剥げて昭和の匂いプンプン。同行の平成生まれの大学生クンは珍しそうにキョロキョロしていた。場内は映画館時代の座席がそのまま残り、前方に舞台が設えてあった。暖房があまり効かないから寒くない格好で来て!とメールをもらっていたが、なんと暖房はストーブ2台。それが背後に置いてある。前方の席で観覧したが、終わりごろには足先が冷えた。
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▲演目は「東京物語-昭和の家族」 先日、川越スカラ座でも上映された小津安二郎監督の映画「東京物語」をほぼ忠実に舞台劇として上演。大道具は使わず小道具と効果音を駆使して、駅待合室や、尾道の居間、熱海の旅館などの場を表現しているが、やはり映画をみていないとわかりづらいかも知れない。前半、老夫婦はゆっくりしゃべるのに対して、他の人は機関銃のような早口。東京へ出てきた老夫婦を子どもたちが、悪気はないがせわしくてあまり世話してやれないということを表現しているらしかった。しかし早口だと怒った雰囲気になるためずいぶんと冷たい感じに見えてしまう。

 葬式の場面にほのかな情感が漂った。いつもは競馬の話ばかりしてヘラヘラしている知人も、重要な役をきりりとした表情で演じていた。なにかに打ち込んでいる姿はほんとに美しく感動する。こういう場で演劇をはじめて見た大学生くんは、2時間20分一心に舞台を見つめていた

 中野光座は元は成人映画館。1982年の「ぴあ」を見たところ、四本立てで1000円。安い。毎土曜オールナイトとある。当時の中野には他に「中野武蔵野館(洋画・邦画)」「中野名画座(洋画)」があった。

 区画整理のため来春、光座は取り壊されるそうである。「東京物語」は光座での最終記念公演。

★暖かな晩にシネマ

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春近い3月の宵を彷彿させる週末の夜。南古谷のユナイテッドシネマで「ゼロの焦点」を鑑賞。封切り日に見るなんて異例。20時以降の上映なので料金は1000円。

 見合い結婚して一週間目に夫が北陸で失踪。夫の隠された秘密を探って新妻が少しずつ真実に近づいていく。
 よく知られた原作、何度もテレビドラマになり、映画化も二度目であることから、今回は原作を膨らましたのだろうか? 市井の人が奇怪な事件に巻き込まれるという原作のよさが希薄になったような・・
 原作を読むと主人公の犯人推理がかなりの推定だったと思う。そのせいか最初の映画化である昭和36年の野村芳太郎監督版もそのへんが唐突に感じた。でもやはり野村版のほうがおもしろいかな?

 広末涼子は「おくりびと」と同じ演技に見える。うまいのは社長夫人役の中谷美紀。でも顔がきついので後半のところどころオカルト調。木村多江は表情や声の出し方を工夫して、無学で愛情に飢えた雰囲気をよく出している。圧巻は原作には無い女性市長立候補者役の黒田福美の扮装。黒メガネにパーマかけて昭和30年代の雰囲気ばっちり(予告編にチラリと出てる)

 映像技術が進んで、この作品も昭和30年代の金沢市街がリアルに再現されている。一瞬しか写らないが東京阿佐ヶ谷駅付近の俯瞰も忠実に再現したものなのだろう。


ゼロの焦点 予告
▼こちら昭和36年映画化第一回目の野村芳太郎監督版予告編
 久我美子・有馬稲子・高千穂ひづるの豪華共演。
[http://www.youtube.com/watch?v=V4DQ2pwljdk]

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映画が終わったのは23時半。夜の駅はさびしい。
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▲おまけ。復活シアターホームラン企画は若き日の吉永小百合作品。

★陽のあたる坂道

 ■映画「陽のあたる坂道」 昭和33年  日活作品

 俳優石原裕次郎が亡くなってもう20年以上でしょうか。自分の中では『「太陽にほえろ」のボス』が印象深いですが、この人は1960年代の日活大スター。アクション作品を中心に活躍しましたが、初期の頃には意外な役柄もこなしているのです。その中の1本が、育ちがよいのにどこか寂しさを湛えた青年を好演した「陽のあたる坂道」 

