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ヨシュア記

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ヨシュア記6

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かなり、中略。

 イスラエルの人々の共同体全体はシロに集まり、臨在の幕屋を立てた。
 この地方は彼らに征服されていたが、
 イスラエルの人々の中には、まだ嗣業の土地の割り当てを受けていない部族が七つ残っていた。

 ヨシュアはイスラエルの人々に言った。
 「あなたたちは、いつまでためらっているのだ。
 あなたたちの先祖の神、主が既に与えられた土地を取りに行くだけなのだ。
 各部族から三人ずつ出しなさい。
 わたしは彼らを派遣し、この地方を巡回させ、嗣業の土地の記録を作り、戻って来てもらおう。
 そして、彼らにそれを七つに分割させよう。
 ただユダは南部の領土に、ヨセフの家は北部の領土にとどまらせよう。
 土地を七つに分割したら、その記録をわたしのところに持って来なさい。
 わたしたちの神、主の前で、わたしはあなたたちのためにくじを引く。
 しかしレビ人にとっては、主の祭司であることがその嗣業なのだから、
 あなたたちのうちに割り当て地はない。
 また、ガド、ルベン、マナセの半部族は既にヨルダン川の向こう、
 東側に嗣業の土地を受けている。
 それは主の僕モーセが彼らに与えたものである。」
 その人たちは立って行った。

 土地の記録を作るため出発する者たちにヨシュアが、
 「土地を巡回し、記録を作り、戻って来なさい。
 このシロで、主の前にわたしはあなたたちのためにくじを引こう」
 と命じ終わると、
 その人たちは出発し、その地方を巡回し、町々を七つの割り当て地に分けて、
 記録に書き留め、シロの宿営にいるヨシュアのもとに帰った。
 ヨシュアは、主の前で彼らのためにくじを引き、
 イスラエルの人々に決められた割り当てに従って土地を分配した。
 
 かなり、中略。
 
 主が周囲のすべての敵を退け、イスラエルに安住の地を与えてから長い年月が流れ、
 ヨシュアは多くの日を重ね、老人となった。

 ヨシュアは、長老、長、裁判人、役人を含む全イスラエルを呼び寄せて、言った。
 「わたしは年を重ね、老人となった。
 あなたたちの神、主があなたたちのために、
 これらすべての国々に行われたことを、ことごとく、あなたたちは見てきた。
 あなたたちの神、主は御自らあなたたちのために戦ってくださった。
 見よ、わたしはヨルダン川から、太陽の沈む大海に至る全域、
 すなわち未征服の国々も、既に征服した国々もことごとく、
 くじによってあなたたち各部族の嗣業の土地として分け与えた。
 あなたたちの神、主は、御自ら彼らをあなたたちのために押しのけ、
 あなたたちのために追い出される。
 あなたたちの神、主の約束されたとおり、あなたたちは彼らの土地を占領するであろう。
 だから、右にも左にもそれることなく、
 モーセの教えの書に書かれていることをことごとく忠実に守りなさい。
 あなたたちのうちに今なお残っているこれらの国民と交わり、
 その神々の名を唱えたり、誓ったりしてはならない。
 それらにひれ伏して拝んではならない。
 今日までしてきたように、ただあなたたちの神、主を固く信頼せよ。
 主が強大な国々をあなたたちのために追い払ってくださったから、
 あなたたちの行く手に立ちはだかる者は、今日まで一人もなかった。
 あなたたちは一人で千人を追い払える。
 あなたたちの神、
 主が約束されたとおり御自らあなたたちのために戦ってくださるからである。
 だから、あなたたちも心を込めて、あなたたちの神、主を愛しなさい。
 しかし、もしあなたたちが背いて離れ去り、
 あなたたちのうちに残っているこれらの国民となれ親しんで、
 婚姻関係を結び、向こうに行ったり、こちらに迎えたりするなら、
 あなたたちの神、主がもはや、これらの国民を追い払われないことを覚悟しなさい。
 彼らはあなたたちの罠となり、落とし穴となり、脇腹を打つ鞭、
 目に突き刺さるとげとなり、
 あなたたちは、あなたたちの神、主が与えられたこの良い土地から滅びうせる。
 わたしは今、この世のすべての者がたどるべき道を行こうとしている。
 あなたたちは心を尽くし、魂を尽くしてわきまえ知らねばならない。
 あなたたちの神、主があなたたちに約束されたすべての良いことは、
 何一つたがうことはなかった。
 何一つたがうことなく、すべてあなたたちに実現した。
 あなたたちの神、主が約束された良いことがすべて、あなたたちに実現したように、
 主はまた、あらゆる災いをあなたたちにくだして、
 主があなたたちに与えられたこの良い土地からあなたたちを滅ぼされる。
 もし、あなたたちの神、主が命じられた契約を破り、
 他の神々に従い、仕え、これにひれ伏すなら、
 主の怒りが燃え上がり、あなたたちは与えられた良い土地から、速やかに滅び去る。」

