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GWは単なる週末でした。

ヨブ記

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第7章

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第7章

画像1:BLAKE, William 1757-1827
『Job's evil dreams』1805-06

画像2:UNKNOWN
『Job in prayer』1410

この地上に生きる人間は兵役にあるようなもの。
傭兵のように日々を送らなければならない。
奴隷のように日の暮れるのを待ち焦がれ
傭兵のように報酬を待ち望む。
そうだ
 わたしの嗣業はむなしく過ぎる月日。
労苦の夜々が定められた報酬。
横たわればいつ起き上がれるのかと思い
夜の長さに倦み
いらだって夜明けを待つ。
肉は蛆虫とかさぶたに覆われ
皮膚は割れ、うみが出ている。
わたしの一生は機の梭よりも速く
望みもないままに過ぎ去る。
忘れないでください
わたしの命は風にすぎないことを。
わたしの目は二度と幸いを見ないでしょう。
わたしを見ている目は、やがてわたしを見失い
あなたが目を注がれても
 わたしはもういないでしょう。
密雲も薄れ、やがて消え去る。
そのように、人も陰府に下れば
 もう、上ってくることはない。
再びその家に帰ることはなく
住みかもまた、彼を忘れてしまう。
わたしも口を閉じてはいられない。
苦悶のゆえに語り、悩み嘆いて訴えよう。
わたしは海の怪物なのか竜なのか。
 わたしに対して見張りを置かれるとは。
「床に入れば慰めもあろう
横たわれば嘆きも治まる」と思ったが
あなたは夢をもってわたしをおののかせ
幻をもって脅かされる。
わたしの魂は息を奪われることを願い
骨にとどまるよりも死を選ぶ。
もうたくさんだ、いつまでも生きていたくない。
ほうっておいてください
わたしの一生は空しいのです。
人間とは何なのか。
なぜあなたはこれを大いなるものとし
これに心を向けられるのか。
朝ごとに訪れて確かめ
絶え間なく調べられる。
いつまでもわたしから目をそらされない。
唾を飲み込む間すらも
 ほうっておいてはくださらない。
人を見張っている方よ
わたしが過ちを犯したとしても
あなたにとってそれが何だというのでしょう。
なぜ、わたしに狙いを定められるのですか。
なぜ、わたしを負担とされるのですか。
なぜ、わたしの罪を赦さず
悪を取り除いてくださらないのですか。
今や、わたしは横たわって塵に返る。
あなたが捜し求めても
 わたしはもういないでしょう。

第6章

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第6章

画像1&2:CHAGALL, Marc 1887-1985
1)『Job praying』1960
2)『Job in despair』1960
http://www.spaightwoodgalleries.com/Pages/Chagall_60Bible_lithos3.html

ヨブは答えた。
わたしの苦悩を秤にかけ
わたしを滅ぼそうとするものを
 すべて天秤に載せるなら
今や、それは海辺の砂よりも重いだろう。
わたしは言葉を失うほどだ。
全能者の矢に射抜かれ
わたしの霊はその毒を吸う。
神はわたしに対して脅迫の陣を敷かれた。
青草があるのに野ろばが鳴くだろうか。
飼葉があるのに牛がうなるだろうか。
味のない物を塩もつけずに食べられようか。
玉子の白身に味があろうか。
わたしのパンが汚れたもののようになれば
わたしの魂は触れることを拒むだろう。
神よ、わたしの願いをかなえ
望みのとおりにしてください。
神よ、どうかわたしを打ち砕き
御手を下し、滅ぼしてください。
仮借ない苦痛の中でもだえても
なお、わたしの慰めとなるのは
聖なる方の仰せを覆わなかったということです。
わたしはなお待たなければならないのか。
 そのためにどんな力があるというのか。
なお忍耐しなければならないのか。
 そうすればどんな終りが待っているのか。
わたしに岩のような力があるというのか。
このからだが青銅のようだというのか。
いや、わたしにはもはや助けとなるものはない。
力も奪い去られてしまった。
絶望している者にこそ
 友は忠実であるべきだ。
さもないと
 全能者への畏敬を失わせることになる。
わたしの兄弟は流れのようにわたしを欺く。
流れが去った後の川床のように。
流れは氷に暗く覆われることもあり
雪が解けて流れることもある。
季節が変わればその流れも絶え
炎暑にあえば、どこかへ消えてしまう。
そのために隊商は道に迷い
混沌に踏み込んで道を失う。
テマの隊商はその流れを目当てにし
シェバの旅人はそれに望みをかけて来るが
確信していたのに、裏切られ
そこまで来て、うろたえる。
今や、あなたたちもそのようになった。
破滅を見て、恐れている。
わたしが言ったことがあろうか
「頼む、わたしのために
 あなたたちの財産を割いて
苦しめる者の手から救い出し
暴虐な者の手からわたしを贖ってくれ」と。
間違っているなら分からせてくれ
教えてくれれば口を閉ざそう。
率直な話のどこが困難なのか。
あなたたちの議論は何のための議論なのか。
言葉数が議論になると思うのか。
絶望した者の言うことを風にすぎないと思うのか。
あなたたちは孤児をすらくじで取り引きし
友をさえ売り物にするのか。
だが今は、どうかわたしに顔を向けてくれ。
その顔に、偽りは言わない。
考え直してくれ
 不正があってはならない。
考え直してくれ
 わたしの正しさが懸っているのだ。
わたしの舌に不正があろうか
わたしの口は滅ぼすものを
 わきまえていないだろうか。

