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GWは単なる週末でした。

列王記 上

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第8章

イメージ 1

ソロモンは、そこでイスラエルの長老、すべての部族長、イスラエル人諸家系の首長をエルサレムの自分のもとに召集した。
「ダビデの町」シオンから主の契約の箱を担ぎ上るためであった。
エタニムの月、すなわち第七の月の祭りに、すべてのイスラエル人がソロモン王のもとに集まった。
イスラエルの全長老が到着すると、祭司たちはその箱を担ぎ、
主の箱のみならず臨在の幕屋も、幕屋にあった聖なる祭具もすべて担ぎ上った。
祭司たちはレビ人たちと共にこれらのものを担ぎ上った。
ソロモン王は、彼のもとに集まったイスラエルの全共同体と共に、その箱の前でいけにえとして羊や牛をささげた。
その数はあまりにも多く、調べることも数えることもできなかった。
祭司たちは主の契約の箱を定められた場所、至聖所と言われる神殿の内陣に運び入れ、ケルビムの翼の下に安置した。
ケルビムは箱のある場所の上に翼を広げ、その箱と担ぎ棒の上を覆うかたちになった。
その棒は長かったので、先端が内陣の前の聖所からは見えたが、外からは見えなかった。
それは今日もなおそこに置かれている。
箱の中には石の板二枚のほか何もなかった。
この石の板は、主がエジプトの地から出たイスラエル人と契約を結ばれたとき、ホレブでモーセがそこに納めたものである。

