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ユン・フェは孫婿に、なぜ気が変わったのかと尋ねる。断酒するなら教えますと焦らすスクチュ。義祖父の身を案じなんとか酒を控えて欲しい。ユン・フェは医官にも診せたこと、痛みに耐えられず酒に頼ってしまうことを明かす。希望はないのかと不安げなスクチュに「お前が私の希望だ」と笑うユン・フェ。 スクチュは真相を明かす。王宮まで記里鼓車キリゴチャに乗ってきたのだ、と。 屋敷を訪れた領議政ファン・ヒ。驚くスクチュに「父上の使いで来た」と笑いかける。待機しているのは記里鼓車キリゴチャ。スクチュと共に乗り込み、亡きシン・ジャンが測量して歌にした朝鮮国土の地理を口ずさむ…歌詞を忘れたというファン・ヒにスラスラと数字を教え、領議政を感嘆させるスクチュ。父は仕事の話しかしなかった、その仕事のために病魔に犯され死んだのだ、と決め付ける子息に領議政が尋ねる。 「では集賢殿に積まれているものは何だ?」 ユン・フェと共に父の仕事場、集賢殿を訪れ、目を閉じるスクチュ。まぶたの裏に浮かび上がるのは、父と仲間の学士たちが互いに意見を戦わせる活気あふれる姿。生き生きと働く父の姿… 集賢殿に積まれていたものとは… 「熱意です。父の熱い思いです」 それが自分を動かし、見習い学士になることを承諾させたのです。
世子と晋陽が入ってくる。今度はそなたがその熱意を発揮する番だ。集賢殿を守って欲しい。 世子妃から衝撃の告白を受け、絶句する世宗。既に宮中に噂が広まっている、廃妃になることで世子様に迷惑をかけることだけは避けたい、と訴える世子妃に、もういい、下がれと静かに命じる世宗。 王后は自分でなく王に直接打ち明けた世子妃に呆れ返り、厳しく叱責して出て行こうとするが。まじまじと哀れな嫁を見てその手を取る。 「そなたは大丈夫なのか?この母は何も言ってやれぬ。言葉をかけてやりたいのに」 義母の優しい言葉に、気丈に耐えつつも涙を流す世子妃。 スクチュは世子に請い、共に簡儀台へ。ヨンシルらも見守る中、北極星を見つけて尋ねる。 「北極星に一番近い星は?」 イ・スンジがそれは四輔星だ、北極星を補佐する宰相のような星だと教える。世子を真っ直ぐに見つめ、自分は世子様の四輔星になり、生涯忠臣として仕えますと誓いを立てるスクチュ。イ・チョン、ヨンシル、ヘサンらも温かい表情で頷く。 マルリはスクチュの任命を知り、どういうことかと思案する。一方ヨンシルから事実を聞いた副堤学チョン・インジもまた、幼い頃から神童と言われたスクチュを傍に置く王の意図を量りかねて考え込む。韻書、法典の翻訳、世子の代理聴政、語学に長けたスクチュの起用…やがて同じ答えに行き着く二人。 「王様は新たな文字を作ろうとしているのだ!」 けしからん!阻止せねば!とキム・ムン、チョン・チャンソンを前に憤り叫ぶマルリ。一方のインジは、事実ならば集賢殿に議論させるはず、というヨンシルの疑いをよそに王の思惑を確信し、集賢殿はどう動くべきかと悩む。 和やかにスクチュらと談笑する世子に駆け込んだ内官が世子妃の件を伝える。 王后は世宗の前に座り、全ては見過ごした自分の責任、政務だけでも大変なのにまたご心労を増やしてしまった、と侘びる。妻の優しさに、いっそ余を責めてくれ、と世宗。 「口では民の父だと偉そうに言いながら、血を分けた息子の苦しみも共有できない。それどころか深く傷ついていることにも気付かなかった」 責めるのが当然だ、と言う夫に首を振る王后。 「私には出来ません。あなたはこれまで十分すぎるほど苦しんできました」 父母の想いを外で聞きながら、立ち尽くす世子。王は続ける。 「息子と共に、いや、息子の代わりに苦しみを背負いたい」 耐えられず、踵を返して立ち去る世子。 世子妃の二人の女官は、宮中を脱してマルリのもとに。件の絵を見せかくまって欲しいと。快く頷きながらも配下の者に二人を捕らえさせる。騙したのか、と騒ぐ二人。しかしムンとチャンソンは、文字創製を止めるため代理聴政を阻止するのなら、これは使える切り札になるはず、と。その案に乗るマルリ。 自室に戻った世子を、父王が迎える。立ったまま動けない世子に、「飲もう」と声をかける世宗。ようやく腰を下ろす息子に穏やかに杯を勧める。しかし父から顔を背けたまま、啓目と状啓(中央と地方から提出された文書)は書筵ソヨン庁に整理して置いてある、明日になったら晋陽に使いをやって欲しい。立派にこなすはず、と政務代理を弟に譲る意志を伝える世子。 父を見よ、と言う王に構わず言葉を続ける。妻と共に都を去るつもり。そうすれば、世子妃は病弱な世子と共に、進んで地位を捨てた良妻と言われ、王室の名誉を守れる… 世宗は息子の言葉を遮りきっぱりと告げる。 「父は王室の名誉よりもお前のほうが大切だ」 一人で苦しませてすまなかった…詫びる父の言葉に顔をあげて父を見つめる世子。 痛みを分かち合い、心を打ち明ける相手になってやれなかった、すまない。 涙を見せて息子をいたわる父に、期待に添えず、お許し下さいと世子も涙する。 「お前のせいではない」この先何があってもお前のせいではない…繰り返す王。
