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GWは単なる週末でした。

トビト記

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第13章
トビトは賛美して言った。
「ほめたたえよ、とこしえに生きておられる神とその支配を。
神は鞭打つ。
しかしまた憐れまれる。
地の底、陰府に連れ行く。
しかしまた大いなる滅びより導き出される。
神の御手を逃れうるものは一つもない。
イスラエルの民よ、諸国の人々の前で神に感謝をささげよ。
神はあなたがたを諸国に散らされたが、
そこにおいてさえ、御自分の偉大さを示された。
すべての人々の前で神を賛美せよ。
神はわたしたちの主であり、わたしたちの父、とこしえにわたしたちの神である。
あなたがたのもろもろの悪事のゆえに、あなたがたを鞭打ち、諸国に散らされるが、あなたがたを憐れみ、すべての国々から救い出される。
心を尽くし、魂を尽くして神に向かい、御前で真実を行え。
そうすれば、神もあなたがたに向かい、もはやその御顔を隠すことはなさらない。
神があなたがたのためになされた業を見よ。
言葉を尽くして神に感謝せよ。
正義の主、とこしえの王である神を賛美せよ。
わたしは捕囚の地で神に感謝をささげ、神の力と、その偉大さを罪深き民に示そう。
罪人たちよ、神に立ち帰り、神の御前で正義を行え。
あなたがたは知らないのか。
神は、あなたがたを喜び迎え、憐れんでくださるのだ。
わたしは神を賛美し、わたしの魂は天の王をほめたたえ、その偉大さを喜び歌う。
エルサレムのすべての人は口を開き、神に感謝をささげよ。
聖なる都エルサレム、神はお前の子らの悪事のゆえに、お前を鞭打たれる。
だが、正義を行うなら、再びその子らを憐れまれる。
主にふさわしく感謝をささげ、とこしえの王をほめたたえよ。
そうすれば再び、お前の天幕は、喜びのうちにお前のために建てられる。
神がすべての捕囚の民を、お前のうちに住まわせて喜ばせ、すべて苦しみ悩むものを、お前の下でとこしえに愛してくださるように。
大いなる光が、地の隅々にまで、輝き渡る。
諸国の人々が遠くから、お前のもとにやって来る。
地の果てのすべての人々が、聖なるお前の名を慕い、天の王のために、もろもろの献げ物を携えてやって来る。
代々限りなく、人々はお前を喜び歌い、選ばれた都であるお前の名をとこしえに歌う。
お前をあしざまに語る者は、すべて呪われる。
お前を滅ぼし、城壁を取り壊し、塔を破壊し、家々に火を放つ者も、すべて呪われる。
しかし、お前を畏れ敬う者は皆、祝福される。
行って、正義を行う者たちのために喜び歌え。
彼らはすべて、お前のもとに集められ、とこしえの主をほめたたえるのだから。
お前を愛する者たちは幸いだ。
お前の平和を喜ぶ者たちは幸いだ。
お前の苦悩のために心を痛める者は幸いだ。
彼らはお前のゆえに喜び、お前のすべての喜びをとこしえに見る。
わたしの魂よ、偉大な王、主をほめたたえよ。
エルサレムは建てられ、神がとこしえに住まわれる都となる。
わたしは幸せな者となる。
もしわたしの子孫の中で、選ばれ残った者が、エルサレムの栄光を見、天の王、神を、ほめたたえることができるならば。
エルサレムのどの門も、サファイヤとエメラルドで、そのすべての城壁は、高価な宝石で造られる。
エルサレムのもろもろの塔は、黄金で、その胸壁は、純銀で造られる。
エルサレムの通りは、ルビーや、オフィルの石でちりばめられる。
エルサレムのどの門も、喜びの歌をうたい、エルサレムの家々は唱える。
『ハレルヤ。ほめたたえよ。イスラエルの神をと。
神の聖なる御名を、とこしえにいつまでもほめたたえる者は祝福される。」


