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GWは単なる週末でした。

ヨブ記

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第32&33章

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第32章
ここで、この三人はヨブに答えるのをやめた。
ヨブが自分は正しいと確信していたからである。
さて、エリフは怒った。
この人はブズ出身でラム族のバラクエルの子である。
ヨブが神よりも自分の方が正しいと主張するので、彼は怒った。
また、ヨブの三人の友人が、ヨブに罪のあることを示す適切な反論を見いだせなかったので、彼らに対しても怒った。
彼らが皆、年長だったので、エリフはヨブに話しかけるのを控えていたが、
この三人の口から何の反論も出ないのを見たので怒ったのである。
ブズ人バラクエルの子、エリフは言った。
わたしは若く
 あなたたちは年をとっておられる。
だからわたしは遠慮し
わたしの意見をあえて言わなかった。
日数がものを言い
年数が知恵を授けると思っていた。
しかし、人の中には霊があり
悟りを与えるのは全能者の息吹なのだ。
日を重ねれば賢くなるというのではなく
老人になればふさわしい分別ができるのでもない。
それゆえ、わたしの言うことも聞いてほしい。
わたしの意見を述べてみたいと思う。
わたしはあなたたちの言葉を待ち
その考えに耳を傾け
言葉を尽くして論じるのを聞き
その論拠を理解しようとした。
だが、あなたたちの中にはヨブを言い伏せ
 彼の言葉に反論しうる者がない。
「いい知恵がある。
彼を負かすのは神であって人ではないと言おう」
 などと考えるべきではない。
ヨブはわたしに対して議論したのではないが
わたしはあなたたちのような論法で
 答えようとは思わない。
彼らは気を挫かれて、答えようとせず
言うべき言葉を失っている。
わたしは待ったが、彼らは語らず
行き詰まり、もう答えようとしない。
それならわたしが
 自分の言い分を述べさせてもらおう。
わたしの意見を言わせてもらおう。
言いたいことはたくさんある。
腹の内で霊がわたしを駆り立てている。
見よ、わたしの腹は封じられたぶどう酒の袋
新しい酒で張り裂けんばかりの革袋のようだ。
わたしも話して、気持を静めたい。
唇を開いて、答えたい。
いや、わたしはだれの顔を立てようともしない。
人間にへつらうことはしたくない。
気づかずにへつらうようなことを言ったら
どうか造り主が
 直ちにわたしを退けてくださるように。

画像1&2:BLAKE, William 1757-1827
『The Wrath of Elihu』 1805-06
『Book of Job』 以下HPより
http://www.leicestergalleries.com/provenart/dealer_stock_details.cgi?a_id=10476&d_id=253&t_id=13917&h=15

