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GWは単なる週末でした。

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Side story 6!

『佐智子からも、正樹に帰って来るように言って』
お母さんに心配かけて、正樹のバカ。
「じゃぁ、電話かけとく」
ホントに愚図。正樹が生まれる前は平和だった。あたしが友達の家から走って帰ると、台所からお母さんが野菜を刻む音がして、鍋からは湯気が出てて…。
『サチも手伝う』
あたしはお母さんの横にビール瓶のプラスチックケースを伏せたものを引きずって、ザルに乗せられたナスとキュウリを洗ったりしてた。
『今日は給食、全〜部食べれた?』
『うん』
食が細く痩せっぽちのあたしを気遣ってくれた、優しいお母さん。
『いじめられてない?』
子供の頃、死別れの母子家庭で育って、近所のガキ大将に泣かされてたと言うお母さん。お母さんはあたしを心配して、よくあたしに聞いてた。
『だいじょうぶ』
『おとなしくしてちゃダメよ』
『あたしの方が泣かしてやる』
あたしは洗ってた野菜を振り回し、水滴がピシピシ。ニコニコ笑いながら、エプロンの裾で手を拭き、頭を撫でてくれるお母さんが大好き。あたしもニマニマ、お手伝いをしてるのが大好き。正樹が生まれる前の幸せだった時間。あの頃のあたしはお手伝いって言うより、水遊びの延長。
『男の子だったらこの子が跡取りよ』
スーパーで立ち話をするお母さんと手を繋いだ小さいあたし。お母さんは自慢げに妊娠中の大きなお腹を擦ってた。
『絶〜対、妹だよ』
いっしょに遊んだり、絵本読んであげたり、友達の姉妹を見て、こうすればイイんだって知ってた。いっしょにシルバニア遊びが出来る可愛い人形のような妹。絶対に妹!妹が欲しかった。そんで、あたしが婿取りで跡取り。
『サッちゃん、お姉ちゃんになるんだね。良かったわね〜』
『うん!』
幼稚園の遠足で、あたしはお父さんといっしょ。あたしだけ父親といっしょだった。お腹の大きなお母さんは大事をとって来れなかった。あたしだけ、お父さんといっしょのお弁当。恥ずかしかった。悲しかった。惨めだった。お父さんといっしょにお母さんが作ったお弁当を食べた。他の子達はミンナ、お母さんといっしょ!お父さんは何んであたしが不機嫌だか、不思議だったらしい。大人になっても思い出すたび、強烈な劣等感。
『ちゃんと面倒見れる?』
『うん、ちゃんと面倒見れるよ』
妹が欲しいって期待むなしく、弟の正樹が誕生。あたしとお母さんの時間は変化。学校で褒められたこと、頑張ったこと、楽しかったこと、悲しかったこと。いつも、いっしょに聞いてくれたお母さんが…。正樹が理由で…。
『ごめんね、後でね』
『ちょっと、後でね』
『もう少し、後でね』
『がまんしてね、後でね』
全部、正樹が原因だった。学校から戻っても手作りのオヤツはない。いつもあった蒸しパン。ホットケーキとかお好み焼き。つまらなかった。悲しかった。正樹が妹だったら…、いなければ…、実家にいられたのに…。
「ふえぇ〜ん」
芳江が泣いてる。
「佐智子さん、芳江が泣いてるわよっ」
奥の部屋で大腸癌の手術後、療養中の義母が怒鳴る。
「昌直、アンタなにしたのっ?!」
芳江の頬が赤い。
「バカッ、お兄ちゃんでしょ!」
ビシッ。平手、、、自分で言った言葉にハッとなった。
「うえぇ〜ん」
4才でも、あたしを妹に取られたと思ってんの?そう、あたしもお母さんを正樹に取られたと思ってた。
『お姉ちゃんでしょ!』
お母さんに、あたしが言われた言葉。さっき、息子にあたしが言った言葉。
正樹の夜泣きが続くと、昼は正樹といっしょに寝ちゃうことが多くて、あたしは二の次。つまらなかった。
「うえぇ〜ん」
「ふえぇ〜ん」
Wで泣かないでよ。全部、正樹が原因だった。
「佐智子さん、うるさいわよっ」
「はいっ、すいませんっ!」
育児なんて子供の時はバーチャルなママゴト遊びだったけど、現実は……。転んで、泣きながら帰宅するとお母さんの姿が見えなかった。泣きながら家の中を捜すと、寝室で正樹と二人で眠ってた。哺乳瓶が転がってるのを見て、傷の痛みで泣いてたのが、悲しくて泣いた。悔しくて泣いた。今も涙が出てる。お母さんの腕の中は正樹に盗られてたので、お母さんの背中にしがみ付いて…そのうち寝てしまった。
 正樹がいなければ、家にいられたのに!正樹は家族ではなくて泥棒!あたしからお母さんを、お父さんを、家までも盗った強盗!
「うえぇ〜ん」
「ふえぇ〜ん」
泣きたいのはあたしよぉっ!

