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今までも沢山泣かされてきた大王世宗です。今回はダブルで泣きました…書きながらまた泣けてきそうです…いってみます。 マルリに宣戦布告する世子。父上は自分に民に仕える機会を下さった、と王の側に立つ決意の世子に、その機会は断じて差し上げられない、と立ち去るマルリ。 世宗はユン・フェに、まずは朝鮮語の採録をすると。 「民が使いやすい文字を作るには、まず民が使う言葉を集める必要がある」 ユン・フェはマルリを抑えるほうが先では、と世子を案ずるが、それは世子を信じて任せるべき、と手出しをしない覚悟の父王。 世子妃に、守ってやれぬかも知れぬ、と苦しい胸のうちを告げる世子。もう十分です、ただ時を戻せないことだけが無念です、と健気に微笑む世子妃。 世子はマルセンを呼ぶ。 「そなたの教えを請いたい」 突然の世子の頼みに、正攻法しかとらぬマルリが動くにはなにか事情があるはずだが、と探りを入れるマルセン。しかし世子は、何も聞かずに力を貸して欲しい。より良い朝鮮の未来のために、父上以上に民に尽くすよう努力する、それが見返りにはならぬか、と。世子の器を推し量るように尋ねるマルセン。 「私は汚い手を使う人間です。ご存知ですか?」 その鋭い視線をたじろぐことなく受ける世子。肯定すれば礼を欠く、否定すれば人を見る目がないことになる。その答えに、満足げに高笑いするマルセン。 マルリは重臣たちに世子妃の真相を暴露しようと、吏判ホ・ジョに例の絵を見せる。仰天するホ・ジョ。 その一方で、成均館儒生を動かしにかかる。優等生の掌議(生徒会長)のハ・ウィジ、奇行の多い変わり者のソン・サムムン。優秀な儒生らに女官の絵を見せ、世子の資質を問わねばならぬ、と。 「己と家族を正しく御せる者だけが国や天下を治められるのだ」 応教の言葉に頷く儒生ら。 賓庁で重臣らに絵を見せるホ・ジョ。口々に驚きの声を挙げ、事実なのか、もしそうなら政務代行などとんでもない、と領議政に迫る重臣たち。しかしそこに、白衣の世子妃本人が入ってくる。 「すべて事実です」 驚きで棒立ちの重臣たち。世子妃はファン・ヒに請う。 「領議政さま。私を王宮から追い出すよう上訴なさって下さい」 そして重臣たちを見回しながら、全ては自分の不徳ゆえ、世子様の責任は問わないで欲しい、と。 マルセンから世子妃を賓庁に出向かせたと聞き、驚いて立ち上がる世子。これで収まらねばさらに厳しい手が必要です、と冷静なマルセン。 「ときに刀よりも筆の戦いのほうが恐いものです。これが政治の恐ろしさです」 世子は返す言葉もない。 世子妃と向かい合う世子。どうかご健勝で、と去ろうとするのを思わず呼び止め、打ち明ける。 「嫌ではなかった」 初めて会った時のそなたの気の強さ、面喰らいはしたが嫌ではなかった。ずっとそれが言えなかった…涙で頬を濡らしながら、笑みを浮かべ歩み去る世子妃。
成均館儒生たちが座り込みをする。世子様の資質についてお考えになり、代理聴政の撤回を! 副堤学チョン・インジは、どういう積りで儒生を煽ったのかとマルリに詰問するが。王様の文字創製に賛成なのか、と逆に旧友を攻撃するマルリ。取り合おうとしないインジに、賛成なのだなと決め付け、副堤学になれたのもその盲目的な忠誠心を買われただけだと罵倒する。文字創製を許せば野蛮な国に成り下がる、反対してこその集賢殿だ、と叫んで出て行くマルリ。言い返せず机を叩きつけるインジ。
王后は、代行を一時取りやめるべきでは、と夫に願うが、世子が乗り越えるべき問題だ、とあくまで手を貸さぬ世宗。 重臣たちも訝る。政務代行をやめれば済むことなのに、なぜ王様も世子様も頑として譲らぬのか。何かあるのでは…一同の視線は側近のユン・フェに注がれる。しかし口を開かぬ大提学。そこに入ってきたマルセンが、皆の想像通り秘密裏に進められていることがある、と。ファン・ヒ、ユン・フェは不安げな視線をマルセンに投げるが。 マルセンは医官を入室させる。王がいくつかの病で深刻な状況、実は絶対安静が必要だ、と明かす医官。マルセンはユン・フェの視線を受け止めながら続ける。女真との戦いが続く今、朝鮮兵の士気や外交に悪影響を及ぼさぬよう、王様の病気を内密にせねばならなかったのだ、と。納得顔で頷きあう重臣たち。
