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GWは単なる週末でした。

エステル記

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第3章

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第3章
その後、クセルクセス王はアガグ人ハメダタの子ハマンを引き立て、同僚の大臣のだれよりも高い地位につけた。
王宮の門にいる役人は皆、ハマンが来るとひざまずいて敬礼した。
王がそのように命じていたからである。
しかし、モルデカイはひざまずかず、敬礼しなかった。
王宮の門にいる役人たちはモルデカイに言った。
「なぜあなたは王の命令に背くのか。」
来る日も来る日もこう言われたが、モルデカイは耳を貸さなかった。
モルデカイが自分はユダヤ人だと言っていたので、彼らはそれを確かめるようにハマンに勧めた。
ハマンは、モルデカイが自分にひざまずいて敬礼しないのを見て、腹を立てていた。
モルデカイがどの民族に属するのかを知らされたハマンは、モルデカイ一人を討つだけでは不十分だと思い、クセルクセスの国中にいるモルデカイの民、ユダヤ人を皆、滅ぼそうとした。

画像:UNKNOWN
『Haman entreats Ahasuerus to issue a decree that all the Jews are to be put to death』 1372?

クセルクセス王の治世の第十二年の第一の月、すなわちニサンの月に、ハマンは自分の前でプルと呼ばれるくじを投げさせた。
次から次へと日が続き、次から次へと月が動く中で、第十二の月すなわちアダルの月がくじに当たった。
ハマンはクセルクセス王に言った。
「お国のどの州にも、一つの独特な民族がおります。
諸民族の間に分散して住み、彼らはどの民族のものとも異なる独自の法律を有し、王の法律には従いません。
そのままにしておくわけにはまいりません。
もし御意にかないますなら、彼らの根絶を旨とする勅書を作りましょう。
わたしは銀貨一キカルを官吏たちに支払い、国庫に納めるようにいたします。」
王は指輪をはずし、ユダヤ人の迫害者、アガグ人ハメダタの子ハマンに渡して、言った。
「銀貨はお前に任せる。
その民族はお前が思うようにしてよい。」
こうして第一の月の十三日に、王の書記官が召集され、総督、各州の長官、各民族の首長にあてて、ハマンの命ずるがままに勅書が書き記された。
それは各州ごとにその州の文字で、各民族ごとにその民族の言語で、クセルクセス王の名によって書き記され、王の指輪で印を押してあった。
急使はこの勅書を全国に送り届け、第十二の月、すなわちアダルの月の十三日に、しかもその日のうちに、ユダヤ人は老若男女を問わず一人残らず滅ぼされ、殺され、絶滅させられ、その持ち物は没収されることとなった。
この勅書の写しは各州で国の定めとして全国民に公示され、人々はその日に備えた。
急使は王の命令を持って急いで出発し、要塞の町スサでもその定めが公布された。
スサの都の混乱をよそに、王とハマンは酒を酌み交わしていた。

第2章

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第2章
その後、怒りの治まったクセルクセス王は、ワシュティとそのふるまい、彼女に下した決定を口にするようになった。
王に仕える侍従たちは言った。
「王のために美しいおとめを探させてはいかがでしょうか。
全国各州に特使を送り、美しいおとめを一人残らず要塞の町スサの後宮に集め、後宮の監督、宦官ヘガイに託し、容姿を美しくさせるのです。
御目にかなう娘がいれば、ワシュティに代わる王妃になさってはいかがでしょうか。」
これは王の意にかない、王はそうすることにした。
要塞の町スサに一人のユダヤ人がいた。名をモルデカイといい、キシュ、シムイ、ヤイルと続くベニヤミン族の家系に属していた。
キシュは、バビロン王ネブカドネツァルによって、ユダ王エコンヤと共にエルサレムから連れて来られた捕囚民の中にいた。
モルデカイは、ハダサに両親がいないので、その後見人となっていた。
彼女がエステルで、モルデカイにはいとこに当たる。
娘は姿も顔立ちも美しかった。
両親を亡くしたので、モルデカイは彼女を自分の娘として引き取っていた。
さて、王の命令と定めが発布され、大勢の娘が要塞の町スサのヘガイのもとに集められた。
エステルも王宮に連れて来られ、後宮の監督ヘガイに託された。
彼はエステルに好意を抱き、目をかけた。
早速化粧品と食べ物を与え、王宮からえり抜きの女官七人を彼女にあてがい、彼女を女官たちと共に後宮で特別扱いした。
エステルは、モルデカイに命じられていたので、自分が属する民族と親元を明かさなかった。
モルデカイはエステルの安否を気遣い、どう扱われるのかを知ろうとして、毎日後宮の庭の前を行ったり来たりしていた。
十二か月の美容の期間が終わると、娘たちは順番にクセルクセス王のもとに召されることになった。
娘たちには六か月間ミルラ香油で、次の六か月間ほかの香料や化粧品で容姿を美しくすることが定められていた。
こうして、どの娘も王のもとに召されたが、後宮から王宮に行くにあたって娘が持って行きたいと望むものは何でも与えられた。
娘は夜行き、朝帰って別の後宮に連れて行かれ、側室たちの監督、宦官シャアシュガズに託された。
王に望まれ、名指しで呼び出されるのでなければ、だれも再び行くことはなかった。
モルデカイの伯父アビハイルの娘で、モルデカイに娘として引き取られていたエステルにも、王のもとに召される順番が回ってきたが、エステルは後宮の監督、宦官ヘガイの勧めるもの以外に、何も望まなかった。
エステルを見る人は皆、彼女を美しいと思った。

