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GWは単なる週末でした。

士師記

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士師記6

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サムソンはティムナに下って行ったが、
そのティムナで一人の女、ペリシテ人の娘に目をひかれた。
彼は父母のところに上って行って、
「ティムナで、一人の女、ペリシテ人の娘に目をひかれました。
どうか彼女をわたしの妻に迎えてください」と言った。
父母は言った。
「お前の兄弟の娘や同族の中に、女がいないとでも言うのか。
無割礼のペリシテ人の中から妻を迎えようとは。」
だがサムソンは父に、
「彼女をわたしの妻として迎えてください。わたしは彼女が好きです」と願った。
父母にはこれが主の御計画であり、
主がペリシテ人に手がかりを求めておられることが分からなかった。
当時、ペリシテ人がイスラエルを支配していた。
サムソンは父母と共に、ティムナに向けて下って行った。
ティムナのぶどう畑まで来たところ、一頭の若い獅子がほえながら向かって来た。

画像1:CRANACH, Lucas the Elder (1472-1553)
『Samson vanquishing the lion』  1520-25

 そのとき主の霊が激しく彼に降ったので、彼は手に何も持たなくても、
 子山羊を裂くように獅子を裂いた。
 しかし、彼は自分の行ったことを父母には言わなかった。
 彼は、女のところに下って行って言葉をかけた。
 サムソンは彼女が好きであった。
 しばらくして彼は彼女を迎えに戻って行ったが、
 あの獅子の屍を見ようと脇道にそれたところ、
 獅子の死骸には蜜蜂の群れがいて、蜜があった。
 彼は手で蜜をかき集め、歩きながら食べた。
 また父母のところに行ってそれを差し出したので、彼らも食べた。
 しかし、その蜜が獅子の死骸からかき集めたものだとは言わなかった。
 父がその女のところに下って来たとき、
 サムソンは若者たちの習慣に従い、宴会を催した。
 サムソンを見て、人々は三十人の客を連れて来てサムソンと同席させた。
 サムソンは彼らに言った。
 「あなたたちになぞをかけたい。
 宴会の続く七日の間にその意味を解き明かし、
 言い当てるなら、わたしは麻の衣三十着、着替えの衣三十着を差し上げる。
 もし解き明かせなかったなら、あなたたちが麻の衣三十着と、
 着替えの衣三十着を差し出すことにしよう。」

画像2:REMBRANDT Harmenszoon van Rijn 1606-1669
『Samson putting forth his riddles at the wedding feast』 1638

 彼らは、「なぞをかけてもらおう。聞こうではないか」と応じた。
 サムソンは言った。
 「食べる者から食べ物が出た。 強いものから甘いものが出た。」
 彼らは三日たっても、このなぞが解けなかった。
 七日目になって、彼らはサムソンの妻に言った。
 「夫をうまく言いくるめて、あのなぞの意味を我々に明かすようにしてほしい。
 さもないと、火を放ってあなたを家族もろとも焼き殺してやる。
 まさか、我々からはぎ取るために招待したわけではないだろう。」
 サムソンの妻は、夫に泣きすがって言った。
 「あなたはただわたしを嫌うだけで、少しも愛してくださらず、
 わたしの同族の者にかけたなぞの意味を、このわたしにも明かそうとなさいません。」
 彼は答えた。
 「父にも母にも明かしていないのに、お前に明かすわけがないだろう。」
 宴会が行われた七日間、彼女は夫に泣きすがった。
 彼女がしつこくせがんだので、七日目に彼は彼女に明かしてしまった。
 彼女は同族の者にそのなぞを明かした。
 七日目のこと、日が沈む前に町の人々は彼に言った。
 「蜂蜜より甘いものは何か 獅子より強いものは何か。」
 するとサムソンは言った。
 「わたしの雌牛で耕さなかったなら わたしのなぞは解けなかっただろう。」
 そのとき主の霊が激しく彼に降り、彼はアシュケロンに下って、
 そこで三十人を打ち殺し、彼らの衣をはぎ取って、
 着替えの衣としてなぞを解いた者たちに与えた。
 彼は怒りに燃えて自分の父の家に帰った。
 サムソンの妻は、彼に付き添っていた友のものとなった。