画像:RAPHAEL 1483-1520
『Dividing the Promised Land』1518-19

 ヨシュアは、イスラエルの全部族をシケムに集め、
 イスラエルの長老、長、裁判人、役人を呼び寄せた。彼らが神の御前に進み出ると、
 ヨシュアは民全員に告げた。
 「イスラエルの神、主はこう言われた。
 『あなたたちの先祖は、アブラハムとナホルの父テラを含めて、
 昔ユーフラテス川の向こうに住み、他の神々を拝んでいた。
 しかし、わたしはあなたたちの先祖アブラハムを川向こうから連れ出してカナン全土を歩かせ、
 その子孫を増し加えた。
 彼にイサクを与え、イサクにはヤコブとエサウを与えた。
 エサウにはセイルの山地を与えたので、彼はそれを得たが、
 ヤコブとその子たちはエジプトに下って行った。
 わたしはモーセとアロンを遣わし、エジプトに災いをくだしたが、
 それはわたしが彼らの中にくだしたことである。
 その後、わたしはあなたたちを導き出した。
 わたしがあなたたちの先祖をエジプトから導き出し、
 彼らが葦の海に着くころ、エジプト軍は戦車と騎兵を差し向け、後を追って来た。
 彼らが主に助けを求めて叫ぶと、
 主はエジプト軍との間を暗闇で隔て、海を彼らに襲いかからせて彼らを覆われた。
 わたしがエジプトに対して行ったことは、あなたたちがその目で見たとおりである。
 その後、長い間荒れ野に住んでいた。
 あなたたちを、わたしは、ヨルダン川の向こう側の住民アモリ人の国に導き入れた。
 彼らは戦ったが、わたしが彼らをあなたたちの手に渡し、
 あなたたちのために彼らを滅ぼしたので、あなたたちは彼らの国を得た。
 その後、モアブの王、ツィポルの子バラクが立ち上がりイスラエルに戦いを挑んだ。
 彼は使いを送って、ベオルの子バラムを呼び寄せ、あなたたちに呪いをかけようとしたが、
 わたしがバラムに聞こうとしなかったので、彼はあなたたちを祝福することとなった。
 わたしはこうして、あなたたちを彼の手から救い出した。
 あなたたちがヨルダン川を渡り、エリコに達したとき、
 エリコの人々をはじめ、アモリ人、ペリジ人、カナン人、
 ヘト人、ギルガシ人、ヒビ人、エブス人があなたたちに戦いを挑んだが、
 わたしは彼らをあなたたちの手に渡した。
 わたしは、恐怖をあなたたちに送り、剣にもよらず、弓にもよらず、
 彼らと二人のアモリ人の王をあなたたちのために追い払った。
 わたしは更に、あなたたちが自分で労せずして得た土地、自分で建てたのではない町を与えた。
 あなたたちはそこに住み、自分で植えたのではないぶどう畑とオリーブ畑の果実を食べている。』
 あなたたちはだから、主を畏れ、真心を込め真実をもって彼に仕え、
 あなたたちの先祖が川の向こう側やエジプトで仕えていた神々を除き去って、
 主に仕えなさい。
 もし主に仕えたくないというならば、
 川の向こう側にいたあなたたちの先祖が仕えていた神々でも、
 あるいは今、あなたたちが住んでいる土地のアモリ人の神々でも、
 仕えたいと思うものを、今日、自分で選びなさい。
 ただし、わたしとわたしの家は主に仕えます。」

 民は答えた。
 「主を捨てて、ほかの神々に仕えることなど、するはずがありません。
 わたしたちの神、主は、わたしたちとわたしたちの先祖を、
 奴隷にされていたエジプトの国から導き上り、
 わたしたちの目の前で数々の大きな奇跡を行い、
 わたしたちの行く先々で、またわたしたちが通って来たすべての民の中で、
 わたしたちを守ってくださった方です。
 主はまた、この土地に住んでいたアモリ人をはじめ、
 すべての民をわたしたちのために追い払ってくださいました。
 わたしたちも主に仕えます。
 この方こそ、わたしたちの神です。」

 ヨシュアはしかし、民に言った。
 「あなたたちは主に仕えることができないであろう。
 この方は聖なる神であり、熱情の神であって、
 あなたたちの背きと罪をお赦しにならないからである。
 もし、あなたたちが主を捨てて外国の神々に仕えるなら、
 あなたたちを幸せにした後でも、一転して災いをくだし、あなたたちを滅ぼし尽くされる。」

 民がヨシュアに、「いいえ、わたしたちは主を礼拝します」と言うと、
 ヨシュアは民に言った。
 「あなたたちが主を選び、主に仕えるということの証人はあなたたち自身である。」
 彼らが、「そのとおり、わたしたちが証人です」と答えると、
 「それではあなたたちのもとにある外国の神々を取り除き、
 イスラエルの神、主に心を傾けなさい」と勧めた。
 民はヨシュアに答えた。
 「わたしたちの神、主にわたしたちは仕え、その声に聞き従います。」
 その日、ヨシュアはシケムで民と契約を結び、彼らのために掟と法とを定めた。

 ヨシュアは、これらの言葉を神の教えの書に記し、次いで、大きな石を取り、
 主の聖所にあるテレビンの木のもとに立て、
 民全員に告げた。
 「見よ、この石がわたしたちに対して証拠となる。
 この石は、わたしたちに語られた主の仰せをことごとく聞いているからである。
 この石は、あなたたちが神を欺くことのないように、あなたたちに対して証拠となる。」
 ヨシュアはこうして、民をそれぞれの嗣業の土地に送り出した。
 これらのことの後、主の僕、ヌンの子ヨシュアは百十歳の生涯を閉じ、
 エフライムの山地にある彼の嗣業の土地ティムナト・セラに葬られた。
 それはガアシュ山の北にある。
 ヨシュアの在世中はもとより、ヨシュアの死後も生き永らえて、
 主がイスラエルに行われた御業をことごとく体験した長老たちの存命中、イスラエルは主に仕えた。
 イスラエルの人々がエジプトから携えてきたヨセフの骨は、
 その昔、ヤコブが百ケシタで、
 シケムの父ハモルの息子たちから買い取ったシケムの野の一画に埋葬された。
 それは、ヨセフの子孫の嗣業の土地となった。
 アロンの子エルアザルも死に、
 その息子ピネハスに与えられたエフライム山地のギブアに葬られた。 

注1.私のHPでは絵画主題として旧約聖書を取り上げたいと思いますので、
物語の整合性は求めていません。
布教するつもりもありません。
絵画を読み解く知的遊戯ってことで御理解下さいませ。