第33章
さてヨブよ、わたしの言葉を聞き
わたしの言うことによく耳を傾けよ。
見よ、わたしは口を開き
舌は口の中で動き始める。
わたしの言葉はわたしの心を率直に表し
唇は知っていることをはっきりと語る。
神の霊がわたしを造り
全能者の息吹がわたしに命を与えたのだ。
答えられるなら、答えてみよ。
備えをして、わたしの前に立て。
神の前では、わたしもあなたと同じように
土から取られたひとかけらのものにすぎない。
見よ、わたしには脅かすような威力はない。
あなたを押さえつけようとしているのではない。
あなたが話すのはわたしの耳に入り
声も言葉もわたしは聞いた。
「わたしは潔白で、罪を犯していない。
わたしは清く、とがめられる理由はない。
それでも神はわたしに対する不満を見いだし
わたしを敵視される。
わたしに足枷をはめ
行く道を見張っておられる。」
ここにあなたの過ちがある、と言おう。
神は人間よりも強くいます。
なぜ、あなたは神と争おうとするのか。
神はそのなさることを
 いちいち説明されない。
神は一つのことによって語られ
また、二つのことによって語られるが
人はそれに気がつかない。
人が深い眠りに包まれ、横たわって眠ると
夢の中で、夜の幻の中で
神は人の耳を開き
懲らしめの言葉を封じ込められる。
人が行いを改め、誇りを抑え
こうして、その魂が滅亡を免れ
命が死の川を渡らずに済むようにされる。
苦痛に責められて横たわる人があるとする。
骨のうずきは絶えることなく
命はパンをいとい
魂は好みの食べ物をすらいとう。
肉は消耗して見えなくなり
見えなかった骨は姿を現し
魂は滅亡に
命はそれを奪うものに近づいてゆく。
千人に一人でもこの人のために執り成し
その正しさを示すために
 遣わされる御使いがあり
彼を憐れんで
「この人を免除し、滅亡に落とさないでください。
代償を見つけて来ました」と言ってくれるなら
彼の肉は新しくされて
 若者よりも健やかになり
再び若いときのようになるであろう。
彼は神に祈って受け入れられ
歓びの叫びの内に御顔を仰ぎ
再び神はこの人を正しいと認められるであろう。
彼は人々の前でたたえて歌うであろう。
「わたしは罪を犯し
 しいことを曲げた。
それはわたしのなすべきことではなかった。
しかし神はわたしの魂を滅亡から救い出された。
わたしは命を得て光を仰ぐ」と。
まことに神はこのようになさる。
人間のために、二度でも三度でも。
その魂を滅亡から呼び戻し
命の光に輝かせてくださる。
ヨブよ、耳を傾けて
わたしの言うことを聞け。
沈黙せよ、わたしに語らせよ。
わたしに答えて言うことがあるなら、語れ。
正しい主張を聞くのがわたしの望みだ。
言うことがなければ、耳を傾けよ。
沈黙せよ、わたしがあなたに知恵を示そう。

第30&31章

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第30章
だが今は、わたしより若い者らが
 わたしを嘲笑う。
彼らの父親を羊の番犬と並べることすら
 わたしは忌まわしいと思っていたのだ。
その手の力もわたしの役には立たず
何の気力も残っていないような者らだった。
無一物で飢え、衰え
荒涼とした砂漠や沼地をさまよい
あかざの葉を摘み
れだまの根を食糧としていた。
彼らは世間から追われ
泥棒呼ばわりされ
身震いさせるような谷間や
土の穴、岩の裂け目に宿り
茨の間で野ろばのようにいななき
あざみの下に群がり合っていた。
愚か者、名もない輩
国からたたき出された者らだった。
ところが今は、わたしが彼らのはやし歌の種
嘲りの言葉を浴びる身になってしまった。
彼らはわたしを忌み嫌って近寄らず
平気で顔に唾を吐きかけてくる。
彼らは手綱を振り切り、わたしを辱め
くつわを捨てて勝手にふるまう。
彼らは生意気にもわたしの右に立ち
わたしを追い出し、災いの道を行かせ
逃げ道を断ち、滅びに追いやろうとする。
それを止めてくれる者はない。
襲って来て甚だしく打ち破り
押し寄せて来て廃虚にする。
死の破滅がわたしを襲い
わたしの力は風に吹きさらわれ
わたしの救いは雲のように消え去った。
もはや、わたしは息も絶えんばかり
苦しみの日々がわたしを捕えた。
夜、わたしの骨は刺すように痛み
わたしをさいなむ病は休むことがない。
病は肌着のようにまつわりつき
その激しさにわたしの皮膚は
 見る影もなく変わった。
わたしは泥の中に投げ込まれ
塵芥に等しくなってしまった。
神よ
わたしはあなたに向かって叫んでいるのに
 あなたはお答えにならない。
御前に立っているのに
 あなたは御覧にならない。
あなたは冷酷になり
御手の力をもってわたしに怒りを表される。
わたしを吹き上げ、風に乗せ
風のうなりの中でほんろうなさる。
わたしは知っている。
あなたはわたしを死の国へ
すべて命あるものがやがて集められる家へ
 連れ戻そうとなさっているのだ。
人は、嘆き求める者に手を差し伸べ
不幸な者を救おうとしないだろうか。
わたしは苦境にある人と共に
 泣かなかったろうか。
貧しい人のために心を痛めなかったろうか。
わたしは幸いを望んだのに、災いが来た。
光を待っていたのに、闇が来た。
わたしの胸は沸き返り
 静まろうとしない。
苦しみの日々がわたしに襲いかかっている。
光を見ることなく、嘆きつつ歩き
人々の中に立ち、救いを求めて叫ぶ。
山犬の兄弟となり
駝鳥の仲間となったかのように
わたしの皮膚は黒くなって、はげ落ち
骨は熱に焼けただれている。
喪の調べをわたしの竪琴は奏で
悲しみの歌をわたしの笛は歌う。

