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GWは単なる週末でした。

出エジプト記

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 主はモーセに言われた。
 「前と同じ石の板を二枚切りなさい。
 わたしは、あなたが砕いた、前の板に書かれていた言葉を、その板に記そう。
 明日の朝までにそれを用意し、朝、シナイ山に登り、山の頂でわたしの前に立ちなさい。
 だれもあなたと一緒に登ってはならない。
 山のどこにも人の姿があってはならず、山のふもとで羊や牛の放牧もしてはならない。」
 モーセは前と同じ石の板を二枚切り、朝早く起きて、
 主が命じられたとおりシナイ山に登った。
 手には二枚の石の板を携えていた。
 
 主は雲のうちにあって降り、モーセと共にそこに立ち、主の御名を宣言された。
 主は彼の前を通り過ぎて宣言された。
 「主、主、憐れみ深く恵みに富む神、忍耐強く、慈しみとまことに満ち、
 幾千代にも及ぶ慈しみを守り、罪と背きと過ちを赦す。
 しかし罰すべき者を罰せずにはおかず、
 父祖の罪を、子、孫に三代、四代までも問う者。」
 モーセは急いで地にひざまずき、ひれ伏して、言った。
 「主よ、もし御好意を示してくださいますならば、
 主よ、わたしたちの中にあって進んでください。
 確かにかたくなな民ですが、わたしたちの罪と過ちを赦し、
 わたしたちをあなたの嗣業として受け入れてください。」
 主は言われた。
 「見よ、わたしは契約を結ぶ。
 わたしはあなたの民すべての前で驚くべき業を行う。
 それは全地のいかなる民にもいまだかつてなされたことのない業である。
 あなたと共にいるこの民は皆、主の業を見るであろう。
 わたしがあなたと共にあって行うことは恐るべきものである。
 わたしが、今日命じることを守りなさい。
 見よ、わたしはあなたの前から、
 アモリ人、カナン人、ヘト人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人を追い出す。
 よく注意して、あなたがこれから入って行く土地の住民と契約を結ばないようにしなさい。
 それがあなたの間で罠とならないためである。
 あなたたちは、彼らの祭壇を引き倒し、石柱を打ち砕き、
 アシェラ像を切り倒しなさい。
 あなたはほかの神を拝んではならない。
 主はその名を熱情といい、熱情の神である。
 その土地の住民と契約を結ばないようにしなさい。
 彼らがその神々を求めて姦淫を行い、その神々にいけにえをささげるとき、
 あなたを招き、あなたはそのいけにえを食べるようになる。
 あなたが彼らの娘を自分の息子にめとると、彼女たちがその神々と姦淫を行い、
 あなたの息子たちを誘ってその神々と姦淫を行わせるようになる。
 あなたは鋳像の神々を造ってはならない。
 あなたは除酵祭を守りなさい。
 七日の間、アビブの月の定めの日に、わたしが命じた酵母を入れないパンを食べなさい。
 アビブの月に、あなたはエジプトを出たからである。
 初めに胎を開くものはすべて、わたしのものである。
 あなたの家畜である牛や羊の初子が雄であるならば、すべて別にしなければならない。
 ただし、ろばの初子の場合は、小羊をもって贖わねばならない。
 もし贖わない場合は、その首を折りなさい。
 あなたの初子のうち、男の子はすべて贖わねばならない。
 何も持たずに、わたしの前に出てはならない。
 あなたは六日の間働き、七日目には仕事をやめねばならない。
 耕作の時にも、収穫の時にも、仕事をやめねばならない。
 あなたは、小麦の収穫の初穂の時に、七週祭を祝いなさい。
 年の終わりに、取り入れの祭りを祝いなさい。
 年に三度、男子はすべて、主なるイスラエルの神、主の御前に出ねばならない。
 わたしはあなたの前から国々の民を追い出し、
 あなたの国境を広くするが、
 あなたが年に三度、あなたの神、主の御前に出るために上るとき、
 だれもあなたの土地を侵すことはないであろう。
 あなたは、わたしにささげるいけにえの血を、
 酵母を入れたパンと共にささげてはならない。
 過越祭のいけにえは翌朝まで残しておいてはならない。
 あなたは、土地の最上の初物をあなたの神、主の宮に携えて来なければならない。
 あなたは子山羊をその母の乳で煮てはならない。」
 主はモーセに言われた。
 「これらの言葉を書き記しなさい。
 わたしは、これらの言葉に基づいてあなたと、またイスラエルと契約を結ぶ。」
 