画像1:RUBENS, Peter Paul  1577 - 1640
『The Sacrifice of the old covenant』1626

祭司たちが聖所から出ると、雲が主の神殿に満ちた。
その雲のために祭司たちは奉仕を続けることができなかった。
主の栄光が主の神殿に満ちたからである。

ソロモンはそのときこう言った。
「主は、密雲の中にとどまる、と仰せになった。
荘厳な神殿をいつの世にもとどまっていただける聖所を わたしはあなたのために建てました。」
王は振り向いて、イスラエルの全会衆を祝福した。
イスラエルの全会衆は立っていた。
王は言った。
「イスラエルの神、主はたたえられますように。主は自ら語り、
わが父ダビデに約束なさったことを御手をもって成し遂げ、こう仰せになった。
『わが民イスラエルをエジプトから導き出した日からこのかた、
わたしの名を置く家を建てるために、わたしはイスラエルのいかなる部族の町も選ばなかった。
わたしはただダビデを選び、わが民イスラエルの上に立てた』と。
父ダビデは、イスラエルの神、主の御名のために神殿を建てようと心掛けていたが、
主は父ダビデにこう仰せになった。
『あなたはわたしの名のために家を建てようと心掛けてきた。
その心掛けは立派である。
しかし、神殿を建てるのはあなたではなく、あなたの腰から出る息子がわたしの名のために神殿を建てる』と。
主は約束なさったことを実現された。
主が約束なさったとおり、わたしは父ダビデに代わって立ち、イスラエルの王座につき、
イスラエルの神、主の御名のためにこの神殿を建てた。
またわたしは、そこに主との契約を納めた箱のために場所を設けた。
その契約は、主がわたしたちの先祖をエジプトの地から導き出されたときに、彼らと結ばれたものである。」
ソロモンは、イスラエルの全会衆の前で、主の祭壇の前に立ち、両手を天に伸ばして、祈った。
「イスラエルの神、主よ、上は天、下は地のどこにもあなたに並ぶ神はありません。
心を尽くして御前を歩むあなたの僕たちに対して契約を守り、慈しみを注がれる神よ、
あなたはその僕、わたしの父ダビデになさった約束を守り、
御口をもって約束なさったことを今日このとおり御手をもって成し遂げてくださいました。
イスラエルの神、主よ、今後もあなたの僕ダビデに約束なさったことを守り続けてください。
あなたはこう仰せになりました。
『あなたがわたしの前を歩んだように、あなたの子孫もその道を守り、わたしの前を歩むなら、
わたしはイスラエルの王座につく者を断たず、わたしの前から消し去ることはない』と。
イスラエルの神よ、あなたの僕、わたしの父ダビデになさった約束が、今後も確かに実現されますように。
神は果たして地上にお住いになるでしょうか。
天も、天の天もあなたをお納めすることができません。
わたしが建てたこの神殿など、なおふさわしくありません。
わが神、主よ、ただ僕の祈りと願いを顧みて、今日僕が御前にささげる叫びと祈りを聞き届けてください。
そして、夜も昼もこの神殿に、この所に御目を注いでください。
ここはあなたが、『わたしの名をとどめる』と仰せになった所です。
この所に向かって僕がささげる祈りを聞き届けてください。
僕とあなたの民イスラエルがこの所に向かって祈り求める願いを聞き届けてください。
どうか、あなたのお住まいである天にいまして耳を傾け、聞き届けて、罪を赦してください。
もしある人が隣人に罪を犯し、呪いの誓いを立てさせられるとき、
その誓いがこの神殿にあるあなたの祭壇の前でなされるなら、
あなたは天にいましてこれに耳を傾け、あなたの僕たちを裁き、悪人は悪人として、
その行いの報いを頭にもたらし、善人は善人として、その善い行いに応じて報いをもたらしてください。
あなたの民イスラエルが、あなたに罪を犯したために敵に打ち負かされたとき、
あなたに立ち帰って御名をたたえ、この神殿で祈り、憐れみを乞うなら、
あなたは天にいまして耳を傾け、あなたの民イスラエルの罪を赦し、
先祖たちにお与えになった地に彼らを帰らせてください。
彼らがあなたに罪を犯したために天が閉ざされ、雨が降らなくなったとき、
この所に向かって祈り、御名をたたえ、あなたの懲らしめによって罪を離れて立ち帰るなら、
あなたは天にいまして耳を傾け、あなたの僕たち、あなたの民イスラエルの罪を赦し、
彼らに歩むべき正しい道を教え、嗣業としてあなたの民に与えてくださった地に雨を降らせてください。
またこの地に飢饉が広がったり、疫病がはやったり、黒穂病、赤さび病、いなご、ばったが発生したり、
敵がこの地で城門を封鎖したり、そのほかどんな災い、どんな難病が生じたときにも、
あなたの民イスラエルが、だれでも、心に痛みを覚え、この神殿に向かって手を伸ばして祈るなら、
そのどの祈り、どの願いにも、
あなたはお住まいである天にいまして耳を傾け、罪を赦し、こたえてください。
あなたは人の心をご存じですから、どの人にもその人の歩んできたすべての道に従って報いてください。
まことにあなただけがすべての人の心をご存じです。
こうして彼らは、あなたがわたしたちの先祖にお与えになった地で生を営む間、絶えずあなたを畏れ敬うでしょう。
更に、あなたの民イスラエルに属さない異国人が、御名を慕い、遠い国から来て、
・・それは彼らが大いなる御名と力強い御手と伸ばされた御腕のことを耳にするからです・・この神殿に来て祈るなら、
あなたはお住まいである天にいましてそれに耳を傾け、その異国人があなたに叫び求めることをすべてかなえてください。
こうして、地上のすべての民は御名を知り、あなたの民イスラエルと同様にあなたを畏れ敬い、
わたしの建てたこの神殿が御名をもって呼ばれていることを知るでしょう。
あなたの民が敵に向かって戦いに出て行くとき、あなたの遣わされる道にあって、
あなたのお選びになった都、わたしが御名のために建てた神殿の方を向いて主に祈るなら、
あなたは天にいましてその祈りと願いに耳を傾け、彼らを助けてください。
もし彼らがあなたに向かって罪を犯し、・・罪を犯さない者は一人もいません・・
あなたが怒って彼らを敵の手に渡し、遠くあるいは近くの敵地に捕虜として引いて行かれたときに、
彼らが捕虜になっている地で自らを省み、その捕らわれの地であなたに立ち帰って憐れみを乞い、
『わたしたちは罪を犯しました。不正を行い、悪に染まりました』と言い、
捕虜にされている敵地で、心を尽くし、魂を尽くしてあなたに立ち帰り、
あなたが先祖にお与えになった地、あなたがお選びになった都、
御名のためにわたしが建てた神殿の方に向かってあなたに祈るなら、
あなたはお住まいである天にいましてその祈りと願いに耳を傾け、裁きを行ってください。
あなたの民があなたに対して犯した罪、あなたに対する反逆の罪のすべてを赦し、
彼らを捕らえた者たちの前で、彼らに憐れみを施し、その人々が彼らを憐れむようにしてください。
彼らは、鉄の炉であるエジプトからあなたが導き出されたあなたの民、あなたの嗣業です。
どうか、この僕の願いにも、あなたの民イスラエルの願いにも御目を向け、いつあなたに呼びかけても彼らに耳を傾けてください。
主なる神よ、あなたはわたしたちの先祖をエジプトから導き出されたとき、あなたの僕モーセによってお告げになったとおり、
彼らを地上のすべての民から切り離して御自分の嗣業とされました。」

