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GWは単なる週末でした。

巡礼

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イエスの復活

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画像1:Georges Rouault 1871–1958
『Christ in the Outskirts』1920
石橋美術館蔵

以下、『イエス巡礼』遠藤周作著より抜粋&引用。

略。。。
 共観福音書のなかで最も古いマルコ福音書は、イエスの死体が処刑の翌々日、忽然として消え失せたことを書いている。三人の女が早朝、死体に香料を塗るために墓に出かけた。すると墓の入口をふさぐ石が傍らに転がされ、死体は消え失せ、一人の少年が腰をかけていた。
「婦人等怖れ戦きつゝ墓より逃出でしが、恐怖の為に何事をも人に語らざりき」

略。。。
 このマルコ福音書よりも更に古いイエス復活の証言は聖パウロの書簡である。聖パウロによると、イエスはペトロの前にあらわれ、従兄弟のヤコブを含む他の弟子たちの前にもあらわれ、五百人以上の弟子たちに一度にあらわれたという。
 この死せるイエスの出現は、基督教用語では普通「顕現」と言う。聖書を読むと、イエスの逮捕や処刑の時には四散した弟子たちの或る者にエマオであらわれ、エルサレムに集った弟子たちの前にあらわれ、あるいはガラリア湖畔に「顕現」している。
 彼等弟子のなかにもイエスの出現、もしくは復活を疑った者がいなかったわけではない。弟子の一人トマがこの出来事を信じなかった時、イエスは彼のためにふたたびあらわれたというエピソードも聖書には語られている。
 それらの情景はそれぞれに西洋画家の素材となった。墓から忽然と消えたイエス、エマオの村で旅人の姿であらわれ、悲しむ弟子たちと食卓を共にしたイエス、ガラリア湖畔にあらわれてペテロをはじめととする弟子たちを励ますイエス――そうした死後に復活したイエスの姿は、あたかも蘇生した者のごとくに、画家によって描写されている。
 私の好きなルオーの絵は、そういった直接的な訴求力はないにせよ、じっくり見ているうちにほのぼのとした情感がわいてくる作品ということで選んでみた。

略。。。

 聖書が復活を蘇生のごとく書き、また西欧画家もこのようなイメージを材料にしたため、多くの日本人は復活=蘇生と考えがちである。だからイエスの復活を荒唐無稽なものと思う近代人の誤解が生じるのは無理もない。

略。。。

 イエスはこの日から、彼等のなかでふかくいきいきと生きはじめた。つまり彼等の心のなかで、死んだイエスは再生しはじめたのだ。
 このイエスの再生の意識と共に彼等は、イエスは十字架の上で小さき命を捨てたが、そのかわり大いなる生命体(神)のところに還ったという信念を獲た。イエスは死によって新しい生命を獲得したという考えかたに到達したのである。

略。。。

しかし、イエスがキリストと呼ばれるためには、弟子たちの復活体験が最初の強力な撥になったことはたしかであり、その体験は決して抽象的、観念的なものではなく、撥になるほど強い力を持っていたことは確実なのである。


とっ、氏は筆を置いた。


画像2:William Etty 1787-1849
『Christ Appearing to Mary Magdalene after the Resurrection』-
「マタイによる福音書」に弟子たちが死体を盗み出して復活したと言いふらすのを阻止するために番兵を配置した記述がある。
番兵が熟睡してるのも御約束。
劇的過ぎてあざとい。。。

画像3:Matthias Grünewald 1470-1528
『The Isenheimer Altarpiece, The Resurrection of Christ』1510-15
この絵でも番兵が熟睡中。
もっとあざとい。。。。


とりあえず、氏が著作の中で紹介した絵画は探し終わった。
私的満足感は不完全燃焼。。。
ぴえたっ!
のりめたんげれ!
とりにてぃ!
えとせとらぁ〜。。。。
がっまだまだのこっちゃる。。。
画像を探索中。。。

ゴルゴダの丘

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画像1:Diego Rodríguez de Silva y Velázquez 1599-1660
『Christus am Kreuz』1632

以下、『イエス巡礼』遠藤周作著より抜粋&引用。

略。。。
 六時間の苦痛の間、イエスは左右の政治犯と苦しい息のなかから言葉を交わしている。一人の政治犯がイエスの無力をからかい、他の一人がこれをかばった時、イエスはその政治犯に、
「今日汝我と共に楽園に在るべし」
 と言ったという。
 しかしイエスが死に到るこの間に神に向って言った言葉にこそ意味がある。
そのひとつは、
「父よ、彼等は為す所を知らざる者なれば、之を赦し給え」
 という言葉である。
 この言葉は彼を死に追いやった大司祭や衆議会の議員たちや群集だけに向けられたのではない。彼を裏切ったユダや弟子たちにも向けられたと考えるべきである。

