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東廠を警戒せよとマルセンに助言され、ヘサンらに護衛をつけるジョンソ。しかしマルセンは、目立つ者を狙うはずがない、新兵器情報を流して得をする者に近づくはずだ、と。 『銃筒謄録』を明の翰林学士ファン・チャンに差し出すマルリ。同じ頃世子もこれを世宗に差し出す。 なぜこれを持っているのだ?と問う父に、父上と共に破棄したかった、と世子。 そしてマルリが同じものを持っていることを明かす。急ぎマルリを探そうとする王に、明に奪われる前に情報を差し出し、同盟のもとに自主権をと主張する世子。しかし世宗は「国防なくして同盟はあり得ぬ」と引き下がらず、世子に謹慎を言い渡す。ファン・ヒとユン・フェにマルリの行方を捜させるが。 マルリから書を得て満足するファンの前にヘ・スが現れ、情報は東廠の管轄だと奪っていく。朝鮮人に変装して脱出しようとするヘ・スを、マルセン、ジョンソ率いる兵が取り囲む。 密入国の罪で連行されるヘ・ス。 ヘ・スを前に、荷物をしらべるマルセン。中から『銃筒謄録』が。あくまで明国優位の立場を崩さぬヘ・スが「明への挑発行為だ!」と抗議するが、手に取り調べると、書の中身は全て白紙。驚くヘ・ス…マルセン、ジョンソもことの成り行きに目を見張る。 「チェ・マルリ、知れば知るほど面白い」マルセンが思わず笑みを。 釈放されたヘ・スがファンとマルリの元に戻り、マルリになぜ白紙なのかと詰め寄る。事態を知ったファンも、なぜ自分を騙したかと。 「私は尊敬の意を表しただけです」とマルリ。大国の明ならば、新兵器の知識を自国の力で埋められるはず。平和のためにと言われるが、あいにく武器開発は自分の管轄ではない。 公式に明の礼部と鮮の礼曹で解決策を模索すべき。 「私の知る限り、それが正しい外交の姿です」 集賢殿に戻ったマルリをマルセンが迎える。翰林学士の座が惜しくないかと皮肉るマルセンに「出世のために国家機密を売ったりはしない」とマルリ。自分の立場はあくまで武器開発にも征伐にも反対。大国とは領土と民の数で決まるものではない。それでも世論を動かすことは難しいと笑うマルセンを撥ね付けるマルリ。自分にも人の心を動かす術はある。 「あなたと違うのは、私は金ではなく原理原則で人を動かす点です」 王を説得できず意気消沈する世子。マルリは戦にのめり込むほど内政がおろそかになり秩序が乱れる、その考えは変えるべきでないと主張する。しかし反対を続ける自信がないと言う世子。 「自信とは正義のために戦う中で培われるものです。簡単にはつきません」 世子を励ますマルリ。 帰国する勅使に茶を振舞う世宗。昨夜はお疲れだったでしょう、とマルリとの一件を臭わす。 「小国の小さな書庫を見ただけです」と集賢殿見学の話としてはぐらかすファン・チャン。肝心なのは学士の資質だと言うファンに、もてなした者、チェ・マルリに問題があったかと笑顔で問う世宗。 「余が最も信頼する学者であり臣下だ」 王の言葉を受けて、手厚いもてなしを受けた、と笑って逃げるファン。和やかに会見を終え帰途に着くが。 「朝鮮はワン・ジンが思っている以上に不遜な国かもしれん」と苦い思いを顕にする。 集賢殿。大提学ユン・フェが紅服を着たチョン・インジを伴い入ってくる。驚く学士たち。王命によりインジが副堤学に昇進したと告げるユン・フェ。兼任のユン・フェに代わり、実質的な集賢殿の長となる。祝辞を述べるイ・スンジら学士。マルリも出世した旧友に「おめでとう」と微笑むが。 自室に戻ったマルリを追い文句を言うチョン・チャンソンとキム・ムン。集賢殿で影響力が大きいのはインジより応教様のはず。これは王様からの報復だと息巻く二人を制するマルリ。 「本当の戦いはこれからだ」
世宗は次男晋陽と三男安平を呼び、集賢殿で学べと命じる。政治に関わるのは世子様だけのはず、と驚く安平に、その制度は廃止する、と王。 「我々は民に食べさせてもらっている身だ。民のことを考えるべきだ」 それを受けて晋陽が。 「王子ではないただの学者でも、民のために献身すべきです。人のために学ぶ者こそ真の学者ではありませんか」 微笑みうなずく世宗。 書筵の師が、マルリから左議政メン・サソン、吏判ホ・ジョに代わったことを知り受け入れない世子。ホ・ジョは国家機密を流す者は立派な師とは言えない、反対することとは訳が違うと厳しく諭し、サソンも反論を続ければ世子としての資質を疑われると忠告するが。出て行く世子。 王宮に響き渡る申聞鼓の音。叩いているのは世子、書筵でも口論があった、マルリの人事のせいかと案じるファン・ヒら。 世子は王の前に座り、思いつめた目で父を見上げる。 