●第28話●「王子を辞める」
牢に入れられた忠寧を訪ねた王后。出てきて女官に布団を作らせよ、綿を多くいれてやれ、と命じて
涙を流すシーンから→
ファン・ヒが兵判に指示する。
「仁王山だけでなく北岳山にも討伐隊を。明日には使臣たちが都に到着します」
「分かっています」
立ち去る兵判。廊下の向こうに世子がいるのに気づいたファン・ヒ
礼判の執務室に入る世子とファン・ヒ。世子が
「意外ですな。そなたは杜門洞の出身では?」
「そうです」
「高麗のために死を覚悟したそなたなら、忠寧の話はさぞ心に響いたことでしょうに。だが気にもかけず
討伐を急ぐとは」
腰をおろして忙しそうに答えるファン・ヒ
「東宮殿にお引き取りください。使臣との儀典について考えることが」
ファン・ヒのほうに目をやり、ゆったりと腰掛けたまま続ける世子
「なぜ断念を?杜門洞に罪滅ぼしをする絶好の機会ですぞ。何よりそなたは交渉の鬼才だ」
その言葉に、両手を激しく机に叩きつけて椅子から立ち上がるファン・ヒ
「私が…私が”交渉の鬼”と言われる理由をご存知ですか」
驚き黙っている世子に
「勝算のない賭けはしないからです」
「反乱軍が応じないと?」
「私は到底王様にはかないませんので」その言葉に視線を逸らす世子
「王様のやり方には賛成できませんが、私には…王様に勝つ力がない。それに」
「”一刻も早く混乱を鎮めるためには 多少の暴力も辞さない”その論理を覆すような力も持っておりません」
自分に言い聞かせるように語るファン・ヒ。世子を見て、その机に歩み寄る
「だから」
「私はすべてを世子様に懸けました。世子様は建国以来初めて王位の奪い合いなくして正統な 王になるのです」
ファン・ヒを見上げてその言葉に耳を傾ける世子
「どうか慈悲深い王におなり下さい。そうすれば報復の血に染まった歴史は幕を閉じます」
ファン・ヒの想いを受け止めて押し黙る世子
→高麗勢力の根城、オクが米を配るシーンへ
※※※
う〜〜ん。これはものすごく重要なシーンです。実際、ファン・ヒがどうして世子を選んだのか、なんとなく分っていても明確な理由は釈然としないままでした。でもここで本心を明かしているんですね。
太宗のように刀で解決するほうが話が早いことが多いのが現実、でもファン・ヒは交渉=話し合いで解決したい。
しかし、絶対権を持つ王が強行に刀を振るうのなら、それを止める力は自分にはない。それが口惜しい。
杜門洞でも儒生弾圧のときでも、力がないために王様の刀を止めることはできなかった。
世子を擁護し長子制を死守することで、武力で制圧する歴史を塗り替えたい。
だから、世子側に立つ事にした。ファン・ヒの考えがやっと分かってすっきりしました(笑)
忠寧大君が流刑地に発つ、報告を尚膳から受け、絵を書き続ける太宗のシーンから→
王宮の一画、忠寧一行が発つのを見送る人々の様子が壁伝いに聞える。
王后はそちらに向かって耳をすます。空を見上げ、城壁の向こうの忠寧を想って涙を流す王后
イルチとジャチの密会を目撃したことをなんとか王子に伝えたいイソンが、人ごみを掻き分けて王子を呼ぶが忠寧は通り過ぎてしまう。
忠寧大君が立ち止まる。
視線の先に、赤子を抱いた忠寧夫人とシム・オン夫妻が。
一瞬躊躇してそのまま行き過ぎるが、また後ろを振り返る。幼いとき、世子の誹謗文を書いたと濡れ衣を着せられて王宮へ処罰のために連れて行かれることになった、あの日を思い出す忠寧大君。すでに夫人だったシム氏が王子を呼びながら泣き崩れるのを、後ろ髪を引かれる想いで振り返りつつ、兵たちとともに屋敷を後にした、あのときのことが重なる。(ここも実はカットです。→
補完編3〜4話)
ふたたび妻を置いていかねば ならない身の上に耐えられず、涙ぐみながらも歩き出す忠寧大君。妻子の前を一行が通り過ぎていく。
→王の人形が吊り下げられ高麗が王暗殺の予告をするシーンへ
※※※
ここは…上の画像で少しはお分かりいただけるかと…