画像:BLAKE, William 1757-1827
『Book of Job』1823-26 から

第31章
わたしは自分の目と契約を結んでいるのに
どうしておとめに目を注いだりしようか。
上から神がくださる分は何か
高きにいます全能者のお与えになるものは何か。
不正を行う者には災いを
悪を行う者には外敵をお与えになるではないか。
神はわたしの道を見張り
わたしの歩みをすべて数えておられるではないか。
わたしがむなしいものと共に歩き
この足が欺きの道を急いだことは、決してない。
もしあるというなら
正義を秤として量ってもらいたい。
神にわたしの潔白を知っていただきたい。
わたしの歩みが道を外れ
目の向くままに心が動いたことは、決してない。
この手には、決して汚れはない。
もしあるというなら
わたしの蒔いたものを他人が食べてもよい。
わたしの子孫は根絶やしにされてもよい。
わたしが隣人の妻に心奪われたり
門で待ち伏せたりしたことは、決してない。
もしあるというなら
わたしの妻が他人のために粉をひき
よその男に犯されてもよい。
それは恥ずべき行為であり
裁かれるべき罪なのだから
滅びの国までも焼き尽くす火が
 わたしの収穫を根まで焼き尽くしてもよい。
わたしが奴隷たちの言い分を聞かず
はしための権利を拒んだことは、決してない。
もしあるというなら
神が裁きに立たれるとき
 わたしが何をなしえよう。
神が調べられるとき何と答えられよう。
わたしを胎内に造ってくださった方が
 彼らをもお造りになり
我々は同じ方によって
 母の胎に置かれたのだから。
わたしが貧しい人々を失望させ
やもめが目を泣きつぶしても顧みず
食べ物を独り占めにし
みなしごを飢えさせたことは、決してない。
いや、わたしは若いころから
 父となって彼らを育て
母の胎を出たときから
 やもめたちを導く者であった。
着る物もなく弱り果てている人や
 からだを覆う物もない貧しい人を
わたしが見過ごしにしたことは、決してない。
彼らは常にわたしの羊の毛でからだを暖めて
 感謝したのだ。
わたしが裁きの座で味方の多いのをいいことにして
みなしごに手を振り上げたことは、決してない。
もしあるというなら
わたしの腕は肩から抜け落ちてもよい。
肘が砕けてもよい。
神の下される災いをわたしは恐れる。
その怒りには堪えられない。
わたしが黄金を頼みとし
純金があれば安心だと思い
財宝の多いことを喜び
自分の力を強大だと思ったことは、決してない。
太陽の輝き、満ち欠ける月を仰いで
ひそかに心を迷わせ
口づけを投げたことは、決してない。
もしあるというなら
これもまた、裁かれるべき罪である。
天にいます神を否んだことになるのだから。
わたしを憎む者の不幸を喜び
彼が災いに遭うのを見て
 わたしがはやしたてたことは、決してない。
呪いをかけて人の命を求めることによって
自分の口が罪を犯すのを許したことは
 決してない。
わたしの天幕に住んでいた人々が
「彼が腹いっぱい肉をくれればよいのに」
 と言ったことは決してない。
見知らぬ人さえ野宿させたことはない。
わが家の扉はいつも旅人に開かれていた。
わたしがアダムのように自分の罪を隠し
咎を胸の内に秘めていたことは、決してない。
もしあるというなら
群衆の前に震え、一族の侮りにおののき
黙して門の内にこもっていただろう。
どうか、わたしの言うことを聞いてください。
見よ、わたしはここに署名する。
全能者よ、答えてください。
わたしと争う者が書いた告訴状を
わたしはしかと肩に担い
冠のようにして頭に結び付けよう。
わたしの歩みの一歩一歩を彼に示し
君主のように彼と対決しよう。
わたしの畑がわたしに対して叫び声をあげ
その畝が泣き
わたしが金を払わずに収穫を奪って食べ
持ち主を死に至らしめたことは、決してない。
もしあるというなら
小麦の代わりに茨が生え
大麦の代わりに雑草が生えてもよい。
ヨブは語り尽くした。