注.私のHPでは絵画主題としての旧約聖書を取り上げたいと思いますので、
物語の整合性は求めていません。
絵画を読み解く知的遊戯ってことで御理解下さいませ。

士師記5

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 イスラエルの人々は、またも主の目に悪とされることを行ったので、
 主は彼らを四十年間、ペリシテ人の手に渡された。
 その名をマノアという一人の男がいた。
 彼はダンの氏族に属し、ツォルアの出身であった。
 彼の妻は不妊の女で、子を産んだことがなかった。
 主の御使いが彼女に現れて言った。
 「あなたは不妊の女で、子を産んだことがない。
 だが、身ごもって男の子を産むであろう。
 今後、ぶどう酒や強い飲み物を飲まず、汚れた物も一切食べないように気をつけよ。
 あなたは身ごもって男の子を産む。
 その子は胎内にいるときから、ナジル人として神にささげられているので、
 その子の頭にかみそりを当ててはならない。
 彼は、ペリシテ人の手からイスラエルを解き放つ救いの先駆者となろう。」
 女は夫のもとに来て言った。
 「神の人がわたしのところにおいでになりました。
 姿は神の御使いのようで、非常に恐ろしく、
 どこからおいでになったのかと尋ねることもできず、
 その方も名前を明かされませんでした。
 ただその方は、わたしが身ごもって男の子を産むことになっており、
 その子は胎内にいるときから死ぬ日までナジル人として神にささげられているので、
 わたしにぶどう酒や強い飲み物を飲まず、
 汚れた物も一切食べないようにとおっしゃいました。」
 そこでマノアは、主に向かってこう祈った。
 「わたしの主よ。お願いいたします。
 お遣わしになった神の人をもう一度わたしたちのところに来させ、
 生まれて来る子をどうすればよいのか教えてください。」
 神はマノアの声をお聞き入れになり、
 神の御使いが、再びその妻のところに現れた。
 彼女は畑に座っていて、夫マノアは一緒にいなかった。
 妻は急いで夫に知らせようとして走り、
 「この間わたしのところにおいでになった方が、またお見えになっています」と言った。
 マノアは立ち上がって妻について行き、その人のところに来て言った。
 「この女に話しかけたのはあなたですか。」
 その人は、「そうです」と答えた。
 マノアが、「あなたのお言葉のとおりになるのでしたら、
 その子のためになすべき決まりとは何でしょうか」と尋ねると、
 主の御使いはマノアに答えた。
 「わたしがこの女に言ったことをすべて守りなさい。
 彼女はぶどう酒を作るぶどうの木からできるものは一切食べてはならず、
 ぶどう酒や強い飲み物も飲んではならない。
 また汚れた物を一切食べてはならない。
 わたしが彼女に戒めたことは、すべて守らなければならない。」
 マノアは主の御使いに言った。
 「あなたをお引き止めしてもよいでしょうか。
 子山羊をごちそうさせてください。」
 主の御使いはマノアに答えた。
 「あなたが引き止めても、わたしはあなたの食べ物を食べない。
 もし焼き尽くす献げ物をささげたいなら、主にささげなさい。」
 マノアは、その人が主の御使いであることを知らなかった。
 そこでマノアは主の御使いに、
 「お名前は何とおっしゃいますか。
 お言葉のとおりになりましたなら、あなたをおもてなししたいのです」と言った。
 主の御使いは、「なぜわたしの名を尋ねるのか。それは不思議と言う」と答えた。
 マノアは子山羊と穀物の献げ物を携え、
 岩の上に上って主、不思議なことをなさる方にささげようとした。
 マノアとその妻は見ていた。
 すると、祭壇から炎が天に上るとき、
 主の御使いも、その祭壇の炎と共に上って行った。
 マノアとその妻はそれを見て、ひれ伏して顔を地につけた。
 主の御使いは再びマノアとその妻に現れることがなかった。
 マノアはそのとき、この方が主の御使いであったことを知った。
 マノアは妻に、「わたしたちは神を見てしまったから、死なねばなるまい」と言った。
 だが妻は、「もし主がわたしたちを死なせようとお望みなら、
 わたしたちの手から焼き尽くす献げ物と穀物の献げ物をお受け取りにならなかったはずです。
 このようなことを一切お見せにならず、
 今こうした事をお告げにもならなかったはずです」と答えた。
 この女は男の子を産み、その名をサムソンと名付けた。

画像:Rembrandt Harmenszoon van Rijn 1606-1669
『Sacrifice of Manoah」1641

 子は成長し、主はその子を祝福された。
 主の霊が彼を奮い立たせ始めたのは、
 彼がツォルアとエシュタオルの間にあるマハネ・ダンにいたときのことであった。

注.私のHPでは絵画主題としての旧約聖書を取り上げたいと思いますので、
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士師記4