略。。。

 もう一つの有名な言葉、
「我が神よ、我が神よ、何ぞ我を棄て給いしや」
 は日本ではイエスの絶望だけをあらわすものと考えられがちである。しかしこれは大きな誤解である。
 当時のユダヤでは死刑囚は死の直前、さまざまな祈りを口にしたが、ユダヤ教の信者にはその冒頭の言葉だけを聞けば、その祈りが何であるかがわかった。
 イエスの「我が神よ、我が神よ、何ぞ我を棄て給いしや」は詩篇二二篇の祈りのはじまりであって、それは「その(神の)義を後にうまるゝ民にのべつたえん」で終る。つまりイエスのこの時の言葉は、神を恨み絶望するものではなく、神にすべてを委ねる信仰の祈りだったのである。なぜならそれは詩篇三一の、
 「われ霊魂をなんじの手にゆだぬ
 エホバまことの神よ
 なんじは我を贖いたまえり」
 というイエスの最後の言葉に続くからである。
 
略。。。
 数多くあるイエスの死を描いた名画のなかで、ベラスケスの絵は、感情を混えることなく冷静に死と対面し、画家の内面にあるものをのぞかせていよう。


画像2:ANDREA DEL CASTAGNO 1423-1457
『Crucifixion』1450

画像3:El Greco 1541-1614
『Cristo en la cruz』-

絵画はイエス一人だったり、三人描いたり。。。
その数は数多。。。
私的に好きな絵を二枚選択。
まさに十字架はキリスト教の象徴。

処刑宣告まで

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画像1:Hieronymus Bosch 1450-1516
『Ecce Homo』1490 

『イエス巡礼』遠藤周作著より以下引用。

「汝等は我が誰を釈さん事を欲するか、バラバかキリストと云えるイエズゝか」
と群集に問うた。バラバは反ローマ一揆を起こしたためにローマ軍によって獄に投ぜられた政治犯である。
「バラバを・・・・・・」
と群集は叫んだ。イエスはこの時、あれほど熱狂的に自分を迎えた民衆からまったく見捨てられたのである。
衆議院の議員たちも叫んだ。
「汝若此人を免さばセザル(皇帝)の忠友に非ず」
ピラトは仕方なく言った。
「然らばキリストと云えるイエズゝを我如何に処分せんか」
「十字架に釘けよ」
ここに選んだボッスの絵の特異な表現力は、この間の事情をあますことなく我々に伝えてくれている。


十字架刑は単なる刑罰以上の意味合いを指摘している。
宗教的異端者に与える処罰は石投ちの刑。
十字架刑は政治犯としての処刑だった。
氏は次の章でも政治犯としての刑に触れてる。

さて、同じ主題の作品を紹介したい。

画像2:CARAVAGGIO 1571-1610
『Ecce Homo』 1606
群衆がいないと奴隷市場みたいに感じる。

画像3:CIGOLI 1559-1613
『Ecce Homo』 1607
やっぱ、予備知識が無ければ、競に掛けられた奴隷に感じます。

氏の言うとおりボッスの絵が臨場感に溢れてる。
他の画家の『この人を見よ』はイケメンに描かれてて紹介する気が失せました。
やけに御耽美で悲壮感ある表情だから。。。


追加。 10/23

画像4:Quentin Massys 1465-1530
『Pilatus zeigt Christus dem Volk』1515
クェンティン・マセイスが人間の醜さを描いてる。
さすがゴリラのような貴婦人の肖像を描いた方だなぁ。。。

ペトロの否認

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画像1:Terbrugghen, Hendrick 1588-1629
『The Denial of Saint Peter』 1628
『イエス巡礼』 遠藤周作著よりスキャン&以下引用。
 聖書のなかで私が何よりも感動する名場面の一つが、「ペトロの否認」の光景である。
中略。。。
 私はこの場面が好きだ。最愛の者に裏切られたイエスの悲しみに充ちた眼。それを見て号泣するペトロ。それはイエスとすべての人間との関係を私に連想させる。イエスはもちろん、そのペトロを許していたのである。
 聖書のなかには美しい場面がいくつもあるが、しかし、このペトロの号泣の場面ほど感動的で我々の心をうつものはない。
 イエスはこの夜、ほとんど眠らされずに尋問を受け、翌日、十字架を背負ってゴルゴダの丘に向かうのである。
 