第29章

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第29章
ヨブは言葉をついで主張した。
どうか、過ぎた年月を返してくれ
神に守られていたあの日々を。
あのころ、神はわたしの頭上に
 灯を輝かせ
その光に導かれて
 わたしは暗黒の中を歩いた。
神との親しい交わりがわたしの家にあり
わたしは繁栄の日々を送っていた。
あのころ、全能者はわたしと共におられ
わたしの子らはわたしの周りにいた。
乳脂はそれで足を洗えるほど豊かで
わたしのためには
 オリーブ油が岩からすら流れ出た。
わたしが町の門に出て
広場で座に着こうとすると
若者らはわたしを見て静まり
老人らも立ち上がって敬意を表した。
おもだった人々も話すのをやめ
口に手を当てた。
指導者らも声をひそめ
舌を上顎に付けた。
わたしのことを聞いた耳は皆、祝福し
わたしを見た目は皆、賞賛してくれた。
わたしが身寄りのない子らを助け
助けを求める貧しい人々を守ったからだ。
死にゆく人さえわたしを祝福し
やもめの心をもわたしは生き返らせた。
わたしは正義を衣としてまとい
公平はわたしの上着、また冠となった。
わたしは見えない人の目となり
歩けない人の足となった。
貧しい人々の父となり
わたしにかかわりのない訴訟にも尽力した。
不正を行う者の牙を砕き
その歯にかかった人々を奪い返した。
わたしはこう思っていた
「わたしは家族に囲まれて死ぬ。
人生の日数は海辺の砂のように多いことだろう。
わたしは水際に根を張る木
枝には夜露を宿すだろう。
わたしの誉れは常に新しく
わたしの弓はわたしの手にあって若返る。」
人々は黙して待ち望み
わたしの勧めに耳を傾けた。
わたしが語れば言い返す者はなく
わたしの言葉は彼らを潤した。
雨を待つように
 春の雨に向かって口を開くように
彼らはわたしを待ち望んだ。
彼らが確信を失っているとき
 わたしは彼らに笑顔を向けた。
彼らはわたしの顔の光を
 曇らせることはしなかった。
わたしは嘆く人を慰め
彼らのために道を示してやり
首長の座を占め
軍勢の中の王のような人物であった。