さて、エステルは王宮のクセルクセス王のもとに連れて行かれた。
その治世の第七年の第十の月、すなわちテベトの月のことである。
王はどの女にもましてエステルを愛し、エステルは娘たちの中で王の厚意と愛に最も恵まれることとなった。
王は彼女の頭に王妃の冠を置き、ワシュティに代わる王妃とした。
次いで、王は盛大な酒宴を催して、大臣、家臣をことごとく招いた。
これが、「エステルの酒宴」である。
更に、王は諸州に対し免税を布告し、王の寛大さを示すにふさわしい祝いの品を与えた。

画像1:CAVALLINO, Bernardo 1616-56
『Esther and Ahasuerus』 1645-50

画像2:VIGNON, Claude 1593-1670
『Esther before Ahasuerus』 1624

再び若い娘が集められた時のことである。
モルデカイは王宮の門に座っていた。
エステルはモルデカイに命じられていたので、自分の属する民族と親元を明かすことをしなかった。
モルデカイに養われていたときと同様、その言葉に従っていた。
さてそのころ、モルデカイが王宮の門に座っていると、王の私室の番人である二人の宦官ビグタンとテレシュが何事かに憤慨し、クセルクセス王を倒そうと謀っていた。
それを知ったモルデカイは王妃エステルに知らせたので、彼女はモルデカイの名でこれを王に告げた。
早速この件は捜査されて明らかにされ、二人は木につるされて処刑された。
この事件は王の前で宮廷日誌に記入された。

第1章

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第1章
クセルクセスの時代のことである。このクセルクセスは、インドからクシュに至るまで百二十七州の支配者であった。
そのころ、クセルクセス王は要塞の町スサで王位につき、
その治世の第三年に、酒宴を催し、大臣、家臣のことごとく、ペルシアとメディアの軍人、貴族および諸州の高官たちを招いた。
こうして王は、百八十日の長期にわたって自分の国がどれほど富み栄え、その威力がどれほど貴く輝かしいものであるかを示した。
それが終わると、王は七日間、酒宴を王宮の庭園で催し、要塞の町スサに住む者を皆、身分の上下を問わず招いた。
大理石の柱から柱へと紅白の組みひもが張り渡され、そこに純白の亜麻布、みごとな綿織物、紫の幔幕が一連の銀の輪によって掛けられていた。
また、緑や白の大理石、真珠貝や黒曜石を使ったモザイクの床には、金や銀の長いすが並べられていた。
酒を供するための金の杯は一つ一つ趣を異にし、王室用のぶどう酒が、王の寛大さを示すにふさわしく、惜しげもなく振る舞われた。
しかし、定めによって酒を飲むことは強いられてはいなかった。
王の命令によって給仕長たちは、人々に思いどおりにさせていたからである。
王妃ワシュティもクセルクセス王の宮殿で女のための酒宴を催していた。
七日目のことである。
ぶどう酒で上機嫌になったクセルクセス王は、そば近く仕える宦官メフマン、ビゼタ、ハルボナ、ビグタ、アバグタ、ゼタル、カルカスの七人に命じて、
冠を着けた王妃ワシュティを召し出そうとした。
その美しさを高官および列席する民に見せようというのである。

画像1:GELDER, Aert de 1645-1727
『The Banquet of Ahasuerus』 1680s

画像2:JACOPO del Sellaio 1442-93
『The Banquet of Ahasuerus』 1490

画像3:Gustave Doré  1832 -1883
『The Queen Vashti refusing to obey the command of Ahasuerus』1865

王妃は美しい人であった。
ところが、王妃ワシュティは宦官の伝えた王の命令を拒み、来ようとしなかった。
王は大いに機嫌を損ね、怒りに燃え、
経験を積んだ賢人たちに事を諮った。
王の身辺の事柄はすべて、国の定めや裁きに通じている人々によって審議されることになっていた。
王は、王の側近で、王国の最高の地位にある、ペルシアとメディアの七人の大臣カルシェナ、シェタル、アドマタ、タルシシュ、メレス、マルセナ、メムカンを呼び寄せた。
「王妃ワシュティは、わたしが宦官によって伝えた命令に従わなかった。
この場合、国の定めによれば王妃をどのように扱うべきか。」
メムカンが王と大臣一同に向かって言った。
「王妃ワシュティのなさったことは、ただ王のみならず、国中のすべての高官、すべての民にとって都合の悪いことです。
この王妃の事件が知れ渡りますと、女たちは皆、『王妃ワシュティは王に召されても、お出ましにならなかった』と申して、夫を軽蔑の目で見るようになります。
今日この日にも、ペルシアとメディアの高官夫人たちは、この王妃の事件を聞いて、王にお仕えするすべての高官に向かってそう申すにちがいありません。何とも侮辱的で腹立たしいことです。
もしもお心に適いますなら、『ワシュティがクセルクセス王の前に出ることを禁ずる。王妃の位は、より優れた他の女に与える』との命令を王御自身お下しになり、これをペルシアとメディアの国法の中に書き込ませ、確定事項となさってはいかがでしょうか。
お出しになった勅令がこの大国の津々浦々に聞こえますと、女たちは皆、身分のいかんにかかわらず夫を敬うようになりましょう。」
王にも大臣たちにもこの発言は適切であると思われ、王はメムカンの言うとおりにした。
王は支配下のすべての州に勅書を送ったが、それは州ごとにその州の文字で、また、民族ごとにその民族の言語で書かれていた。
すべての男子が自分の家の主人となり、自分の母国語で話せるようにとの計らいからであった。

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