 モーセは主と共に四十日四十夜、そこにとどまった。
 彼はパンも食べず、水も飲まなかった。
 そして、十の戒めからなる契約の言葉を板に書き記した。

画像1:Rembrandt Harmenszoon van Rijn 1606-1669
『Moses Smashing the Tables of the Law』 1659

 モーセがシナイ山を下ったとき、その手には二枚の掟の板があった。
 モーセは、山から下ったとき、自分が神と語っている間に、
 自分の顔の肌が光を放っているのを知らなかった。

画像2:Philippe de Champaigne 1602-1674
『Moses with the Ten Commandments』−

 アロンとイスラエルの人々がすべてモーセを見ると、
 なんと、彼の顔の肌は光を放っていた。
 彼らは恐れて近づけなかったが、
 モーセが呼びかけると、アロンと共同体の代表者は全員彼のもとに戻って来たので、
 モーセは彼らに語った。
 その後、イスラエルの人々が皆、近づいて来たので、
 彼はシナイ山で主が彼に語られたことをことごとく彼らに命じた。
 モーセはそれを語り終わったとき、自分の顔に覆いを掛けた。
 モーセは、主の御前に行って主と語るときはいつでも、
 出て来るまで覆いをはずしていた。
 彼は出て来ると、命じられたことをイスラエルの人々に語った。
 イスラエルの人々がモーセの顔を見ると、
 モーセの顔の肌は光を放っていた。
 モーセは、再び御前に行って主と語るまで顔に覆いを掛けた。

注1.私のHPでは絵画主題としての旧約聖書を取り上げたいと思いますので、
物語の整合性は求めていません。
布教するつもりもありません。
絵画を読み解く知的遊戯ってことで御理解下さいませ。

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モーセ 偶像

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 モーセが山からなかなか下りて来ないのを見て、民がアロンのもとに集まって来て、
 「さあ、我々に先立って進む神々を造ってください。
 エジプトの国から我々を導き上った人、
 あのモーセがどうなってしまったのか分からないからです」
 と言うと、アロンは彼らに言った。
 「あなたたちの妻、息子、娘らが着けている金の耳輪をはずし、
 わたしのところに持って来なさい。」
 民は全員、着けていた金の耳輪をはずし、アロンのところに持って来た。
 彼はそれを受け取ると、のみで型を作り、若い雄牛の鋳像を造った。
 すると彼らは、
 「イスラエルよ、これこそあなたをエジプトの国から導き上ったあなたの神々だ」
 と言った。
 アロンはこれを見て、その前に祭壇を築き、
 「明日、主の祭りを行う」と宣言した。
 彼らは次の朝早く起き、焼き尽くす献げ物をささげ、和解の献げ物を供えた。
 民は座って飲み食いし、立っては戯れた。
 主はモーセに仰せになった。
 「直ちに下山せよ。あなたがエジプトの国から導き上った民は堕落し、
 早くもわたしが命じた道からそれて、若い雄牛の鋳像を造り、それにひれ伏し、
 いけにえをささげて、
 『イスラエルよ、これこそあなたをエジプトの国から導き上った神々だ』
 と叫んでいる。」
 主は更に、モーセに言われた。
 「わたしはこの民を見てきたが、実にかたくなな民である。
 今は、わたしを引き止めるな。
 わたしの怒りは彼らに対して燃え上がっている。
 わたしは彼らを滅ぼし尽くし、あなたを大いなる民とする。」
 モーセは主なる神をなだめて言った。
 「主よ、どうして御自分の民に向かって怒りを燃やされるのですか。
 あなたが大いなる御力と強い御手をもって
 エジプトの国から導き出された民ではありませんか。
 どうしてエジプト人に、
 『あの神は、悪意をもって彼らを山で殺し、地上から滅ぼし尽くすために導き出した』
 と言わせてよいでしょうか。
 どうか、燃える怒りをやめ、御自分の民にくだす災いを思い直してください。
 どうか、あなたの僕であるアブラハム、イサク、イスラエルを思い起こしてください。
 あなたは彼らに自ら誓って、
 『わたしはあなたたちの子孫を天の星のように増やし、
 わたしが与えると約束したこの土地をことごとくあなたたちの子孫に授け、
 永久にそれを継がせる』と言われたではありませんか。」
 主は御自身の民にくだす、と告げられた災いを思い直された。
 モーセが身を翻して山を下るとき、二枚の掟の板が彼の手にあり、
 板には文字が書かれていた。その両面に、表にも裏にも文字が書かれていた。
 その板は神御自身が作られ、筆跡も神御自身のものであり、板に彫り刻まれていた。