「申聞鼓はお気に召しましたか」 これは父上の流儀です、と、幼い忠寧大君が町を歩き父太宗に進言するために叩いた、そのときのことを持ち出し父に挑む世子。 チェ応教の人事は不当。応教に罪を犯させたのは父上。学士に近づき機密を狙うほど明は朝鮮を警戒しているのだ、と。 「新兵器情報を渡せば、明は朝鮮を狙いかねん」王の言葉に、既に民は狙われているも同然だと食い下がる世子。内政は混乱し民は苦しんでいる。大国と友好関係を結び徳のある国を立てることを重視すべき。 「領土を広げるより、内政を重視する君主。そのような王になりたいのです」 世子の言葉に黙ったまま耳を傾ける世宗。世子は、昔のように平服で町にでかけて実情をご覧下さいと進言する。 晋陽大君は、父上は民のために便宜を図るよう様々に心を砕いている、と父を弁護する。世子は弟に、そなたも一緒に潜行(お忍びででかけること)しろと勧め、一通の書を渡す。 その書を手にする世宗。そこには王の失政の記録が。領議政ファン・ヒに、世子の上奏があったとしても三司を鎮めるようにと頼み、世子の言う通り潜行すると告げる王。 完璧に国を治めるなどできない、歩けば見なくてもよい問題にも直面する、王がそこまでする必要はない、と止めるファン・ヒ。 「よく分かっている」と頷く世宗は「それでも行く」と。 初めて町に出て民を見たあの幼い日、書物に書かれているのとは全く違った民の実情を知り、この世を変えるために政治を志した。 「町は余が志を立てた場所なのだ。再びその場に立ち反省するのも悪くはないだろう」 ユン・フェが同行を申し出る。 「町は私が志を立てた場所でもあります」微笑む世宗。
書を広げ仕事に没頭する世子。王后が近づいても気付かない。王の失政を調べているのかと声をかける母。 「違う道を歩み始めたのですね。嬉しいはずなのになぜこうも心が重いのでしょう」 決まり悪そうにうつむく世子。 そなたは小さい頃から父上に良く似ている。だからこそ父に反対できるのだろう。しかし共に良い王となろうと努力をしている。長い目で見れば二人の志は同じ。 世子の手を取り、両手に包み込んで言葉を続ける王后。 「そなたはこの先も世子として、王として生きていく。それはとても寂しくつらいことです」 寂しいときに心の拠り所が必要になる。それは世子妃の役目。夫と苦労を分かち合うことが世子妃にとっても一番の喜び。その喜びを世子妃にも与えてやって欲しい。そうすれば共に幸せになれるはず… 町に出た世宗。日時計が生活になじみ、活気ある様子を見て歩く。次男晋陽が現れ驚く王。 「そなたも余の失政を確認しにきたのか」と言う父に 「父上の業績を確認しに来たのです。私も貢献できればと思っています」笑う晋陽。 世子は世子妃のもとに向かう。部屋の入り口で躊躇し困惑する内官、女官たち。中から戯れる世子妃の声が。戸を開けると、半裸の女官が出て来る。 事態を呆然と見つめる世子。何があったのかを理解し、部屋を後にする。 世子妃が夫の後を追う。振り返りもせず「いつからだ」と問う世子。冷たい夫に、せめて目を見て怒って欲しい、自分は世子妃ではなく妻になりたいのだ、もっと人間らしく接してくれたらこんなことにはならなかった、と泣いて訴えるが。 辛抱強く待ってくれていたらうまくいったかもしれない、もはや廃妃にせぬことだけがせめてもの慈悲だ、と言い捨て、背を向けたまま立ち去る世子。泣き崩れる世子妃。
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武器開発と国防は現代にも通じるものがありますよね〜
現実をみると国を守るためには武器が必要だし、理想はそんなものが存在しない方が良いに決まってます。
どっちがいいのか?こればっかりは、庶民の私には分かりませ〜ん^^ゞ
世子妃を見てると、王后がいかに素晴らしい人だったかが分かります。こういう女性に支えられてきたからこそ世宗が活躍できたんでしょうね。
世子妃、いったいどうなるんでしょう?心配(-"-)
2009/12/15(火) 午後 10:43
ruriさん、こんばんは。
本当に、現代に通じる問題ですし、昔から繰り返されてきた問題でもあるでしょうね。
少し前に見終わった千秋太后でも、この2点での争いが熾烈でした。
王后さま、本当よくできた方です。つらい目にあって乗り越えて、さらに深く王様を理解して支えるようになった感じです。よかったな〜と今更ながらほっとしてます。
正祖の奥様も出来た方だったし、名君の影には名伴侶が必要、なのかもしれないです。
世子妃、このまま壊れてしまうんでしょうか。。
で、同姓愛って史実なんでしょうか…それも気になります。。
2009/12/16(水) 午前 0:52