第4章

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預言者の仲間の妻の一人がエリシャに助けを求めて叫んだ。
「あなたの僕であるわたしの夫が死んでしまいました。
ご存じのようにあなたの僕は主を畏れ敬う人でした。
ところが債権者が来てわたしの子供二人を連れ去り、奴隷にしようとしています。」
エリシャが、「何をしてあげられるだろうか。あなたの家に何があるのか言いなさい」と促すと、
彼女は、「油の壷一つのほか、はしための家には何もありません」と答えた。
彼は言った。
「外に行って近所の人々皆から器を借りて来なさい。
空の器をできるだけたくさん借りて来なさい。
家に帰ったら、戸を閉めて子供たちと一緒に閉じこもり、その器のすべてに油を注ぎなさい。
いっぱいになったものは脇に置くのです。」
彼女はエリシャのもとから出て行くと、戸を閉めて子供たちと一緒に閉じこもり、子供たちが器を持って来ると、それに油を注いだ。
器がどれもいっぱいになると、彼女は、「もっと器を持っておいで」と子供に言ったが、
「器はもうない」と子供が答えた。
油は止まった。
彼女が神の人のもとに行ってそのことを知らせると、彼は言った。
「その油を売りに行き、負債を払いなさい。
あなたと子供たちはその残りで生活していくことができる。」

画像1:LUIKEN, Caspar  1672-1708
『The Widow pours oil out of a jug』-

ある日、エリシャはシュネムに行った。
そこに一人の裕福な婦人がいて、彼を引き止め、食事を勧めた。
以来彼はそこを通るたびに、立ち寄って食事をするようになった。
彼女は夫に言った。
「いつもわたしたちのところにおいでになるあの方は、聖なる神の人であることが分かりました。
あの方のために階上に壁で囲った小さな部屋を造り、寝台と机と椅子と燭台を備えましょう。
おいでのときはそこに入っていただけます。」
ある日、エリシャはそこに来て、その階上の部屋に入って横になり、
従者ゲハジに、「あのシュネムの婦人を呼びなさい」と命じた。
ゲハジが呼ぶと、彼女は彼の前に来て立った。
エリシャはゲハジに言った。
「彼女に伝えなさい。
『あなたはわたしたちのためにこのように何事にも心を砕いてくれた。
あなたのために何をしてあげればよいのだろうか。
王か軍の司令官に話してほしいことが何かあるのか。』」
彼女は、「わたしは同族の者に囲まれて何不足なく暮らしています」と答えた。
エリシャは、「彼女のために何をすればよいのだろうか」と言うので、
ゲハジは、「彼女には子供がなく、夫は年を取っています」と答えた。
そこでエリシャは彼女を呼ぶように命じた。
ゲハジが呼びに行ったので、彼女は来て入り口に立った。
エリシャは、「来年の今ごろ、あなたは男の子を抱いている」と告げた。
彼女は答えた。
「いいえ、わたしの主人、神の人よ、はしためを欺かないでください」と答えた。
しかし、この婦人は身ごもり、エリシャが告げたとおり翌年の同じころ、男の子を生んだ。
その子は大きくなったが、ある日刈り入れをする人々と共にいた父のところに行ったとき、
「頭が、頭が」と言った。父が従者に、
「この子を母親のところに抱いて行ってくれ」と言ったので、
従者はその子を母親のところに抱いて行った。
その子は母の膝の上でじっとしていたが、昼ごろ死んでしまった。
彼女は上って行って神の人の寝台にその子を横たえ、戸を閉めて出て来た。
それから夫を呼び、
「従者一人と雌ろば一頭をわたしのために出してください。
神の人のもとに急いで行って、すぐに戻って来ます」と言った。
夫は、「どうして、今日その人のもとに行くのか。新月でも安息日でもないのに」と言ったが、
「行って参ります」と彼女は言い、雌ろばに鞍を置き、従者に、
「手綱を引いて進んで行きなさい。わたしが命じないかぎり進むのをやめてはいけません」と命じた。
こうして彼女は出かけ、カルメル山にいる神の人のもとに来た。
神の人は遠くから彼女を見て、従者ゲハジに言った。
「見よ、あのシュネムの婦人だ。
すぐに走って行って彼女を迎え、
『お変わりありませんか、御主人はお変わりありませんか。
お子さんはお変わりありませんか』と挨拶しなさい。」
彼女は、「変わりはございません」と答えたが、
山の上にいる神の人のもとに来て、その足にすがりついた。