ソロモンはこのすべての祈りと願いを主にささげ終わった。
それまで両膝をつき、両手を天に向かって伸ばしていた彼は、主の祭壇の前から立ち上がり、
立ったまま大声でイスラエルの全会衆を祝福した。
「約束なさったとおり、その民イスラエルに安住の地を与えてくださった主はたたえられますように。
その僕モーセによって告げられた主の恵みの御言葉は、一つとしてむなしいものはなかった。
わたしたちの神、主は先祖と共にいてくださった。
またわたしたちと共にいてくださるように。
わたしたちを見捨てることも、見放すこともなさらないように。
わたしたちの心を主に向けさせて、わたしたちをそのすべての道に従って歩ませ、先祖にお授けになった戒めと掟と法を守らせてくださるように。
主の御前でわたしが祈り求めたこれらの願いが、昼も夜もわたしたちの神、
主の御もと近くに達し、日々の必要が満たされ、この僕と主の民イスラエルに御助けが与えられるように。
こうして、地上のすべての民が、主こそ神であって、ほかに神のないことを知るに至るように。
あなたたちはわたしたちの神、主と心を一つにし、今日そうであるようにその掟に従って歩み、その命令を守らなければならない。」
王はすべてのイスラエル人と共に主の御前にいけにえをささげた。
ソロモンは和解の献げ物として牛二万二千頭、羊十二万匹を主にささげた。
こうして、王はイスラエルのすべての人と共に主の神殿を奉献した。
その日、王は主の神殿の前にある庭の中央部を聖別して、そこで焼き尽くす献げ物、穀物の献げ物、和解の献げ物である動物の脂肪をささげた。
主の御前にあった青銅の祭壇が、焼き尽くす献げ物、穀物の献げ物、和解の献げ物である動物の脂肪を供えるのには小さすぎたからである。
そのときソロモンは、すべてのイスラエル人、ハマトの入り口からエジプトの川に至るまでの大会衆と共に、わたしたちの神、主の御前で祭りを執り行った。
それは七日間、更に七日間、合わせて十四日間にわたった。
八日目に王は民を去らせた。
民は王に祝福の言葉を述べ、主がその僕ダビデとその民イスラエルになさったすべての恵みの御業を喜び祝い、
心晴やかに自分の天幕へと帰って行った。

第6&7章

第6章
ソロモン王が主の神殿の建築に着手したのは、イスラエル人がエジプトの地を出てから四百八十年目、
ソロモンがイスラエルの王になってから四年目のジウの月、すなわち第二の月であった。
ソロモン王が主のために築いた神殿は、奥行きが六十アンマ、間口が二十アンマ、高さが三十アンマであった。
神殿の外陣の前にある前廊は、奥行きが神殿の間口と同様に二十アンマであり、間口は神殿の前で十アンマであった。
神殿には格子作りの窓を付けた。
神殿の壁の周囲には脇間、すなわち外陣と内陣のある神殿の壁の周囲に取り囲むように脇廊を造った。
この脇間の幅は、一階五アンマ、二階六アンマ、三階七アンマであった。それは、脇間が下になるほど狭くなるようにして、建物の壁に梁をはめ込まずに済むようにしたからである。
神殿の建築は、石切り場でよく準備された石を用いて行われたので、建築中の神殿では、槌、つるはし、その他、鉄の道具の音は全く聞こえなかった。
二階の脇廊に通じる入り口は、神殿の右側にあり、らせん階段で二階へ、更に二階から三階へと上がるように造られていた。
ソロモンは神殿の建築を完了するにあたり、レバノン杉の梁と板で神殿の天井を造った。
なお、神殿全体に付けられた脇間は、各階の高さが五アンマであり、レバノン杉の材木で神殿に固定された。