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 ギレアドの人エフタは、勇者であった。
 彼は遊女の子で、父親はギレアドである。
 ギレアドの妻も男の子を産んだ。
 その妻の産んだ子供たちは成長すると、エフタに、
 「あなたは、よその女の産んだ子だから、
 わたしたちの父の家にはあなたが受け継ぐものはない」
 と言って、彼を追い出した。
 エフタは兄弟たちから逃れて、トブの地に、身を落ち着けた。
 そのエフタのもとにはならず者が集まり、彼と行動を共にするようになった。
 しばらくしてアンモンの人々が、イスラエルに戦争を仕掛けてきた。
 アンモンの人々が戦争を仕掛けてきたとき、
 ギレアドの長老たちはエフタをトブの地から連れ戻そうと、やって来た。
 彼らはエフタに言った。
 「帰って来てください。
 わたしたちの指揮官になっていただければ、
 わたしたちもアンモンの人々と戦えます。」
 エフタはギレアドの長老たちに言った。
 「あなたたちはわたしをのけ者にし、
 父の家から追い出したではありませんか。
 困ったことになったからと言って、
 今ごろなぜわたしのところに来るのですか。」
 ギレアドの長老たちは、エフタに言った。
 「だからこそ今、あなたのところに戻って来たのです。
 わたしたちと共に来て、アンモン人と戦ってくださるなら、
 あなたにわたしたちギレアド全住民の、頭になっていただきます。」
 エフタは、ギレアドの長老たちに言った。
 「あなたたちがわたしを連れ帰り、
 わたしがアンモン人と戦い、主が彼らをわたしに渡してくださるなら、
 このわたしがあなたたちの頭になるというのですね。」
 ギレアドの長老たちは、エフタに言った。
 「主がわたしたちの一問一答の証人です。
 わたしたちは必ずあなたのお言葉どおりにいたします」と答えた。
 エフタはギレアドの長老たちと同行した。
 民は彼を自分たちの頭とし、指揮官として立てた。
 エフタは、ミツパで主の御前に出て自分が言った言葉をことごとく繰り返した。 

 エフタは、アンモンの王に使者を送って言わせた。
 「あなたはわたしと何のかかわりがあって、
 わたしの国に戦いを仕掛けようと向かって来るのか。」
 アンモンの王はエフタの使者に答えた。
 「イスラエルがエジプトから上って来たとき、
 アルノンからヤボク、ヨルダンまでのわが国土を奪ったからだ。
 今、それを平和に返還せよ。」
 エフタは再びアンモンの王に使者を送って、言わせた。
 「エフタはこう言う。
 イスラエルはモアブの地もアンモンの地も奪いはしなかった。
 イスラエルはエジプトから上って来たとき、
 荒れ野を通って葦の海まで来て、更にカデシュにたどりついた。
 そこからエドムの王に使者を送り、
 『あなたの国を通らせていただきたい』と頼んだが、
 エドムの王は聞き入れず、
 モアブの王にも使者を送ったが、この王も同意せず、
 イスラエルはカデシュにとどまったままであった。
 イスラエルはやがて荒れ野を進み、エドムとモアブの地を迂回し、
 モアブの地の東側に出て、アルノンの向こう側に宿営した。
 アルノンがモアブの境界であったから、モアブの領土は侵さなかった。
 イスラエルは、ヘシュボンに君臨するアモリ人の王シホンに使者を送った。
 『あなたの国を通ってわたしの目指すところまで行かせてください』
 とイスラエルは頼んだが、
 シホンはイスラエルを信用せず、領土内を通らせないだけでなく、
 すべての民を結集してヤハツに陣を敷き、イスラエルに戦いを仕掛けてきた。
 しかしイスラエルの神、主が、
 シホンとそのすべての民をイスラエルの手にお渡しになったので、
 イスラエルは彼らを撃ち破り、
 アモリ人が住んでいたこのすべての地方を占領した。
 こうしてイスラエルは、アルノンからヤボクまで、
 荒れ野からヨルダンまでのアモリ人の全領土を占領した。
 イスラエルの神、
 主が御自分の民イスラエルの前からアモリ人を追い払われたのに、
 あなたはそのイスラエルを追い払おうとしている。
 あなたは、あなたの神ケモシュが得させてくれた所を得、
 わたしたちは、わたしたちの神、
 主が与えてくださった所をすべて得たのではなかったか。
 あなたはモアブの王ツィポルの子バラクをしのごうとするのか。
 彼はイスラエルと争ったり、戦火を交えたりしただろうか。
 イスラエルはヘシュボンとその周辺の村落、
 アロエルとその周辺の村落およびアルノン流域のすべての町々に
 三百年にもわたって住んできたが、
 なぜ、あなたたちはこの間にそれを取り戻さなかったのか。
 わたしはあなたに何も間違ったことをしていない。
 あなたこそ戦いを仕掛けて、わたしに不当なことをしている。
 審判者である主が、今日、
 イスラエルの人々とアンモンの人々の間を裁いてくださるように。」
 しかし、アンモン人の王は、エフタが送ったこの言葉を聞こうとはしなかった。 

 主の霊がエフタに臨んだ。
 彼はギレアドとマナセを通り、更にギレアドのミツパを通り、
 ギレアドのミツパからアンモン人に向かって兵を進めた。
 エフタは主に誓いを立てて言った。
 「もしあなたがアンモン人をわたしの手に渡してくださるなら、
 わたしがアンモンとの戦いから無事に帰るとき、
 わたしの家の戸口からわたしを迎えに出て来る者を主のものといたします。
 わたしはその者を、焼き尽くす献げ物といたします。」
 こうしてエフタは進んで行き、アンモン人と戦った。
 主は彼らをエフタの手にお渡しになった。
 彼はアロエルからミニトに至るまでの二十の町と
 アベル・ケラミムに至るまでのアンモン人を徹底的に撃ったので、
 アンモン人はイスラエルの人々に屈服した。
 エフタがミツパにある自分の家に帰ったとき、
 自分の娘が鼓を打ち鳴らし、踊りながら迎えに出て来た。
 彼女は一人娘で、彼にはほかに息子も娘もいなかった。