ヨシュア記5

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ヨルダン川の西側の山地、シェフェラ、
レバノン山のふもとに至る大海の沿岸地方に住むヘト人、
アモリ人、カナン人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人の王たちは皆、このことを伝え聞くと、
集結してヨシュアの率いるイスラエルと一致して戦おうとした。
ところがギブオンの住民は、ヨシュアがエリコとアイに対してしたことを聞き、
賢く立ちまわった。
彼らは使者を装い、古びた袋、使い古して繕ってあるぶどう酒の革袋をろばに負わせ、
継ぎの当たった古靴を履き、着古した外套をまとい、
食糧として干からびたぼろぼろのパンを携えた。
彼らはギルガルの陣営に来てヨシュアとイスラエル人に、
「わたしたちは遠い国から参りました。どうか今、わたしたちと協定を結んでください」
と言うと、イスラエル人はそのヒビ人に言った。
「お前たちは、我々と共にここに住んでいるのだろう。どうして協定を結べようか。」
彼らはヨシュアに、「わたしたちはあなたの僕でございます」と言うと、ヨシュアは尋ねた。
「あなたたちは何者か、どこから来たのか。」
彼らは言った。
「僕どもはあなたの神、主の御名を慕ってはるかな遠い国から参りました。
主がエジプトでなさった一切のことも、
ヨルダン川の東側のアモリ人の二人の王、
すなわちヘシュボンの王シホンとアシュタロトにいたバシャンの王オグになさったことも、
ことごとく伝え聞きました。
わたしたちの長老はじめ国の住民は皆、わたしたちに、
『旅の食糧を手に携え、彼らに会って、わたしたちはあなたたちの僕です、
どうか今、わたしたちと協定を結んでくださいと言いなさい』と申しました。
御覧ください。
これがわたしたちのパンです。
ここに来ようと出発した日に、食糧として家から携え出たときにはまだ温かかったのが、
今はすっかり干からびてぼろぼろです。
このぶどう酒の革袋も酒を詰めたときは真新しかったのですが、
御覧ください、破れてしまいました。
わたしたちの外套も靴も、はるかな長旅のため、古びてしまいました。」
男たちは彼らの食糧を受け取ったが、主の指示を求めなかった。
ヨシュアは彼らと和を講じ、命を保障する協定を結び、
共同体の指導者たちもその誓いに加わった。

画像1:Joachim Beuckelaer 1533-1574
『The Trickery of the Gibeonites』 1565

 協定を結んでから三日後、彼らが近くの者で、自分たちのうちに住んでいることを聞くと、
 イスラエルの人々はそこをたって、
 三日目に彼らの町ギブオン、ケフィラ、ベエロト、キルヤト・エアリムに着いた。
 イスラエルの人々は、共同体の指導者たちがイスラエルの神、
 主にかけて誓いを立てていたので、彼らを攻撃はしなかったが、
 共同体全体は指導者たちに不平を鳴らした。
 指導者たちは皆、共同体全体に言った。
 「我々はイスラエルの神、主にかけて彼らに誓った。
 今、彼らに手をつけることはできない。
 我々のなすべきことはこうである。
 彼らを生かしておこう。
 彼らに誓った誓いのゆえに、御怒りが我々に下ることはないだろう。」
 指導者たちは続けた。
 「彼らを生かしておき、共同体全体のために柴刈りと水くみをさせよう。」
 彼らはこうして、指導者たちの告げたとおりになった。 

 ヨシュアはギブオンの住民を呼び集めて、彼らに言った。
 「お前たちはなぜ、我々を欺いて、はるかな遠い国から来たと言ったのか。
 お前たちは我々のうちに住んでいるではないか。
 お前たちは今、呪われて、奴隷となり、
 お前たちの間からわが神の宮の柴刈り、水くみが断えることはないだろう。」
 彼らはヨシュアに答えた。
 「あなたの神、主がその僕モーセに、
 『この地方はすべてあなたたちに与える。土地の住民をすべて滅ぼせ』
 とお命じになったことが僕どもにはっきり伝わって来たので、
 あなたたちのゆえに命を失うのを非常に恐れ、このことをいたしました。
 御覧ください。
 わたしたちは今はあなたの手の中にあります。
 あなたが良いと見なし、正しいと見なされることをなさってください。」
 ヨシュアは彼らにそのようにし、
 イスラエルの人々の手から彼らを助け、殺すことを許さなかった。
 ヨシュアは、その日、彼らを共同体および主の祭壇のため、
 主の選ばれた所で柴刈りまた水くみとした。それは今日まで続いている。

 エルサレムの王アドニ・ツェデクは、ヨシュアがアイを占領し、滅ぼし尽くし、
 アイの町とその王をも、先のエリコとその王と同じように取り扱ったことを聞き、
 またギブオンの住民がイスラエルと和を結び、
 彼らのうちに住むことを許されたと聞くと、非常に恐れた。
 ギブオンはアイよりも大きく、王をいただく都市ほどの大きな町であり、
 その上、そこの男たちは皆、勇士だったからである。
 エルサレムの王アドニ・ツェデクは、
 ヘブロンの王ホハム、ヤルムトの王ピルアム、ラキシュの王ヤフィア、
 エグロンの王デビルに人を遣わし、
 「わたしのもとに上り、ギブオンを撃つのを助けていただきたい。
 彼らはヨシュアの率いるイスラエルの人々と和を結んだ」と伝えた。
 アモリ人の五人の王、
 すなわちエルサレム、ヘブロン、ヤルムト、ラキシュ、
 エグロンの王たちとその全軍勢は連合して攻め上り、
 ギブオンに向かって陣を敷き、戦いを仕掛けた。
 ギブオンの人々はギルガルの陣営にいるヨシュアに人を遣わして、こう告げた。
 「あなたの僕から手を引かず、早く上って来て、わたしたちを救い、助けてください。
 山地に住むアモリ人のすべての王たちがわたしたちに向かって集結しています。」
 ヨシュアは兵士全員、すべての勇士を率いてギルガルから出陣した。