第14章(最終章)
こうしてトビトは賛美の祈りを終えた。
彼は百十二歳で安らかに息を引き取り、ニネベで手厚く葬られた。
目が見えなくなったのは六十二歳のときだったが、視力を回復した後は、恵まれた生活を送り、慈善の業を続けた。
彼は神をほめたたえ、神の偉大さのゆえに、感謝をささげることをやめなかった。
死に臨んで、トビトは息子トビアを呼び、次のように諭して言った。
「トビア、お前の子供たちを連れ、メディアの地方に逃れなさい。
ナホムが語ったニネベに対する神の警告はきっと実現する。
アッシリアとニネベに対しては、すべて言われたとおりになる。
神の遣わされたイスラエルの預言者たちが語った事は、ことごとく成就する。
神の警告のうち一つとして成就しないものはなく、すべて定められた時に成就する。
メディアにいる方が、アッシリアやバビロンにいるよりも安全だ。
わたしは確信しているが、神の語られる事はみな成就し、神の言葉は一つとして無駄になることはない。
イスラエルの地に住むわたしたちの同胞は一人残らず散らされ、その恵まれた地から捕囚の身となって連れ去られる。
イスラエルの地はことごとく荒れ地となり、サマリアもエルサレムも荒れ果ててしまう。
神の家も焼き払われ、しばらくは悲しみに包まれる。
しかし神は再び彼らを憐れみ、イスラエルの地に連れ帰り、御自分の家を再建される。
しかし再建されても、定められた時が来るまでは、元どおりにはならない。
その時が来れば、すべての人々は捕囚の地から立ち戻り、エルサレムを輝かしく再建し、イスラエルの預言者たちが語ったように、神の家もエルサレムに再築される。
世界のあらゆる国とその人々は主に立ち帰り、心から神を畏れ、偽りをもって彼らを欺き惑わす偶像をすべて捨て去る。
そしてとこしえの神を正しくほめたたえる。
心から神に従うイスラエルの民は、その日救われてエルサレムに集められ、アブラハムの地でいつまでも住み、平穏無事な生活を送り、その地は彼らのものとなる。
神を心から愛する者は喜び、罪を犯し不正を行う者は地のすべての場所から消えうせる。
さあイスラエルの民よ、あなたがたに命じる。
心から神に仕え、神が望まれる事を行いなさい。
あなたがたの子供たちがいつも正義を行い、慈善の業に励み、神に従い、どんなときでも力を尽くして心から神の御名をほめたたえるように教えなさい。
さあわが子トビア、ニネベから出て行くのだ。
いつまでもとどまろうとしてはならない。
母親をわたしの傍らに葬ってしまったら、その日のうちにニネベの町を後にしなさい。
わたしの見るところ、この町では多くの不正が行われ、もろもろの偽りがはびこっているのに、人々は恥ともおもっていない。
トビア、育ての親アヒカルにナダブが何をしたかよく考えてみなさい。
アヒカルは生きながら地下の墓に閉じ込められたのではなかったか。
しかし神はナダブが御前で行った卑劣な行為に罰を与えられた。
すなわち、アヒカルは、再び日の目を見たが、ナダブは永遠の暗闇に落ちてしまった。
アヒカルを殺そうとしたからである。
アヒカルは慈善の業に励んでいたので、ナダブが掛けた死の罠を逃れることができ、逆にナダブ自身は死の罠に落ち込み、命を落としたのだった。
トビア、よく考えてみなさい。
慈善の業をすることがどんな利益を生み、不正を行うことがどんな害をもたらすか。
不正を行うことは死にほかならないのである。
わたしの命ももう終わりだ。」
人々がトビアを床に寝かせると彼は息を引き取った。
そして手厚く葬られた。
母親が死んだとき、トビアは父の傍らに葬った。
トビアと妻サラはメディアの地に移り、エクバタナでサラの父ラグエルと共に住んだ。
トビアは妻の年老いた両親をねんごろに世話し、彼らが亡くなるとメディアの地エクバタナに葬った。
こうして彼はラグエルの家とトビトの家の両方を継ぐこととなった。
トビアは百十七歳の天寿を全うした。
彼は死を迎える前に、ニネベの町の滅亡を見聞きしたのである。
また、メディアの王キアクサレスが捕らえられてメディアに連れて来た、ニネベの捕虜たちの有様をも見た。
ニネベとアッシリアに対して神がなされたすべての事のゆえに、トビアは神をほめたたえた。
彼は息を引き取る前に、ニネベに起こったことを喜び、とこしえの主なる神を賛美した。