画像2:EECKHOUT, Gerbrandt van den 1621-1674
『Prophet Elisha and the woman of Shunem』1664

ゲハジは近寄って引き離そうとしたが、神の人は言った。
「そのままにしておきなさい。彼女はひどく苦しんでいる。
主はそれをわたしに隠して知らされなかったのだ。」
すると彼女は言った。
「わたしがあなたに子供を求めたことがありましょうか。
わたしを欺かないでくださいと申し上げたではありませんか。」
そこでエリシャはゲハジに命じた。
「腰に帯を締め、わたしの杖を手に持って行きなさい。
だれかに会っても挨拶してはならない。
まただれかが挨拶しても答えてはならない。
お前はわたしの杖をその子供の顔の上に置きなさい。」
その子供の母親が、
「主は生きておられ、あなた御自身も生きておられます。
わたしは決してあなたを離れません」と言ったので、エリシャは立ち上がり、彼女の後について行った。
ゲハジは二人より先に行って、杖をその子供の顔の上に置いたが、声も出さず、何の反応も示さなかったので、
引き返してエリシャに会い、
「子供は目を覚ましませんでした」と告げた。
エリシャが家に着いてみると、彼の寝台に子供は死んで横たわっていた。
彼は中に入って戸を閉じ、二人だけになって主に祈った。
そしてエリシャは寝台に上がって、子供の上に伏し、
自分の口を子供の口に、目を子供の目に、手を子供の手に重ねてかがみ込むと、子供の体は暖かくなった。
彼は起き上がり、家の中をあちこち歩き回ってから、再び寝台に上がって子供の上にかがみ込むと、
子供は七回くしゃみをして目を開いた。
エリシャはゲハジを呼び、
「あのシュネムの婦人を呼びなさい」と言った。
ゲハジに呼ばれて彼女がエリシャのもとに来ると、
エリシャは、「あなたの子を受け取りなさい」と言った。
彼女は近づいてエリシャの足もとに身をかがめ、
地にひれ伏し、自分の子供を受け取って出て行った。

エリシャはギルガルに帰った。
その地は飢饉に見舞われていた。
預言者の仲間たちが彼の前に座っていたときのこと、彼は従者に、
「大きな鍋を火にかけ、預言者の仲間たちのために煮物を作りなさい」と命じた。
彼らの一人が野に草を摘みに出て行き、野生のつる草を見つけ、そこから野生のうりを上着いっぱいに集めて帰って来た。
彼らはそれが何であるかを知らなかったので、刻んで煮物の鍋に入れ、
人々に食べさせようとよそった。
だが、その煮物を口にしたとき、人々は叫んで、
「神の人よ、鍋には死の毒が入っています」と言った。
彼らはそれを食べることができなかった。
エリシャは、「麦粉を持って来るように」と命じ、
それを鍋に投げ入れてから、「よそって人々に食べさせなさい」と言うと、
鍋には有害なものはなくなっていた。

画像3 VASARI, Giorgio  1511-1574
『The Prophet Elisha』1566

一人の男がバアル・シャリシャから初物のパン、大麦パン二十個と新しい穀物を袋に入れて神の人のもとに持って来た。
神の人は、「人々に与えて食べさせなさい」と命じたが、
召し使いは、「どうしてこれを百人の人々に分け与えることができましょう」と答えた。
エリシャは再び命じた。
「人々に与えて食べさせなさい。
主は言われる。『彼らは食べきれずに残す。』」
召し使いがそれを配ったところ、主の言葉のとおり彼らは食べきれずに残した。

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