 主はヨシュアに言われた。
 「彼らを恐れてはならない。
 わたしは既に彼らをあなたの手に渡した。
 あなたの行く手に立ちはだかる者は一人もいない。」
 ヨシュアはギルガルから夜通し軍を進め、彼らを急襲した。
 主はイスラエルの前で彼らを混乱に陥れられたので、
 ヨシュアはギブオンで敵に大打撃を与え、
 更に彼らを追ってベト・ホロンの坂道を登り、アゼカ、マケダまで彼らを追撃した。
 彼らがイスラエルの前から敗走し、ベト・ホロンの下り坂にさしかかったとき、
 主は天から大石を降らせた。
 それはアゼカまで続いたので、
 雹に打たれて死んだ者はイスラエルの人々が剣で殺した者よりも多かった。
 主がアモリ人をイスラエルの人々に渡された日、
 ヨシュアはイスラエルの人々の見ている前で主をたたえて言った。
 「日よ とどまれ ギブオンの上に 月よ とどまれ アヤロンの谷に。」

画像2:RAPHAEL 1483-1520
『Joshua stops the sun』 1518-19
画像3:上拡大

 日は とどまり 月は 動きをやめた 民が 敵を打ち破るまで。
 『ヤシャルの書』にこう記されているように、
 日はまる一日、中天にとどまり、急いで傾こうとしなかった。
 主がこの日のように人の訴えを聞き届けられたことは、後にも先にもなかった。
 主はイスラエルのために戦われたのである。

 ヨシュアはその後、全イスラエルを率いてギルガルの陣営に戻った。
 この五人の王は逃げてマケダの洞穴に身を隠した。
 ヨシュアは、五人の王がマケダの洞穴に隠れているのが見つかったとの知らせを受けると、
 こう命じた。
 「大きな石を転がして、洞穴の入り口をふさぎ、見張りの兵を置け。
 あとの者はそこにとどまらず、敵を追撃し、背後から攻撃して、町に入れるな。
 あなたたちの神、主は既に彼らをあなたたちの手に渡された。」
 ヨシュアの率いるイスラエルの人々は敵に決定的な大打撃を与え、ついに全滅させた。
 かろうじて砦の町へ逃げ込んだのはごくわずかの敗残兵にすぎなかった。
 民は皆、無事にヨシュアのいるマケダの陣営に帰還し、
 もはやイスラエルの人々を中傷する者はなかった。
 ヨシュアは命じた。
 「洞穴の入り口を開き、あの五人の王たちを洞穴からわたしの前に引き出せ。」
 彼らはそのとおりにし、
 エルサレム、ヘブロン、ヤルムト、ラキシュ、エグロンの五人の王を洞穴から引き出した。
 五人の王がヨシュアの前に引き出されると、
 ヨシュアはイスラエルのすべての人々を呼び寄せ、彼と共に戦った兵士の指揮官たちに、
 「ここに来て彼らの首を踏みつけよ」と命じた。
 彼らは来て、王たちの首を踏みつけた。
 ヨシュアは言った。
 「恐れてはならない。
 おののいてはならない。
 強く、雄々しくあれ。
 あなたたちが戦う敵に対して主はこのようになさる。」
 ヨシュアはその後、彼らを打ち殺し、五本の木にかけ、夕方までさらしておいた。
 しかし、太陽の沈むころ、ヨシュアは命じてその死体を木から下ろさせ、
 彼らが隠れていた洞穴に投げ入れ、入り口を大きな石でふさいだ。
 それは、今日まで残っている。
 ヨシュアはその日、マケダを占領し、剣をもってその町と王を撃ち、
 住民を滅ぼし尽くして一人も残さなかった。
 マケダの王に対してもエリコの王と同じようにした。
 ヨシュアは全イスラエルを率いてマケダからリブナへ向かい、これを攻撃した。
 主がこの町も王もイスラエルの手に渡されたので、
 剣をもって町を撃ち、その住民を一人も残さなかった。
 リブナの王に対してもエリコの王と同じようにした。
 ヨシュアはイスラエルの全軍を率いて、
 リブナから更にラキシュへ向かい、陣を敷いてこれと戦った。
 主がラキシュをイスラエルの手に渡されたので、二日目には占領し、
 剣をもって町の住民をすべて撃ち、リブナと全く同じようにした。
 そのとき、ゲゼルの王ホラムがラキシュ救援に上って来たが、
 ヨシュアは彼とその軍をも撃って一人も残さなかった。
 ヨシュアは全イスラエルを率いて、ラキシュから更にエグロンへ向かい、
 陣を敷いてこれと戦い、その日のうちに占領し、剣をもって町を撃ち、
 全住民をその日のうちに滅ぼし尽くし、ラキシュと全く同じようにした。
 ヨシュアは更に、全イスラエルを率いてエグロンからヘブロンへ上り、これと戦って、
 占領し、剣をもって王と町全体を撃ち、
 全住民を一人も残さず、エグロンと全く同じようにした。
 彼はその町とその全住民を滅ぼし尽くした。
 ヨシュアは、全イスラエルを率いてデビルに引き返し、これと戦って、
 占領し、王を捕らえ、すべての町を占領した。
 剣をもって全住民を撃ち、滅ぼし尽くして一人も残さなかった。
 デビルとその王に対しても、ヘブロンやリブナとその王と同じようにした。
 ヨシュアは、山地、ネゲブ、シェフェラ、傾斜地を含む全域を征服し、
 その王たちを一人も残さず、息ある者をことごとく滅ぼし尽くした。
 イスラエルの神、主の命じられたとおりであった。
 ヨシュアは、カデシュ・バルネアからガザまで、ゴシェン地方一帯を経て、
 ギブオンまでを征服したのである。
 ヨシュアがただ一回の出撃でこれらの地域を占領し、すべての王を捕らえることができたのは、
 イスラエルの神、主がイスラエルのために戦われたからである。
 ヨシュアは全イスラエルを率いてギルガルの陣営に凱旋した。