画像1:GIOVANNI BENEDETTO CASTIGLIONE 1616-1670
『Tobit Burying the Dead 』 −

画像2:REMBRANDT HISTORY PAINTINGS
『Tobit and Anna with the Kid』 1645
本人作か?工房作か?

画像3:GUARDI, Gianantonio 1699―1760
『The Angel Appears to Tobias』 1750

画像4:Samuel van Hoogstraten 1627-1678
『Tobias' Farewell to His Parents』−

画像5:Pieter Lastman 1583-1633
『Wedding Night of Tobias and Sarah』1611

画像6:JAN STEEN 1625/'26-1669
『The Wedding Night of Tobias and Sarah』

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第12&13章

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画像1:GUARDI, Gianantonio 1699−1760
『The Marriage of Tobias』 1750

第12章
婚礼の宴が終わると、トビトは息子トビアを呼んで言った。
「トビア、お前と一緒に行ってくれた人に報酬を支払うのをくれぐれも忘れないように。
少し多めに払いなさい。」
トビアは父に答えた。
「お父さん、報酬はどのくらい支払いましょうか。
彼がわたしと一緒に持ち帰ってくれた財産の半分を支払ってもわたしはかまいません。
彼はわたしを無事に導き、妻の苦悩も解決し、例のお金も一緒に持ち帰ってくれました。
そしてあなたをもいやしてくれたのです。
どのくらいまで支払いましょうか。」
トビトは、「持ち帰って来た物の半分を彼が受け取るのは当然だ」と答えた。
そこでトビアはラファエルを呼んで告げた。
「持ち帰って来た物の半分を報酬として受け取ってください。
これからの御無事を祈ります。」
ラファエルはトビトとトビアの二人だけを呼び寄せて言った。
「いつも神をほめたたえていなさい。
神があなたがたのためにしてくださった数々の恵みをすべての人々に告げて感謝し、人々が神の御名をほめたたえ、賛美の歌をうたうようにしなさい。
神がなさったことを、畏敬の念をもってすべての人々に語り、神に感謝することをためらってはなりません。
王の秘密は隠されていて当然だが、神のもろもろ御業は明らかにされ、畏敬の念をもって宣べ伝えられるべきです。
善い業に励みなさい。
そうすれば災いに遭うことはありません。
真実をもって祈りをささげ、正義をもって慈善の業をする方が、不正を行って金持ちとなるよりも、よいことです。
金をため込むよりも慈善の業をする方がはるかにすばらしいことなのです。
慈善の業は、死を遠ざけ、すべての罪を清めます。
慈善を行う者は、幸せな人生を送ることができます。
罪を犯し、不正を行う者は、自分自身を不幸にするのです。
わたしはあなたがたに、真実をことごとく明らかにし、何一つとして隠すことはしません。
『王の秘密は隠されていて当然だが、神のもろもろの御業は畏敬の念をもって明らかにされるべきだ』とはっきりとあなたがたに言ったとおりです。
さて、今だから言うが、トビアよ、あなたが祈り、サラが祈ったとき、その祈りが聞き届けられるように、栄光に輝く主の御前で執り成しをしたのは、だれあろうわたしだったのだ。
あなたが死者を葬っていたときもそうだった。
あなたが食事にも手をつけないで、ためらわずに出て行き、死者を手厚く葬ったとき、わたしは試みるためにあなたのもとに遣わされて来たのだ。
神はまた、あなたと嫁のサラをいやすためにわたしをお遣わしになった。
わたしは、栄光に輝く主の御前に仕えている七人の天使の一人、ラファエルである。」
トビトとトビアの二人は驚いてひれ伏し、恐れおののいた。
ラファエルは二人に告げた。
「恐れることはない。
安心しなさい。
とこしえに神をほめたたえなさい。
わたしがあなたがたと共にいたのは、あなたがたに好意をもっていたからというより、神がそう望まれたからである。
日々、神をほめたたえ、賛美の歌をささげなさい。
わたしが実際には何も食べなかったことは今お分かりでしょう。
食べているように見えていただけです。
さあ、地上で主をほめたたえ、神に感謝をささげなさい。
わたしはわたしを遣わされた方のもとに昇って行く。
あなたがたに起こったすべての事を書き記しなさい。」
こう言ってラファエルは天に昇って行った。
トビトとトビアは立ち上がったが、もはやラファエルの姿は見えなかった。
二人は神をほめたたえ、賛美の歌をうたい、神に感謝をささげた。
神の使いが彼らに現れ、このように偉大なことを神が行ってくださったからである。

