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GWは単なる週末でした。

ルツ記

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ルツ記1

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 士師が世を治めていたころ、飢饉が国を襲ったので、
 ある人が妻と二人の息子を連れて、ユダのベツレヘムからモアブの野に移り住んだ。
 その人の名をエリメレク、妻はナオミ、
 二人の息子はマフロンとキルヨンといい、
 ユダのベツレヘム出身のエフラタ族の者であった。
 彼らはモアブの野に着き、そこに住んだ。
 夫エリメレクは、ナオミと二人の息子を残して死んだ。
 息子たちはその後、モアブの女を妻とした。
 一人はオルパ、もう一人はルツといった。
 十年ほどそこに暮らしたが、
 マフロンとキルヨンの二人も死に、
 ナオミは夫と二人の息子に先立たれ、一人残された。
 ナオミは、モアブの野を去って国に帰ることにし、嫁たちも従った。
 主がその民を顧み、
 食べ物をお与えになったということを彼女はモアブの野で聞いたのである。
 ナオミは住み慣れた場所を後にし、二人の嫁もついて行った。 

 故国ユダに帰る道すがら、
 ナオミは二人の嫁に言った。
 「自分の里に帰りなさい。
 あなたたちは死んだ息子にもわたしにもよく尽くしてくれた。
 どうか主がそれに報い、あなたたちに慈しみを垂れてくださいますように。
 どうか主がそれぞれに新しい嫁ぎ先を与え、
 あなたたちが安らぎを得られますように。」
 ナオミが二人に別れの口づけをすると、二人は声をあげて泣いて、言った。
 「いいえ、御一緒にあなたの民のもとへ帰ります。」
 ナオミは言った。
 「わたしの娘たちよ、帰りなさい。
 どうしてついて来るのですか。
 あなたたちの夫になるような子供が
 わたしの胎内にまだいるとでも思っているのですか。
 わたしの娘たちよ、帰りなさい。
 わたしはもう年をとって、再婚などできはしません。
 たとえ、まだ望みがあると考えて、今夜にでもだれかのもとに嫁ぎ、
 子供を産んだとしても、
 その子たちが大きくなるまであなたたちは待つつもりですか。
 それまで嫁がずに過ごすつもりですか。
 わたしの娘たちよ、それはいけません。
 あなたたちよりもわたしの方がはるかにつらいのです。
 主の御手がわたしに下されたのですから。」
 二人はまた声をあげて泣いた。

画像1:Blake, William 1757-1827
Naomi entreating Ruth and Orpah to return to the land of Moab』1795

 オルパはやがて、しゅうとめに別れの口づけをしたが、
 ルツはすがりついて離れなかった。
 ナオミは言った。
 「あのとおり、あなたの相嫁は自分の民、
 自分の神のもとへ帰って行こうとしている。
 あなたも後を追って行きなさい。」
 ルツは言った。
 「あなたを見捨て、あなたに背を向けて帰れなどと、
 そんなひどいことを強いないでください。
 わたしは、あなたの行かれる所に行き
 お泊まりになる所に泊まります。
 あなたの民はわたしの民 あなたの神はわたしの神。
 あなたの亡くなる所でわたしも死に
 そこに葬られたいのです。
 死んでお別れするのならともかく、
 そのほかのことであなたを離れるようなことをしたなら、
 主よ、どうかわたしを幾重にも罰してください。」
 同行の決意が固いのを見て、ナオミはルツを説き伏せることをやめた。
 二人は旅を続け、ついにベツレヘムに着いた。

 ベツレヘムに着いてみると、町中が二人のことでどよめき、
 女たちが、ナオミさんではありませんかと声をかけてくると、
 ナオミは言った。
 「どうか、ナオミ(快い)などと呼ばないで、マラ(苦い)と呼んでください。
 全能者がわたしをひどい目に遭わせたのです。
 出て行くときは、満たされていたわたしを
 主はうつろにして帰らせたのです。
 なぜ、快い(ナオミ)などと呼ぶのですか。
 主がわたしを悩ませ 全能者がわたしを不幸に落とされたのに。」
 ナオミはこうして、モアブ生まれの嫁ルツを連れてモアブの野を去り、帰って来た。
 二人がベツレヘムに着いたのは、大麦の刈り入れの始まるころであった。

