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最近、通勤電車内で夢中で読んだ本が「泉光院 江戸旅日記」 日向佐土原の山伏寺の住職泉光院が、北は秋田県本荘までの全国各地を托鉢しながら旅をした6年間の記録をわかりやすくまとめたもの。 交通機関をほとんど使わず、一日60キロくらいを徒歩で移動していることにまず驚かされる。現在では信じられない健脚ぶり。 そして見知らぬ旅人を泊めるこの時代の人情。著者も指摘しているのだが、木賃宿の無い農村などでは旅人を泊めてはならぬ掟があって、泉光院はしばしば途方に暮れるのだが、必ず誰かがこっそり泊めあげましょうと声をかけてくれるのである。そして打ち解けてしまうと、大半の人がもう一日泊まっていけと引き止め、旅立ちのときには名残りを惜しんで何キロも付いてきて涙を流す・・ 今とはまったく違う日本の様子の一端を知ることができる内容で、久しぶりにおもしろろくて最後まで読破した1冊。 泉光院はたいへん地位の高い山伏で、旅の途中で60歳を迎えている。埼玉県ももちろん旅しており、江戸から草加→岩槻→大宮→松山→秩父のルート。残念ながら川越には寄らなかった。 秩父では札所のいくつかを廻り、三峯神社へも詣でている。 |
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「太郎物語−大学編(曽野綾子)」は高校時代に読みました。大学助教授の父と翻訳業の母を持つひとり息子の太郎の大学生活1年間の物語。名古屋でのひとり暮らしを軸に、親離れをして次第に一人立ちしていく姿がさらりと押し付けがましく無く描かれています。ドライな母親とのやりとりがとりわけおもしろく、今までにも何度も読み返しています。 もっとも高校生時代に読んだときは、この小説のテーマなどはわからず、もっぱらひとり暮らしの魅力にひかれて読んでいた気がします。担任と親を交えての進路相談のおり「この大学希望ですと遠いですからひとり暮らしになりますよ」と言われて、太郎みたいな生活が送れるのかあ〜と脳天気になっていました。もちろんその大学には不合格。自宅から通える学校となりましたが、サークルに入ると40人近い部員のうち通学者はたった3人で、あとはすべてアパート暮らし。みんな毎晩のように集まって遊んでいるのを見て、つまらない思いをしたものです。 この小説はNHKで「太郎の青春」としてドラマ化もされました。太郎役は当時人気のあった広岡瞬。両親に長門裕之と岸田今日子。毎週見ていましたけど、内容はほとんど記憶にありません。なぜかサーカスの歌った主題歌だけはちゃんと覚えているのです。でも曲タイトルはわかりません。 「太郎物語−高校編」を読んだのはずいぶん後のこと。こちらは個人的にはあまりおもしろくない感想。読んでいると「太郎はのたのたと午前中を過ごした。漫画を読み、来週は川越へ町並みと石仏を見に行こうか、などとぼんやり考えた」との短いくだりがでてきて、ちょっとびっくり。この小説は昭和48年頃に書かれていますが、ちょうどこの頃、当時の国鉄が川越へ行こうキャンペーンを展開したはずですから、それで小説にも登場したのかもしれません。石仏ってなんだろうと思いましたが、おそらくは喜多院の五百羅漢なのでしょう。
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今日も本屋や駅売店などでチラリとこの雑誌が目に止まって、表紙の「築地市場完全ガイド」が気になったりしていました。 会社帰りの電車内で、ふと顔をあげたらこの雑誌の宙吊り広告があって、そこには川越の蔵造りの写真に「小江戸川越へ一日旅行」の見出し。 川越に着くと、そそくさとコンビニで買ってしまいました。 表紙に川越の文字はないので、宙吊り広告を見なかったら気づきませんでしたけど、すなわち川越記事は4頁ほどの小特集。 名所旧跡の紹介とともに、一番街周辺のうまいもの処が数店掲載されています。 今号の一押し特集築地市場はしばらく御無沙汰なので、年内に行けたらよいなとぼんやり夜更けに思うものの、師走は毎年クソ忙しいので・・・どうなることやら。
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久しぶりに東京神保町の書店へ。 |