画像1:Bon de Boullogne 1649-1717
『Jephthah's daughter』 17th - early 18th

 彼はその娘を見ると、衣を引き裂いて言った。
 「ああ、わたしの娘よ。お前がわたしを打ちのめし、
 お前がわたしを苦しめる者になるとは。
 わたしは主の御前で口を開いてしまった。
 取り返しがつかない。」
 彼女は言った。
 「父上。あなたは主の御前で口を開かれました。
 どうか、わたしを、その口でおっしゃったとおりにしてください。
 主はあなたに、あなたの敵アンモン人に対して復讐させてくださったのですから。」
 彼女は更に言った。
 「わたしにこうさせていただきたいのです。
 二か月の間、わたしを自由にしてください。
 わたしは友達と共に出かけて山々をさまよい、
 わたしが処女のままであることを泣き悲しみたいのです。」
 彼は「行くがよい」と言って、娘を二か月の間去らせた。
 彼女は友達と共に出かけ、山々で、処女のままであることを泣き悲しんだ。

画像2:Narcisse-Virgile Diaz de la Pena 1807-1876
『The Lament of Jephthah's Daughter』 1846
 
 二か月が過ぎ、彼女が父のもとに帰って来ると、
 エフタは立てた誓いどおりに娘をささげた。
 彼女は男を知ることがなかったので、イスラエルに次のようなしきたりができた。
 来る年も来る年も、年に四日間、イスラエルの娘たちは、
 ギレアドの人エフタの娘の死を悼んで家を出るのである。
 エフライム人が勢ぞろいして、ツァフォンに赴き、エフタに言った。
 「アンモン人との戦いに出向いたとき、
 なぜあなたは、わたしたちに同行を呼びかけなかったのか。
 あなたの家をあなたもろとも焼き払ってやる。」
 エフタは彼らに言った。
 「わたしとわたしの民がアンモン人と激しく争っていたとき、
 あなたたちに助けを求めたが、敵の手からわたしを救ってくれなかった。
 あなたたちが救ってくれることはないと思い、
 わたしは命がけでアンモン人に向かって行った。
 主は、わたしの手に彼らを渡してくださった。
 どうして今日になってわたしに向かって攻め上り、戦おうとするのか。」
 エフタはそこでギレアドの人をすべて集めて、エフライムと戦い、
 ギレアドの人はエフライムを撃ち破った。
 エフライムが、「あなたたちはエフライムを逃げ出した者。
 ギレアドはエフライムの中、マナセの中にいるはずだ」と言ったからである。
 ギレアドはまた、エフライムへのヨルダンの渡し場を手中に収めた。
 エフライムを逃げ出した者が、「渡らせてほしい」と言って来ると、
 ギレアド人は、「あなたはエフライム人か」と尋ね、
 「そうではない」と答えると、
 「ではシイボレトと言ってみよ」と言い、その人が正しく発音できず、
 「シボレト」と言うと、直ちに捕らえ、そのヨルダンの渡し場で亡き者にした。
 そのときエフライム人四万二千人が倒された。
 エフタは六年間、士師としてイスラエルを裁いた。
 ギレアドの人エフタは死んで、自分の町ギレアドに葬られた。

注1.私のHPでは絵画主題としての旧約聖書を取り上げたいと思いますので、
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士師記3

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 エルバアルの子アビメレクはシケムに来て、母方のおじたちに会い、
 彼らと母の家族が属する一族全員とにこう言った。
 「シケムのすべての首長にこう言い聞かせてください。
 あなたたちにとって、エルバアルの息子七十人全部に治められるのと、
 一人の息子に治められるのと、どちらが得か。
 ただしわたしが、あなたたちの骨であり肉だということを心に留めよ。」
 母方のおじたちは、
 彼に代わってこれらの言葉をことごとくシケムのすべての首長に告げた。
 彼らは、「これは我々の身内だ」と思い、
 その心はアビメレクに傾いた。
 彼らがバアル・ベリトの神殿から銀七十をとってアビメレクに渡すと、
 彼はそれで命知らずのならず者を数名雇い入れ、自分に従わせた。
 彼はオフラにある父の家に来て、
 自分の兄弟であるエルバアルの子七十人を一つの石の上で殺した。
 末の子ヨタムだけは身を隠して生き延びた。