画像2:REMBRANDT Harmenszoon van Rijn  1606―1669
『The Archangel Leaving the Family of Tobias』1637

画像3:Jan Victors 1619−1676
『The Angel Taking Leave of Tobit and His Family』1649

第10&11章

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第10章
さてトビトはトビアが往復するのにかかる日数を計算し、毎日指折り数えて帰りを待っていた。
しかし、予定の日が過ぎてもトビアは姿を見せなかった。
そこでトビトは言った。
「もしかすると、ラゲスで足止めをくっているのではないだろうか。
あるいは、ガバエルが死んだので息子に金を返してくれる人がだれもいなくなってしまったのではないだろうか。」
トビトは大変心配になってきた。
妻ハンナも、「わたしのかわいい息子は死んでしまい、もう生きてはいない」と息子のことで悲しくなり嘆いて言った。
「ああわが子よ、なぜわたしの目の光であるお前を行かせてしまったのだろうか。」
トビトは妻に言った。
「落ち着きなさい。
あれこれ考えるのはやめなさい。
息子は大丈夫だ。
ラゲスでよんどころない用事が出来たのに違いない。
息子に同伴してくれた人は信頼できる人物だし、同族の一人だ。
息子のことで心配するのはやめなさい。
そのうちきっと帰って来る。」
しかしハンナは答えた。
「何もおっしゃらず、ほうっておいてください。
気休めはもうたくさんです。
かわいい息子は死んでしまったのです。」
そう言ってハンナは家の外に出て、息子が旅立っていった道をいつまでも見つめていた。
そして来る日も来る日もだれの言葉にも耳を貸そうとはせず、日が沈み暗くなると家に入り、一晩中声をあげて嘆き悲しんで、寝ようともしなかった。
ラグエルが娘のために催すと誓った十四日間にわたる婚礼の祝いが終わると、トビアはラグエルのところに来て言った。
「わたしを帰らせてください。
父と母はもはやわたしに会えるとは思っていないことでしょう。
それがわたしにはよく分かるのです。
お義父さん、お願いです。
わたしを父のもとに帰らせてください。
家に残してきた父がどんな具合なのかは、既にお話ししてあるとおりです。」
ラグエルはトビアに言った。
「わが子よ、ここにとどまってください。
お父上トビトにはわたしから使いの者を送り、あなたのことを知らせておきましょう。」
しかしトビアは言った。
「それはできません。
お願いです。
わたしを父のところに帰らせてください。」
そこでラグエルは、立ってトビアに妻サラと、男女の召し使い、雄牛や羊、らばやらくだ、衣類、銀貨、そして道具類など、全財産の半分を与えた。
彼らを無事に旅立たせるにあたり、トビアを抱き締めて言った。
「わが子よ、さあ元気で行きなさい。
天の主が道中、あなたがたとあなたの妻サラを祝福されますように。
できることなら、わたしの達者なうちにあなたがたの子供たちに会いたいものだ。」
また娘サラにも言った。
「あなたの新しい父親のところに行きなさい。
お前を産んだわたしたちと同じように、これからは彼らがお前の両親なのだ。
旅路の平安を祈ります。
娘よ、わたしが生きている間は、お前については良いうわさだけを聞かせておくれ。」
ラグエルは彼らに別れを告げて、旅立たせた。
エドナもトビアに言った。
「愛する子トビア、主の導きであなたが無事に家に戻れますように。
わたしがまだ元気なうちに、あなたがたのこどもたちに会いたいものです。
今、主の御前で娘をあなたにゆだねます。
あなたは一生、娘を悲しませないでください。
さようなら、わが子よ。
今からわたしはあなたの母であり、サラはあなたの妻なのです。
わたしたち一同の上に生涯祝福がありますように。」
エドナは二人を抱き締め、口づけをして無事に旅立たせた。
トビアは、天と地の主であり、万物の王である神を賛美しながら、元気に喜び勇んでラグエルのもとを去って行った。
神が旅を成功させてくださったからである。
ラグエルはトビアにこう言ったのだった。
「御両親が生きておられるかぎり、あなたは尊び敬いなさい。」