画像:William Blake  1757-1827
『Job and His Family Restored to Prosperity』1821

第27&28章

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第27章
ヨブは更に言葉をついで主張した。
わたしの権利を取り上げる神にかけて
わたしの魂を苦しめる全能者にかけて
 わたしは誓う。
神の息吹がまだわたしの鼻にあり
わたしの息がまだ残っているかぎり
この唇は決して不正を語らず
この舌は決して欺きを言わない、と。
断じて、あなたたちを正しいとはしない。
死に至るまで、わたしは潔白を主張する。
わたしは自らの正しさに固執して譲らない。
一日たりとも心に恥じるところはない。
わたしに敵対する者こそ罪に定められ
わたしに逆らう者こそ不正とされるべきだ。
神に命を断たれ、魂を取り上げられるのだから
神を無視する者にどんな望みがあろうか。
災いが彼に臨むとき
その叫びを神は聞いてくださるだろうか。
全能者によって喜びを得
常に神を呼び求めることができるだろうか。
わたしがあなたたちに神の手の業を示し
全能者について隠さずに語ろう。
あなたたち自身、それを仰いだのに
 なぜ、空しいことを繰り返すのか。
神に逆らう者が神から受ける分
暴虐な者が全能者から与えられる嗣業は
 次のとおり。
たとえ多くの息子があっても、剣にかかり
子孫は食べ物にも事欠く。
残った者が死んで葬られても
やもめたちは泣くことすらしない。
土を盛るように銀を積み
粘土を備えるように衣服を備えても
その備えた衣服は正しい人が着
その銀は潔白な人の所有となる。
家を建てても、しみの巣のよう
番人の作る仮小屋のようなものだ。
寝るときには豊かであっても、それが最後
目を開けば、もう何ひとつない。
破滅が洪水のように彼を襲い
つむじ風が夜の間にさらう。
東風に運び去られて、彼は消えうせ
その住まいから吹き払われる。
神は彼に襲いかかり、許さない。
御手から逃れようと彼はあがく。
神は彼に向かって手をたたき
その住まいから彼を吹き飛ばす。

画像1:Catacombe Saints Pierre Et Marcellin

第28章
銀は銀山に産し
金は金山で精錬する。
鉄は砂から採り出し
銅は岩を溶かして得る。
人は暗黒の果てまでも行き
死の闇の奥底をも究めて鉱石を捜す。
地上からはるか深く坑道を掘り
行き交う人に忘れられ
地下深く身をつり下げて揺れている。
食物を産み出す大地も
 下は火のように沸き返っている。
鉱石にはサファイアも混じり
金の粒も含まれている。
猛禽もその道を知らず
禿鷹の目すら、それを見つけることはできない。
獅子もそこを通らず
あの誇り高い獣もそこを踏んだことはない。
だが人は、硬い岩にまで手を伸ばし
山を基から掘り返す。
岩を切り裂いて進み
価値あるものを見落とすことはない。
川の源をせき止め
水に隠れていたものも光のもとに出す。
では、知恵はどこに見いだされるのか
分別はどこにあるのか。
人間はそれが備えられた場を知らない。
それは命あるものの地には見いだされない。
深い淵は言う
「わたしの中にはない。」
海も言う
「わたしのところにもない。」
知恵は純金によっても買えず
銀幾らと価を定めることもできない。
オフィルの金も美しい縞めのうも
サファイアも、これに並ぶことはできない。
金も宝玉も知恵に比べられず
純金の器すらこれに値しない。
さんごや水晶は言うに及ばず
真珠よりも知恵は得がたい。
クシュのトパーズも比べられず
混じりない金もこれに並ぶことはできない。
では、知恵はどこから来るのか
分別はどこにあるのか。
すべて命あるものの目にそれは隠されている。
空の鳥にすら、それは姿を隠している。
滅びの国や死は言う
「それについて耳にしたことはある。」
その道を知っているのは神。
神こそ、その場所を知っておられる。
神は地の果てまで見渡し
天の下、すべてのものを見ておられる。
風を測って送り出し
水を量って与え
雨にはその降る時を定め
稲妻にはその道を備えられる。
神は知恵を見、それを計り
それを確かめ、吟味し
そして、人間に言われた。
「主を畏れ敬うこと、それが知恵
悪を遠ざけること、それが分別。」

