|
世田谷砧公園にある世田谷美術館で開催中の「東宝スタジオ展 映画=創造の現 場」を見てきました。
ここから徒歩で15分ばかりの砧公園に美術館があり
ます。
主演で世田谷で農業に勤しむドラマ(タイトル忘却)があったのを思い出
しました。
いいです。親子連れが大勢遊んでいました。
今回の展示開催には知人が協力しています。このところ会う機会がな
いのですが、長年こつこつと調査して最近映画関係の著書を刊行した
りと活躍しています。
世田谷には戦前から東宝の撮影所があり、今回の展示は1954年に公開
された「七人の侍(黒澤明監督)」と「ゴジラ(本多猪四郎監督)」の2作
品を柱に映画美術に焦点をあてた内容。さらに多くの映画作品資料を通
じて美術・衣装・作曲など映画製作に携わったクリエイターたちの仕事
を紹介しています。これまで本でしか見たことのなかった中古智・久保
一雄・村木与四郎など映画美術監督の原画に目を瞠りました。「鶴八鶴
次郎」の宿屋内部とか「浮雲」のヒロインの住むバラック内部の絵とか
とてもいいです。台本やポスターなど展示資料豊富で予定した滞在時間
があっというまに過ぎてしまい、最後のほうはかなり雑に見てしまった
のが心残り。二階で開催している「世田谷に住んだ東宝スタジオゆかり
の作家たち」は割愛せざるを得ませんでした。
「東宝スタジオ展 映画=創造の現場」は4月19日まで、「世田谷に
住んだ東宝スタジオゆかりの作家たち」は4月12日までの開催です。
「七人の侍」予告編。
余談ですが「七人の侍」
と「ゴジラ」は2006年に
川越シアターホームランが
閉館するときに記念上映さ
れています。「ゴジラ」は
このときにはじめて見まし
た。
「七人の侍」は20年くらい
前に、最後のロードショー
と謳って新宿武蔵野館で公
開されたときに見ています。
←世田谷美術館入口に飾られて
いたゴジラ
【おまけ・懐かしの東宝映画資料】*美術館に展示されているものではありません。
「牧場物語」には大映で活躍した女優江波杏子の母親江波和子が
出演しています。
|
映画・演劇他
-
詳細
コメント(2)
|
東映作品にあまり縁がなく、フリー後の出演作も数本しか見たことがなく、高倉健の作品はほとんど見ていないに等しい。
メロドラマ「三百六十五夜(1962)」はツイストを踊る美空ひばりに圧倒され、名探偵金田一耕助を演じた「悪魔の手毬唄(1961)」は1980年に池袋文芸地下で観たが、原作とかけ離れたストーリーに退屈してしまった。道路に丸太が置かれて金田一の乗った車が妨害される場面しか記憶にない。
印象に残ってるのは、公開数年後に県立川越図書館の上映で見た「幸福の黄色いハンカチ(1977)」
出所してすぐに食堂に入り、ビールとカツ丼とラーメンを食べるが、ビールを口にしたときの表情が素晴らしかった。山田洋次監督が、2日間絶食して撮影にこのシーンに臨んでいたと思い出を語っている新聞記事を読んでさすがだなあと思った。
川越ホームラン劇場で観た「駅 STATION(1981)」は北の風景の中に警察官をやめようか迷う主人公の気持ちが投影されて観た当時感動した。飲み屋で紅白歌合戦見ながらの倍賞千恵子とのシーンはなんともいえぬ味わいがあって秀逸だった。
「あ うん(1989)」と「ブラックレイン(1989)」はロードショーで観ている。