注.私のHPでは絵画主題として旧約聖書を取り上げたいと思いますので、
物語の整合性は求めていません。
布教するつも

ヨシュア記4

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 イスラエルの人々は、滅ぼし尽くしてささげるべきことに対して不誠実であった。
 ユダ族に属し、彼の父はカルミ、祖父はザブディ、更にゼラへとさかのぼるアカンは、
 滅ぼし尽くしてささげるべきものの一部を盗み取った。
 主はそこで、イスラエルの人々に対して激しく憤られた。
 ヨシュアはエリコからアイへ数人の人を遣わし、「上って行って、あの土地を探れ」と命じた。
 アイはベテルの東、ベト・アベンの近くにあった。彼らは上って行ってアイを探り、
 ヨシュアのもとに帰って来て言った。
 「アイを撃つのに全軍が出撃するには及びません。
 二、三千人が行けばいいでしょう。
 取るに足りぬ相手ですから、全軍をつぎ込むことはありません。」
 そこで、民のうちから約三千の兵がアイに攻め上ったが、彼らはアイの兵士の前に敗退した。
 アイの兵士は、城門を出て石切り場まで追跡し、下り坂のところで彼らを撃ち、
 おおよそ三十六人を殺した。
 民の心は挫け、水のようになった。

 ヨシュアは衣服を引き裂き、イスラエルの長老たちと共に、
 主の箱の前で夕方まで地にひれ伏し、頭に塵をかぶった。
 ヨシュアは神に言った。
 「ああ、わが神、主よ。
 なぜ、あなたはこの民にヨルダン川を渡らせたのですか。
 わたしたちをアモリ人の手に渡して滅ぼすおつもりだったのですか。
 わたしたちはヨルダン川の向こうにとどまることで満足していたのです。
 主よ、イスラエルが敵に背を向けて逃げ帰った今となって、
 わたしは何と言えばいいのでしょう。
 カナン人やこの土地の住民は、このことを聞いたなら、
 わたしたちを攻め囲んで皆殺しにし、わたしたちの名を地から断ってしまうでしょう。
 あなたは、御自分の偉大な御名のゆえに、何をしてくださるのですか。」

 主はヨシュアに言われた。
 「立ちなさい。なぜ、そのようにひれ伏しているのか。
 イスラエルは罪を犯し、わたしが命じた契約を破り、
 滅ぼし尽くしてささげるべきものの一部を盗み取り、ごまかして自分のものにした。
 だから、イスラエルの人々は、敵に立ち向かうことができず、敵に背を向けて逃げ、
 滅ぼし尽くされるべきものとなってしまった。
 もし、あなたたちの間から滅ぼし尽くすべきものを一掃しないなら、
 わたしは、もはやあなたたちと共にいない。
 立って民を清め、『明日に備えて自分を聖別せよ』と命じなさい。
 イスラエルの神、主が、
 『イスラエルよ、あなたたちの中に滅ぼし尽くすべきものが残っている。
 それを除き去るまでは敵に立ち向かうことはできない』と言われるからである。
 明日の朝、あなたたちは部族ごとに進み出なさい。
 主の指摘を受けた部族は、氏族ごとに進み出なさい。
 主の指摘を受けた氏族は、家族ごとに進み出なさい。
 主の指摘を受けた家族の男子は、一人ずつ進み出なさい。
 滅ぼし尽くすべきものを持つ者がこうして、指摘されたなら、
 その人は財産もろとも火で焼き尽くされねばならない。
 彼は主の契約を破り、イスラエルにおいては愚かなことをしたからである。」

 翌朝、ヨシュアは早く起き、イスラエルを部族ごとに進み出させると、
 ユダ族が指摘を受けた。
 ユダの諸氏族を進み出させると、ゼラの氏族が指摘を受けた。
 ゼラの氏族の男子を一人ずつ進み出させると、ザブディ家が指摘を受けた。
 ザブディ家の男子を一人ずつ進み出させると、
 ユダ族のゼラ氏族に属するザブディ家のカルミの子アカンが指摘を受けた。
 ヨシュアがアカンに、
 「わたしの子よ。イスラエルの神、主に栄光を帰し、主をほめたたえ、
 あなたが何をしたのか包み隠さずわたしに告げなさい」と言うと、
 アカンはヨシュアに答えた。
 「わたしは、確かにイスラエルの神、主に罪を犯しました。
 わたしがしたことはこうです。
 分捕り物の中に一枚の美しいシンアルの上着、銀二百シェケル、
 重さ五十シェケルの金の延べ板があるのを見て、欲しくなって取りました。
 今それらは、わたしの天幕の地下に銀を下に敷いて埋めてあります。」
 ヨシュアの出した使いたちがアカンの天幕に走って行って見ると、
 果たして彼の天幕の中に、銀を下に敷いて地下に埋めてあった。
 彼らはそれを天幕から取り出して、
 ヨシュアとイスラエルのすべての人々のもとに運び、主の前にひろげた。
 ヨシュアはゼラの子アカンはもとより、
 銀、上着、金の延べ板、更に息子、娘、牛、ろば、羊、天幕、彼の全財産を取り押さえ、
 全イスラエルを率いてアコルの谷にそれらを運び、こう宣言した。
 「お前は何という災いを我々にもたらしたことか。
 今日は、主がお前に災いをもたらされる(アカル)。」
 全イスラエルはアカンに石を激しく投げつけ、
 彼のものを火に焼き、家族を石で打ち殺した。
 彼らは、アカンの上に大きな石塚を積み上げたが、それは今日まで残っている。
 主の激しい怒りはこうしてやんだ。
 このようなわけで、その場所の名はアコルの谷と呼ばれ、今日に至っている。

