●第34話●「国母の重圧」
鏡城で。世子をどう処罰すべきか、と領議政に迫られ、言葉に窮する忠寧のシーンから→
東宮殿で。ファン・ヒが世子と向き合っている。
「世子の座を捨てますか?」ファン・ヒの言葉に驚き、面食らいながら答える世子。
「難しいな。何の前置きもなく廃位と言われても。何の話か分りません」
笑ってかわそうとする世子に、あくまで真剣な表情のまま続けるファン・ヒ 。
「手の平で太陽を隠すことはできませぬ」
「ますます分らなくなった」
「直ちに王様のもとへ行き罪を告白するのです。”征伐をするために大義が必要で、王様の命に背き
火筒軍を北方へ送った”」
聞いている世子の顔から笑みが消えていく
「”大義を作るために敵を刺激して挑発した”」
「もういい」
工判の顔を見て遮る世子。しかしファン・ヒは続ける
「告白して許しを請うのです」
「どこの誰にそんな話を吹き込まれたのです?」
「誰から聞いたにせよ、事実であることが問題です」
言葉を飲み込み工判の顔をじっと見る世子。視線を受けるファン・ヒ。
→忠寧が世子についての意見を述べるシーンへ
※※※
えーと、ここはカットされて、ましたよね?

多分。。
ここがカットだと、以下も全部カットになりそうなんですがーー。
この際だから怪しいと思われるところは全部載せます。
ファン・ヒは前回、世子が軍営で兵判らとこの件を相談しているときに、外に1人で立っているシーンが
ありましたが、あのときに、これを漏れ聞いていた、と私は推測してますが。どうでしょうか。
誰かが教えたというシーンはなかったと思います。もしくは色々な状況から察しているということになるのか。。
ともかく、自分には知らせずに事を進めている世子に、なんとか思いとどまるように説得しているんですね。
でも、世子は世子で、ファン・ヒだけは絶対にこの件に関わらせたくない。つまり巻き添えにしたくないんですね。
忠寧にユン・フェが世子は素直に過ちをみとめるべきだと告げるシーン→
工判と向き合ったままの世子。
「事実でないとしたら?」
「世子様」
「いや、事実だとして、父上にすべてを話せば許してくださると?随分と甘い考え方をなさるのですね」
「過ちは誰でもおかします。世の中に完璧な人間などおりませんぬ。問題はその過ちを認め反省するか
どうかです。反省すればやり直せますが…」
「反省することなどありません」
「最後の機会です。敬差官が戻り、事実が明らかになる前に」
「機会など不要です。どうせ工判殿は私の言葉など信じないでしょう」
「私も世子様を信じたいと思っています。世子様のお言葉を信じられればどんなに…」
「信じられぬなら道は一つだけです。父上のところへお行きください。真実とやらを告げ私から王座を
奪えばいい」
鋭い眼差しで挑むような口調の世子の前に、言葉のないファン・ヒ。
→オリが吏判シム・オンに、世子告発の密告をし、日陰の身でいることに飽きたと告げるシーン→
執務室で思案するファン・ヒ。意を決して立ち上がり部屋を出ようとするが、そこに太宗が入ってくる。
礼をして迎える工判。
「夜分にどうなさったのです」
「明かりが見えたのでな」部屋に入り、ファン・ヒを振り返る太宗
「そなたこそ遅くまで何をしていたのだ?何か問題でも?」工判から目をそらしたまま尋ねる王。
「それが、実は…」言いよどむファン・ヒに向き直り、太宗が続ける。
「怖いのか?」驚いて顔をあげる工判。
「余と同じように、敬差官が戻るのが怖いのか?」
「王様」
「余が忠寧を疑い、敬差官を送った。そう思うか?」王の表情を伺う工判
「忠寧に野心はない。たとえ王座に就くことを望んでいたとしても、刀で奪おうとはしないだろう。その上
カン・サンインが謀反とは…」あり得ない、と笑みを浮かべる太宗
「王様」
「敬差官を送った狙いは忠寧ではなく世子にある。火筒軍の派遣は世子の指図。余はそれが気に掛かる。
一つ気になると疑惑がさらなる疑惑を呼ぶ。朝廷の重臣らも同じ考えだろう」
いたたまれないようにうつむくファン・ヒ。太宗が続ける
「確かめたかった。咸吉道で起きたことは、世子とは何の関わりもないのだと」
「王様」
ゆっくりと工判のほうに顔を向ける太宗
「恐れなくてもよいか?この件に…世子は関わっておらぬな?」
王の視線を受け止め、首をたてに振る工判。
「そう存じます、王様」
