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おそらくこの本も誰も知らない本ですが、『疾風紫頭巾』の1巻がやっと手に入り、都合30年以上かかりましたがやっと全巻揃いました。
最初に入手したのが3巻で、翠光堂書店さんから譲っていただいたものでした。確か、橋本将介さんの絵物語を入手したのもその時が最初で、その表紙絵のうまさはもとより、この関西図書出版の冒険絵文庫のシリーズという意匠がなんとも魅力的でした。 これは関西の絵物語ですが、関西でも同じようなものがほかに見当たらなくて、それと、昭和24年の絵物語としては異例の、というか占領下にも関わらずといいましょうか、時代劇というのが驚きで、さすが関西という感じで、同じ関西でも同時期の久呂田さんや須磨さんの絵物語とか、同じく好美のぼるの怪奇絵物語とかとはまた違った魅力があります。 3巻入手後、橋本将介の作品が出れば手当たり次第に買い、プランゲにもない作品も含めてだいたい入手してきたわけですが、それでもこの肝心な『疾風紫頭巾』が揃いません。 1巻ははじめて出ましたね。3巻は、過去2回くらいでたでしょうか。まあ揃えるとなると30年コースですね。 この『疾風紫頭巾』の原作者の大衆小説家住彦次郎が、関西図書出版を経営していたようで、初期は、酒井さんとも絡むところあるようですが、ここからは酒井さんの本は出版されていません。但し、田川紀久雄やイトウさんなんかは、ここと関係あります。結構、精力的に出版しています。 関西図書出版は、こういう絵物語の出版はもとより、漫画、そして読物も出版しています。漫画も絵物語も読物も出版している当時の子供向けの出版社って、当時は何社もあります。私なんかはそういう出版社がどうも気になって、その出版社っていうだけで本を買ったりします。そういう出版社の特徴として、なんともへんてんこりんな内容のものが多いんですね。 まあ戦前でもそうですが、こういう漫画とは限らず赤本系の出版社の出版物って、本の巻末にある図書案内が魅力的というのが共通事項でしょうか。そして結局、その出版広告の本を探求みたいになりますね。 |

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