 主はヨシュアに言われた。
 「恐れてはならない。
 おののいてはならない。
 全軍隊を引き連れてアイに攻め上りなさい。
 アイの王も民も町も周辺の土地もあなたの手に渡す。
 エリコとその王にしたように、アイとその王にしなさい。
 ただし、分捕り物と家畜は自分たちのために奪い取ってもよい。
 あなたは、町を裏手からうかがうように伏兵を置け。」
 ヨシュアは全軍隊を率いて行動を起こし、アイへ攻め上った。
 ヨシュアは三万の勇士をえりすぐって夜の間に送り込み、彼らに命じた。
 「見よ、あなたたちは裏手から町をうかがう伏兵であるから、
 町からあまり離れず、全員、態勢を整えておきなさい。
 その他の全軍はわたしと共に町に近づく。
 敵がこの前と同様、我々を迎え撃とうと出て来たなら、我々は退却する。
 敵は、我々がこの前と同様、退却して行くと思って、追撃して来るであろう。
 そうすれば彼らを町からおびき出せる。
 我々が退却している間に、
 あなたたちは待ち伏せしている所から出て、町を占領しなさい。
 あなたたちの神、主は町をあなたたちの手に渡してくださる。
 町を取ったらこれに火を放ち、主の言葉どおり行いなさい。
 見よ、わたしはこう、あなたたちに命じている。」

 ヨシュアがこうして、彼らを遣わしたので、
 彼らはアイの西側、ベテルとアイの間の待ち伏せの場所に行って待機した。
 民と共にその夜を過ごしたヨシュアは、翌朝早く起きて民を召集し、
 イスラエルの長老たちと共に、その先頭に立ってアイに向かって上った。
 ヨシュアに率いられた全軍は攻め上って、
 町の入り口近くに達し、谷一つ隔ててアイの北側に陣を敷いた。
 彼は約五千人を選び、伏兵として町の西側、ベテルとアイの間に配置した。
 その他の兵は町の北側にすべての宿営を張ったが、最後部は町の西に達していた。
 その晩、ヨシュアは平野へ下って行った。
 それはアイの王の知るところとなり、町の者も急ぎ起き出し、
 王とその全軍は、イスラエルを迎え撃とうとアラバに面する戦場に進軍した。
 王は町の裏手に伏兵がいるとは知らなかった。
 ヨシュアの率いる全イスラエルが彼らに打ち破られたかのように荒れ野の道を退却すると、
 町の全軍も追撃のために呼び集められ、ヨシュアの後を追い、
 彼らはこうして、町からおびき出された。
 イスラエルを追わずに残った者は、アイにもベテルにも一人もいなかった。
 しかも、イスラエルの後を追ったとき、町の門は開けたままであった。
 主はヨシュアに言われた。
 「あなたが手にしている投げ槍をアイに向かって差し伸べなさい。
 わたしはアイをあなたの手に渡す。」
 ヨシュアが手にしていた投げ槍を町に向かって差し伸べると、
 伏兵は一斉にその場所から立ち上がり、
 ヨシュアが手を伸ばしている間に町に攻め込んで占領し、直ちに町に火を放った。
 アイの兵士が振り返って見たときには、既に町の煙は天に達しており、
 荒れ野に逃げた軍勢も追っ手に対して向き直ったので、
 彼らはどこにも逃げることができなくなってしまった。

画像:Nicolas Poussin 1594-1665
(1)『The Battle of Joshua with Amalekites』1625.
(2)『The Victory of Joshua over Amorites』 1624-1626.

 ヨシュアの率いる全イスラエルは、伏兵が町を占領し、
 町から煙が立ち昇るのを見ると、向きを変えてアイの兵士に打ちかかり、
 伏兵も町を出て彼らに向かったので、彼らはイスラエル軍の挟み撃ちに遭い、
 生き残った者も落ちのびた者も一人もいなくなるまで打ちのめされた。
 アイの王は生け捕りにされ、ヨシュアのもとに引き出された。
 イスラエルは、追って来たアイの全住民を野原や荒れ野で殺し、一人残らず剣にかけて倒した。
 全イスラエルはアイにとって返し、その町を剣にかけて撃った。
 その日の敵の死者は男女合わせて一万二千人、アイの全住民であった。
 ヨシュアはアイの住民をことごとく滅ぼし尽くすまで投げ槍を差し伸べた手を引っ込めなかった。
 ただし、この町の家畜と分捕り品は、
 主がヨシュアに命じた言葉どおり、イスラエルが自分たちのために奪い取った。
 ヨシュアはこうしてアイを焼き払い、とこしえの廃虚の丘として打ち捨てた。
 それは今日まで残っている。
 ヨシュアはまた、アイの王を木にかけて夕方までさらし、
 太陽の沈むころ、命じてその死体を木から下ろさせ、町の門の入り口に投げ捨て、
 それを覆う大きな石塚を築かせた。
 それは今日まで残っている。
 
 そのころ、ヨシュアはエバル山にイスラエルの神、主のための祭壇を築いた。
 この祭壇は、主の僕モーセがイスラエルの人々に命じ、モーセの教えの書に記されたとおり、
 鉄の道具を使わない自然のままの石で造られた。
 彼らはその上で、主に焼き尽くす献げ物と和解の献げ物をささげた。
 ヨシュアはこの祭壇の石に、モーセがイスラエルの人々のために記した教えの写しを刻んだ。
 全イスラエルは、長老、役人、裁判人をはじめ、寄留者もその土地に生まれた者も、
 主の契約の箱を担ぐレビ人である祭司たちの前で、箱のこちら側とあちら側に、
 半分はゲリジム山の前に、他の半分はエバル山の前に立った。
 それは主の僕モーセがかつて命じたように、イスラエルの民を祝福するためであった。
 その後ヨシュアは、律法の言葉すなわち祝福と呪いをことごとく、
 すべて律法の書に記されているとおりに読み上げた。
 ヨシュアは、モーセが命じたことをひと言残さず、イスラエルの全会衆、
 女、子供、彼らの間で生活する寄留者の前で読み上げた。 

注.私のHPでは絵画主題として旧約聖書を取り上げたいと思いますので、
物語の整合性は求めていません。
布教するつもりもありません。
絵画を読み解く知的遊戯ってことで御理解下さいませ。