氏は大絶賛。
以下に同じ主題の名画を紹介したい。
レンブラントはあまりにも有名なので割愛。

画像2:HONTHORST, Gerrit van  1590-1656
『The Denial of St.Peter』 1623

画像3:Caravaggio 1571–1610
『The Denial of Saint Peter 』 1610

ペトロの号泣の理由。。。
『それはイエスとすべての人間との関係を私に連想させる。』
氏の文面。。。
私もキリスト教の持つ救済の力は素晴らしいと思う。
エディプスコンプレックスの氏は父親を許せたらしい。
私は。。。
許せそうにない。。。

ゲッセマネでの逮捕

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「最後の晩餐」で、ユダは主に次のように表現される。
頭に光冠がない。
机の反対側に座ってる。
衣は黄色の場合が多い。
英語で「腰抜け」という意味の"Yellow"はユダが黄色の衣を纏ってたかららしい?
レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』では、同列に座らせ、金の袋を握らせてる。
見ずらいけどねぇ。

画像1:DUCCIO di Buoninsegna  1255―1319
『Pact of Judas』 1308-11
金貨が入った袋を手渡されるユダ。

画像2:GIOTTO di Bondone 1267―1337
『No. 28 Scenes from the Life of Christ: 12. Judas' Betrayal』1304-06
ユダを後押しする黒い影。。。

画像3:GIOTTO di Bondone 1267―1337
『No. 31 Scenes from the Life of Christ: 15. The Arrest of Christ (Kiss of Judas)』1304-06
キリストに接吻するユダ。

画像4:CARAVAGGIO  1571―1610
『Taking of Christ』 1598
キリストの頬に接吻するユダ。
接吻の意味は?
捕らえよ!こいつがキリストだっ!


前略。
ユダは松明を持った警吏たちと階段をおり、ゲッセマネのオリーブ林に向かう。山は闇よりも黒々とうずくまっている。そして明日の過越祭をひかえ、巡礼客たちはすでに眠っている・・・・・・。
血の雫のような汗を流し、さし迫った運命の予感に苦しんでいたイエスは、人々の足音とその手に持った松明の動きを見た。
 眠りこけていた弟子たちも眼をさました。オリーブ林に侵入した「夥しき群集」(マルコ、十四ノ四三)のなかからユダがその姿をあらわした。
「ラビ(師)安かれ」(マタイ、二六ノ四九)
 彼はそう言ってイエスの肩に手をかけて接吻した。これはユダヤ人たちの挨拶であるが、同時に警吏たちへの合図だった。
 弟子たちは思いがけぬ出来事にオリーブ林の中を逃げ、一人の少年は肌にまとった広布を投げすて、裸のまま逃走したという。ペトロだけが短剣をぬき、警吏の一人の耳を切り落としたが、イエスはそれをとめた。
 イエスはこの時、警吏たちに言った。
「我日々に(神)殿に於て、汝等の中に在りて教えたりしに、汝等我を捕えざりき」(マルコ、十四ノ四九)
 こうしてイエスは捕らえられた。彼は人々に囲まれ、ただ一人、エルサレムの城壁に向かって連行されていった。
 ヴァン・ダイクの絵は臨場感に充ちた緊張の一瞬を的確にとらえて見る者の眼を離さない。
『イエス巡礼』より引用。

画像5:Sir Anthony (Antoon) van Dyck 1599-1641
『The Capture of Christ』 1618-20


『その記述によれば、イエスを裏切ったイスカリオテのユダが実はイエス・キリストの弟子の中の誰よりも真理を授かっており、「裏切り」自体もイエス・キリスト自身が主導したものであるという。』
てか?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%80%E3%81%AE%E7%A6%8F%E9%9F%B3%E6%9B%B8

『邦題『最後の誘惑』として映画化されたニコス・カザンザキスの小説『キリスト最後のこころみ』は、イエスに信頼され、裏切りの役を引き受けるというユダ解釈を示している。』
『太宰治の短編「駈込み訴え」は、愛憎入り混じった複雑な感情のままにイエスを裏切るユダの姿を、ややコミカルに描いている。 』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%86%E3%81%AE%E3%83%A6%E3%83%80

遠藤氏はユダについて以下のように記述している。
『愛していた者を裏切った男の苦しみと自己嫌悪――そしてそれと共に相手を傷つけようとする復讐心とがその心にあったと思われる。』
『イエス巡礼』より引用。

様々なユダを解釈し表現されてる。
自分好みのユダを探すのも楽しそう。

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