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衛劇での放映が終わって久しいんですが。今回ご紹介はこちら。。
『金萬徳キム・マンドク〜美しき伝説の商人』
時代は英祖からイ・サンこと正祖代にまたがる18世紀末〜19世紀初頭。
済州島に実在した女商人のお話です。
KBSは『名家』でノーブレス・オブリージュを実践した偉人・チェグクソンを紹介しましたが、
kiokio記事こちら〜 その第2弾として選ばれたのがこの方。
ネット検索すると色々と詳しい解説がヒットします。 韓国では「済州島の永遠なる母」「犠牲と奉仕の済州島の母」などと呼ばれ、
大変に有名な女性なのだそうです。
済州島では「萬徳賞」が設けられ毎年、模範女性が表彰されるのだとか。
そんな萬徳について、一番分りやすいのがこちら
主演陣はこちら。。。
金萬徳のイ・ミヨン
生涯の想い人となるチョン・ホンスにハン・ジェソク
幼馴染でありながら、萬徳のライバルとなる女商人にパク・ソルミ
商団の放蕩息子・大行首にハ・ソクジン。
萬徳に思いを寄せ続ける。韓ドラではお馴染みの切ない役どころ。
ここで李氏朝鮮王朝での身分制度を復習です。 まずは大きく二つに分けて良民と賤民。
中人=下級役人、技術官等
常人=農民・商人・職人
そのほか、白丁=動物の屠殺など、才人(広大)=芸人、官妓=妓生、牽令=馬牛を引く人、
砲手=猟師、水尺=狩猟民、駅卒、巫女、僧尼など
奴婢はさらに、国家が所有する公奴婢と、個人が所有する私奴婢に分れ、
妓生は公奴婢、つまり国へ奉仕する身分でした。
萬徳は生まれは商人の娘だったのですが、早くに父を嵐で亡くし、母を伝染病で亡くして孤児となります。
親戚に引き取られたものの、その後老いた退妓に預けられてそのまま妓生にされてしまう。
つまりもともとは良民だったのに、賤民に落とされてしまうんですね。
一度妓生になると国法の拘束を受けることになり、妓籍を抜く、すなわち妓生の名簿から
名前を削除して昔の常人の身分を取り戻すことはとても難しいことだったようです。
どんなお話か…ちらっとご紹介(ネタバレ少々…)ドラマもこの史実を踏まえて彼女の生い立ちを追います。ただし、済州島の生まれではあるけれど、事情があって子供時代は漢陽で育つ。
これはストーリー上、都での様々な出会いが後に大きく影響するため
編み出されたフィクションでしょうね。
その後済州島に渡り妓生となり、身分奪回するまでの苦難の道のり、
そこに出生の秘密や済州島と都を繋ぐ様々な陰謀を織り交ぜつつ、大商人として成功し
ついに有名な偉業を成し遂げる、までを見せてくれます。
物語冒頭は正祖に召しだされて漢陽に向かい、宮廷に参内するところから始まります。
当時済州には、女性は島から出てはいけないという法がありました。
そのため特別に医女の官位を授けられて、都に出てくることが許されたのです。
噂を聞いて、是非その女商人に会ってみたいと呼び寄せた正祖。さすがですね〜。
(あ、この正祖役さんは意外な方でした♪お楽しみ〜
男性・女性のボーダーを引かずに善行を認め賞賛する姿勢は正祖ならでは、と思います。
並み居る重臣たちの間を堂々と頭をまっすぐにあげて、臆することなく進んでいく萬徳の姿は
実に気品にあふれていて素敵でした。
演じるイ・ミヨンの迫力でしょうか。
(イ・ミヨンは「明成皇后」で閔妃を演じています。私は未視聴。とても見たい史劇のひとつです〜)
萬徳の生き方は、文字通り、凛とした生き方。
芯が強く、大胆だけれども、たおやかな女性らしいか弱さも持ち合わせている。
華々しさはないものの知的な美しさがあり、どんなに打たれても絶対に頭を垂れたりしない。。ご本人にも同じような雰囲気のあるイ・ミヨンさんにぴったりでした。
まあ、ストーリー展開的には、終盤はちょっと必死で史実を追って辻褄合わせしてるのかなぁ。。
という感も無きにしも非ずでしたが、全体的にまとまっているので気にしないことにできます(笑)