…なんで削っちゃうかなーー

●第29話●「高麗王室の遺言」
高麗復興勢力の終焉。オクが自害し、太宗を助けに戻った忠寧も、父を振り切って鏡城に帰っていく。
時が流れ、髭を蓄えた世子が王宮に佇むシーンから→
川辺で釣り糸と垂れる老人と、横に並ぶ太宗。老人を見やり太宗が口をひらく
「余は譲位をしたいと思っている」
脇に控える尚膳が驚いて顔をあげるが、老人は前を向いたまま。
王が老人を見る。
「ずっと黙ったままだな」
「お好きになさりませ」答えるのはユ・ジョンヒョン
「世子様への譲位を」
尚膳がとんでもないという表情で
「なりません、王様」それを聞いてジョンヒョンが
「尚膳が止めております。譲位はおやめください」
「王を相手に悪ふざけをするのか」
「王様のお気持ちに合わせてみただけです。やりすぎましたか」
「ひねくれた年寄りだな」腹をたてて立ち去る太宗。その後姿を笑みを浮かべて見るジョンヒョン。
立ち上がり、王のそばに近寄る。
「ご病気が長引き弱気になられましたかな。私が内医院に赴き侍湯をいたします」
「余は本気で譲位をしたいのだ」
「王様」
「領議政になってくれ。円滑に事を進めたい。そなたに朝廷をまとめてほしい。生きているうちに…
この眼でしっかりと確かめたいのだ。朝鮮が千年万年続く強い国であることを。そうでなければ安らかに
眠ることはできぬ」
王の横顔をじっと見るジョンヒョン。
→チョン・インジ、キム・ジョンソらが集まり、重大発表があるらしい、と便殿に向かうシーンへ
※※※
ここもねーなんで削っちゃうかなー

ユ・ジョンヒョンを推薦したのはファン・ヒで、そのことは後のシーンで出てきますが。。
太宗の病がこの頃からすでに進行していたこと、そのせいで譲位を急いでいたことが分ります。
世子→忠寧への交代劇がおこる下地には、太宗の病からくる焦り、朝鮮を早く安定させたいと願う強い気持ちがあったんだな〜と今更ながら納得してます。
王后が、鏡城から一時戻っていた内禁衛将カン・サンインに忠寧の様子を聞く。サンインが冬にお風邪を
引かれたが今はお元気ですと答えるシーンから→
王后の居室で
「何をしているのだ。子供でもあるまいし北方の寒さに負けて風邪を引くなど」
女官長が
「内医院に命じて薬を送らせますか」
忠寧夫人シム氏が
「王子様のことです。受け取らないでしょう」
女官長が
「では薬ではなく別のものを送らせましょう。あまり大袈裟でなければ王子様もお受け取りに」
ため息をつく王后
女官になったイソンが高いところの松の葉を取ろうと躍起になっている。王后がそこに来合わせる
「なにをしておる」恐縮して小さくなっているイソンに王后が近づく
「ずいぶんはしたない格好だ。どこの女官か」
「内資寺(宮中の食物を扱う機関)…」女官長がしかりつける
「言葉遣いに気をつけなさい!」
「しきたりも知らぬ娘のようだ。しっかり教育しなさい」イソンを睨んで立ち去る王后。バツとして脚を
鞭打たれるイソン。部屋に戻って考え込む王后。立ち上がり輿を出すよう命じる
「内資寺に行く」女官長が申し出る
「私が責任を持って送らせます」
「息子に送るものだ。直接収穫したものではなくても、せめて心を込めて包みたいのだ」
うなずく女官長
内資寺。梅の入った籠に松葉を入れるイソン。そこに王后と女官長が。驚くイソン。
王后が籠の中身に目をやる。女官長がイソンを叱る
「まだ分らぬようだな。一体何の真似だ」
「薬の代わりに王子様に送ると聞きました。こうしないと鏡城に着くまでに腐ってしまうかとーー」
「つまらぬことを言っていないで下がりなさい」王后が遮る
「話を聞こう」
「王后様」
あらためてイソンに向き直り、尋ねる王后
「松の葉を取っていたのはこのためか?梅の実が腐らぬように集めていたのか」
「松の葉は、梅の実を腐らせないと聞きました」
「分った。あとは私がする。下がってよい」イソンのすすり泣きの様子に気づいた王后
「それは悔し涙か。悔しかろう。真心を誤解され鞭まで打たれてはな」
「違います。会いたくて。もう一度だけでいいから会いたいんです」
驚愕する女官長
「王后様の前で王子様に会いたいなどと」
「王宮で…いえ、世の中から恐れられる王后様も…わが子を恋しがっています。きっと私の母も…
私は王宮での仕事が忙しくて母の死に目に会えませんでした。きっと母は臨終で…このダメな娘に
会いたかっただろうと…」
イソンの涙のわけを聞いてうなずく王后。優しく問いかける
「母をー亡くしたのか」
「王子様がお心遣いくださったのに」泣きじゃくるイソン。王后が近寄り両手で涙を拭いてやる
「きっと母はー安心して逝ったはずだ。これほど優しい娘に育ったのだから、何も心配してはおらぬだろう 。”娘はしっかりと生きていくだろう”と」
「王后様」
「親と言うものは、心配しながらもそう信じたいのだ。信じなければ…不安で胸が張り裂けてしまいそうで
耐えられないからな」
イソンの肩をたたいてやりながら王后も涙ぐむ
太宗の居室。目の前に座る世子に太宗が
「人事権が欲しいと?」
「職務遂行のためです。私の意を正しく汲み取れる人材をー近くに置きたいのです」
「人事には口を出すな。父と領議政で行う。役人たちを敬う態度も忘れるな。今のお前は彼らを師として
政務を学ばねばならぬ」
「彼らは私の考績(評価書)をつけるのですか。成績が悪かったらどうなりますか」
「謙虚に教えに従えばそのようなことはない」
「謙虚さの手本がないので不安ですが、一応努力します」
渋い表情の太宗。
→領議政に新しい人事案をファン・ヒが渡すシーンに
※※※
ここもねー。削って欲しくないですっ