第5章

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第5章

画像:KULHANEK, Oldrich 1940-
『Job』 2002
http://www.galerie.chrudim.cz/kulhanek_job.jpg

呼んでみよ
あなたに答える者がいるかどうか。
聖なるものをおいて、誰に頼ろうというのか。
愚か者は怒って自ら滅び
無知な者はねたんで死に至る。
愚か者が根を張るのを見て
わたしは直ちにその家を呪った。
「その子らは安全な境遇から遠ざけられ
助ける者もなく町の門で打ち砕かれるがよい。
彼らの収穫は、飢えた人が食い尽くし
その富は、渇いた人が飲み尽くし
その財産は、やせ衰えた人が奪うがよい。」
塵からは、災いは出てこない。
土からは、苦しみは生じない。
それなのに、人間は生まれれば必ず苦しむ。
火花が必ず上に向かって飛ぶように。
わたしなら、神に訴え
神にわたしの問題を任せるだろう。
計り難く大きな業を
数知れぬ不思議な業を成し遂げられる方に。
神は地の面に雨を降らせ
野に水を送ってくださる。
卑しめられている者を高く上げ
嘆く者を安全な境遇に引き上げてくださる。
こざかしい者の企てを砕いて
彼らの手の業が成功することを許されない。
知恵ある者はさかしさの罠にかかり
よこしまな者はたくらんでも熟さない。
真昼にも、暗黒に出会い
昼も、夜であるかのように手探りする。
神は貧しい人を剣の刃から
権力者の手から救い出してくださる。
だからこそ、弱い人にも希望がある。
不正はその口を閉ざすであろう。
見よ、幸いなのは
神の懲らしめを受ける人。
全能者の戒めを拒んではならない。
彼は傷つけても、包み
打っても、その御手で癒してくださる。
六度苦難が襲っても、あなたを救い
七度襲っても
災いがあなたに触れないようにしてくださる。
飢饉の時には死から
戦いの時には剣から助け出してくださる。
あなたは、陥れる舌からも守られている。
略奪する者が襲っても
恐怖を抱くことはない。
略奪や飢饉を笑っていられる。
地の獣に恐怖を抱くこともない。
野の石とは契約を結び
野の獣とは和解する。
あなたは知るだろう
あなたの天幕は安全で
牧場の群れを数えて欠けるもののないことを。
あなたは知るだろう
あなたの子孫は増え
一族は野の草のように茂ることを。
麦が実って収穫されるように
あなたは天寿を全うして墓に入ることだろう。
見よ、これが我らの究めたところ。
これこそ確かだ。
よく聞いて、悟るがよい。

画像:ROORDA, Paul 1964-
『Job』 -
http://gallery.paulroorda.com/mixed-media/Job_processed