画像1:Gustave Dore (1833-1883)
『Death of the sons of Gideon』 1865

 シケムのすべての首長とベト・ミロの全員が集まり、
 赴いて、シケムの石柱のあるテレビンの木の傍らでアビメレクを王とした。
 このことがヨタムに知らされると、彼はゲリジム山の頂に行って立ち、
 大声を張り上げて言った。
 「シケムの首長たちよ。
 わたしの言うことを聞いてください。
 そうすれば、神はあなたたちの言うことを聞き入れてくださる。
 木々が、だれかに油を注いで、自分たちの王にしようとしてまずオリーブの木に頼んだ。
 『王になってください。』
 オリーブの木は言った。
 『神と人に誉れを与える わたしの油を捨てて 木々に向かって手を振りに 
 行ったりするものですか。』
 木々は、いちじくの木に頼んだ。
 『それではあなたが女王になってください。』
 いちじくの木は言った。
 『わたしの甘くて味のよい実を捨てて
 木々に向かって手を振りに 行ったりするものですか。』
 木々は、ぶどうの木に頼んだ。
 『それではあなたが女王になってください。』
 ぶどうの木は言った。
 『神と人を喜ばせる わたしのぶどう酒を捨てて 
 木々に向かって手を振りに 行ったりするものですか。』
 そこですべての木は茨に頼んだ。
 『それではあなたが王になってください。』
 茨は木々に言った。
 『もしあなたたちが誠意のある者で わたしに油を注いで王とするなら 
 来て、わたしの陰に身を寄せなさい。
 そうでないなら、この茨から火が出て、レバノンの杉を焼き尽くします。』
 さて、あなたたちはアビメレクを王としたが、それは誠意のある正しい行動だろうか。
 それがエルバアルとその一族を正当に遇し、
 彼の手柄にふさわしく報いることだろうか。
 わたしの父はあなたたちのために戦い、
 命をかけて、あなたたちをミディアンの手から救い出した。
 ところが今日、あなたたちはわたしの父の家に背いて立ち上がり、
 その息子七十人を一つの石の上で殺し、
 女奴隷の子アビメレクを、ただ自分たちの身内だからというだけで、
 シケムの首長たちの上に立てて王とした。
 もし今日、あなたたちがエルバアルとその一族とに対して
 誠意をもって正しく行動したのなら、アビメレクと共に喜び祝うがよい。
 彼もまたあなたたちと共に喜び祝うがよい。
 もしそうでなければ、アビメレクから火が出て、
 シケムの首長たちとベト・ミロをなめ尽くす。
 またシケムの首長たちとベト・ミロから火が出て、アビメレクをなめ尽くす。」
 ヨタムは逃げ去った。
 彼は逃げてベエルに行き、兄弟アビメレクを避けてそこに住んだ。

 一方、アビメレクは三年間イスラエルを支配下においていたが、
 神はアビメレクとシケムの首長の間に、険悪な空気を送り込まれたので、
 シケムの首長たちはアビメレクを裏切ることになった。
 こうしてエルバアルの七十人の息子に対する不法がそのままにされず、
 七十人を殺した兄弟アビメレクと、それに手を貸したシケムの首長たちの上に、
 血の報復が果たされることになる。
 シケムの首長たちは、山々の頂にアビメレクを待ち伏せる者を配置したが、
 彼らはそばを通りかかる旅人をだれかれなく襲った。
 そのことはやがてアビメレクの知るところとなった。
 エベドの子ガアルとその兄弟たちがシケムを通りかかったが、
 シケムの首長たちは彼を信用した。
 首長たちは野に出て、ぶどうを取り入れて踏み、
 祝宴を催し、神殿に行って飲んで食べ、アビメレクを嘲った。 

 エベドの子ガアルは言った。
 「アビメレクとは何者か、その彼に仕えなければならないとすると、
 我々シケムの者も何者だろうか。
 彼はエルバアルの子、ゼブルがその役人で、
 彼らはシケムの父ハモルの人々に仕える者ではなかったか。
 なぜ我々が彼に仕えなければならないのか。
 この民がわたしの手に託されるなら、わたしはアビメレクを片づけてやるのに。」
 彼はアビメレクを念頭に言った。
 「お前の軍を増強して出て来い。」
 町の長ゼブルは、エベドの子ガアルの言葉を聞いて激しく怒り、
 使者をアルマにいるアビメレクのもとに送って、こう言わせた。
 「エベドの子ガアルとその兄弟がシケムに来て、
 この町をあなたに背かせようとけしかけています。
 早速夜のうちに行動を起こし、民を率い、野に待ち伏せして、
 明朝、日の出とともに町に攻撃をかけてください。
 ガアルとガアルの率いる民があなたを迎え撃とうと出て来るはずです。
 あなたは、思いのままに彼をあしらうことができます。」
 アビメレクと配下のすべての民は夜のうちに行動を起こし、
 四隊に分かれてシケムに向かい、そこで待ち伏せた。
 エベドの子ガアルが出て来て、町の門の入り口に立った。
 アビメレクは率いる民と共に待ち伏せの場所から立ち上がると、
 ガアルは、その民を見てゼブルに言った。
 「見よ、山々の頂から民が下りて来る。」
 ゼブルは、「あれは、山々の影なのに、あなたには人間のように見えるのでしょう」
 と答えた。
 ガアルはもう一度言った。
 「見よ、地の高みから人が下りて来る。
 エロン・メオネニムの道から一部隊がやって来る。」
 そこでゼブルは言った。
 「アビメレクとは何者か、その彼に我々が仕えなければならないとは、
 と述べたあなたの口はどこに行ったのですか。
 あれはあなたが軽蔑した民ではないのですか。
 すぐ出て行って戦ったらどうです。」
 ガアルは、シケムの首長たちの先頭に立って出て行き、アビメレクと戦った。
 しかし、アビメレクが追い上げ、ガアルは敗走することとなった。
 斬り倒された者は数多く、城門の入り口にまで及んだ。
 アビメレクはアルマにとどまり、ゼブルはガアルとその兄弟たちを追い払い、
 シケムにとどまれないようにした。
 
