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上護軍ヨンシルは世宗のために、瑠璃で拡大鏡を作っている。少しは自分を守ろうとしろ、王様に自分を見捨てるなと言ってやれ、と憤るヘサン。しかしヨンシルは心を表に出さないまま。 集賢殿ではイ・スンジが上護軍様と暦を守るべきと必死に説く。副提学様と自分は5年の歳月をかけて暦を研究してきた、諦められません、と。しかしその副提学チョン・インジは集賢殿に出ず、一人王の秘密研究室の場所を模索する。 集賢殿の騒ぎに比べ賓庁は静かだ、と皮肉るイ・チョン。ヘサンも、ヨンシルの新兵器のお陰で女真征伐の被害も少なく済んだ、なぜ落ち着いていられるのか、と重臣らを責めるが。ファン・ヒは現実的に考える必要があると諌める。そこにマルセンが、ヨンシルを差し出すのは本当に得策か?と投げかける。顔を見合わせる重臣たち。 世宗は文字創製を続ける。スクチュ、サムムンは王の平静な様子に驚きと失望を隠せない。10数年来の天文研究も、大切にしてきた忠臣も、明の介入で放棄するなら文字創製も同じことでしょう、と直言をぶつける。 世宗は、天文も文字も諦める気はない、と断言する。ならば上護軍様を守り抜き証拠を見せて欲しい、それまでは協力できない、と研究室を出て行く若い二人。 一方ハ・ウィジら新米学士も世子に考えを質す。世子は明と真っ向から争わずにヨンシルを救う手立てを探したい、と。 「王の誇りとは、たった一人の民の命も天のごとく敬い尊ぶことだ。だから私は誇りにかけてヨンシルを救う」 しかし聞いていたマルリが、甘い考えだと水を差す。そして、自分に方策があればどんな犠牲も払いますか、と世子に持ちかける。 副提学チョン・インジは鋳字所に目をつけ、秘密の扉を見つけ出して中に踏み込む。しかし綺麗に片付けられた部屋にはなんの痕跡もない。思い過ごしだったか、と戻ろうとして床に落ちていた紙に気付き、拾い上げて愕然とする。人の絵、下には漢字で「人」、そして横に朝鮮語と書かれ空白が。予感は当たっていたと青ざめるインジ。 そこにマルリが入ってきて「やっと証拠を見つけたな」と笑う。友につけられていたことに狼狽しつつも、真相に打ちのめされるインジ。王様は本当に文字創製を進めていた。しかし30年来の家臣である自分にも隠されていた。なぜなのか。我々のせいなのか…。 「共に論じてこそ王様と我々は同志だ。集賢殿は知恵で王様の役に立てる」 それなのに絆が断たれた、そのショックに、今後は決して王様に同意はしない、と怒り混じりの言葉を口にするインジ。ほくそ笑んで見守るマルリは、ならばこの紙を証拠に明と交渉しよう、と勧めるが。 領議政ファン・ヒは領中枢院事マルセンを呼び出し、王様の研究についてどこまでご存知かと尋ねる。とぼけてみせるマルセン。 ヨンシルの研究室に護衛武官カン・フィと兵が押し入り、ヨンシルを拉致する。カン・フィは、できるだけ都から離して国外に脱出させる方策を探せ、という世宗の王命を遂行しようとする。しかしマルセンが行く手を阻む。カン・フィに向かい、王様のためを思うならヨンシルを斬れ、と。 ヨンシル本人が出てきてマルセンと向かい合う。カン・フィはマルセンに刀を突きつけ、上護軍さまの処分を決められるのは王様だけだ、と受け入れない。マルセンはヨンシルにも言葉を浴びせる。東廠に捕まれば拷問され、王様と朝鮮を裏切る結果になるだろう。お前は厄介者、ここで命を絶て、と。しかし無言で立ち去るヨンシル。 ヨンシルが向かった先は世宗のもと。カン・フィの失敗を悟った世宗は、何も言わずに命令に従え、命を粗末にするなと厳しく告げる。しかしヨンシルは、私が感謝するとでも思ったのですか、と反発する。世宗は声を荒げる。私は一国の王だ、お前を逃がすことなど容易い。 「もう十分だ。これ以上の忠心は必要ない!」 自分を想う王の心に打たれながらも、自己を主張するヨンシル。官服を着たのは王様のためだけではない。この祖国、朝鮮のためでもある。 「あなたではなくこの国に対して、重荷になるような真似はしたくありません」 涙を抑えながら毅然と言い切り、背を向けるヨンシルに、やはり涙を浮かべて王が言葉を投げる。 「お前は余にとって30年来の旧友だ。兄弟より、時には妻や子より大切だった。一度だけでいい、何も言わずに余の頼みを聞いてくれ。たのむ」 それでも、自分には朝鮮のほうが大切です、と出て行くヨンシル。