王門の外で座り込みを続ける儒生らの前に現れた世子は、自分もその場に座り、掌議ハ・ウィジに賭けをしようと申し出る。用意した酒瓶を示し、一杯ずつ飲み続けて酔いつぶれたほうが負け。私が勝ったら解散せよ、そちらが勝てば政務代行を辞退し世子の座も退く。 ハ・ウィジは呆れて立ち上がり世子を見下ろし、政事を賭け事にするとは世子の器でないのは明白だ、と憤る。しかし断固として居直る世子に、一番酒に強い者を相手に選び賭けに応じる。 世子が根を上げるのを期待しながら成り行きを見守る儒生たち。ところが世子は互角に飲み続ける。次第に弱っていくのは明らかなのに、次の杯に手を伸ばす。さすがに見かねたウィジは、なぜそこまで意地を張るのか、と。しっかりとした口調で答える世子。自分には他に方法がない。少なくともこの場所では引き下がれない。 ここは父上の場所だ。 世子の脳裏に浮かぶ父の姿。この場所で、北三道の民たちの前に膝を付いて詫びた父。 「眠る時間も惜しみ、休むことなく国のために全てを捧げ尽くしてきた父上が、自らの不徳を詫びられた場所。何もしていない私がその場所で、安易に危機を逃れようとするのは、余りに傲慢だと思わぬか?」 儒生たちは黙って聞き入る。重臣たちも遠くから見ている。マルリの姿も。安平大君が心配そうに呟く。「兄上の顔が蒼白です…」 降参してください、と申し出るウィジに、では機会をくれ、と世子。胸に手をおき、ここに秘めた情熱、国に尽くしたいという熱意だけはそなたたちと同じだ、と。 勝負していた相手が突然吐き出して突っ伏す。それを確認した世子はよろめきながらも立ち上がり王宮の中へと戻ろうとし、倒れる。駆け寄る内官たち。掌議ハ・ウィジも思わず世子の傍に。そのウィジに「約束は守れよ」と告げて気を失う世子。 心打たれた様子で言葉もない重臣たち。複雑な表情で立ち尽くすマルリ…
のどかな田園に、収穫する民の歌声が響く。農道を歩きながらその歌に聞き入る世宗、ユン・フェ、スクチュたち。民の美しく多用な声。聞きほれながら、これを漢字で表記するのは不可能、新たな文字が出来るまで暗記するしかないか、と言うスクチュたちに、既に暗記している者を引き入れては?としたり顔で提案するユン・フェ。 芸妓の歌う見事な歌をはやし立てて喜ぶ一人の儒生、やがて館から追い出され門の外に大の字に寝転ぶ。上から世宗が覗き込む。慌てて飛び起き、誰が恋しいのだ?と問われ、歌です、と答える。王とも知らずうっとりと語る儒生。漢詩などとは格が違う、はるかに深みがあり、漢字では決して表せない言葉です… 世宗は笑いながら、その言葉を入れる器を作ってみないか?と。大提学を呼ぶ王の声に従者たちが現れる。スクチュが呆れて友に声をかける。 「王様の前だ。無礼だぞ」 丘の上で、楽しげに歌の掛け合いをするスクチュとサムムン。スクチュが「紅」とお題を言えば、「紅い、赤らむ、うす赤い、真紅、ほんのり赤い、まだらな赤…」歌い踊りながら、お題にあわせた言葉を披露していくサムムン。 聞き入る世宗は目を細める。 「我が祖国の美しい自然や歌、民の清らかな顔が浮かんでくるようだ。手を伸ばせば届きそうだ」 「この言葉を我らの文字で表せる日が来て欲しいものだ」 そして傍らのユン・フェに、夢で終わらせず実現するためいつまでも傍にいてくれ、と。穏やかに笑みを返すユン・フェ。 夜。書類に向かうユン・フェはうたた寝してしまった世宗に気付き、そっと着物を掛ける。しかしその大提学を激痛が襲う。脇腹をかばいよろめきながら、王を起こさぬようにと必死に口を押さえて痛みをこらえるユン・フェ。