そのとき、主の言葉がソロモンに臨んだ。
「あなたが建てている神殿について、もしあなたがわたしの掟に従って歩み、
わたしの法を実行し、わたしのどの戒めにも従って歩むなら、わたしは父ダビデに告げた約束をあなたに対して果たそう。
わたしはイスラエルの人々の中に住み、わが民イスラエルを見捨てることはない。」
こうしてソロモンは神殿の建築を完了した。

彼は神殿の内壁を床から天井の壁面までレバノン杉の板で仕上げ、内部を木材で覆った。神殿の床にも糸杉の板を張り詰めた。
また、神殿の奥の部分二十アンマに床から天井の壁面までレバノン杉の板を張って、内部に内陣、すなわち至聖所を造った。
その前にある外陣と言われる部分は四十アンマであった。
神殿の内部にあるレバノン杉の壁面はひょうたんと花模様の浮き彫りで飾られていた。
全面がレバノン杉で出来ていて、石は全く見えなかった。
神殿の奥に設けられた内陣は、主の契約の箱を安置するためのものであった。
この内陣は奥行きが二十アンマ、間口が二十アンマ、高さが二十アンマであり、彼はこれと、その前のレバノン杉の祭壇を純金で覆った。
またソロモンは、神殿の奥を純金で覆い、内陣の前には金の鎖を渡し、これを金で覆った。
このように、彼は神殿全体をその隅々まで金で覆い、内陣にある祭壇もすべて金で覆った。
ソロモンはオリーブ材で二体のケルビムを作り、内陣に据えた。その高さは十アンマであった。
ケルビムの翼は一方が五アンマで、他方も五アンマ、一方の翼の先から他方の翼の先まで十アンマであった。
もう一体のケルビムも十アンマで、ケルビムは二体とも同形同寸であった。
一方のケルビムは高さが十アンマで、もう一方のケルビムも同様であった。
ソロモンはこのケルビムを神殿の奥に置いた。二体のケルビムはそれぞれ翼を広げ、一方のケルビムの翼が一方の壁に触れ、もう一方のケルビムの翼も、もう一方の壁に触れていた。
また、それぞれの内側に向かった翼は接し合っていた。
彼はケルビムも金で覆った。
神殿の周囲の壁面はすべて、内側の部屋も外側の部屋も、ケルビムとなつめやしと花模様の浮き彫りが施されていた。
神殿の床には、内側の部屋も外側の部屋も全面に金を張り詰めた。
ソロモンは内陣の入り口にオリーブ材の扉を付けた。壁柱と門柱は五角形であった。
そのオリーブ材の二枚の扉にもケルビムとなつめやしと花模様を浮き彫りにして、これを金で覆った。ケルビムとなつめやしの上にも金を張った。
同様に外陣の入り口にもオリーブ材の門柱を付けた。
これは四角形であった。
そして糸杉材の二枚の扉を付けた。
その一方の扉の二枚の板戸は折り畳み戸、もう一方の扉の二枚の板戸も折り畳み戸であった。
そこにもケルビムとなつめやしと花模様を浮き彫りにし、彫られているところによく合わせて金を張った。
また内庭を造り、切り石を三列、レバノン杉の角材を一列重ねて据えた。
主の神殿の基礎が据えられたのが、ソロモンの治世第四年のジウの月、
同第十一年のブルの月、すなわち第八の月に神殿はその細部に至るまで計画どおりに完成した。
その建築には七年を要した。