画像1:BLAKE, William  1757-1827
『God Writing upon the Tables of the Covenant』 1805

 ヨシュアが民のどよめく声を聞いて、モーセに、
 「宿営で戦いの声がします」と言うと、
 モーセは言った。
 「これは勝利の叫び声でも敗戦の叫び声でもない。
 わたしが聞くのは歌をうたう声だ。」
 宿営に近づくと、彼は若い雄牛の像と踊りを見た。

画像2:POUSSIN, Nicolas  1594-1665
『Adoration of the golden calf』 1634

 モーセは激しく怒って、手に持っていた板を投げつけ、山のふもとで砕いた。
 そして、彼らが造った若い雄牛の像を取って火で焼き、
 それを粉々に砕いて水の上にまき散らし、イスラエルの人々に飲ませた。
 モーセはアロンに、
 「この民があなたに一体何をしたというので、
 あなたはこの民にこんな大きな罪を犯させたのか」
 と言うと、アロンは言った。
 「わたしの主よ、どうか怒らないでください。
 この民が悪いことはあなたもご存じです。
 彼らはわたしに、
 『我々に先立って進む神々を造ってください。我々をエジプトの国から導き上った人、
 あのモーセがどうなってしまったのか分からないからです』
 と言いましたので、わたしが彼らに、
 『だれでも金を持っている者は、それをはずしなさい』
 と言うと、彼らはわたしに差し出しました。
 わたしがそれを火に投げ入れると、この若い雄牛ができたのです。」
 モーセはこの民が勝手なふるまいをしたこと、
 アロンが彼らに勝手なふるまいをさせて、
 敵対する者の嘲りの種となったことを見ると、
 宿営の入り口に立ち、
 「だれでも主につく者は、わたしのもとに集まれ」と言った。
 レビの子らが全員彼のもとに集まると、彼らに、
 「イスラエルの神、主がこう言われる。
 『おのおの、剣を帯び、宿営を入り口から入り口まで行き巡って、
 おのおの自分の兄弟、友、隣人を殺せ』」と命じた。
 レビの子らは、モーセの命じたとおりに行った。
 その日、民のうちで倒れた者はおよそ三千人であった。
 モーセは言った。
 「おのおの自分の子や兄弟に逆らったから、
 今日、あなたたちは主の祭司職に任命された。
 あなたたちは今日、祝福を受ける。」
 翌日になって、モーセは民に言った。
 「お前たちは大きな罪を犯した。
 今、わたしは主のもとに上って行く。
 あるいは、お前たちの罪のために贖いができるかもしれない。」
 モーセは主のもとに戻って言った。
 「ああ、この民は大きな罪を犯し、金の神を造りました。
 今、もしもあなたが彼らの罪をお赦しくださるのであれば‥‥‥。
 もし、それがかなわなければ、
 どうかこのわたしをあなたが書き記された書の中から消し去ってください。」
 主はモーセに言われた。
 「わたしに罪を犯した者はだれでも、わたしの書から消し去る。
 しかし今、わたしがあなたに告げた所にこの民を導いて行きなさい。
 見よ、わたしの使いがあなたに先立って行く。
 しかし、わたしの裁きの日に、わたしは彼らをその罪のゆえに罰する。」
 主は民がアロンに若い雄牛を造らせたので、民を打たれたのである。

