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GWは単なる週末でした。

澁澤龍彦

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 ――百武兼行日本人が登場するのは初めてですね。あたし、ナショナリストじゃないけど、なんだか嬉しくなっちゃう。だって、クラナッハやベラスケスとならんで登場するんですもの。
 ――日本人の中からだれを選ぼうか、ずいぶん迷ったんだがね。結局、明治初期の洋画の先駆者というべき異色の画家、百武兼行を登場させることにきめたよ。同時代の山本芳翠よりも五姓田義松よりも、あるいは黒田清輝よりも、ぼくはこのひとが好きなんだ。どうだね、この裸婦像は。
中略。。。。
 ――さきほど、あたしは「痩せた女は淫猥である」というボードレールの言葉を引用しましたが、あの発言は不穏当でした。ごめんなさい。撤回します。
 ――どうしてさ。撤回する必要はさらさらないよ。少なくともぼくの考えでは、淫猥感をそそることと、気品のあることとは、ちっとも矛盾しないからね。じつをいうと、気品のない女からは、ぼくは一度も淫猥感をそそられたことがないんだ。
 ――あ、分かりました。気品が犯されるからこそ淫猥感が出てくるんですね。つまり気品は淫猥感が成立するための前提条件ということになります。
。。。後略。


画像1:百武兼行(1842−1884)
『裸婦』明治14(1880)年頃
澁澤氏は日本人が描いた裸婦画第一号として大絶賛。
黒田清輝の朝妝(ちょうしょう)が仏サロンで入選(1893)、
帰国後に公開&裸体画論争勃発、ビゴーが大騒動をネタにして諷刺画を描いたり。。。
確かに裸婦画第一号。

画像2:『臥裸婦』明治14(1880)年頃
気品があることが前提の淫猥感。
う〜ん、どうじゃろうか?
1&2から私は淫猥感を感じられんっ。
う〜〜〜ん、私には難しい。
てかっ、繁殖だか発情のスイッチが入れば感じられる?
でもねぇ、「痩せた女性は貧相に見える」って言わないと、、、
相方様の空手チョップが後頭部にHITするんですねぇ。。。

画像3:『耕作』明治11(1877)年頃
イギリスでは風景画を描いてる。
なんだろ?
垢抜けてる?
画像1&2もそうだけど、この古さを感じさせない絵の魅力は?


百武の経歴は、、、
百武家は武勇の名門。
「武勇が武士百人に相当する」ほどだから、戦国時代に「百武」姓を授かった。
百武は、最後の佐賀藩主・鍋島直大(1846−1921)の従者として、
明治4年(1871)の岩倉具視を大使とする使節団に加わり訪欧。
アメリカからイギリスに渡り1874年に一時帰国。
再度、鍋島直大の英国留学に随行。
百武もオックスフォードで経済学を学び、イギリス人画家(リチャードソン?)から油絵の指導を受け、ロイヤル・アカデミーの展覧会へ出品し入選。
百武の才能を認めた鍋島候は、百武を積極的に支援。
鍋島候の命で巴里へ留まり、レオン・ボナ(Leon BONNAT,1833-1922)に学ぶ。
五姓田義松もレオン・ボナに学んだけどねぇ。
フランスで初めて絵画を学んだ日本人は誰?
って問えば、答えは百武!
駐伊大使となった鍋島候に随行、イタリア滞在を経て1882年に帰国、1884年42歳の生涯。

う〜〜〜ん、画家って言うより外交官だしぃ。
鍋島公の側近として活躍してたのだから、画家として異色。

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 −−だんだん年をとってくると、正面から見るよりもむしろ背面から見るほうが好ましくなってくる、という説があるけれども。
 −−やぶから棒に、なんのはなしだい。
 −−もちろん裸婦のはなしさ。ここに揚げたベラスケスの裸婦の、繊細な肩から胴、腰から脚へとつづくすばらしい線を眺めているうちに、ふっと、そんな俗説を思い出したのさ。
 −−つまり簡単にいえば、年とともにフロントよりも、バック、前面よりもお尻のほうが好ましくなってくるということだろう。