ヨシュア記3

イメージ 1

イメージ 2

 エリコは、イスラエルの人々の攻撃に備えて城門を堅く閉ざしたので、
 だれも出入りすることはできなかった。
 そのとき、主はヨシュアに言われた。
 「見よ、わたしはエリコとその王と勇士たちをあなたの手に渡す。
 あなたたち兵士は皆、町の周りを回りなさい。町を一周し、それを六日間続けなさい。
 七人の祭司は、それぞれ雄羊の角笛を携えて神の箱を先導しなさい。
 七日目には、町を七周し、祭司たちは角笛を吹き鳴らしなさい。
 彼らが雄羊の角笛を長く吹き鳴らし、その音があなたたちの耳に達したら、
 民は皆、鬨の声をあげなさい。
 町の城壁は崩れ落ちるから、民は、それぞれ、その場所から突入しなさい。」

 ヌンの子ヨシュアは、まず祭司たちを呼び集め、
 「契約の箱を担げ。七人は、各自雄羊の角笛を携えて主の箱を先導せよ」と命じ、
 次に民に向かって、「進め。町の周りを回れ。武装兵は主の箱の前を行け」と命じた。
 ヨシュアが民に命じ終わると、七人の祭司は、それぞれ雄羊の角笛を携え、
 それを吹き鳴らしながら主の前を行き、主の契約の箱はその後を進んだ。
 武装兵は、角笛を吹き鳴らす祭司たちの前衛として進み、また後衛として神の箱に従った。
 行進中、角笛は鳴り渡っていた。

 ヨシュアは、その他の民に対しては、
 「わたしが鬨の声をあげよと命じる日までは、叫んではならない。
 声を聞かれないようにせよ。
 口から言葉を発してはならない。
 あなたたちは、その後で鬨の声をあげるのだ」と命じた。
 彼はこうして、主の箱を担いで町を回らせ、一周させた。
 その後、彼らは宿営に戻り、そこで夜を過ごした。

 翌朝、ヨシュアは早く起き、祭司たちは主の箱を担ぎ、
 七人の祭司はそれぞれ雄羊の角笛を携え、それを吹き鳴らしながら主の箱の前を進んだ。
 武装兵は、更にその前衛として進み、また後衛として主の箱に従った。
 行進中、角笛は鳴り渡っていた。
 彼らは二日目も、町を一度回って宿営に戻った。
 同じことを、彼らは六日間繰り返したが、
 七日目は朝早く、夜明けとともに起き、同じようにして町を七度回った。
 町を七度回ったのはこの日だけであった。
 七度目に、祭司が角笛を吹き鳴らすと、ヨシュアは民に命じた。
 「鬨の声をあげよ。主はあなたたちにこの町を与えられた。
 町とその中にあるものは、ことごとく滅ぼし尽くして主にささげよ。
 ただし、遊女ラハブおよび彼女と一緒に家の中にいる者は皆、生かしておきなさい。
 我々が遣わした使いをかくまってくれたからである。
 あなたたちはただ滅ぼし尽くすべきものを欲しがらないように気をつけ、
 滅ぼし尽くすべきものの一部でもかすめ取って
 イスラエルの宿営全体を滅ぼすような不幸を招かないようにせよ。
 金、銀、銅器、鉄器はすべて主にささげる聖なるものであるから、主の宝物倉に納めよ。」
 角笛が鳴り渡ると、民は鬨の声をあげた。

画像:RAPHAEL 1483-1520
『Fall of Jericho』 1518-19

 民が角笛の音を聞いて、一斉に鬨の声をあげると、城壁が崩れ落ち、
 民はそれぞれ、その場から町に突入し、この町を占領した。
 彼らは、男も女も、若者も老人も、また牛、羊、
 ろばに至るまで町にあるものはことごとく剣にかけて滅ぼし尽くした。

 ヨシュアは、土地を探った二人の斥候に、
 「あの遊女の家に行って、あなたたちが誓ったとおり、
 その女と彼女に連なる者すべてをそこから連れ出せ」と命じた。
 斥候の若者たちは行って、ラハブとその父母、兄弟、彼女に連なる者すべてを連れ出し、
 彼女の親族をすべて連れ出してイスラエルの宿営のそばに避難させた。
 彼らはその後、町とその中のすべてのものを焼き払い、
 金、銀、銅器、鉄器だけを主の宝物倉に納めた。
 遊女ラハブとその一族、彼女に連なる者はすべて、ヨシュアが生かしておいたので、
 イスラエルの中に住んで今日に至っている。
 エリコを探る斥候としてヨシュアが派遣した使者を、彼女がかくまったからである。

 ヨシュアは、このとき、誓って言った。
 「この町エリコを再建しようとする者は 主の呪いを受ける。
 基礎を据えたときに長子を失い 城門を建てたときに末子を失う。」
 主がヨシュアと共におられたので、彼の名声はこの地方一帯に広まった。

注.私のHPでは絵画主題として旧約聖書を取り上げたいと思いますので、
物語の整合性は求めていません。
布教するつもりもありません。
絵画を読み解く知的遊戯ってことで御理解下さいませ。

ヨシュア記2

イメージ 1

 民がすべてヨルダン川を渡り終わったとき、主はヨシュアに言われた。
 「民の中から部族ごとに一人ずつ、計十二人を選び出し、
 彼らに命じて、ヨルダン川の真ん中の、祭司たちが足を置いた場所から、
 石を十二個拾わせ、それを携えて行き、今夜野営する場所に据えさせなさい。」
 ヨシュアはイスラエルの各部族から一人ずつ、
 かねて決めておいた十二人を呼び寄せて、言った。
 「ヨルダン川の真ん中の、あなたたちの神、主の箱の前に行き、
 イスラエルの人々の部族の数に合わせて、石を一つずつ肩に担いで来い。
 それはあなたたちの間でしるしとなるであろう。
 後日、あなたたちの子供が、
 これらの石は何を意味するのですかと尋ねるときには、こう答えなさい。
 『ヨルダン川の流れは、主の契約の箱の前でせき止められた。
 箱がヨルダン川を渡るとき、ヨルダン川の流れはせき止められた。
 これらの石は、永久にイスラエルの人々の記念となる』と。」