注1.私のHPでは絵画主題としての旧約聖書を取り上げたいと思いますので、
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モーセ 十戒

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 イスラエルの人々は、エジプトの国を出て三月目のその日に、シナイの荒れ野に到着した。
 彼らはレフィディムを出発して、シナイの荒れ野に着き、荒れ野に天幕を張った。
 イスラエルは、そこで、山に向かって宿営した。
 モーセが神のもとに登って行くと、山から主は彼に語りかけて言われた。
 「ヤコブの家にこのように語り イスラエルの人々に告げなさい。
 あなたたちは見た、わたしがエジプト人にしたこと、
 また、あなたたちを鷲の翼に乗せて、わたしのもとに連れて来たことを。
 今、もしわたしの声に聞き従い、わたしの契約を守るならば、
 あなたたちはすべての民の間にあって、わたしの宝となる。
 世界はすべてわたしのものである。
 あなたたちは、わたしにとって祭司の王国、聖なる国民となる。
 これが、イスラエルの人々に語るべき言葉である。」
 モーセは戻って、民の長老たちを呼び集め、
 主が命じられた言葉をすべて彼らの前で語った。
 民は皆、一斉に答えて、
 「わたしたちは、主が語られたことをすべて、行います」と言った。
 モーセが民の言葉を主に取り次ぐと、
 主はモーセに言われた。
 「見よ、わたしは濃い雲の中にあってあなたに臨む。
 わたしがあなたと語るのを民が聞いて、
 いつまでもあなたを信じるようになるためである。」
 モーセは民の言葉を主に告げた。
 主はモーセに言われた。
 「民のところに行き、今日と明日、彼らを聖別し、衣服を洗わせ、
 三日目のために準備させなさい。
 三日目に、民全員の見ている前で、主はシナイ山に降られるからである。
 民のために周囲に境を設けて、命じなさい。
 『山に登らぬよう、また、その境界に触れぬよう注意せよ。
 山に触れる者は必ず死刑に処せられる。
 その人に手を触れずに、石で打ち殺すか、矢で射殺さねばならない。
 獣であれ、人であれ、生かしておいてはならない。
 角笛が長く吹き鳴らされるとき、ある人々は山に登ることができる。』」
 モーセは山から民のところに下って行き、民を聖別し、衣服を洗わせ、
 民に命じて、「三日目のために準備をしなさい。女に近づいてはならない」と言った。
 三日目の朝になると、雷鳴と稲妻と厚い雲が山に臨み、
 角笛の音が鋭く鳴り響いたので、宿営にいた民は皆、震えた。
 しかし、モーセが民を神に会わせるために宿営から連れ出したので、
 彼らは山のふもとに立った。
 シナイ山は全山煙に包まれた。
 主が火の中を山の上に降られたからである。
 煙は炉の煙のように立ち上り、山全体が激しく震えた。
 角笛の音がますます鋭く鳴り響いたとき、
 モーセが語りかけると、神は雷鳴をもって答えられた。
 主はシナイ山の頂に降り、モーセを山の頂に呼び寄せられたので、
 モーセは登って行った。
 主はモーセに言われた。
 「あなたは下って行き、民が主を見ようとして越境し、
 多くの者が命を失うことのないように警告しなさい。
 また主に近づく祭司たちも身を清め、
 主が彼らを撃たれることがないようにしなさい。」
 モーセは主に言った。
 「民がシナイ山に登ることはできません。
 山に境を設けて、それを聖別せよとあなたがわたしたちに警告されたからです。」
 主は彼に言われた。
 「さあ、下って行き、あなたはアロンと共に登って来なさい。
 ただし、祭司たちと民とは越境して主のもとに登って来てはならない。
 主が彼らを撃つことがないためである。」
 モーセは民のもとに下って行き、彼らに告げた。