とっ、両氏は親父ぃ〜的な会話から思考展開を開始する。
過去に水商売のママさんから言われた言葉を思い出した。
『マキ、女の裸とかけて何と説く?』
私は?マーク。
『料理の本』
その心は?
『どっちも美味しそぉ〜』
ガ〜ン、こんなでも相方様の同級生ではある。。。
閑話休題。。。
でっ、両氏はベラスケスの絵画を紹介。

画像1:Diego Rodríguez de Silva y Velázquez 1599-1660
『The Rokeby Venus』1648-51

中略。。。
 スペイン絵画は何と十八世紀にいたるまで、このベラスケスの「鏡を見るウェヌス」とゴヤの「裸のマハ」の二枚以外には、ヌードというものを表現したことが一度もなかったのだよ。

画像2:Francisco José de Goya y Lucientes 1746-1828
『The Clothed Maja』1797-1800

両氏はフロント派orバック派について熱く語る。。。
私的には画家がどんな派閥に入っていようと別に気にしない。
こ〜して二枚並べて、、、
やっぱし『美』は女性だけの独占さぁ。

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画像1:Valloton, Félix 1865-1925
『Trois Femmes et une petite fille jouant dans l'eau / Drei Frauen und ein kleines Mädchen im Wasser spielend』1907
http://www.kunstmuseumbasel.ch/de/collection/virtual-collection/epochen/19-jahrhundert/valloton-felix.html

――ぼくらはむろんヨーロッパの世紀末を知っているわけじゃないけど、なんだか妙にノスタルジアを覚えしめるような、当時の風俗というのがあるね。
オステンデとかディエップとかウルガートとかいった名高い海水浴場の名前を聞くだけでも、はなやかなブルジョワ文化の雰囲気がもやもやと眼前にひろがるような気がする。そういえば、ピアズレーなんかもディエップの海水浴場風景を描いていたっけ。

Aubrey Vincent Beardsley 1872-1898
http://www.all-art.org/symbolism/Beardsley1.html
海水浴の絵が見つからない。
ビアズリーの絵を一番多く公開してるサイトで見つからない。
敗北感がヒシヒシ。
25歳で夭折した画家だけど、デモーニッシュな絵が嫌いな私だけれども、
彼は同時代のレイトンやブーグローにも劣らない画力を持つ。
でも、挿絵&図案&装飾デザインをモノクロで描き続けた。
『サロメ』の挿絵のヘアーの露出&ペニスの描写は日本の浮世絵に合い通じる?
私にとってはコミカルに感じてた。
そんな画家が描いた『ディエップの海水浴場風景』どんな絵なんだよぉ?
好奇心がムクムク。
誰か教えてぇ〜。

さらに、両氏は以下のように思考展開する。

――(略)この絵の中の海は、あのスペインのダリがしばしば好んで描くポルトリガトの海のように象徴的な海であり、あえていえば精神分析学的な海なんだよ。
――あ、うまいことをおっしゃる。そういえばダリですねぇ。たしかにダリの海に似ています。
――たとえばダリの絵の中に、小さな女の子がシーツをめくるように、海の水面をめくってる絵があったじゃないか。どこといって似ている点を指摘することはできないけれど、この「女と海」にも、ぼくはそのダリの絵と共通のものを感じるんだな。

画像2:Salvador Dalí 1904-1989
『the Age of Six』 1950
http://www.dali-gallery.com/html/galleries/painting18.htm
確かに共通性は無い。
無理やり似てるトコを探せば。。。
太平洋岸の海がニコニコ笑ってるとするならば、
日本海は眉間に縦皺のしかめっ面。
両者の海は助清マスク被った無表情の顔。。。