第11章
一行がニネベのすぐ近くにあるカセリンという町に近づいたとき、ラファエルは言った。
「トビア、わたしたちが父上を家に残してきたときのことを、あなたは覚えているでしょう。
さあ奥さんより先を急いで行き、皆が来る前に家の中を準備しておこうではありませんか。」
二人は一緒に先を急いだ。
ラファエルはトビアに、「さあ、魚の胆のうをとりだしなさい」と言った。
犬も二人の後ろからついて来た。
ハンナは息子が旅立ったその道をじっと眺めて座っていた。
やって来るのがトビアだと分かると、トビトに知らせた。
「息子が帰って来ました。一緒に行ったあの人もいます。」
トビアが父親に近づく前に、ラファエルは彼に言った。
「お父上の目はきっとまた見えるようになります。
魚の胆のうを目に塗ってあげなさい。
それが薬となって、白い膜は縮み、目からはがれてしまいます。
そしてお父上は視力が回復して再び光を見ることができるのです。」
ハンナは走って行って息子の首に抱きつき、
「息子よ、また会えてよかった。もう思い残すことはありません」
と言うと声をあげて泣いた。
トビアも立ち上がり、おぼつかない足取りで、中庭の戸口から外へ出て来た。
トビアは父のところに行き、魚の胆のうを手に取り、父の目に息を吹きかけ、抱き締めて言った。
「お父さん、心配には及びません。」
そして胆のうを父の目に塗り、手当てをした。
更に両手を使って父の目の縁から白い膜をはがした。
トビトはトビアの首に抱きつき、声をあげて泣いて言った。
「お前が見える。わたしの目の光であるわが子が見える。」
そして言葉を続けた。
「神をほめたたえます。
その大いなる御名をほめたたえます。
神のすべての聖なる天使をほめたたえます。
神の大いなる御名によってわたしたちが守られますように。
神はわたしを鞭打たれたが、今は息子トビアをまた見ることができるようになったのですから。」
トビアも喜び、言葉の限り神を賛美しながら家に入り、父に報告した。
「わたしの旅は成功でした。
お金も持って帰れましたし、ラグエルの娘サラを妻としてめとることもできました。
間もなく、妻も到着します。
ニネベの町の門のすぐ近くまで、来ているのです。」
そこでトビトは喜びにあふれ、神をたたえながら、嫁を迎えるためにニネベの町の門まで出て行った。
ニネベの人々は、トビトがだれにも手を引かれず、しっかりとした足取りで歩いて行くのを見て驚いた。
トビトは彼らの前で神を力強くたたえて言った。
「神はわたしを憐れみ、再び目が見えるようにしてくださった。」
トビトは、息子トビアの妻サラに近づき、祝福して言った。
「娘よ、ようこそ。
わたしは神をほめたたえます。
神があなたをわたしたちのもとに連れて来てくださったのだ。
あなたのお父上に祝福があるように。
そして息子トビアとあなたの上にも祝福があるように。
ここはあなたの家なのだ。
お入りなさい。
皆があなたを祝福し、喜んでいるのです。
さあお入りなさい。」
その日、ニネベにいるユダヤ人はこぞって喜びの声をあげた。
トビトの甥アヒカルとナダブも家にやって来て、共に祝った。