 資産家の娘くみ子(芦川いづみ)の家庭教師をすることになった女子大生たか子(北原三枝)は、くみ子のふたりの兄である端正な顔立ちで知的な長兄(小高雄二)と、野性的でぶっきらぼうな次兄(石原裕次郎)とも親しくなる。たか子は長兄に惹かれて交際をはじめるが、妾腹でどこか家庭からはみ出している次兄の内面に、寂しさと優しさが横たわっていることに気づく。

 原作は石坂洋次郎の長編で、映画も3時間あまりの長さ。監督は田坂具隆。出演者は他に川地民夫・轟夕起子・小沢昭一・小杉勇など。
 長兄役の小高雄二は東松山市の旧家出身の俳優。

 You Tubeで探したらありました映像が。オープニングタイトルのところで、北原三枝が田園調布の住宅街を歩いているシーン。画面から文字が途切れているのと画質がよくないのは、テレビでの再生画面を撮影したものをアップしているようです。石原裕次郎が無邪気に北原三枝の胸を突っ突くところまで4分あまり。オープニング曲は佐藤勝作曲。このメロディーはとても気に入っていて、CDも持ってます。


 そしてこの「陽のあたる坂道」が10月末から川越市内で上映されます。ユナイテッド・シネマウニクス南古谷オープン一周年記念「復活!シアターホームラン」と題した企画で、「嵐を呼ぶ男」「明日の記憶」「母べえ」とともに上映されます。設備の行き届いた映画館で1本500円料金。詳細は同映画館のサイトでご確認ください。

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▲鏡山跡地で「つばさ」最終回を一緒に見ようの立て看板

 ■最終回
 川越を舞台にした朝ドラ「つばさ」は今日が最終回。ほとんど見ることができなかった私も最終回はちゃんと見ました(苦笑) ネットに毎週のあらすじが画像入りで紹介されていたので、それは一応読んでいたんですが。
 10数回しか見ていないのに、テーマ曲のメロディだけは覚えてしまってちょっとびっくり。あとはセリフでやたら「川越」と言っていたことと、つばさの弟役のひょうきんな声の出し方をする俳優くんが、半年間にすごく大人びた顔立ちになったことが印象に残ったことでしょうか・・・

 鏡山酒造跡地の蔵では、最終回をここで見ようとの企画がありました。昼頃に鏡山前を通りかかったら大勢がいるので、盛況だなと立ち寄ったらこれは別の催事。午後の再放送まで間があったので、テレビを見るための人はいませんでしたが、「つばさ」関連の展示は見物客でにぎわっていました。

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▲ドラマに使われた小道具
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▲ドラマに登場した川越市街のミニチュア

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★南古谷で映画

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イメージ 2 ■南古谷で映画
 「カムイ外伝」の紹介を新聞で読み、ネットで予告編をちら見したところ、ムクムクと見たい気持ちが湧き起こってしまった。一日中野暮用で都内から川越へ戻ったのは午後7時。ネットで検索したところユナイテッド・シネマ ウニクス南古谷の週末上映にどうやら間に合いそう。ふじみ野と若葉のシネコンも考えたが、南古谷の映画館へは行ったことがないので丁度いい機会だし、おそらく他よりも空いているだろうとの予測で、夕食済ませると川越駅に急行。
 駐車場にはたくさんの自動車、人の姿も多かったがやはり映画館は空いていた。シネマサンクスデー(毎月20日は千円均一)前日のせいもあるかも知れない。座席は正面真ん中のベストポジション。椅子が座り心地よくて、上映中腰のあたりに疲れを覚えなかった。20時以降の上映は1200円なのでお得。
                               
  「カムイ外伝」は時代劇という印象が薄かった。VFX満載のせいか?日本離れした景色のせいか?
 これまで写真でしか知らなかった松山ケンイチの演技をはじめて見たが、抑えた演技に好感が持てた。走る姿がとてもいい。「三丁目の夕日」で感心しなかった小雪も、アクションシーンを含めてすごくよかった。そしてバカ殿役の佐藤浩市、この人はいろんな役に引っ張りだこですな。最近はたまにしか映画を見ていないのにいつも顔を見る(笑)。「亡国のイージス」「THE有頂天ホテル」「雪に願うこと」「ザ・マジックアワー」・・・さらにウィキを見たら今年はすでに5本も出演している。すごい。

 疲れていたのに途中で眠くもならず、2時間10分があっという間だった。
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▲夜の南古谷駅。駅前はとても静か。
mak**756*000
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