中略・・・。

 神はこれらすべての言葉を告げられた。
 「わたしは主、あなたの神、あなたをエジプトの国、
 奴隷の家から導き出した神である。
 あなたには、わたしをおいてほかに神があってはならない。
 あなたはいかなる像も造ってはならない。
 上は天にあり、下は地にあり、また地の下の水の中にある、
 いかなるものの形も造ってはならない。
 あなたはそれらに向かってひれ伏したり、それらに仕えたりしてはならない。
 わたしは主、あなたの神。
 わたしは熱情の神である。
 わたしを否む者には、父祖の罪を子孫に三代、四代までも問うが、
 わたしを愛し、わたしの戒めを守る者には、幾千代にも及ぶ慈しみを与える。
 あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない。
 みだりにその名を唱える者を主は罰せずにはおかれない。
 安息日を心に留め、これを聖別せよ。
 六日の間働いて、何であれあなたの仕事をし、
 七日目は、あなたの神、主の安息日であるから、いかなる仕事もしてはならない。
 あなたも、息子も、娘も、男女の奴隷も、家畜も、
 あなたの町の門の中に寄留する人々も同様である。
 六日の間に主は天と地と海とそこにあるすべてのものを造り、
 七日目に休まれたから、主は安息日を祝福して聖別されたのである。
 あなたの父母を敬え。
 そうすればあなたは、あなたの神、主が与えられる土地に長く生きることができる。
 殺してはならない。
 姦淫してはならない。
 盗んではならない。
 隣人に関して偽証してはならない。
 隣人の家を欲してはならない。
 隣人の妻、男女の奴隷、牛、ろばなど隣人のものを一切欲してはならない。」
 民全員は、雷鳴がとどろき、稲妻が光り、角笛の音が鳴り響いて、
 山が煙に包まれる有様を見た。
 民は見て恐れ、遠く離れて立ち、
 モーセに言った。
 「あなたがわたしたちに語ってください。
 わたしたちは聞きます。
 神がわたしたちにお語りにならないようにしてください。
 そうでないと、わたしたちは死んでしまいます。」
 モーセは民に答えた。

画像1:Joseph Mallord William Turner 1775-1851
『Encampment of Israelites, Mount Sinai』 1836

