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アグライア(輝き)、エウフロシュネー(喜び)、タレイア(花の盛り)の三女神を指し、
美し〜い若〜い娘の姿で描かれる。
昔からあまたの画家達が描いてきた。
画像1:Raffaello Sanzio 1483-1520
『Tre Grazie』 1504-05 Oil on panel, 17 x 17 cm
1504年から1505年頃にかけて描かれたとされるラファエロの寓意画『三美神』。
同時期&同サイズで制作された『騎士の夢(知恵の寓意)』の対画って考えられてる。
両作はローマのヴォルケーゼ家が旧蔵。
『三美神』はシャンティイのコンデ美術館。
『騎士の夢』はロンドン・ナショナル・ギャラリーが所蔵。
画像2:Allegory (The Knight's Dream) 1504 Oil on wood, 17 x 17 cm
月桂樹の根元で騎士スキピオは、グースカピっ。
夢の中でどっちを選ぶんだい?
ヴィーナス(官能的な喜びのシンボルとして花)or ミネルバ(徳の本と刀)。
寓話のありえそうな意味として、
『青年期はどちらかに偏りがち、これからの人生バランスよく生きようよ』
な〜んて、身勝手な解釈してます。
でっ結局、眠れる騎士はミネルバを選択したから、
『三美神』は褒美としてヘスペリデスの林檎を持ってるって研究者はのたまう。
正しいのか?誤解釈なのか?
正解は見た方の感想ってことです。
画像3:BOTTICELLI, Sandro 1445-1510
『Primavera』1482 から「三美神」の部分。
1478年頃、ボッティチェリの『春』では画面の左半分の中央に三美神が描かれてる。
三美神はビーナスの侍女?
ビーナスの徳である愛・美・貞潔。
右から順に美、貞潔、愛を表し、中央の一人が背を向ける構図は古来の伝統。
愛と貞潔は視線を交差させ、快楽を含む愛は貞潔を誘惑。
対立してる両者を美が仲裁。
三人が合体してトランスフォームしたらビーナスってこと?
なぁ〜んて、誤解釈もいがっぺでしょう。
注1.私のHPでは絵画主題としてのギリシャ神話を取り上げたいと思いますので、
物語の整合性は求めていません。
絵画を読み解く知的遊戯ってことで御理解下さいませ。
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