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「草食男子」というつまらない言葉を編み出し、それをサイト上で面白おかしくやった軽薄な会社があったが、今度は雑誌に「肉食女子」という言葉を見つけた。
シナリオライターの武田樹里さんが、書いているのだが、氏は実に女性らしい人と見受けられ、自分で
今時の女ではないかも知れないと書く。
世の中は草食男子が多いから、自分が肉食女子にならなければ結婚も出来ないと焦る人も多いようだと
書かれているが、同時にメディアに踊らされている気がしないでもないと書く。
男が女を狩る本能が無くなったからだとか、女性に貞操観念が無い人が増え、興味が無くなったのが
草食男子が増えた理由としてあげられてもいる。
そして、多くの働く女性はきっと知らぬ間に鎧兜を身に纏い、ゲーム感覚でしか恋愛相談が出来なくなってしまったのではないか。肉食女子と面白がっていう女性ほど、実は無く虫に見せかけた蛍だと思うと書いてある。
小生が思うに、男にしろ女にしろ、それぞれの「らしさ」を素養とする「感性」が乏しくなったから、どちらからも魅力を感じなくなっているのではないだろうか。
その感性は恋愛小説を含む読書、絵画、音楽といった知的な経験からしか生まれないので、経済力や学歴といった表層的現実的価値観にどっぷり浸かったり、メディアのアホな言葉に踊ったりしていては決して身につくものではない。
もう一度、日本の歴史上にどんな男がいてどんなことをしたのか、あるいはどんな女性がいてどう家庭や社会を支えたのかくらいは学んで、そこから何かを感じとる作業をした方がいい。
男並に酒を飲むのもいい、騒ぐのも良いだろう。しかし、度が過ぎて男以上に乱れる品性では男は興味を失うに違いない。
そんなことをしていては、次々と寂しさを紛らわす為のエゴイスティックな恋愛もどきしか出来なくなる。その寂びしさを紛らす為の「結婚」ならもっと淋しいのではなかろうか。
ついでに、結婚は周囲との比較や競争でするものではない。「貰ってもらう」とか「貰ってやる」という感覚でするものでもない。ましてや、世間体を繕うためにするものではさらさらない。
「これ!」と決めた相手に男(時として女でも悪くはないが)が真剣、真摯に勝負をかける意気込みで
口説くものである。それが出切る男になるように日頃から心身ともに鍛錬することだ。
そうすれば、肉食女子など存在のしようがなくなる。そういう存在を許しているのは結局は男の弱さで
あり、情けないと思うしかない。
「イケメン」などという軽佻浮薄な言葉に踊る肉食女子など「ブサメン」さえ見向くことさえしないだろう。男は「美人は3日で飽きるが、ブスは3日で慣れる」と些か不謹慎な言葉を使って「ブス」に生きる場所を与えてきたものだ。これは女性を馬鹿にしたものだけの言葉ではない。美人ではないが、気立ての良い女性を娶った男の言い訳でもある。
そう、男は最終的には気立てで選択するものなのである。気立ての良い子は、段々と美人に変化する。
美人でも「肉食女子」はその気性ゆえに、醜い姿をさらすことになるに違いない。
男はどうなんだ? と聞かれるだろうから、ついでに書こう。
男の顔(表情)と徳は40歳までは親の力、それから先が自分の人格によると某先輩が教えてくれた。
60年生きてきて、これは相当の確率で当っていると思う。
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