前者の門倉のおじさん役は適役だったが、作品的にはNHKのドラマのほうが好きである。
後者はどちらかといえば松田優作の存在感強かったのと、中世の砦みたいなちぐはぐな隠れ家?しか覚えていない。
映画以外ではテレビのトーク番組「素晴らしき仲間(1980)」の出演をたまたま見たことがあった。田中邦衛と北大路欣也の3人で、みな寡黙で照れ屋のせいかトークにならなかったのだが、人柄のよさがにじみでてとてもよかった。
上映の機会があれば見てみたいのが「森と湖のまつり(1958)」
これは武田泰淳の長編原作が読み応えあって以前から映画作品も気になって
いた。主人公風森一太郎を高倉健がどんなふうに演じているのだろう。
エッセイ集「あなたに褒められたくて」は本棚の奥にしまってあった。県立川越図書館が閉館するときに廃棄本が無料配布されたが、そのときにもらってきたもの。実はいまだに読んでいないので、俳優高倉健を偲びながら近いうちに読もうと思う。
|
|
昭和10年代の東京山手郊外を舞台に、戦争の影忍び寄る世情を背景に中流家庭に起きた密かな波紋。
ひと回りの年齢差の夫婦と幼いこどものいる平井家に女中として住み込んだタキ(黒木華)。人柄がやさしい夫人時子(松たか子)は姉妹のように接してくれ、タキも懸命に働いたことから平井家になくてはならない存在となる。そんな平井家に夫の部下である板倉(吉岡秀隆)が出入りするようになり、彼も平井家に溶け込んでいく。あるとき縁談話を持って板倉の下宿へでかけた時子が帰宅したとき、タキは時子の帯の模様が出がけとは逆になっていることに気づいた。
晩年のタキ(倍賞千恵子)が遠い昔を回想して大学ノートに記しながら物語は進行していく。時子と板倉の許されぬ恋に関してタキは死ぬまであることを秘密にしていた・・・
タキの死後にさまざまなことが判るのだが、今より通信手段は少なく、戦中戦後の混乱が様々な人の消息をわからなくしてしまい、戦後もお互い無事に生きていたのにとうとう会うこともなかったのは悲しい。
昭和のはじめのサラリーマン家庭の生活がていねいに描かれている点も見逃せない。よい意味で子どもがいながらも女学生の雰囲気を残したような時子を松たか子が好演している。嵐の晩に時子が自ら衝動的に板倉に接吻するシーンは原作にも脚本にもなかったそうだ。原作を読むとこの嵐は昭和13年に実際に東京を襲った台風である。谷崎潤一郎「細雪」にもこの台風は登場し、蒔岡姉妹が渋谷の長姉の家で遭遇し恐ろしい思いをする。吉岡秀隆演ずる板倉という青年の名は細雪にも登場するが、パンフを読んだら細雪からひっぱってきたのだそう。
黒木華も倍賞千恵子も好演。倍賞千恵子は文句なくうまい。冒頭の雪中シーンに出ていた女優があき竹城だったとは気づかなかった〜
久石譲の音楽が作品をふんわりと包み込んで、たおやかな旋律の中に寂しさ悲しさを感じさせてくれる(CD買ってしまった)。
監督・山田洋次
出演・松たか子/黒木華/吉岡秀隆/片岡孝太郎/吉行和子/室井滋/
中島朋子/橋爪功/米倉斉加年/妻夫木聡/倍賞千恵子
川越 南古谷ユナイテッドシネマで公開中
|
|
■お気軽オペラ
金持ちだが吝嗇な老人が、自分の薦める女性と結婚しないと身代を譲らないよと甥っ子に言う。でも甥っ子には心から愛している女性がいて、老人の要求i返事ができない。業を煮やした老人は自分が結婚して生まれた子どもにすべてを託すと宣言し甥っ子を追い出してしまう!