スクチュの目の前で、ユン・フェが脇腹を押さえうずくまる。「痛むのですか」心配する孫婿。しかし王が来る気配を察し、香りをつけるため着物に酒をこすり付けて倒れこむユン・フェ。やってきた王は入るなり、またも醜態をさらす大提学を見つけて怒りをぶつける。問題の山積する状態なのにその態度はなんだ、これでは文字創製など始められぬ!怒ってそのまま出て行く王。スクチュは何度も義祖父のために事情を告げようとするが、ユン・フェに止められ言えぬまま。辞職願を、と勧めるが、私まで迷惑をかけられぬ、と承諾しないユン・フェ。 王の前に座るユン・フェは銀杯を差し出し、処分を、と。困った表情で側近を見つめ、杯を受け取りながら、もう飲んではならぬ、顔色もよくない、と案じる世宗。 「この年で少年のような肌では逆に変でしょう?」 心配だからだと言い聞かせる世宗。嬉しいです、深い愛情を感じます、と冗談を言う腹心に、呆れ顔でつられて笑う…
シン・スクチュが日本から資料を持ち帰り、次は天竺(インド)に行くらしいとマルリに伝えるチャンソン。どの国も独自の文字を持っている。 「野蛮な民の文字だ」 マルリはついに世子を動かす決意を。
政務交代を明日に控え、女官から渡された絵を世子に見せて取引を持ちかけるマルリ。応じればこれらを隠蔽する。王様が国を滅ぼしかねない危険な行動に走っている、それを止めるのが条件だ、と。なんのことかと訝る世子に、王が文字創製を試みていることと明かすマルリ。無謀なことと承知の上で集賢殿にすら内密にし、時間を確保するため代理聴政に踏み切った。 驚きながらも「私が政務交代を拒まなかったら?」と尋ねる世子に、自分を敵に回すことになる、と答える。 「国の安寧のためならば相手の弱点も利用します。私は政治家です」 世子は父王に真偽を確認する。全て事実だと認める世宗。 「この国の政治の中心は民だ。だから文字が必要なのだ」 有能な臣下を失うことになってもやめる気はない。父の決意の程を思い知らされながらも、マルリに醜聞を流すと脅されたことを明かす世子。 王は息子を振り返り見据えて続ける。 「今日で全ての政務をお前に譲る。自分自身で決めるのだ」 一人考え込みながら、次第に決意を固めていく世子。 夜が明ける。マルリを呼び出した世子は師匠に宣告する。集賢殿は『医方類聚』(1445年編纂の医学百科事典)の編纂を進めよ。これは仕事の指示である。つまり、自分は代理聴政を拒まない、これが返答である、と。 世子の決意に、自分は師匠である前に政治家。容赦はしません、とマルリ。 世子も受けて立つ。
「私も退くつもりはありません」 |

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いよいよクライマックスを迎えようとしているこのドラマ!この記事を読んでいてもなぜか涙が出てしまいます。私もkiokioさんと同様入りきっています!DVDに勿論おとしています。ユンフェはだけは無くしたくない!お願いだからせめて文字が出来るまでは・・
と切に思います!
[ 阪神好子 ]
2009/12/18(金) 午前 11:45
好子さん。クライマックスが近づくにつれ、寂しさも募り…
これまでの世宗の苦労を色々思い出すと、私もうるうるします。
ユン・フェ、癌だと進行も早いし、もしかすると…です。
本当に、せめて文字が完成するのを見届けてから…
想像するだけで悲しくなります〜…(;o;)
2009/12/18(金) 午後 2:03
>野蛮な民の文字
暦と同じような反対があるかな〜と思っていたのに、こういう反対は予想していませんでした。
自国の文字をつくるということは、誇りになるとばっかり思っていたのに(-"-)
2009/12/19(土) 午後 8:13
ruriさん。私もこの言葉にはうなってしまいました。。
ファン・ヒが言っていたように、漢字は識者、特権階級にとっては
既得権で身分を保証する大切な武器で…
民が文字を扱えないのは当たり前。その民のための文字は野蛮…
誇りどころではなかったのですね〜〜。
今更ながら、いかに自分が「文字を創り出す」ことを単純に捉えていたのか、反省しながら見ています。。
2009/12/19(土) 午後 9:13