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子供の頃から、個室とか壁のある部屋が欲しかったんだよ。
だってさぁ、古〜い家だと個室ってお風呂とトイレと押入れしかないじゃん。
「押入れ?」
うん、自分の認識では押入れも個室の部屋だと思ってる。
ほら、上の段なんて二段ベットみたいでしょ。
上京して直〜ぐ、テレビ買って、雑貨や安い置物なんか買ってさぁ。
やぁ〜っと部屋らしくなって、嬉しくなっちゃってさぁ。
ここが城だ!要塞だ!頑張るんだぁ!
な〜んて心の中で絶叫してねぇ。
「アハハ」
自分でご飯炊いて、コロッケとかハンバーグ作ってさぁ。
で〜も、だんだん気分が凹んできちゃって、片手鍋にラーメン作って鍋からズズッ〜。
食事なんてただの補給だぁって、満腹感があればイイんだって。
「なんで?」
子供の頃から、食物を美味しいって思ったこと無いんだよ。
自分でレシピ通りに作っても美味しいってわかんないし。
子供の頃から夕食って、パパとオバァちゃんのバトルの時間だったから、
楽しいとか美味しいって感じた事なんかさぁ…。
一度も無かったよ。
お金が無いからバイトしてさぁ。
流行りのボディコン服に、御フランスの高級パヒュ〜ム。
右から左だったねぇ。
「パパに言ったげなよっ、男でも色気が売れたわって、ウプププッ」
バイト上がりにさぁ、初めて焼肉屋に連れてって貰ったんだよ。
ユッケ美味しいって思えなかったけど、楽しかったんだよ。
私の料理もっ、誰かがニコニコが笑って食べてくれたから嬉しかったんだよ。
美味しいってわかんないのに、美味しい物が作れたんだよ。
「誰が?」
内緒。。。
そ〜んな生活も終了の年。
就職活動の年。
コンテストに落選落選落選。。。
でも、時代はばぶりぃ〜。
カンバス背負ってクリエイティブな内定ゲット。
でも、しかし、パパ&ママは納得しない。
き〜っとぉ帰ってぇ〜♪
来ぅ〜るんだとぉ〜♪
エアコンの無い自室で、眠つけない日々が過ぎる。
親の無理解。
閉ざされそうな私の未来。
脳幹の僕も一緒に悲しんでくれた。
掌に出現しては消滅するスイッチ。。。。
やっちゃいけないコトって、盗・姦・殺。
鬱屈した感情。。。
姉に電話で相談。。。
けんもほろろぉ〜。
姉はパパ&ママに通報。。。
ママの遠慮会釈の無い電話攻撃。
三日間の不眠、コーラだけで命を繋いだ。
スイッチが消えなくなった。。。
やっちゃいけないコトは、盗・姦・殺。
脳幹で喚く少年の僕。
叔父が犯罪者だとイジメられる甥&姪の連想。
じゃぁさぁ、自殺は?
果てない脳幹での対話中、、、
アタシが誕生した。。。
やっぱ、あれだよっ!
あれっ、生存本能って奴!
憎悪とか殺意とか自殺願望とか、
別人格で封じなかったら、
今頃は生きちゃいねぇってさぁ〜。
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