老人の友人でもある主治医(甥っ子の恋人の兄)が一計を案じるが・・・
演劇活動をしている知人女性に誘われてイタリアオペラ喜劇の傑作のひとつ「ドン・パスクァーレ」を東上線ふじみ野で観てきました。「お気軽オペラシリーズ」ということで随所で笑えて楽しめました。地域密着らしく「ビールはなににしましょうか?お隣の川越で小江戸ビールを買ってきましょうか?」なんてセリフもあり、またさりげなくサザエさんやドリフターズのコントておなじみのメロディーが伴奏曲に使われていて、ほんとお気軽に楽しめた2時間でした。本職の方たちの歌唱の素晴らしさは言うまでもありませんが、なかんずくノリーナ役の女性の美しい歌声が印象に残りましたね。
ふじみ野市立産業文化センター
|
|
昨年12月から鎌倉文学館ではじまった『収蔵品展「生誕110年 小津安二郎」』へ行こうと予定調整していたのですが、12月中はとうとう調整がつかず断念。年明けも仕事が始まったらむつかしいので休み中に時間をつくってようやく鎌倉へ。池袋からの湘南新宿ライン直通に乗れば、川越からは2時間弱で鎌倉へ着きます。
子ども時代の作文や絵画、直筆の手紙類、撮影に使用した道具、そして手帳などにまめにつけられてていた日記など、小津監督が使用していた品々が展示されている滅多にない企画です。
妹さんのご主人の訃報に戦地から差し出した妹さんへの思いやりあふれた手紙が印象に残りました。それから左のチラシにもある赤い琺瑯のヤカン、これは「彼岸花」に登場するのですが実物が展示されていて、鮮やかな色のせいか目を奪われました。小津監督の私物だったそうです。
「彼岸花」の場面。テーブル手前にヤカンがあります。
(左から田中絹代、有馬稲子、桑野みゆき)
小津作品はそれほど観ているわけでなく、以前池袋
文芸地下で観た「生まれてはみたけれど」などは場
面すら覚えていないのですが、好きなのは「東京物
語」「麦秋」「小早川家の秋」「浮草」あたりでしょうか。
図録が発行されていなかったのが残念。
小津監督が描いた絵を取り入れた「一筆箋」と収蔵品
展のポスターを記念に買い求めました。
展示は今年4月20日(日)までです。
鎌倉文学館全景
旧前田侯爵家別邸で国登録有形文化財指定
文学館は1階と2階(3階は非公開)
外部も内部も素晴らしい造りです。
広い前庭からは相模湾が!!
鎌倉文学館へ来たのは二度目ですが、ここは門を入ってから館へ辿る坂
道がとてもいいのです。途中にはこんな隧道もあります。
↓生誕110年を記念して作品のリマスター修復が進められいます。これはブルー レイディスク発売の予告動画。「彼岸花」のところに赤いヤカンも登場しています。 小津安二郎監督作品リマスター修復比較映像 (youtube) 鎌倉駅へ戻り小町通りをぬけた閑静な住宅街にある「鎌倉市川喜多映画記念館」へ。
ここでは特別展「〜永遠の伝説〜映画女優原節子」が開催中。
引退を表明したわけでもなく昭和37年公開「忠臣蔵」への出演を最後に表舞台に出ることなく今日に至る女優です。
戦前の作品は見たことないし、戦後も主要作品しか観てませんが、「青い山脈」「麦秋」「めし」「東京物語」が個人的に好きですね。「ノンちゃん雲にのる」のおかあさん役も印象に残ります。
展示はポスターやスチール写真などを中心に構成されています。
展示は今月26日(日)まで
これは展示品ではなく、私の手元にある東宝カレン
ダー昭和22年版の原節子。
スキー板を持って2月を飾っています。
原節子、大正9年生まれ、90歳を越えて存命中。
いつまでもお元気でいてほしいものです。
文学館へ行く途中にある鯛焼き屋「なみへい」
朝からなにも食べてなかったので匂いにつられて
衝動買い。アンコたっぷりです。 ふたつの展示を見にやってきた鎌倉、午後4時までには川越に帰らなくてはならずわずか4時間弱の滞在でしたが、鎌倉文学館から徒歩10分ほどの大仏へ行ってみました。
小津作品「麦秋」に登場する場所。原節子が高堂国典に「もう嫁にいかにゃいけんのう」と言われるシーンでした。
20円払って大仏内もしっかり見学 長谷寺にも寄りたかったのですが、時間がなくて門前でUターン。
文学館から大仏への道筋は歩道が狭くて大混雑。
江ノ電も混雑で数分遅れ。鎌倉駅へ戻り、川喜多
映画記念館へ向かう小町通りは人があふれて小刻
みに進むありさま。
|