第4章

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第4章

画像1:VALLOTTON, Annie 
『You think I am talking nothing but wind』 

テマン人エリファズは話し始めた。
あえてひとこと言ってみよう。
あなたを疲れさせるだろうが
 誰がものを言わずにいられようか。
あなたは多くの人を諭し
力を失った手を強めてきた。
あなたの言葉は倒れる人を起こし
くずおれる膝に力を与えたものだった。
だが、そのあなたの上に何事かふりかかると
 あなたは弱ってしまう。
それがあなたの身に及ぶと、おびえる。
神を畏れる生き方が
 あなたの頼みではなかったのか。
完全な道を歩むことが
 あなたの希望ではなかったのか。
考えてみなさい。
罪のない人が滅ぼされ
正しい人が絶たれたことがあるかどうか。
わたしの見てきたところでは
災いを耕し、労苦を蒔く者が
災いと労苦を収穫することになっている。
彼らは神の息によって滅び
怒りの息吹によって消えうせる。
獅子がほえ、うなっても
その子らの牙は折られてしまう。
雄が獲物がなくて滅びれば
雌の子らはちりぢりにされる。
忍び寄る言葉があり
わたしの耳はそれをかすかに聞いた。
夜の幻が人を惑わし
深い眠りが人を包むころ
恐れとおののきが臨み
わたしの骨はことごとく震えた。
風が顔をかすめてゆき
身の毛がよだった。
何ものか、立ち止まったが
その姿を見分けることはできなかった。
ただ、目の前にひとつの形があり
沈黙があり、声が聞こえた。
「人が神より正しくありえようか。
造り主より清くありえようか。
神はその僕たちをも信頼せず
御使いたちをさえ賞賛されない。
まして人は
 塵の中に基を置く土の家に住む者。
しみに食い荒らされるように、崩れ去る。
日の出から日の入りまでに打ち砕かれ
心に留める者もないままに、永久に滅び去る。
天幕の綱は引き抜かれ
施すすべも知らず、死んでゆく。」

画像2: BLAKE, William 1757-1827
『Job, his wife and his friends: The complaint of Job』 1785

第3章

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第3章

画像:BLAKE, William 1757-1827
『Job's despair』 1805-06

やがてヨブは口を開き、自分の生まれた日を呪って、言った。
わたしの生まれた日は消えうせよ。
男の子をみごもったことを告げた夜も。
その日は闇となれ。
神が上から顧みることなく
光もこれを輝かすな。
暗黒と死の闇がその日を贖って取り戻すがよい。
密雲がその上に立ちこめ
昼の暗い影に脅かされよ。
闇がその夜をとらえ
その夜は年の日々に加えられず
月の一日に数えられることのないように。
その夜は、はらむことなく
喜びの声もあがるな。
日に呪いをかける者
レビヤタンを呼び起こす力ある者が
 その日を呪うがよい。
その日には、夕べの星も光を失い
待ち望んでも光は射さず
曙のまばたきを見ることもないように。
その日が、わたしをみごもるべき腹の戸を閉ざさず
この目から労苦を隠してくれなかったから。
なぜ、わたしは母の胎にいるうちに
 死んでしまわなかったのか。
せめて、生まれてすぐに息絶えなかったのか。
なぜ、膝があってわたしを抱き
乳房があって乳を飲ませたのか。
それさえなければ、今は黙して伏し
憩いを得て眠りについていたであろうに。
今は廃虚となった町々を築いた
 地の王や参議らと共に
金を蓄え、館を銀で満たした諸侯と共に。
なぜわたしは、葬り去られた流産の子
光を見ない子とならなかったのか。
そこでは神に逆らう者も暴れ回ることをやめ
疲れた者も憩いを得
捕われ人も、共にやすらぎ
追い使う者の声はもう聞こえない。
そこには小さい人も大きい人も共にいて
奴隷も主人から自由になる。
なぜ、労苦する者に光を賜り
悩み嘆く者を生かしておかれるのか。
彼らは死を待っているが、死は来ない。
地に埋もれた宝にもまさって
 死を探し求めているのに。
墓を見いだすことさえできれば
喜び躍り、歓喜するだろうに。
行くべき道が隠されている者の前を
 神はなお柵でふさがれる。
日ごとのパンのように嘆きがわたしに巡ってくる。
湧き出る水のようにわたしの呻きはとどまらない。
恐れていたことが起こった
危惧していたことが襲いかかった。
静けさも、やすらぎも失い
憩うこともできず、わたしはわななく。

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