画像1:ASSERETO, Gioachino 1600―1649
『Tobias Healing the Blindness of His Father』-

画像2:FETI, Domenico 1589−1623
『Tobias Healing his Father』1620-23

画像3:MASSYS, Jan  1510―1575
『The Healing of Tobit』 1550

画像4:TROGER Paul 1698-1762
『Cure of Old Tobias』−

画像5:Strozzi, Bernardo 1581-1644
『The Healing of Tobit』1635

第8&9章

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第8章
一同は食事を終え、やがて床に就く時間となった。
そこで人々は、トビアをサラの待つ部屋に連れて行った。
トビアはラファエルの言葉を思い出し、魚の肝臓と心臓を袋から取り出し、香をたいてその上に置いた。
魚のにおいが悪魔を追い払い、悪魔はエジプトの方へ逃げて行った。
そこでラファエルは後を追い、悪魔を捕らえて、その場で手足を縛り上げた。
人々は二人の部屋を出て戸を閉めた。
トビアは寝床から起き上がり、サラに言った。
「愛する者よ、起きなさい。
二人で主に祈り、主がわたしたちを憐れんで救ってくださるように願い求めよう。」
そこで彼女も起き上がり、二人は主の救いを求め始めた。
トビアは祈って言った。
「わたしたちの先祖の神よ、
あなたとあなたの御名は
代々限りなくたたえられますように。
天とあなたの造られたすべてのものは
あなたをとこしえにほめたたえますように。
あなたはアダムを造り、
また、彼の助け手、支え手として
妻エバをお造りになりました。
そしてその二人から人類が生まれて来たのです。
そのときあなたは仰せられました。
『人が一人でいるのはよくない。
彼のために、彼と同じような助け手を造ろう。』
今わたしは、このひとを情欲かられてではなく、御旨に従ってめとります。
どうか、わたしとこのひとを憐れみわたしたちが共に年老いていくことができるようにしてください。」
二人は一緒に「アーメン、アーメン」と言った。
そしてその夜は眠りに就いた。

ラグエルは起きると、召使たちを呼びつけ、一緒に出て行って墓を掘った。
こう思ったからである。
「たぶん、トビトは死んでいる。わたしたちはまた嘲笑の的となり、辱めを受けるだろう。」
墓を掘り終えると、ラグエルは家に入り、妻を呼んで、言った。
「召し使いの女を部屋に行かせ、トビアが生きているか見させなさい。
死んでいても、今ならだれにも分からないように葬ってしまうことができる。」
召し使いの女は行って明かりに火をつけ、戸を開けた。
部屋に入ってみると、二人は共に熟睡していた。
召し使いの女は部屋から出て、トビアが生きており、何の害も受けていないことを、ラグエルとエドナに報告した。
そこで二人は天の神をほめたたえて言った。
「神よ、あなたはすべての清い賛美をもってほめたたえられるべきお方です。
わたしたちは皆あなたをとこしえにほめたたえます。
あなたをほめたたえます。
わたしに喜びを与えてくださいましたから。
恐れていましたが、あなたはわたしたちを豊かに憐れんでくださいました。
あなたをほめたたえます。
兄弟姉妹のないあの二人を、あなたは憐れんでくださいました。
主よ二人に憐れみと救い与えてください。
彼らが喜びと憐れみのうちに、生涯を全うすることができますように。」
それからラグエルは、夜が明ける前に墓を埋めてしまうように、召し使いたちに命じた。