 翌日、民が野に出て行くと、アビメレクにその知らせが届けられた。
 彼は三部隊に分けた自分の民を指揮して、野に待ち伏せし、
 町から出て来る民を見つけしだい襲いかかって打ち殺した。
 アビメレクは、自ら率いる部隊と共に攻撃をかけて町の門を抑え、
 他の二部隊は野にいるすべての者を襲って打ち殺した。
 アビメレクは、その日一日中、その町と戦い、これを制圧し、
 町にいた民を殺し、町を破壊し、塩をまいた。
 ミグダル・シケムの首長は皆これを聞き、エル・ベリトの神殿の地下壕に入った。
 ミグダル・シケムの首長が皆、集まっていることがアビメレクに知らされると、
 アビメレクは、自分の率いる民をすべて伴ってツァルモン山に登り、
 斧を手に取って木の枝を切り、持ち上げて肩に担い、
 自分の率いる民に向かってこう言った。
 「わたしが何をするのか、お前たちは見た。
 急いで、お前たちも同じようにせよ。」
 民は皆それぞれ枝を切ると、アビメレクについて行って、
 それを地下壕の上に積み、そこにいる者を攻めたて、地下壕に火をつけた。
 ミグダル・シケムの人々、男女合わせて約千人が皆、こうして死んだ。
 アビメレクはまたテベツに向かい、テベツに対して陣を敷き、これを制圧したが、
 この町の中に堅固な塔があり、
 男も女も皆、町の首長たちと共にその中に逃げ込んで立てこもり、塔の屋上に上った。
 アビメレクはその塔のところまで来て、これを攻撃した。
 塔の入り口に近づき、火を放とうとしたとき、
 一人の女がアビメレクの頭を目がけて、挽き臼の上石を放ち、頭蓋骨を砕いた。
 彼は急いで武器を持つ従者を呼び、
 「剣を抜いてわたしにとどめを刺せ。女に殺されたと言われないために」と言った。
 従者は彼を刺し、彼は死んだ。

画像2:Gustave Dore (1833-1883)
『Death of Abimelech』 1865

 イスラエルの人々はアビメレクが死んだのを見て、それぞれ自分の家へ帰って行った。
 神は、アビメレクが七十人の兄弟を殺して、父に加えた悪事の報復を果たされた。
 また神は、シケムの人々の行ったすべての悪事にもそれぞれ報復を果たされた。
 こうしてシケムの人々は、エルバアルの子ヨタムの呪いをその身に受けることとなった。

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士師記2

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さて、主の御使いが来て、オフラにあるテレビンの木の下に座った。
これはアビエゼルの人ヨアシュのものであった。
その子ギデオンは、ミディアン人に奪われるのを免れるため、
酒ぶねの中で小麦を打っていた。
主の御使いは彼に現れて言った。
「勇者よ、主はあなたと共におられます。」
ギデオンは彼に言った。
「わたしの主よ、お願いします。
主なる神がわたしたちと共においでになるのでしたら、
なぜこのようなことがわたしたちにふりかかったのですか。
先祖が、『主は、我々をエジプトから導き上られたではないか』と言って語り伝えた、
驚くべき御業はすべてどうなってしまったのですか。
今、主はわたしたちを見放し、ミディアン人の手に渡してしまわれました。」
主は彼の方を向いて言われた。
「あなたのその力をもって行くがよい。
あなたはイスラエルを、ミディアン人の手から救い出すことができる。
わたしがあなたを遣わすのではないか。」
彼は言った。
「わたしの主よ、お願いします。
しかし、どうすればイスラエルを救うことができましょう。
わたしの一族はマナセの中でも最も貧弱なものです。
それにわたしは家族の中でいちばん年下の者です。」
主は彼に言われた。
「わたしがあなたと共にいるから、
あなたはミディアン人をあたかも一人の人を倒すように打ち倒すことができる。」
彼は言った。
「もし御目にかないますなら、
あなたがわたしにお告げになるのだというしるしを見せてください。
どうか、わたしが戻って来るまでここを離れないでください。
供え物を持って来て、御前におささげしますから。」
主は、「あなたが帰って来るまでここにいる」と言われた。
ギデオンは行って、子山羊一匹、麦粉一エファの酵母を入れないパンを調え、
肉を篭に、肉汁を壷に入れ、テレビンの木の下にいる方に差し出した。
神の御使いは、「肉とパンを取ってこの岩の上に置き、肉汁を注ぎなさい」と言った。
ギデオンはそのとおりにした。
主の御使いは、手にしていた杖の先を差し伸べ、肉とパンに触れた。
すると、岩から火が燃え上がり、肉とパンを焼き尽くした。
主の御使いは消えていた。
ギデオンは、この方が主の御使いであることを悟った。
ギデオンは言った。
「ああ、主なる神よ。
わたしは、なんと顔と顔を合わせて主の御使いを見てしまいました。」
主は彼に言われた。
「安心せよ。恐れるな。あなたが死ぬことはない。」
ギデオンはそこに主のための祭壇を築き、「平和の主」と名付けた。
それは今日もなお、アビエゼルのオフラにあってそう呼ばれている。