――精神分析理論で絵画の絵解きをすることぐらい、ばかばかしいことはないし、それは時にぼくたちをしらけさせもするが、まあ、このくらいの簡単なものならば、それほど違和感をあたえないのではないかな。
(思いっきり中略)
――そう考えると、どうもこのヴァロットンの「女と海」の主題は、ますます意味深長なものに思われてきますね。

結局、両氏は絵を『こう考えるべきだ』とは断言しない。
どの絵に対してもそう。
自由な発想で、『ぼくはこう連想したけど、君は?』と穏やかに意見を聞いてるような気がする。
つっーか、読者に無理やり思考展開を強いてるかもしれない。
高名な研究者の誰かが言った言葉を連想するのではなくて、
読んだ個人の考えを、ねだってゆすってる。
だから、私は氏が文中で触れた絵画を全て見つけ出して、自己の思考展開をしたいと思ってる。
不毛かもしれないけど、トレーニングすれば筋力が身につくように、
思考展開して脳幹に負荷を負わせれば脳力UP!

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画像1:Bronzino 1503-1572
『Allegoria di Amore』 1540-1545
前出、トラバック先。

画像2:Meister der Schule von Fontainebleau (フォンテーヌブロー派作)
『Porträt der Gabrielle d'Estrées und der Duchesse de Villars(浴槽のガブリエール・デストレー姉妹)』1594
他のフォンテーヌブロー派の作品は以下のWikiリンク参照。
http://commons.wikimedia.org/wiki/Category:%C3%89cole_de_Fontainebleau

――そういえば同じマニエリスム時代のよく知られた絵に、一つの浴槽に二人の若い貴婦人がいっしょに浸り、そのひとりが手をのばして、指の先で相手の乳首をつまんでいる絵があるがね。これはフランスの宮廷に花咲いたフォンテーヌブロー派の絵だが、こんな技巧的なエロティシズムが、いわば当時の宮廷風なマニエリスムの顕著な特徴だったんだな。乳首フェティシズムといってもよいかもしれない。
――その絵は見たことがあるな。たしかルーブル美術館にある絵ではないか。女同士のレスビアン・ラヴを思わせるような、いかにも奇妙な雰囲気の絵だった。

当時の宮廷の壁面装飾としての絵画?
はてぇ?
どんな部屋に飾られたのか?
ゲストルームに?
自己の寝室に?
日本の春画みたいに、子宝縁起物?
う〜ん、想像力がフル活動中。
妄想力かもねぇ?

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画像1:CRANACH, Lucas the Elder  1472-1553
『Venus and Cupid with a Honeycomb』1531
Galleria Borghese, Rome

――ルーベンスやレンブラントどころか、イタリア・ルネサンスの裸体とも違うがね。彼らのように、色彩の交響のなかに裸体を解き放つのではなく、線と形体を冷たく凝固させる。裸体をして、われわれの視線に撫でまわされるための、一個の陶器のごときオブジェと化せしめる。これがクラナッハ特有のヌードだな。十六世紀の画家とは思えないほど、おそろしくモダーンな感覚の持主だよ。

大絶賛。
エレガントでモダーン?
当時の人気の主題?
以下も同一主題。

画像2:『Venus and Cupid』1531
Musées Royaux des Beaux-Arts, Brussels

なんだかなぁ〜?
氏は陶器のように冷たいって言うけどねぇ、
人間的に冷たく見える。
ツンッと澄ました現代のトップモデルみたいに。
だからこそ、エレガントでモダーン?
違う主題だけど以下を見るに。。。

画像3:『Venus Standing in a Landscape』 1529
Musée du Louvre, Paris

時代&地域の流行?
ヤッパ、新作帽子をかぶったモデルみたい。。。
現代の秋葉だったら、、、
ボッキュボンッのメガネで巨乳の生徒会長orメイドさんってトコか?
う〜〜ん?
極めて個人的な感想を言うとモデルが貧相。
(ルーベンス+クラナッハ)/2!
ってのが、私の理想体型。
あぁ〜、これ以上書くと脱線しそう。。。

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