イソンは、実際には忠寧が見初めて側室になった方で重要な人物です。イ・サンのソンヨンみたいな存在です。このあとの回で王后の傍に侍るシーが出てきますが、それにはこういう出会いがあったんですね。
ただイソン役のイ・ジョンヒョンちゃんが、声帯結節でドクターストップがかかったために降板してしまうんですね。だからまあ、削ってもいいか、となっちゃったのかな。。忠寧とイソンのその後の展開を観たかったです。
世子が人事権を渡して欲しいと頼むのも大切なシーン。譲位するといっても、軍事と人事は握られているので
世子には歯がゆかった。もっと彼の好きな軍事(遼東征伐)に力を入れたいのにそうさせてもらえない。
この現状が、世子を追い詰めていくことになるんですね。。
今週は時間があったので、一気にサンテレビさん放映分まで頑張ってしまいました。
ああ、疲れた〜〜〜


そもそもカットなんてあるから、こんな目に…。
いやいや、やり始めたことは終わらないと気のすまない、損な性格のせいですけど。。
おはようございます〜〜〜☆☆
いやあ〜〜すごいなこれは!!書くの大変だったでしょう〜〜!!
ファンヒと世子のシーンはカットしないでもらいたかったけど、本来1時間を45分にしないといけませんので仕方ないのかもしれませんね。
イソンは世宗の側室になったんですね。ジョンヒョンちゃんは降板してしまうんですか?それは残念ですね。
ポチありがとうございましたm(__)m
[ とん子 ]
2011/10/16(日) 午前 9:26
とん子さん、こんにちは☆
あはは、はい大変でした(^^ゞ
なにしろ一気に5ページくらい書いたので。腱鞘炎になりそうです〜(笑)
イソンちゃん、残念でした。まだまだ中盤まではちゃんと登場してくれるんですけれどね。側室にならずに消えてしまいます(>_<)
ファン・ヒと世子のシーンは本当に重要なのでもったいないですね。
今後も、サンテレビさんに遅れないようにアップするつもりです。
よろしければ覗いてみてくださいね〜♪
2011/10/16(日) 午後 0:41