やがて床に倒れこみ荒い息の中で痛みに耐えつつ、王の寝顔を見つめる。次第に意識が遠のく中で、王から目を逸らさぬユン・フェ…しかし、その王の顔がかすんでいく… 目覚めた世宗は肩の着物に気付き、机に寄りかかるユン・フェを見る。安らかに眠り込んでいる大提学。こんなところで寝ないで、帰って休め…揺り動かす王。大提学の体がかしぎ、膝の上の書が滑り落ちる。息を呑み目を見張り、声も出せず、眼を閉じたままの大提学の顔を見つめ続ける王… 葬儀の日。大提学の霊前に座る王に孫婿のシン・スクチュが遺書を差し出す。ユン・フェの陽気な言葉が世宗に語る。これをお読みになる頃は、自分は心置きなく酒を飲んでいる。飲み友達もいる。でも追ってきては駄目ですよ。王様の分はありません…思わず笑みをこぼしながら、次々に甦る思い出の数々に想いを馳せる王。 王様と出会い人生を悔いなく幸せに過ごせました。それは王様の壮大な夢を共に見られたおかげ…悔いはないが心残りはあります。 「王様へ捧げる最後の手紙を、王様の手で作り上げた美しい文字で書き記せたら…それがかなえばどんなによかったことでしょう」 スクチュに、いつから悪かったのかと尋ねる世宗。1年前から…その答えに、何も知らず飲酒を叱り怒りをぶつけてしまったこと、銀の杯を差し出したことを思い出し、さらに悲しみを募らせる王。その王の目に入るのはあの銀の杯。捧げ持ちながら義祖父の遺言を伝えるスクチュ。 「弔いの酒は必ずこの杯で受ける、そう申しておりました」 杯を見つめる王の口から出た言葉は。 「いや。もっと、大きな杯を持て」 思わず王を見上げ、目を潤ませるスクチュ。 王の両頬を、抑えていた涙が流れ落ちる。 「もっと大きな杯を持って来い…!」
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王様を病気にするのは、マルセンにしては、ちょっと姑息な手段^m^のような気もします(笑)
しかし、ユンフェの死はもう号泣でした〜
2009/12/20(日) 午後 1:44
ユン・フェの最期・・・彼らしいものでしたね。
忠臣であり、父のような人でもあり・・・世宗の大切な人がまた去りましたね。
世子も一回り大きく成長したようで、いい方向に向かって行くことを願わずにはいられないよ〜〜。
2009/12/20(日) 午後 8:09
ruriさん。何度このドラマで号泣させられたことでしょう…
一人、また一人と世宗の大事な人が去っていきます。悲しいです。
マルセン、ほんと、ちょっと子供だまし?って思いました。。
さすがに少し勢いが衰えてきのでしょうか…(笑)
2009/12/20(日) 午後 11:05
Mmamaさん。ユン・フェがこんなに早く去ってしまうなんて。。
まだ実際に文字を創るところまでもいっていないのに。
無念だったでしょうね…(ToT)
世子、大丈夫であって欲しいですね。
今回は、さすが世宗の子は違う!って思えましたもの。
三度目の世子妃、側室としてはちょっと頼りなさそうでしたが…
今度こそ頑張って!です。
2009/12/20(日) 午後 11:11
私の願いも虚しくユンフェは去ってしまいました・・
もう嗚咽で苦しい。。あのニタッ!とした笑顔が見れなくなるなんて
世宗がどれだけユンフェに助けられたかユンフェが世宗のために命をかけていたのが描かれているのがこのドラマの良いところでした。
[ 阪神好子 ]
2009/12/21(月) 午前 0:05
好子さん。
>あのニタッ!とした笑顔
…ほんとに、もう見られないと思うと涙です。。
あのひょうきんな明るさにも、王様はきっと救われていたでしょうね。
王子時代からイ・スと共に献身的な情熱で王様を支えてくれたユン・フェでした。
二人の代わりを務められる人はいないでしょう。
こうなると今のところ文字創製を支えてくれるのは、ファン・ヒと若い学士だけです。
今後どうなっていくのでしょうね。。
2009/12/21(月) 午前 9:58