画像2:UNKNOWN; Illustrator of 'Biblia
『Job is fair with the poor and slaves』1702

第24〜26章

イメージ 1

画像:GRUBER, Francis 1912-1948
『Job』1944

第24章
なぜ、全能者のもとには
 さまざまな時が蓄えられていないのか。
なぜ、神を愛する者が
 神の日を見ることができないのか。
人は地境を移し
家畜の群れを奪って自分のものとし
みなしごのろばを連れ去り
やもめの牛を質草に取る。
乏しい人々は道から押しのけられ
この地の貧しい人々は身を隠す。
彼らは野ろばのように
 荒れ野に出て労し、食べ物を求め
荒れ地で子に食べさせるパンを捜す。
自分のものでもない畑で刈り入れをさせられ
悪人のぶどう畑で残った房を集める。
着る物もなく裸で夜を過ごし
寒さを防ぐための覆いもない。
山で激しい雨にぬれても
身を避ける所もなく、岩にすがる。
父のない子は母の胸から引き離され
貧しい人の乳飲み子は人質に取られる。
彼らは身にまとう物もなく、裸で歩き
麦束を運びながらも自分は飢え
並び立つオリーブの間で油を搾り
搾り場でぶどうを踏みながらも渇く。
町では、死にゆく人々が呻き
刺し貫かれた人々があえいでいるが
神はその惨状に心を留めてくださらない。
光に背く人々がいる。
彼らは光の道を認めず
光の射すところにとどまろうとしない。
人殺しは夜明け前に起き
貧しい者、乏しい者を殺し
夜になれば盗みを働く。
姦淫する者の目は、夕暮れを待ち
だれにも見られないように、と言って顔を覆う。
暗黒に紛れて家々に忍び入り
日中は閉じこもって、光を避ける。
このような者には、朝が死の闇だ。
朝を破滅の死の闇と認めているのだ。
「大水に遭えば彼はたちまち消え去る。
この地で彼の嗣業は呪われ
そのぶどう畑に向かう者もいなくなる。
暑さと乾燥が雪解け水をも消し去るように
陰府は罪人を消し去るだろう。
母の胎も彼を忘れ
蛆が彼を好んで食い
彼を思い出す者もなくなる
不正な行いは木のように折れ砕ける。
彼は不妊の女を不幸に落とし
やもめに幸福を与えることはなかった。
権力者が力を振るい、成功したとしても
その人生は確かではない。
安穏に生かされているようでも
その歩む道に目を注いでおられる方がある。
だから、しばらくは栄えるが、消え去る。
すべて衰えてゆくものと共に倒され
麦の穂のように刈り取られるのだ。」
だが、そうなってはいないのだから
誰が、わたしをうそつきと呼び
わたしの言葉をむなしいものと
 断じることができようか。

第25章
シュア人ビルダドは答えた。
恐るべき支配の力を神は御もとにそなえ
天の最も高いところに平和を打ち立てられる。
まことにその軍勢は数限りなく
その光はすべての人の上に昇る。
どうして、人が神の前に正しくありえよう。
どうして、女から生まれた者が清くありえよう。
月すらも神の前では輝かず
星も神の目には清らかではない。
まして人間は蛆虫
人の子は虫けらにすぎない。

第26章
ヨブは答えた。
あなた自身はどんな助けを力のない者に与え
どんな救いを無力な腕にもたらしたというのか。
どんな忠告を知恵のない者に与え
どんな策を多くの人に授けたというのか。
誰の言葉を取り次いで語っているのか。
誰の息吹があなたを通して吹いているのか。
亡者たち、陰府の淵に住む者たちは
 水の底でのたうち回る。
陰府も神の前ではあらわであり
滅びの国も覆われてはいない。
神は聖なる山を茫漠としたさかいに横たわらせ
大地を空虚の上につるされた。
密雲の中に水を蓄えられても
雲の底は裂けない。
神は御自分の雲を広げて
玉座を覆い隠される。
原始の海の面に円を描いて
光と暗黒との境とされる。
天の柱は揺らぎ
その叱咤に動転する。
神は御力をもって海を制し
英知をもってラハブを打たれた。
風をもって天をぬぐい
御手は逃げる大蛇を刺し貫いた。
だが、これらは神の道のほんの一端。
神についてわたしたちの聞きえることは
 なんと僅かなことか。
その雷鳴の力強さを誰が悟りえよう。

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