 「恐れることはない。
 神が来られたのは、あなたたちを試すためであり、
 また、あなたたちの前に神を畏れる畏れをおいて、
 罪を犯させないようにするためである。」
 民は遠く離れて立ち、モーセだけが神のおられる密雲に近づいて行った。
 主はモーセに言われた。
 イスラエルの人々にこう言いなさい。
 あなたたちは、わたしが天からあなたたちと語るのを見た。
 あなたたちはわたしについて、何も造ってはならない。
 銀の神々も金の神々も造ってはならない。
 あなたは、わたしのために土の祭壇を造り、
 焼き尽くす献げ物、和解の献げ物、羊、牛をその上にささげなさい。
 わたしの名の唱えられるすべての場所において、
 わたしはあなたに臨み、あなたを祝福する。
 しかし、もしわたしのために石の祭壇を造るなら、切り石で築いてはならない。
 のみを当てると、石が汚されるからである。
 あなたは、階段を用いて祭壇に登ってはならない。
 あなたの隠し所があらわにならないためである。
 主はモーセに言われた。
 「あなたは、アロン、ナダブ、アビフ、
 およびイスラエルの七十人の長老と一緒に主のもとに登りなさい。
 あなたたちは遠く離れて、ひれ伏さねばならない。
 しかし、モーセだけは主に近づくことができる。
 その他の者は近づいてはならない。
 民は彼と共に登ることはできない。」
 モーセは戻って、主のすべての言葉とすべての法を民に読み聞かせると、
 民は皆、声を一つにして答え、
 「わたしたちは、主が語られた言葉をすべて行います」と言った。
 モーセは主の言葉をすべて書き記し、朝早く起きて、山のふもとに祭壇を築き、
 十二の石の柱をイスラエルの十二部族のために建てた。
 彼はイスラエルの人々の若者を遣わし、焼き尽くす献げ物をささげさせ、
 更に和解の献げ物として主に雄牛をささげさせた。
 モーセは血の半分を取って鉢に入れて、残りの半分を祭壇に振りかけると、
 契約の書を取り、民に読んで聞かせた。
 彼らが、「わたしたちは主が語られたことをすべて行い、守ります」と言うと、
 モーセは血を取り、民に振りかけて言った。
 「見よ、これは主がこれらの言葉に基づいてあなたたちと結ばれた契約の血である。」
 モーセはアロン、ナダブ、アビフおよびイスラエルの七十人の長老と一緒に登って行った。
 彼らがイスラエルの神を見ると、その御足の下にはサファイアの敷石のような物があり、
 それはまさに大空のように澄んでいた。
 神はイスラエルの民の代表者たちに向かって手を伸ばされなかったので、
 彼らは神を見て、食べ、また飲んだ。
 主が、「わたしのもとに登りなさい。山に来て、そこにいなさい。
 わたしは、彼らを教えるために、教えと戒めを記した石の板をあなたに授ける」
 とモーセに言われると、
 モーセは従者ヨシュアと共に立ち上がった。
 モーセは、神の山へ登って行くとき、
 長老たちに言った。
 「わたしたちがあなたたちのもとに帰って来るまで、ここにとどまっていなさい。
 見よ、アロンとフルとがあなたたちと共にいる。
 何か訴えのある者は、彼らのところに行きなさい。」
 モーセが山に登って行くと、雲は山を覆った。
 主の栄光がシナイ山の上にとどまり、雲は六日の間、山を覆っていた。
 七日目に、主は雲の中からモーセに呼びかけられた。
 主の栄光はイスラエルの人々の目には、山の頂で燃える火のように見えた。
 モーセは雲の中に入って行き、山に登った。
 モーセは四十日四十夜山にいた。

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モーセ 岩を打つ

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 主の命令により、イスラエルの人々の共同体全体は、シンの荒れ野を出発し、
 旅程に従って進み、レフィディムに宿営したが、そこには民の飲み水がなかった。
 民がモーセと争い、「我々に飲み水を与えよ」と言うと、モーセは言った。
 「なぜ、わたしと争うのか。なぜ、主を試すのか。」
 しかし、民は喉が渇いてしかたないので、モーセに向かって不平を述べた。
 「なぜ、我々をエジプトから導き上ったのか。
 わたしも子供たちも、家畜までも渇きで殺すためなのか。」
 モーセは主に、
 「わたしはこの民をどうすればよいのですか。
 彼らは今にも、わたしを石で打ち殺そうとしています」
 と叫ぶと、主はモーセに言われた。
 「イスラエルの長老数名を伴い、民の前を進め。
 また、ナイル川を打った杖を持って行くがよい。
 見よ、わたしはホレブの岩の上であなたの前に立つ。
 あなたはその岩を打て。
 そこから水が出て、民は飲むことができる。」
 モーセは、イスラエルの長老たちの目の前でそのとおりにした。