第7章
寺の備品
ソロモンは十三年の年月をかけて宮殿を築き、その宮殿のすべてを完成させた。
彼の建てた「レバノンの森の家」は、奥行きが百アンマ、間口が五十アンマ、高さが三十アンマで、レバノン杉の柱を四列に並べ、その柱の上にレバノン杉の角材を渡した。
各列十五本、計四十五本の柱の上にある脇廊の上にもレバノン杉で天井を造った。
三列の窓枠にはめられて、窓が三段に向かい合っていた。
すべての扉と枠組の柱は四角形であり、窓は三段に向かい合っていた。
彼の建てた柱廊は奥行きが五十アンマ、間口が三十アンマであり、その前にも前廊があり、柱とひさしがあった。
また、彼が裁きを行う所として造った「王座の広間」「裁きの広間」には、床全面にレバノン杉の板が張り詰められていた。
彼が住居とした建物は、この広間の後方の別の庭にあり、これと同じ造りであった。
またソロモンは妻に迎えたファラオの娘のために、この広間と同じ建物を造った。
これらの建物はすべて内側も外側も、土台から軒まで、また外庭から大庭まで、寸法を合わせて石のみで切り整えられた貴重な石で出来ていた。
土台には八アンマ、十アンマもある貴重で大きな石が用いられ、
その上には、寸法に合わせて切り整えられた貴重な石とレバノン杉が用いられた。
大庭の周囲にも、主の神殿の内庭や前廊と同様に、切り石を三列、レバノン杉の角材を一列重ねて据えた。

ソロモンは、人を遣わしてティルスからヒラムを連れて来させた。
その母はナフタリ族出身でやもめであった。
父はティルス人で青銅工芸の職人であった。
ヒラムは知恵と洞察力と知識に満ち、青銅にかけてはどんな仕事にも通じていた。
彼はソロモン王のもとに来て、ゆだねられたあらゆる仕事をした。

彼は青銅の柱を二本作り上げた。
一つの柱の高さは十八アンマ、周囲は十二アンマ、もう一つの柱の周囲も同様であった。
柱の頂には、青銅を鋳て作った柱頭を据えた。
一方の柱頭の高さが五アンマ、もう一方の柱頭の高さも五アンマであった。
柱の頂にある柱頭に格子模様の浮き彫りを作り、網目模様の房を一方の柱頭に七つ付け、もう一方の柱頭にも七つ付けた。
このように彼は柱を作ったが、柱の頂にある柱頭を覆う一方の格子模様の浮き彫りの周りにざくろを二列に並べた。
もう一方の柱頭にも同じようにした。
前廊の柱の頂にある柱頭はゆりの花の形になっていて、四アンマあった。
二本の柱の上にある柱頭には、格子模様の浮き彫りの側面の膨らみより上にも、二百個のざくろが列をなして取り巻いていた。
もう一つの柱頭も同様であった。
この柱は外陣の前廊の前に立てられた。
一本は南側に立てられて、ヤキンと名付けられ、もう一本は北側に立てられて、ボアズと名付けられた。
ゆりの花の形が柱の頂に出来上がって、柱の製作は完了した。

彼は鋳物の「海」を作った。
直径十アンマの円形で、高さは五アンマ、周囲は縄で測ると三十アンマであった。
縁の下をひょうたん模様が取り巻いていた。
すなわち、「海」の周囲には、「海」と共に鋳造されたひょうたん模様が、一アンマにつき十の割合で二列に並べられていた。
「海」は十二頭の牛の像の上に据えられていた。
三頭は北を向き、三頭は西を向き、三頭は南を向き、三頭は東を向いて「海」を背負い、牛の後部はすべて内側に向いていた。
「海」は厚さが一トファ、その縁は、ゆりの花をかたどって、杯の縁のように作られた。
その容量は二千バトもあった。

彼はまた青銅で十台の台車を作った。
各台車の長さは四アンマ、幅は四アンマ、高さは三アンマであった。
その構造は次のとおりである。
台車には枠の横木の間に鏡板があり、
その横木の間の鏡板には獅子と牛とケルビムが描かれ、上の横木にもそうされていた。
また獅子と牛の下には唐草模様が彫り込まれていた。
一つの台車に四つの青銅の車輪が付いており、車軸も青銅であった。
また四つの脚があり、支えがそれに付いていて、支えは唐草模様の傍らで洗盤の下に鋳込まれていた。
その口は冠の内にあって、そこから一アンマ高く出ており、その口は円形で同様の作りで一アンマ半であった。
口の上にも彫刻がなされていた。鏡板は四角であって丸くはなかった。
鏡板の下には四つの車輪があり、車軸が台車に取り付けられていた。
車輪の高さはそれぞれ一アンマ半であった。
車輪は戦車の車輪と同じ作りで、車軸も縁も輻も轂もすべて鋳物であった。
それぞれの台車の四隅にある支えは台車と一体になっていた。
台車の頂に高さ半アンマの輪があって、台車の頂でその支柱と鏡板は一体となっていた。
その支柱の表面と鏡板にはケルビムと獅子となつめやしが、そのそれぞれに空間があれば周りに唐草模様が彫り込まれた。
彼はこのように同じ鋳型で、同じ寸法、同じ形に台車十台を作った。