マルリは世子に、ヨンシルを救う手立てが見つかったと臭わせ、それが文字創製の証拠だと気付いた世子が王に知らせる。驚いて王座から立ち上がる世宗。世子は父に請う。上護軍ヨンシルは国にも父上にもかけがえの無い重臣、自分にとっても師であり父のような存在。その重い命のため、文字を諦めては頂けませんか。 息子の言葉をうなだれ認める父。 「お前の判断は正しい。人として当然の判断だ」 チョン・インジがマルリと共にワン・ジン、ヘ・スに交渉を持ちかける。ヨンシルをなんとしても救いたい。インジの言葉に、その見返りは文字創製かと水を向け、満足の笑みをもらすヘ・ス。証拠を見せよと迫るワン・ジン、しかしそこに礼判ジョンソが入ってくる。 ただならぬ空気を察して訝るジョンソ、学術交流ですと誤魔化すインジら。ジョンソはしかし、一同が驚く事実を告げる。明日己の刻、チャン・ヨンシルを引き渡す、王様の伝言だ、と。 世子は父王に撤回を頼むが聞き入れない世宗。人の命よりも文字が大切なのですか、と責める世子。世宗は断固として言い切る。 「民の命を救うために、文字が必要なのだ。これ以上無力な国のせいで民を失わないためにも、文字は必要なのだ」 「我が国の文字には民の魂を込めるのだ。民族の魂を一つに集結すれば自主性が生まれる。民が自主性を持ち国が強くなれば、二度とこのようなことはおこらぬ」 「そのために人の道を捨てねばならぬなら、余は喜んで捨てよう」 チョン・インジは王のもとへ向かう。しかしヨンシルに遮られる。自分を救うためだという副提学に、真実を言って欲しいと迫るヨンシル。あなたは自分を誤魔化している。本心は奴婢のための言葉を作ろうという王様が憎いはず。それが現実。密室で極秘にしなければ文字創製などできるはずがない。ヨンシルはさらに続ける。 「副提学様、初心を忘れたのですか」 階級意識を嫌い、自分の入朝にいち早く賛同し、奴婢だった自分に隔たりなく接してくれた、あの懐の深さはどこにいったのか。 「私を口実に王様の邪魔をしたり、王様の夢を砕くことは許しません。忘れないで下さい。私は王様の盾になれるが、王様は私の盾にはなれません」 真の役人、真の忠臣としてこの5年間隠し続けた本心を王様に伝えて欲しい。 去っていくヨンシル。自嘲の笑いを浮かべて立ちつくすインジ。 簡儀台に上り空を見上げる世宗。インジがその王を見守る。
一方世子はヨンシルのもとに。王の輿の車を点検する上護軍。8万7600時辰、と呟く世子。それを11万1388時辰だと訂正するヨンシル。世子様にお仕えしたのは20年でなく26年、3才のときからです、と微笑む。悔しくないのか、と思わず背を向ける世子にヨンシルが返す。 「世子様、頑張ってください。王様にはもう世子様しか…」 世子は涙をこらえる。 「私はそなたのような臣下、忠心を捧げることしか知らない愚かな臣下は決して持たない」 振り返らず、そのまま去っていく世子。 朝。明国に引き渡されるヨンシルが発つ。世宗も輿に乗り込む。ところがその輪が次々に折れていく。輪が全て壊れ大きくかしいで地に落下する輿。驚いて駆けつけるイ・チョンら。王の無事を確認し、昨夜の担当は誰かと憤慨するイ・チョンに、私ですと答えるヨンシル。皆の驚きの視線が上護軍に注がれる。王はヨンシルを睨みつける。どういうつもりか。平然と見返し、腹いせです、当然でしょう、と答えるヨンシル。 世宗は声高に命じる。 「すぐに捕らえ、鞠庁を開け!余が自ら尋問する!」 皆が唖然とするなか、王とヨンシルはそっと視線を交え笑みを交わす…
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ヨンシルと王・・・王と臣下の関係を越えてますよねぇ。。。
ヨンシルがここまで重要な役割をするなんて・・・(#^.^#)
初めの頃には想像もつかなかった。。。
最終回まで突っ走るのかと思いきや・・・お休み入ると帰省するんで録画が心配になります。見逃したら悲しいんで実家で視聴しないとね(^^♪
2009/12/29(火) 午前 7:41
Mmamaさん、今回のヨンシルは寡黙な彼とは打って変わって
とっても雄弁で、説得力があって、今までに増してかっこよかったですね♪
帰省されるんですね。
お正月のドタバタで、私も最終回をなかなかみられないかも。。
でも録画予約はばっちりです。
ご実家で、楽しんできてくださいね〜☆
2009/12/29(火) 午後 8:10