画像1:BASSANO, Leandro 1557−1622
『Moses Striking the Rock』年不詳
さらに、もう一枚。
画像2:Francesco Bacchiacca 1494-1557
『Moses Striking the Rock』1525

 彼は、その場所をマサ(試し)とメリバ(争い)と名付けた。
 イスラエルの人々が、
 「果たして、主は我々の間におられるのかどうか」
 と言って、モーセと争い、主を試したからである。

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 モーセはイスラエルを、葦の海から旅立たせた。
 彼らはシュルの荒れ野に向かって、荒れ野を三日の間進んだが、水を得なかった。
 マラに着いたが、そこの水は苦くて飲むことができなかった。
 こういうわけで、そこの名はマラ(苦い)と呼ばれた。
 民はモーセに向かって、「何を飲んだらよいのか」と不平を言った。
 モーセが主に向かって叫ぶと、主は彼に一本の木を示された。
 その木を水に投げ込むと、水は甘くなった。
 その所で主は彼に掟と法とを与えられ、またその所で彼を試みて、言われた。
 「もしあなたが、あなたの神、主の声に必ず聞き従い、彼の目にかなう正しいことを行い、
 彼の命令に耳を傾け、すべての掟を守るならば、
 わたしがエジプト人に下した病をあなたには下さない。
 わたしはあなたをいやす主である。」
 彼らがエリムに着くと、そこには十二の泉があり、七十本のなつめやしが茂っていた。
 その泉のほとりに彼らは宿営した。

画像1:Tintoretto(本名:Jacopo Robusti) 1518-1594
『Israelites in the desert』1593
過酷な砂漠を行軍。

 イスラエルの人々の共同体全体はエリムを出発し、
 エリムとシナイとの間にあるシンの荒れ野に向かった。
 それはエジプトの国を出た年の第二の月の十五日であった。
 荒れ野に入ると、イスラエルの人々の共同体全体はモーセとアロンに向かって不平を述べ立てた。
 イスラエルの人々は彼らに言った。
 「我々はエジプトの国で、主の手にかかって、死んだ方がましだった。
 あのときは肉のたくさん入った鍋の前に座り、パンを腹いっぱい食べられたのに。
 あなたたちは我々をこの荒れ野に連れ出し、この全会衆を飢え死にさせようとしている。」
 主はモーセに言われた。
 「見よ、わたしはあなたたちのために、天からパンを降らせる。
 民は出て行って、毎日必要な分だけ集める。
 わたしは、彼らがわたしの指示どおりにするかどうかを試す。
 ただし、六日目に家に持ち帰ったものを整えれば、毎日集める分の二倍になっている。」
 モーセとアロンはすべてのイスラエルの人々に向かって言った。
 「夕暮れに、あなたたちは、主があなたたちをエジプトの国から導き出されたことを知り、
 朝に、主の栄光を見る。
 あなたたちが主に向かって不平を述べるのを主が聞かれたからだ。
 我々が何者なので、我々に向かって不平を述べるのか。」
 モーセは更に言った。
 「主は夕暮れに、あなたたちに肉を与えて食べさせ、朝にパンを与えて満腹にさせられる。
 主は、あなたたちが主に向かって述べた不平を、聞かれたからだ。一体、我々は何者なのか。
 あなたたちは我々に向かってではなく、実は、主に向かって不平を述べているのだ。」
 モーセがアロンに、
 「あなたはイスラエルの人々の共同体全体に向かって、主があなたたちの不平を聞かれたから、
 主の前に集まれと命じなさい」
 と言うと、アロンはイスラエルの人々の共同体全体にそのことを命じた。
 彼らが荒れ野の方を見ると、見よ、主の栄光が雲の中に現れた。
 主はモーセに仰せになった。
 「わたしは、イスラエルの人々の不平を聞いた。
 彼らに伝えるがよい。
 『あなたたちは夕暮れには肉を食べ、朝にはパンを食べて満腹する。
 あなたたちはこうして、わたしがあなたたちの神、主であることを知るようになる』と。」
 夕方になると、うずらが飛んで来て、宿営を覆い、朝には宿営の周りに露が降りた。
 この降りた露が蒸発すると、見よ、
 荒れ野の地表を覆って薄くて壊れやすいものが大地の霜のように薄く残っていた。
 イスラエルの人々はそれを見て、これは一体何だろうと、口々に言った。
 彼らはそれが何であるか知らなかったからである。
 モーセは彼らに言った。