彼はまた青銅の洗盤を十作った。
容量はそれぞれ四十バト、直径は四アンマ。
十台の台車それぞれに洗盤が一つずつ載せられていた。
五台は神殿の右側に、五台は左側に配置し、「海」は神殿の右側、すなわち南東の方向に置いた。
ヒラムは洗盤、十能、鉢を作って、ソロモン王のために主の神殿でしようとしたすべての仕事を終えた。
彼の作ったものは、二本の柱、柱の頂にある柱頭の玉二つ、柱の頂にある柱頭の玉を覆う格子模様の浮き彫り二つ、
格子模様の浮き彫り二つに付けるざくろの実四百、
そのざくろの実は、柱の頂にある二つの柱頭の玉を覆う格子模様の浮き彫りのそれぞれに、二列に並べられていた。
台車十台、台車に載せる洗盤十、
「海」一つ、それを支える十二の牛の像、壷、十能、鉢。

ソロモン王のためにヒラムが主の神殿で製作したこのすべての祭具は青銅製で、磨き上げられていた。
王は、ヨルダンの低地、スコトとツァレタンの間の粘土の豊かな所でこれらを鋳造した。
ソロモンがこの祭具のすべてを並べると、それはあまりにも多く、その青銅の重さは量ることができないほどであった。
ソロモンは主の神殿に置くためのあらゆる祭具を作った・・金の祭壇、供えのパンを載せる金の聖卓、
内陣の前に左右に五つずつ置かれる純金の燭台、金の花、ともし火皿、火ばし、
純金の皿、芯切り鋏、鉢、柄杓、火皿、また神殿の奥の間すなわち至聖所の扉と外陣の扉のための金のちょうつがい。
ソロモン王は、主の神殿で行われてきた仕事がすべて完了すると、
父ダビデが聖別した物、銀、金、その他の祭具を運び入れ、主の神殿の宝物庫に納めた。

神殿&備品の画像は以下参照。
http://www.biblical-art.com/biblicalsubject.asp?id_biblicalsubject=1107&pagenum=1

第五章

イメージ 1

四章省略。

画像1:DORÉ, Gustave  1833-1883
『Cedar Tree Cut Down to Build the Temple』 1865

ソロモンは、ユーフラテス川からペリシテ人の地方、更にエジプトとの国境に至るまで、すべての国を支配した。
国々はソロモンの在世中、貢ぎ物を納めて彼に服従した。
ソロモンの得た食糧は、日に上等の小麦粉三十コル、小麦粉六十コル、
肥えた牛十頭、牧場で飼育した牛二十頭、羊百匹であり、
その他、鹿、かもしか、子鹿、肥えた家禽もあった。
ソロモンはティフサからガザに至るユーフラテス西方の全域とユーフラテス西方の王侯をすべて支配下に置き、
国境はどこを見回しても平和であった。
ソロモンの在世中、ユダとイスラエルの人々は、ダンからベエル・シェバに至るまで、
どこでもそれぞれ自分のぶどうの木の下、いちじくの木の下で安らかに暮らした。

ソロモンは戦車用の馬の厩舎四万と騎兵一万二千を持っていた。
知事たちは、ソロモン王とソロモン王の食卓に連なるすべての人々のために、
それぞれ一か月分の食糧を調達し、何の不足もないようにした。
彼らは、馬と早馬のための大麦とわらも、それぞれその割り当てに従って所定の場所に納めた。
神はソロモンに非常に豊かな知恵と洞察力と海辺の砂浜のような広い心をお授けになった。
ソロモンの知恵は東方のどの人の知恵にも、エジプトのいかなる知恵にもまさった。
彼はエズラ人エタン、マホルの子らであるヘマン、カルコル、ダルダをしのぐ、
最も知恵ある者であり、その名は周りのすべての国々に知れ渡った。
彼の語った格言は三千、歌は千五首に達した。
彼が樹木について論じれば、レバノン杉から石垣に生えるヒソプにまで及んだ。
彼はまた、獣類、鳥類、爬虫類、魚類についても論じた。
あらゆる国の民が、ソロモンの知恵をうわさに聞いた全世界の王侯のもとから送られて来て、その知恵に耳を傾けた。