更に彼は、祝宴のためパンをたくさん焼くように妻に言いつけ、自分は家畜の群れのところに行き、二頭の雄牛と四匹の雄羊を連れて来て、召し使いたちに屠らせた。
こうして食事の準備が始まった。
ラグエルはトビアを呼んで言った。
「十四日間ここにとどまり、わたしのところで食事をし、今までひどく苦しんできた娘の心を喜ばせてください。
わたしの全財産の半分を取り、無事にあなたの父のもとに帰りなさい。
後の半分は、わたしと妻が死んだとき、あなたのものになります。
わが子よ、元気をだしなさい。
わたしはあなたの父でありエドナはあなたの母なのです。
わたしたちは今からいつまでも、あなたとあなたの妻サラのそばにいます。
わが子よ、元気を出しなさい。」

画像1:FelixSchadow1819-1861
『Sara Wird Tobias Zugefuhrt』−

画像2&3:JAN STEEN 1625/'26 - 1669
『The Wedding Night of Tobias and Sarah』−
同一題名。

第9章
さてトビアはラファエルを呼んで言った。
「兄弟アザリア、四人の召し使いと二頭のらくだを連れてラゲスに行き、
ガバエルのもとに赴いて証文を渡し、銀を受け取って来てください。
また、ガバエルを婚礼の席に連れて来てください。
ご存じのとおり、父は指折り数えてわたしの帰りを待っています。
一日でもわたしの帰りが遅れればそれだけ父は心配します。
しかしラグエルがわたしに誓ったこと、またわたしがその誓いに逆らえないことも、ご存じのとおりです。」
そこでラファエルは四人の召し使いと二頭のらくだを連れてメディアの地ラゲスに行き、ガバエルのところに泊まった。
そしてガバエルに証文を渡し、トビトの子トビアが妻をめとり、ガバエルを婚礼に招待している旨を告げた。
するとガバエルは立ち上がり、封印のしてある袋の数をラファエルの前で数え、それらをひとまとめにした。
そして翌朝、一緒に早く起き、婚礼の場に向かった。
二人がラグエルの家に入ると、トビアが席に着いていた。
トビアはすぐに立ち上がり、ガバエルに挨拶をした。
ガバエルは泣いて喜び、トビアを祝福して言った。
「あなたのお父さんは、正しく立派で憐れみに富んでおり、進んで施しをする人です。
あなたも立派な人です。
主があなたとあなたの妻、そしてあなたの父上、あなたの妻の母上に、天よりの祝福をお与えくださいますように。
神をほめたたえましょう。
あなたは、わたしのいとこのトビトにそっくりです。」

第7章

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画像1:Keuninck, Kerstiaen de 1560-1633
『Landscape with Tobias and the Angel』 -

画像2:Bloemaert, Abraham  1564-1651
『Landscape with Tobias and the Angel』 Early 1600s

画像3:ROSA, Salvator 1615-1673
『Landscape with Tobias and the Angel』probably 1660-73