画像2:Nicolas Poussin 1593-1652
『La manne ou Les Israelites recueillant laManne dans le desert』1637-1639

 「これこそ、主があなたたちに食物として与えられたパンである。
 主が命じられたことは次のことである。
 『あなたたちはそれぞれ必要な分、つまり一人当たり一オメルを集めよ。
 それぞれ自分の天幕にいる家族の数に応じて取るがよい。』」
 イスラエルの人々はそのとおりにした。ある者は多く集め、ある者は少なく集めた。
 しかし、オメル升で量ってみると、多く集めた者も余ることなく、
 少なく集めた者も足りないことなく、それぞれが必要な分を集めた。
 モーセは彼らに、「だれもそれを、翌朝まで残しておいてはならない」と言ったが、
 彼らはモーセに聞き従わず、何人かはその一部を翌朝まで残しておいた。
 虫が付いて臭くなったので、モーセは彼らに向かって怒った。
 そこで、彼らは朝ごとにそれぞれ必要な分を集めた。
 日が高くなると、それは溶けてしまった。
 六日目になると、彼らは二倍の量、一人当たり二オメルのパンを集めた。
 共同体の代表者は皆でモーセのもとに来て、そのことを報告した。
 モーセは彼らに言った。
 「これは、主が仰せられたことである。
 明日は休息の日、主の聖なる安息日である。
 焼くものは焼き、煮るものは煮て、余った分は明日の朝まで蓄えておきなさい。」
 彼らはモーセの命じたとおり、朝まで残しておいたが、臭くならず、虫も付かなかった。
 モーセは言った。
 「今日はそれを食べなさい。
 今日は主の安息日である。
 今日は何も野に見つからないであろう。
 あなたたちは六日間集めた。
 七日目は安息日だから野には何もないであろう。」
 七日目になって、民のうちの何人かが集めに出て行ったが、何も見つからなかった。
 主はモーセに言われた。
 「あなたたちは、いつまでわたしの戒めと教えを拒み続けて、守らないのか。
 よくわきまえなさい、主があなたたちに安息日を与えたことを。
 そのために、六日目には、主はあなたたちに二日分のパンを与えている。
 七日目にはそれぞれ自分の所にとどまり、その場所から出てはならない。」
 民はこうして、七日目に休んだ。
 イスラエルの家では、それをマナと名付けた。
 それは、コエンドロの種に似て白く、蜜の入ったウェファースのような味がした。
 モーセは言った。
 「主が命じられたことは次のことである。
 『その中から正味一オメルを量り、代々にわたって蓄えよ。
 わたしがあなたたちをエジプトの国から導き出したとき、
 荒れ野で食べさせたパンを彼らが見ることができるためである。』」
 モーセがアロンに、
 「壷を用意し、その中に正味一オメルのマナを入れ、それを主の御前に置き、
 代々にわたって蓄えておきなさい」と言うと、
 アロンは、主がモーセに命じられたとおり、それを掟の箱の前に置いて蓄えた。
 イスラエルの人々は、人の住んでいる土地に着くまで四十年にわたってこのマナを食べた。
 すなわち、カナン地方の境に到着するまで彼らはこのマナを食べた。

注.私のHPでは絵画主題としての旧約聖書を取り上げたいと思いますので、
物語の整合性は求めていません。
絵画を読み解く知的遊戯ってことで御理解下さいませ。

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