 その夜、主はギデオンに言われた。
 「あなたの父の若い雄牛一頭、すなわち七歳になる第二の若い牛を連れ出し、
 あなたの父のものであるバアルの祭壇を壊し、その傍らのアシェラ像を切り倒せ。
 あなたの神、主のために、この砦の頂上に、
 よく整えられた祭壇を造り、切り倒したアシェラ像を薪にして、
 あの第二の雄牛を焼き尽くす献げ物としてささげよ。」
 ギデオンは召し使いの中から十人を選び、主が御命じになったとおりにした。
 だが、父の家族と町の人々を恐れて日中を避け、夜中にこれを行った。
 翌朝早く町の人々が起きてみると、バアルの祭壇は壊され、
 その傍らのアシェラ像も切り倒されていた。
 築かれた祭壇の上に第二の若い牛がささげられているので、
 人々は口々に、「誰がこんなことをしたのか」と言った。
 尋ねまわってヨアシュの子ギデオンの仕業だということが分かった。
 町の人々はヨアシュに言った。
 「息子を出せ。息子は殺さねばならない。
 バアルの祭壇を壊し、傍らのアシェラ像も切り倒した。」
 ヨアシュは、責めたててやまない人々皆に向かって言った。
 「あなたたちはバアルをかばって争うのか、バアルを救おうとでもいうのか。
 バアルをかばって争う者は朝とならぬうちに殺される。
 もしバアルが神なら、自分の祭壇が壊されたのだから、自分で争うだろう。」
 ギデオンがバアルの祭壇を壊したので、
 「バアルが彼と争うがよい」と言って、
 父はその日ギデオンをエルバアル(バアルは自ら争う)と呼んだ。

 ミディアン人、アマレク人、東方の諸民族が皆結束して川を渡って来て、
 イズレエルの平野に陣を敷いた。
 主の霊がギデオンを覆った。
 ギデオンが角笛を吹くと、アビエゼルは彼に従って集まって来た。
 彼がマナセの隅々にまで使者を送ると、そこの人々もまた彼に従って集まって来た。
 アシェル、ゼブルン、ナフタリにも使者を遣わすと、彼らも上って来て合流した。
 ギデオンは神にこう言った。
 「もしお告げになったように、
 わたしの手によってイスラエルを救おうとなさっているなら、
 羊一匹分の毛を麦打ち場に置きますから、
 その羊の毛にだけ露を置き、土は全く乾いているようにしてください。
 そうすれば、お告げになったように、
 わたしの手によってイスラエルを救おうとなさっていることが納得できます。」
 すると、そのようになった。
 翌朝早く起き、彼が羊の毛を押さえて、その羊の毛から露を絞り出すと、
 鉢は水でいっぱいになった。
 ギデオンはまた神に言った。
 「どうかお怒りにならず、もう一度言わせてください。
 もう一度だけ羊の毛で試すのを許し、羊の毛だけが乾いていて、
 土には一面露が置かれているようにしてください。」
 その夜、神はそのようにされた。
 羊の毛だけは乾いており、土には一面露が置かれていた。

 エルバアル、つまりギデオンと彼の率いるすべての民は朝早く起き、
 エン・ハロドのほとりに陣を敷いた。
 ミディアンの陣営はその北側、平野にあるモレの丘のふもとにあった。
 主はギデオンに言われた。
 「あなたの率いる民は多すぎるので、ミディアン人をその手に渡すわけにはいかない。
 渡せば、イスラエルはわたしに向かって心がおごり、
 自分の手で救いを勝ち取ったと言うであろう。
 それゆえ今、民にこう呼びかけて聞かせよ。
 恐れおののいている者は皆帰り、ギレアドの山を去れ、と。」
 こうして民の中から二万二千人が帰り、一万人が残った。
 主はギデオンに言われた。
 「民はまだ多すぎる。彼らを連れて水辺に下れ。
 そこで、あなたのために彼らをえり分けることにする。
 あなたと共に行くべきだとわたしが告げる者はあなたと共に行き、
 あなたと共に行くべきではないと告げる者は行かせてはならない。」
 彼は民を連れて水辺に下った。
 主はギデオンに言われた。
 「犬のように舌で水をなめる者、
 すなわち膝をついてかがんで水を飲む者はすべて別にしなさい。」
 水を手にすくってすすった者の数は三百人であった。
 他の民は皆膝をついてかがんで水を飲んだ。