 イスラエルの人々はヨシュアの命じたとおりにした。
 主がヨシュアに告げられたように、イスラエルの人々の部族の数に合わせて、
 十二の石をヨルダン川の真ん中から拾い、
 それらを携えて行き、野営する場所に据えた。
 ヨシュアはまた、
 契約の箱を担いだ祭司たちが川の真ん中で足をとどめた跡に十二の石を立てたが、
 それは今日までそこにある。
 主がヨシュアに命じて民に告げさせたことがすべて終わるまで、
 箱を担いだ祭司たちはヨルダン川の真ん中に立ち止まっていた。
 すべてモーセがヨシュアに命じたとおりである。
 その間に民は急いで川を渡った。
 民が皆、渡り終わると、主の箱と祭司たちとは民の先頭に立った。
 ルベンとガドの人々、およびマナセの半部族は、モーセがかつて告げたとおり、
 隊伍を整え、他のイスラエルの人々の先に立ち、
 約四万の武装した軍勢が主の前を進み、戦うためエリコの平野に向かって行った。
 その日、全イスラエルの見ている前で、
 主がヨシュアを大いなる者とされたので、彼らはモーセを敬ったように、
 ヨシュアをその生涯を通じて敬った。
 主はヨシュアに言われた。
 「掟の箱を担ぐ祭司たちに命じて、ヨルダン川から上がって来させなさい。」
 ヨシュアが祭司たちに、「ヨルダン川から上がって来い」と命じ、
 主の契約の箱を担ぐ祭司たちはヨルダン川から上がり、
 彼らの足の裏が乾いた土を踏んだとき、ヨルダン川の流れは元どおりになり、
 以前のように堤を越えんばかりに流れた。
 第一の月の十日に、民はヨルダン川から上がって、
 エリコの町の東の境にあるギルガルに宿営した。

 ヨシュアはヨルダン川から取った十二の石をギルガルに立て、
 イスラエルの人々に告げた。
 「後日、あなたたちの子供が、
 これらの石は何を意味するのですかと尋ねるときには、子供たちに、
 イスラエルはヨルダン川の乾いたところを渡ったのだと教えねばならない。
 あなたたちの神、主は、あなたたちが渡りきるまで、
 あなたたちのためにヨルダンの水を涸らしてくださった。
 それはちょうど、我々が葦の海を渡りきるまで、
 あなたたちの神、主が我々のために海の水を涸らしてくださったのと同じである。
 それは、地上のすべての民が主の御手の力強いことを知るためであり、
 また、あなたたちが常に、あなたたちの神、主を敬うためである。」

 ヨルダン川の西側にいるアモリ人の王たちと、
 沿岸地方にいるカナン人の王たちは皆、
 主がイスラエルの人々のためにヨルダン川の水を涸らして、
 彼らを渡らせたと聞いて、心が挫け、
 もはやイスラエルの人々に立ち向かおうとする者はいなかった。
 そのとき、主はヨシュアに、火打ち石の刃物を作り、
 もう一度イスラエルの人々に割礼を施せ、とお命じになった。
 ヨシュアは、自ら火打ち石の刃物を作り、
 ギブアト・アラロトでイスラエルの人々に割礼を施した。
 ヨシュアが割礼を施した理由はこうである。
 すなわちエジプトを出て来たすべての民、戦士である成人男子は皆、
 エジプトを出た後、途中の荒れ野で死んだ。
 出て来た民は皆、割礼を受けていたが、エジプトを出た後、
 途中の荒れ野で生まれた者は一人も割礼を受けていなかったからである。
 イスラエルの人々は荒れ野を四十年さまよい歩き、
 その間にエジプトを出て来た民、戦士たちはすべて死に絶えた。
 彼らが主の御声に聞き従わなかったため、
 我々に与えると先祖たちにお誓いになった土地、
 すなわち乳と蜜の流れる土地を、彼らには見せない、と主は誓われたのである。
 ヨシュアが割礼を施したのは、
 神がその代わりにお立てになった彼らの息子たちであって、
 途中で割礼を受ける折がなく、無割礼だったからである。
 民は全員割礼を受けた後、その傷がいえるまで、宿営内の自分の場所にとどまった。 

 主はヨシュアに言われた。
 「今日、わたしはあなたたちから、エジプトでの恥辱を取り除いた(ガラ)。」
 そのために、その場所の名はギルガルと呼ばれ、今日に至っている。
 イスラエルの人々はギルガルに宿営していたが、
 その月の十四日の夕刻、エリコの平野で過越祭を祝った。
 過越祭の翌日、その日のうちに彼らは土地の産物を、
 酵母を入れないパンや炒り麦にして食べた。
 彼らが土地の産物を食べ始めたその日以来、マナは絶え、
 イスラエルの人々に、もはやマナはなくなった。
 彼らは、その年にカナンの土地で取れた収穫物を食べた。

 ヨシュアがエリコのそばにいたときのことである。
 彼が目を上げて、見ると、
 前方に抜き身の剣を手にした一人の男がこちらに向かって立っていた。

画像:Ferdinand Bol  1616-1680
『The Messenger of God Appearing to Joshua』 1640 - 1644
天使の御仕事はメッセンジャー。
剣を持ってる天使は、、、ミカエル?

 ヨシュアが歩み寄って、「あなたは味方か、それとも敵か」と問いかけると、
 彼は答えた。
 「いや。わたしは主の軍の将軍である。今、着いたところだ。」
 ヨシュアは地にひれ伏して拝し、彼に、
 「わが主は、この僕に何をお言いつけになるのですか」と言うと、
 主の軍の将軍はヨシュアに言った。
 「あなたの足から履物を脱げ。あなたの立っている場所は聖なる所である。」
 ヨシュアはそのとおりにした。 

注1.私のHPでは絵画主題として旧約聖書を取り上げたいと思いますので、
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