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★川越スケッチブック-埼玉都民の川越暮らし
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★『犬神家の一族』

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 犬
 神
 家の一族

 東宝/市川昆監督/出演:石坂浩二、松嶋菜々子,富司純子、松坂慶子 他

 角川映画三十周年記念作品として1976年の作品と同じく市川監督によってリメイクされた映画。前作と構図やロケ地、セットもほぼ同じ。そして大野雄二作曲による有名なテーマ曲も同じ。

 残念ながらやはり前作のほうが味わい深くて優れている。2006年版はミステリーの匂いがやや薄れた印象。松子役の富司純子は悪くはないが、前作の高峰三枝子には及ばない。高峰三枝子のほうが地方の大きな家の総領娘の貫禄がよく出ていた。二女・三女も同じ。そして珠代役も。
 しかしリメイクとはいえ、市川監督は90歳にしてこれだけの作品をまとめるのだから流石。完成試写会?だかの席上で「(これからも)もっとちゃんとした作品を撮りたい」と言っていたが、ぜひとも撮ってもらいたい。市川作品はわりと観ているが、大映時代に小津映画の構図やセリフを真似て作った「あなたと私の合言葉・さようなら、今日は(1959)」なんて作品はけっこうおもしろかった。あと「鍵(1959)」「おとうと(1960)」「私は二歳(1962)」とか。「ぼんち(1960)」も傑作。

 「犬神家の一族」はふじみ野のシネコンのレイトショーで観た。上映終了時間は24時過ぎだが、ちゃんと川越方面への電車に間に合う設定になっている。ただ駅までの間が人気のない畑の道なのでちょっと不気味。

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 昔、川越の高沢橋で映画の撮影があったと、川越関係の本で読んだことがあって、その映画はなんだろうとずっと思っていた。ところが先週テレビで放映された映画を見ていたら、なんと高沢橋が登場したのである。

 昭和40年に公開された大映作品「花実のない森」というサスペンス映画がそれ。

 主人公みゆき(若尾文子)は美貌ゆえに腹違いの兄(田村高広)に異常な執着心をもたれ、恋人との間を裂かれてしまう。山口県の造り酒屋へ嫁に行くが、夫たる人は車椅子生活者だった。その結婚も兄の策略だったと知ったみゆきは、東京の実家へ長期滞在しては奔放な生活を送り、崇拝者の男たちをはべらせて兄の嫉妬を煽るという復讐をしていた。みゆきと偶然知り合った梅木(園井啓介)も彼女の崇拝者となるが、彼女に秘密を感じてそれを探ろうとし、その過程でもうひとりの崇拝者浜田(船越英二)とも知合う。みゆきの身辺で次々と殺人事件が起こり、兄も殺されるが迷宮入りとなってしまう。兄への復讐の必要が無くなったみゆきは、すべてを清算して山口へ帰り夫と平凡な生活を送るのだが・・・

 みゆきを忘れられない梅木は山口の小さい町の造り酒屋を訪ねてしまう。そこでみゆきの夫が浜田であることを知る。妻の行状に不審を抱いた夫は歩けるようになったことを妻に隠していろいろと探り、嫉妬心のあまり殺人を犯していたのである。みゆきの身の危険を察知した梅木は彼女に知らせようとする。

 高沢橋が登場するのはこのシーン。旧鉄橋時代の橋を梅木が渡ってきて、橋のたもとの商店の赤電話を使おうとしたところに、浜田が自動車で乗り付ける。わずか数十秒のシーンだが、画面を見ていてアレ?と思った。旧高沢橋によく似ていると思い録画テープを巻き戻してよく見てみると、観音寺の屋根や近くの医院の看板が写っていて川越ロケだとわかった。

 つまり山口県の町の場面として高沢橋が使われている。川沿いの造り酒屋などは背後に低い山が見えるので川越ではない。しかし実際はこれも埼玉県内のどこかで撮影している可能性はある。高沢橋は撮影の数年後には現在の橋に架け替えられ、橋のたもとの商店も今は無い。

 サスペンス映画としての出来はイマイチ。主演の若尾文子は文句なく美しい。原作は松本清張の同名小説だが、映画とは別物といっていいくらいストーリーが違っている。

 ■【花実のない森】大映作品/昭和40年1月公開

監督・富本壮吉/出演・若尾文子、園井啓介、船越英二、江波杏子、田村高広他

★映画「恋人」

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 『恋人』
 新東宝/昭和26年/市川昆監督/出演:久慈あさみ・池部良・千田是也・村瀬幸子・北林谷栄・森繁久弥・伊藤雄之助

以前から見たかった市川監督作品。池袋新文芸座で現在特集中の「和田誠が『もう一度観たいのになかなかチャンスがない』と言っている日本映画」の番組の一本にあったので、行こうと思っていたらケーブルテレビで放送してくれたので、こちらで間に合わせた。

 結婚を明日に控えた娘が、最後の自由な一日を幼馴染の青年と映画を観て、スケートをして、天ぷら食べて、ダンスホールで行ってと遊ぶが、その過程で互いの胸に気づかなかった思いがこみあげてくる。

 じめじめした雰囲気はまったくなく、カラリと娘の気持ちを描いて、噂どおりのいい余韻を残す作品。当時の銀座の情景や、新宿駅構内の様子がなんとも言えない。終電間近の新宿駅地下道の寒そうなこと。