このドラマ、実は視聴率はさほどとっていません。かなり地味目なドラマです。
相手が「同伊」だったのでなおさら地味でした(笑)
でも個人的にはこういう作品、好きです。
派手な演出やおとぎ話的な展開が苦手な向きにはお薦めです。
もちろん創作部分もあります。
出生の秘密などは史実とは変えてドラマチックにしているし、陰謀云々も
英祖正祖代ですから当然あったとしても、萬徳には関係なかったはず(笑)
その創作部分のなかで、私としては高得点だったのは、
萬徳は史実上も生涯独身を通しているのですが、
なぜ彼女が結婚しなかったのか、その理由に当たる部分。
ドラマでは、実は彼女には生涯を誓い合った相愛の想い人がいて、
その男性への義理から独身を貫いた、ってことになっている。
「名家」でも主人公は実らない恋を経験しますが、物語の中核ではなかった。
萬徳のほうは、女性が主人公で、しかもとても裕福であったのに生活は質素で慎ましく
生涯を独り身で過ごしたという史実にミステリアスな部分があるからか、
ここにロマンスの影をかぶせて中核に据えたのが、上手くいっていると思います。
とても切ないのですが、悲恋として終わらずに希望に繋げているところも気に入った理由です。
その萬徳の生涯の想い人であるホンス役ハン・ジェソク。
このひとが好演しています。
彼の出演した史劇で、これも凄〜〜く見たいと思っているドラマ「大望」では
もっとふくよかで、しかも悪役のようですが、このホンス様は、絵に描いたような好男子。
徳に溢れた萬徳にピッタリの最高の理解者であり支援者。
ラブロマンスの色合いも、このホンス役が徹底していい人物だからこそ盛り上がっているし、
萬徳と二人で目指したものが正祖の治世の理想像と合致しているので、より応援したくなる。
史劇ではよく、政府の中枢人物、大抵は三政丞=領議政と左右議政、または六判書の子息が
物語に絡んできますが、大抵の設定は父親が権力の盲者。
息子は逆らうか、父と同じタイプか、無能または放蕩者、なんてパターンが多い。
このドラマでのホンスは父とは全く違った清廉な生き方、考え方を最初から最後まで貫きます。
それも父に反抗してるわけではなく、自分の信じる理想に向かってただただ真摯に生きてる。
なかなかこうまで生き方のまっすぐな両班の御曹司は、主人公ならともかく、脇役では見つけ難い。
ハン・ジェソクさんはお目目ぱっちりの実はkiokioには苦手系のお顔なんですが
なぜかこのホンス役さんは凄くよかったな〜〜。この方以外には考えたくないほど適役でした。
脇役も見慣れた演技派がずらり。
マンドクの師匠にコ・ドゥシム ホンス父にキム・ビョンギ 重要なやくどころ♪チェ・ジェソン
今回は悪役、キム・ガプス このひとも今回は悪、イ・ビョンウク 愛すべきイ・ダルヒョン
太王四神記のキム・ソンギョム 苦手なこのひと。。キム・ギュチョル チェ・ジェゴン役ぴったりのメン・ホリム
キム・チョルギ(お初です) ソン・ヨンテ 悪役常連・キム・ミョングク
こちらは子役〜
マンドクのシム・ウンギョン 芸達者ですよね。 ホンス役ト・ジファン お目目くりくりがジェソク氏そっくり(笑)
この二人もおなじみですね〜〜。
カク・チョンウク チョ・ドヨン
音楽も壮大で綺麗でした。。ソプラノの挿入歌がまたドラマチックだし、済州島の自然の美しさや
特産物、商品として取り上げる品々も面白かった。
KBSさん、次の偉人は誰を取り上げるんでしょうね〜。期待して待っています
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kiokioさん、ようやく「キム・マンドク」の記事がでてきましたネ、
これだけ細かくしかも登場人物も写真入りですからとても判りやすいです、私もこの音楽も好きでしたから私の記事ではその音楽も取り入れました、トラバさせてくださいネ、
2011/5/14(土) 午前 1:13
実に細かく分かり易いkiokioさんの記事です。
これを見れば一目瞭然ですね。