画像1:Gustave Dore (1833-1883)
『Gideon choosing his soldiers』1865

 主はギデオンに言われた。
 「手から水をすすった三百人をもって、わたしはあなたたちを救い、
 ミディアン人をあなたの手に渡そう。
 他の民はそれぞれ自分の所に帰しなさい。」
 その民の糧食と角笛は三百人が受け取った。
 彼はすべてのイスラエル人をそれぞれ自分の天幕に帰らせたが、
 その三百人だけは引き留めておいた。
 ミディアン人の陣営は下に広がる平野にあった。
 その夜、主は彼に言われた。
 「起きて敵陣に下って行け。
 わたしは彼らをあなたの手に渡す。
 もし下って行くのが恐ろしいなら、従者プラを連れて敵陣に下り、
 彼らが何を話し合っているかを聞け。
 そうすればあなたの手に力が加わり、敵陣の中に下って行くことができる。」
 彼は従者プラを連れて、敵陣の武装兵のいる前線に下って行った。
 ミディアン人、アマレク人、東方の諸民族は、
 いなごのように数多く、平野に横たわっていた。
 らくだも海辺の砂のように数多く、数えきれなかった。 

 ギデオンが来てみると、一人の男が仲間に夢の話をしていた。
 「わたしは夢を見た。
 大麦の丸いパンがミディアンの陣営に転がり込み、
 天幕まで達して一撃を与え、これを倒し、ひっくり返した。
 こうして天幕は倒れてしまった。」
 仲間は答えた。
 「それは、イスラエルの者ヨアシュの子ギデオンの剣にちがいない。
 神は、ミディアン人とその陣営を、すべて彼の手に渡されたのだ。」
 ギデオンは、その夢の話と解釈を聞いてひれ伏し、
 イスラエルの陣営に帰って、言った。
 「立て。主はミディアン人の陣営をあなたたちの手に渡してくださった。」
 彼は三百人を三つの小隊に分け、全員に角笛と空の水がめを持たせた。
 その水がめの中には松明を入れさせ、
 彼らに言った。
 「わたしを見て、わたしのするとおりにせよ。
 わたしが敵陣の端に着いたら、わたしがするとおりにせよ。
 わたしとわたしの率いる者が角笛を吹いたら、
 あなたたちも敵の陣営全体を包囲して角笛を吹き、
 『主のために、ギデオンのために』と叫ぶのだ。」
 ギデオンと彼の率いる百人が、深夜の更の初めに敵陣の端に着いたとき、
 ちょうど歩哨が位置についたところであった。
 彼らは角笛を吹き、持っていた水がめを砕いた。
 三つの小隊はそろって角笛を吹き、水がめを割って、
 松明を左手にかざし、右手で角笛を吹き続け、
 「主のために、ギデオンのために剣を」と叫んだ。

画像2:Gustave Dore (1833-1883)
『Midianites put to flight』1865

 各自持ち場を守り、敵陣を包囲したので、
 敵の陣営は至るところで総立ちになり、叫び声をあげて、敗走した。
 三百人が角笛を吹くと、主は、敵の陣営の至るところで、同士討ちを起こされ、
 その軍勢はツェレラのベト・シタまで、
 またタバトの近くのアベル・メホラの境まで逃走した。
 イスラエル人はナフタリ、アシェル、全マナセから集まり、ミディアン人を追撃した。
 ギデオンは、使者をエフライム山地の至るところに送って、言った。
 「下って来て、ミディアン人を迎え撃ち、
 ベト・バラまでの水場とヨルダン川を占領せよ。」
 エフライム人は皆集まって、ベト・バラまでの水場とヨルダン川を占領した。
 彼らはミディアンの二人の将軍、オレブとゼエブを捕らえ、
 オレブをオレブの岩で、ゼエブをゼエブの酒ぶねで殺し、ミディアン人を追撃した。
 彼らはオレブとゼエブの首を、
 ヨルダン川の向こう側にいたギデオンのもとに持って行った。
 
中略。
 
 ヨアシュの子ギデオンは、やがて長寿を全うして死に、
 アビエゼルのオフラにある父ヨアシュの墓に葬られた。
 ギデオンが死ぬと、イスラエルの人々はまたもバアルに従って姦淫し、
 バアル・ベリトを自分たちの神とした。
 イスラエルの人々は、周囲のあらゆる敵の手から救い出してくださった彼らの神、
 主を心に留めなくなった。
 彼らはまた、イスラエルのために尽くしてくれたエルバアル、
 すなわちギデオンのすべての功績にふさわしい誠意を、
 その一族に示すこともしなかった。


注.私のHPでは絵画主題としての旧約聖書を取り上げたいと思いますので、
物語の整合性は求めていません。
絵画を読み解く知的遊戯ってことで御理解下さいませ。

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