 久慈あさみの映画は初めて観た。宝塚から映画に転身した人だが、ちょっとおばさん入っていてラブストーリー向けじゃないような・・笑。女優辞典見たら、このあとに喜劇系作品で人気とあって納得。藤間紫と似てるともあったがこれも納得。池部良が若々しくて、ちょっと面白みのある青年がよく似合う。同じ市川作品「足にさわった女」で、女スリ越路吹雪を追いかける青年刑事役もコミカルで上手かった。

 録画して後で観たが、録画中に母親がちらちら観ていたらしくその感想は「結婚する前の日に他の男と遊ぶ映画だなんて・・昔の映画にこんなのあったの!?」


*市川昆の「昆」は当て字です。中古PCで第二水準漢字が入ってないので。しかし検索で見ると、みんな「昆」を使用してますな。

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 ■東宝映画【ふりむけば愛】 
 1978年封切作品/大林宣彦監督/ジェームス三木脚本/出演・山口百恵・三浦友和・奈良岡朋子・南田洋子・黒部幸英他

 叔母に連れられて川越ホームラン劇場で見た映画。小学生のときに東映まんがまつりをホームランで見て以来、スクリーンで映画を見ること、ホームランに来ることはこれが二度目だった。

 前年に「ハウス」で話題になった大林宣彦監督だが、「ふりむけば愛」を見たのは監督よりも山口百恵見たさ。ドラマでしか知らなかった山口百恵をはじめて銀幕で見たのである。お盆映画だったが、東映封切優先のホームランでは夏休みの終り頃に公開された。併映が「お嫁に行きます(森昌子主演)」「愛の嵐の中で(桜田淳子)」という、泣く子も黙る3人娘3本立て。もちろん全部見たが3本鑑賞するなんて今では絶対できない(気力皆無)。ホームランの場内は満員だった。山口百恵&三浦友和共演の作品は東宝の盆暮れを飾るドル箱シリーズで「百友映画」と呼ばれていた。ちなみに当時、東映はトラック野郎シリーズで、松竹は寅さんシリーズと各社看板番組があった。

 山口百恵の映画は過去の文芸作品のリメイクばかりだったが、この「ふりむけば愛」は初のオリジナルストーリーでサンフランシスコロケと百恵のベッドシーンが話題だった。前作「霧の旗」で三国連太郎相手に悪女を見事にこなした彼女は、更に女優として飛躍するため、撮影には上半身露わで臨んだという。ただし公開された映画では、ボカシが入っていやらしさが増してしまった。

 オープニングのタイトルバックがすごく斬新だったのを覚えている。テーマ曲もよかった。音楽担当は宮崎尚志。検索してみて大林作品を自主作品時代から支えている人だと初めて知った。
 サンフランシスコで百恵は風来坊三浦友和と知合うが、彼がほんの遊びだったことを知って傷心帰国すると、見合い話しを受けてしまう。百恵の本心を知った三浦が、あわててやってくるというよくあるストーリー。見た当時はおもしろかったが、今ではあんまり見たいと思わない。

 初めて見た大林宣彦監督作品だったがこれといって印象がない。百恵の職業がピアノ調律だという設定が大林映画らしい。やはり1982年の「転校生」までの試行錯誤の作品歴のひとつだと思う。「ふりむけば愛」を見た翌年に、新宿で「金田一耕助の冒険」というパロディ映画を見ているが、岡田茉莉子がカレーを食べていると麦わら帽子が飛んでくる場面くらいしか笑えなかった。この場面も映画「人間の証明」と岡田の出てたハウスデリシャスカレーのCMを知らないと、現在見てもちんぷんかんぷんでしょう(だからあんまり上映されないのね)

 「ふりむけば愛」では、当時歌手活動をしていた三浦友和が小椋桂作曲の歌を歌う場面がある。あんまり上手くはない。

映画「くちづけ」

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 映画好きな知人から「大映映画の鬼才 増村保造(池袋新文芸座)」のリーフレットが送られて来ました。新文芸座でやっているとは迂闊でした。チェック入れてなかったので・・

 増村監督は20年ほど前に亡くなりましたが、近年その作品の特集上映がよく組まれています。イタリア留学で映画を学び、帰国後に「くちづけ(1957年)」という作品で、鮮烈なデビューをしています。この作品は高校時代に、池袋文芸地下劇場での特集「青春ひた走り 傑作青春映画集」で見たのが最初です。数年前に渋谷ユーロスペースの増村監督特集で再度鑑賞しました。

 拘置所にそれぞれの親を訪ねてきた青年と娘が、知り合って三十六時間後に結ばれるまでを、それまでの日本映画にはないテンポで描いた佳品です。主演は川口浩と野添ひとみ。娘の親のために保釈金を用意した青年に「あなたにお金をいただく理由がありません!」と言う娘。青年はいきなりくちづけをして「これで理由ができただろう!」文章にすると気障ったらしく感じますが、まったくそんなことはなく炭酸がシュワーとあふれるような爽やかなシーンなのです。こんな日本映画が50年近く前に製作されているのです。

 川口浩は作家川口松太郎と女優三益愛子の息子。少しひねくれた役柄がうまかったですね。「処刑の部屋」「おとうと」とかよかったです。のちのテレビの木曜スペシャルの川口探検隊長ですね。野添ひとみは松竹から大映にきた女優ですが、数年後に川口浩夫人となりました。

 この映画のテーマ曲もよくて、頭の中にメロディーがしっかり入ってます。

 もう一度見たかったのですが、リーフレットが送られてきたときにはこの特集は始まっていて、「くちづけ」の上映は終わっていました。残念です。

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