 ナオミの夫エリメレクの一族には一人の有力な親戚がいて、
 その名をボアズといった。
 モアブの女ルツがナオミに、
 「畑に行ってみます。
 だれか厚意を示してくださる方の後ろで、落ち穂を拾わせてもらいます」
 と言うと、ナオミは、「わたしの娘よ、行っておいで」と言った。
 ルツは出かけて行き、刈り入れをする農夫たちの後について畑で落ち穂を拾ったが、
 そこはたまたまエリメレクの一族のボアズが所有する畑地であった。
 ボアズがベツレヘムからやって来て、農夫たちに、
 「主があなたたちと共におられますように」
 と言うと、彼らも、「主があなたを祝福してくださいますように」と言った。
 ボアズが農夫を監督している召し使いの一人に、
 そこの若い女は誰の娘かと聞いた。
 召し使いは答えた。
 「あの人は、モアブの野からナオミと一緒に戻ったモアブの娘です。
 『刈り入れをする人たちの後について麦束の間で落ち穂を拾い集めさせてください』
 と願い出て、朝から今までずっと立ち通しで働いておりましたが、
 今、小屋で一息入れているところです。」

画像2:Nicolas Poussin 1594-1665
『Summer. Ruth and Boaz』1660-1664

 ボアズはルツに言った。
 「わたしの娘よ、よく聞きなさい。
 よその畑に落ち穂を拾いに行くことはない。
 ここから離れることなく、わたしのところの女たちと一緒にここにいなさい。
 刈り入れをする畑を確かめておいて、女たちについて行きなさい。
 若い者には邪魔をしないように命じておこう。
 喉が渇いたら、水がめの所へ行って、若い者がくんでおいた水を飲みなさい。」
 ルツは、顔を地につけ、ひれ伏して言った。
 「よそ者のわたしにこれほど目をかけてくださるとは。
 厚意を示してくださるのは、なぜですか。」
 ボアズは答えた。
 「主人が亡くなった後も、しゅうとめに尽くしたこと、
 両親と生まれ故郷を捨てて、全く見も知らぬ国に来たことなど、
 何もかも伝え聞いていました。
 どうか、主があなたの行いに豊かに報いてくださるように。
 イスラエルの神、
 主がその御翼のもとに逃れて来たあなたに十分に報いてくださるように。」
 ルツは言った。
 「わたしの主よ。
 どうぞこれからも厚意を示してくださいますように。
 あなたのはしための一人にも及ばぬこのわたしですのに、
 心に触れる言葉をかけていただいて、本当に慰められました。」
 食事のとき、ボアズはルツに声をかけた。
 「こちらに来て、パンを少し食べなさい、一切れずつ酢に浸して。」
 ルツが刈り入れをする農夫たちのそばに腰を下ろすと、
 ボアズは炒り麦をつかんで与えた。
 ルツは食べ、飽き足りて残すほどであった。
 ルツが腰を上げ、再び落ち穂を拾い始めようとすると、ボアズは若者に命じた。
 「麦束の間でもあの娘には拾わせるがよい。
 止めてはならぬ。
 それだけでなく、刈り取った束から穂を抜いて落としておくのだ。
 あの娘がそれを拾うのをとがめてはならぬ。」
 ルツはこうして日が暮れるまで畑で落ち穂を拾い集めた。
 集めた穂を打って取れた大麦は一エファほどにもなった。

注.私のHPでは絵画主題としての旧約聖書を取り上げたいと思いますので、
物語の整合性は求めていません。
絵画を読み解く知的遊戯ってことで御理解下さいませ。

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