さて、ティルスの王ヒラムは、ソロモンが油を注がれ、父に代わって王となったことを聞き、家臣を遣わしてきた。
ヒラムは常にダビデと友好関係にあったからである。
ソロモンも使節をヒラムのもとに遣わして、こう言わせた。
「ご存じのとおり、父ダビデは、主が周囲の敵を彼の足の下に置かれるまで戦いに明け暮れ、
その神なる主の御名のために神殿を建てることができませんでした。
今や、わたしの神、主は周囲の者たちからわたしを守って、安らぎを与えてくださり、敵対する者も、災いをもたらす者もいません。
ここに至ってわたしは、わたしの神、主の御名のために神殿を建てようと考えています。
主が父ダビデに、『わたしがあなたに代えて王座につかせるあなたの子が、わたしの名のために家を建てる』と言われたからです。
それゆえ、わたしたちのためにレバノンから杉を切り出すよう、お命じください。
わたしの家臣たちもあなたの家臣たちと共に働かせます。
あなたの家臣たちへは、仰せのとおりの賃金をわたしが支払います。
ご存じのように、当方にはシドンの人のような伐採の熟練者がいないからです。」
ヒラムはソロモンの言葉を聞いて大いに喜び、
「今日こそ、主はたたえられますように。
主は、この大いなる民を治める聡明な子をダビデにお与えになった」
と言った。
ヒラムは使節を遣わして、こう言わせた。
「御用件は確かに承りました。
レバノン杉のみならず糸杉の木材についても、お望みどおりにいたしましょう。
わたしの家臣たちにこれをレバノンから海まで運ばせ、わたしはそれをいかだに組んで、海路あなたの指定する場所に届け、
そこでいかだを解きますから、お受け取りください。
あなたには、わたしの家のための食糧を提供してくださるよう望みます。」
こうしてヒラムはソロモンの望みどおりレバノン杉と糸杉の木材を提供し、
ソロモンはヒラムにその家のための食糧として、小麦二万コルと純粋のオリーブ油二十コルを提供した。
ソロモンは同様のものを毎年ヒラムに提供した。
主はその約束のとおり、ソロモンに知恵を授けられた。
ヒラムとソロモンの間には平和が保たれ、二人は条約を結んだ。
ソロモン王はイスラエル全国に労役を課した。
そのために徴用された男子は三万人であった。

王は彼らを一万人ずつ一か月交替でレバノンに送った。
すなわち、一か月はレバノンに、二か月は自分の家にとどまるようにした。
この労役の監督はアドニラムであった。
またソロモンには、荷役の労働者が七万人、山で石を切り出す労働者が八万人いた。
そのほか、ソロモンには工事の責任を取る監督が三千三百人いて、工事に携わる民を指揮した。
神殿の土台の切り石とするため、大きな質の良い石を切り出すように、と王に命じられ、
ソロモンの石工たちは、ヒラムの石工たちやゲバル人と共同で石を切り出した。
こうして、神殿建築用の木材も石材も整った。

第三章(後半)

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そのころ、遊女が二人王のもとに来て、その前に立った。
一人はこう言った。
「王様、よろしくお願いします。
わたしはこの人と同じ家に住んでいて、その家で、この人のいるところでお産をしました。
三日後に、この人もお産をしました。
わたしたちは一緒に家にいて、ほかにだれもいず、わたしたちは二人きりでした。
ある晩のこと、この人は寝ているときに赤ん坊に寄りかかったため、この人の赤ん坊が死んでしまいました。
そこで夜中に起きて、わたしの眠っている間にわたしの赤ん坊を取って自分のふところに寝かせ、
死んだ子をわたしのふところに寝かせたのです。
わたしが朝起きて自分の子に乳をふくませようとしたところ、子供は死んでいるではありませんか。
その朝子供をよく見ますと、わたしの産んだ子ではありませんでした。」