画像4:Jan VAN BLOEMEN 1662-1749
『Landscape with Tobias and the angel』18th Century

画像5:LIEVENS, Jan 1607 – 1674
『A Landscape with Tobias and the Angel』1640-44

画像6:MOMPER, Joos de 1564―1634/35
『Tobias' Journey』-

画像7:Verhaecht, Tobias 1561-1631
『Landscape with Tobie and Angel』 1617

第7章
エクバタナに入ると、トビアはラファエルに言った。
「兄弟アザリア、すぐに親族のラグエルのところに連れて行ってください。」
そこで、ラファエルは彼をラグエルの家に連れて行った。
中庭の戸口のところにラグエルが座っていた。
まず彼らがラグエルに挨拶をし、次にラグエルが彼らに言った。
「兄弟たちよ、ようこそいらっしゃいました。お元気で何よりです。」
そして彼らを家の中に導き入れ、妻のエドナに言った。
「この若者は、わたしの兄弟トビトになんとよく似ていることか。」
エドナは尋ねた。
「兄弟がた、あなたがたはどこからいらっしゃったのですか。」
二人は答えた。
「わたしたちはニネベで捕囚となっているナフタリ族のものです。」
エドナは更に尋ねた。
「あなたがたは、わたしたちの兄弟トビトをご存知ですか。」
彼らは、「知っています」と答えた。
エドナは続けた。
「彼は元気でしょうか。」
彼らは答えた。
「達者で暮らしています。」
そしてトビアは付け加えた。
「彼はわたしの父です。」
するとラグエルは跳び上がり、愛情を込めて口づけをして、涙を流した。
ラグエルは言った。
「祝福があなたにあるように。あなたの父親はすばらしい人です。
施しに励む正しい人が失明するとは、なんと悲惨なことか。」
それからトビアの首に抱きついて泣いた。
妻エドナも娘サラもトビトのために嘆き悲しんだ。
ラグエルは羊の群れから一匹の雄羊を取り出して屠り、彼らを心からもてなした。

さて彼らが体を清め手を洗って食卓に着いたとき、トビアはラファエルに言った。
「兄弟アザリア、身内の娘サラをわたしにくれるよう、ラグエルに頼んでください。」
ラグエルはこの言葉を聞き、トビアに言った。
「今夜は大いに飲んだり食べたりして楽しんでください。
兄弟よ、あなた以外には、娘サラをめとるのにふさわしい者はいないのですから。
あなたは最も近い血縁の者なので、あなた以外の男に娘を嫁がせることは、わたしにも許されていません。
しかし、子よ、本当のことを言いましょう。
わたしは同族の七人の男に娘をあたえました。
ところが、一人の例外もなく初夜の床で死んでしまったのです。
でも、そんなことは気にせず、飲み食いしなさい。
主が良いようにしてくださるでしょう。」
しかしトビアは言った。
「あなたが、わたしのことをはっきり決めてくださるまで、決して飲みも食べもしません。」
そこでラグエルは言った。
「ではそうしましょう。モーセの書の定めに従って、娘をあなたに与えましょう。
娘があなたの妻になることは、天の定めでもあったのです。
あなたの身内であるこの娘を連れて行きなさい。
今から後、あなたは娘の夫であり、娘はあなたの妻です。
娘は今日からいつまでもあなたのものです。
子よ、天の主が今夜、憐れみと平安のうちにあなたがたを守ってくださるように。」
それからラグエルサラを呼ぶと、サラは彼のもとに来た。
そこでラグエルは彼女の手を取り、トビアに渡して言った。
「娘をあなたに妻として与えるよう命じているモーセの律法の定めに従って、彼女を連れて行きなさい。
彼女をめとり、無事にあなたの父のところへ連れて行きなさい。
天の神があなたがたを導き、平安をお与えくださるように。」
そこでラグエルは、妻エドナを呼び、パピルス紙を持って来るように命じた。
そしてモーセの律法の定めに従って、サラを妻として与えるという結婚の契約を書き記した。
それから一同は飲んだり食べたりした。
ラグエルは妻エドナを呼び寄せて言った。
「別の部屋を用意し、サラをそこに連れて行きなさい。」
そこでエドナは部屋に行って床を整え、ラグエルから命じられたとおりサラをそこへ伴った。
エドナはサラのことで泣いたが、涙をふくとサラに言った。
「娘よ、元気をお出し。
天の主が、お前の悲しみを喜びに変えてくださるように。
娘よ、元気をお出し。」
そしてエドナは出て行った。

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