生涯の想い人となるチョン・ホンス役のハン・ジェソクも良かったですが、私は商団の放蕩息子のハ・ソクジンがマンドクに想いを寄せながら、そっと影ながら助ける姿が素敵でした。
あまり人気なかったのかしら…
でも私的には良いドラマでした。
2011/5/15(日) 午前 9:04
こんにちは^^
ドラマとはあまり関係ないですが
賤民というと、全部奴婢だと思っていましたが、
こんなに細かく分かれるんですね〜
流石kiokioさん!お勉強になりました。
2011/5/15(日) 午後 3:27
ムーンライトさん、こんばんは。
やっとアップできました〜。こんな感じで他の視聴済みのものも
のんびりアップになりそうです(^^ゞ
音楽もよかったですよね〜。TBありがとうございました♪
2011/5/15(日) 午後 7:54
tiyotiyoさん、こんばんは。
良いドラマでしたよね。
ハ・ソクジンさんも好演していましたね♪
いつもパク・ソルミさんに上手く乗せられてしまって気の毒でしたが、後半段々と力を発揮して。。私も好きでした♪
このドラマは悪役でもきちんとフォローして憎めなくなるように描いてあって、ホンス父の変化などもよかったし、どのキャラクターもしっかり描写してあるのも高得点だと思います^^
2011/5/15(日) 午後 8:01
ruriさん、こんばんは〜。
えへへ。。恐縮です〜〜。
私も実は奴婢と他の区別があいまいだったんです。
チュノ絡みと済衆院絡みでずっと賤民について気になっていて、まとめてみました。
調べてみると本当に色々あってびっくりしました。僧侶も賤民というのが李氏朝鮮王朝ならではだな〜と思います。
2011/5/15(日) 午後 8:05
正祖代に活躍できたというのも萬徳にとっては幸運なことだったのかもしれないな
↑ これはまさにその通りだと思います
このドラマのイヘヨンはたしか明成皇后の前半に後半は チェミョンギョルが交代で出演しました。 クンチョコワン 龍の涙にでてい女優です。
2011/5/16(月) 午前 0:12
あさやまさん、こんばんは。
商人が自由に活躍できる時代ですし、正祖という、人を見て登用する王様だったからこそ、萬徳は受け入れられたんでしょうね。
チェ・ミョンギルさんは、世宗のお母様をされていた方かしら。。龍の涙と共に太宗の正室役だった。。年齢を重ねても美しい方ですね♪
2011/5/16(月) 午後 10:14
ちょっと予告編を見ました。
今、ホジュン、トンイ、GyaOでテジョヨン、海神を見るのに手いっぱい。見始めると気になって・・で、じっと我慢の子をする予定。
キム・ギュチョル・・顔を見るだけでムッとしちゃいます。(テジョヨン)
2011/5/18(水) 午前 9:28
天気さん、たくさんご覧になっていますね。
しかもヒットした大作ばっかり…ホジュン、テジョヨン、ヘシン…しかもトンイとは。役者さんも何人かダブっているのでは。混乱しそうだけどどれも面白いから、ストップできないお気持ち分ります。
この金萬徳は大作に比べるとかなり印象の薄い小品ですが、私はこういう視聴率がよくなくてもいい内容の作品って好きです。今回は大変そうですが、機会があったらまた是非…♪
キム・ギュチョル…ほんとですよね〜。あっちこっちで嫌な役ばかり。お顔がこうだから仕方ないかな。悪役もいないと困りますしね〜。なんだかお気の毒です(笑)
2011/5/18(水) 午後 8:35
kiokioさん、TBありがとうございました。
妓生になったマンドクが今後どうやって商人となっていくのかが
今はとっても楽しみです!
ネタバレの所はスルーしたので、また見終わったら読ませてもらいますね。
2012/6/5(火) 午後 10:38
mayさん、マンドクが色々な苦難を乗り越えて商人になっていく姿、凛としていて見応えあります。イ・ミヨンさん素敵でしたし、お相手のホンスがまた筋が通っていて。2人の生き方に心打たれました。
楽しんでくださいね〜^^
2012/6/5(火) 午後 10:59