もう一人の女が言った。
「いいえ、生きているのがわたしの子で、死んだのがあなたの子です。」
さきの女は言った。
「いいえ、死んだのはあなたの子で、生きているのがわたしの子です。」
二人は王の前で言い争った。

王は言った。
「『生きているのがわたしの子で、死んだのはあなたの子だ』と一人が言えば、
もう一人は、『いいえ、死んだのはあなたの子で、生きているのがわたしの子だ』と言う。」
そして王は、「剣を持って来るように」と命じた。
王の前に剣が持って来られると、
王は命じた。
「生きている子を二つに裂き、一人に半分を、もう一人に他の半分を与えよ。」
生きている子の母親は、その子を哀れに思うあまり、
「王様、お願いです。この子を生かしたままこの人にあげてください。
この子を絶対に殺さないでください」と言った。
しかし、もう一人の女は、
「この子をわたしのものにも、この人のものにもしないで、裂いて分けてください」と言った。
王はそれに答えて宣言した。
「この子を生かしたまま、さきの女に与えよ。
この子を殺してはならない。
その女がこの子の母である。」

画像1:RAFFAELLO Sanzio 1483-1520
『The Judgment of Solomon』1518-19

画像2:VALENTIN DE BOULOGNE  1591-1632
『The Judgment of Solomon』 1625

画像3:Nicolas Poussin 1594-1665
『The Judgment of Solomon』1649


王の下した裁きを聞いて、イスラエルの人々は皆、王を畏れ敬うようになった。
神の知恵が王のうちにあって、正しい裁きを行うのを見たからである。

第三章(前半)

イメージ 1

ソロモンは、エジプトの王ファラオの婿となった。
彼はファラオの娘を王妃としてダビデの町に迎え入れ、
宮殿、神殿、エルサレムを囲む城壁の造営が終わるのを待った。
当時はまだ主の御名のために神殿が建てられていなかったので、
民は聖なる高台でいけにえをささげていた。
ソロモンは主を愛し、父ダビデの授けた掟に従って歩んだが、
彼も聖なる高台でいけにえをささげ、香をたいていた。
王はいけにえをささげるためにギブオンへ行った。
そこに重要な聖なる高台があったからである。
ソロモンはその祭壇に一千頭もの焼き尽くす献げ物をささげた。

その夜、主はギブオンでソロモンの夢枕に立ち、
「何事でも願うがよい。あなたに与えよう」と言われた。

ソロモンは答えた。
「あなたの僕、わたしの父ダビデは忠実に、憐れみ深く正しい心をもって御前を歩んだので、
あなたは父に豊かな慈しみをお示しになりました。
またあなたはその豊かな慈しみを絶やすことなくお示しになって、
今日、その王座につく子を父に与えられました。
わが神、主よ、あなたは父ダビデに代わる王として、この僕をお立てになりました。
しかし、わたしは取るに足らない若者で、どのようにふるまうべきかを知りません。
僕はあなたのお選びになった民の中にいますが、
その民は多く、数えることも調べることもできないほどです。
どうか、あなたの民を正しく裁き、善と悪を判断することができるように、
この僕に聞き分ける心をお与えください。
そうでなければ、この数多いあなたの民を裁くことが、誰にできましょう。」

主はソロモンのこの願いをお喜びになった。
神はこう言われた。
「あなたは自分のために長寿を求めず、富を求めず、また敵の命も求めることなく、
訴えを正しく聞き分ける知恵を求めた。
見よ、わたしはあなたの言葉に従って、今あなたに知恵に満ちた賢明な心を与える。
あなたの先にも後にもあなたに並ぶ者はいない。
わたしはまた、あなたの求めなかったもの、富と栄光も与える。
生涯にわたってあなたと肩を並べうる王は一人もいない。
もしあなたが父ダビデの歩んだように、
わたしの掟と戒めを守って、わたしの道を歩むなら、あなたに長寿をも恵もう。」

画像:GIORDANO, Luca 1632−1705
『Dream of Solomon』1693

ソロモンは目を覚まして、それが夢だと知った。
ソロモンはエルサレムに帰り、主の契約の箱の前に立って、
焼き尽くす献げ物と和解の献げ物をささげ、家臣のすべてを招いて宴を張った。

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