その言葉に、大きくうなずく太宗。心配そうにその横顔を見つめるファン・ヒ。
→世子が軍営を訪れ、誰が工判に密告したのかと重臣たちに問い詰めるシーンへ
※※※
ここはなかったですね〜


この回、次の回とも、キム・ヨンチョル氏=太宗の、必死で世子を立たせたい、護り通したいと願う溢れんばかりの父の悲願に、泣かされる回でした。このシーンで、本当は告発しようとしていたファン・ヒは、父の本心をさらけ出す王の前で事実を伏せざるを得ませんでした。決して弱さを見せない王が、1人の父としてすがるようにファン・ヒの否定の言葉を待っている。胸が詰まります。。
忠寧のことをよく見通していることも重要です。それから「カン・サンインが謀反とは」と、あり得ないという表情で笑う太宗。。これはサンインのその後を思うと大きな大きな伏線ですねーー。いかに絶大な信頼をこの内禁衛将に寄せているか、この一言に凝縮されています。
●第35話●「忠臣たちの決断」
中央軍を率いて行軍する世子、野営するため天幕に入る。粗末な様子に恐縮する内官に、オリを連れて
こなくてよかったとつぶやく世子→
回想シーン。川べりに発つ二人の人影。そのうちのひとり、オリが言う。
「私も行きます。世子様と一緒に」
「今回はダメだ」
「1人は不安なのです」
「そう言われて悪い気はせぬ」
「私が不安なのは自分自身です。あなたにー何かしてしまいそうで…だから…」
オリを抱き寄せ唇を重ねる世子。
「好きにすればいい。私のせいでどれほど心を痛めているか、分かっている。だから好きにせよ。
お腹の子と文句を言っても、呪っても構わぬ」
笑みを浮かべながら言う世子に、何か言おうとするが言葉にならないオリ。
「待っててくれ。そなたの待つ都に戻りたいーそう思うことが私の力になる」
自分の指から抜き取った指輪を、オリの手の平に握らせる世子。
「もしも…」
「戻れなかった時は、子供に渡してくれ。私に似た息子が生まれる。そんな予感がする」
夜。川べりに1人で佇むオリ。
貰ったときと同じように、手の平の中に指輪を握り締めている。
一度はそのまま去ろうとするが、不意に振り返ると川にその指輪を投げ入れる。
水面を見つめるその顔が、決意の表情にかわっていく。
→兵判、世子義父らが、狩場にいると偽ったのを工判が確かめにいくのではと心配するシーンへ
※※※
高麗勢力の生き証人として生きるよう、オクに後を託されたオリ。こういうシーンから、本当に世子に心を
寄せてしまっていることがよく分かります。 復讐をひとりで続けるために、世子を廃位に追い込む切り札を
シムにチラつかせ、その決定打をどうすべきか悩み、世子に打ち明けてしまいたい衝動と戦い。。
世子もオリがいわくある人物だと見抜きつつ、彼女に追い込まれるのなら本望だと思っているのですね。
オリの末路をこの水辺のシーンが暗示しています。
シム・オンが忠寧を都に呼び戻してもよいのかと案ずるシーン→
鏡城で。イ・チョンとチェ・ヘサンが難しい顔で覗き込んでいる。
二人が顔を上げて、物言いたげに見つめるのはヨンシルの顔。
二人をちらりと見やり、すぐにそっぽを向くヨンシル。
イ・チョンがおもむろに
「輪が大きすぎる」
すかさず反論するヨンシル。
「これ以下では支えられません」
「接触面の幅を広げればいい」
ため息混じりにまた横をむくヨンシル。ヘサンも横から口を挟む。
「材料からしてなってない。なぜ鉄を使った。頭を使え」
文句を言おうと構えるヨンシル。そのとき
「そこまでだ」
その声に振り返る3人。声の主は忠寧大君。半ば呆れた表情で近づいてくる。
「強力な武器の開発かと、誤解しそうだ」
論争の的になっていた、輪っかをとりあげて
「子供のおもちゃで言い争わずとも。これでいい」
その輪を王子の手から奪い、イ・チョンがきっぱりと言う。
「黙っててください」
あっけにとられる忠寧。再びヨンシルに向き直るイ・チョン。
「これでは使えない。小さくしろ」放り投げるのを、慌てて内官ジャチが受け止める。
「材料も変えろ」とヘサンも続ける。
むっとした表情でヨンシルが語気を強める。
「鉄を使うのには理由が!」
「図面を」 と下にあった巻紙を取り上げ、二人に示す。しかしヘサンは譲らない。
「小さな子供に鉄は重すぎる」
「私も同感だ。よく考えろ」イ・チョンも続ける。
その様子を見て、やれやれといった顔でちらりとジャチに目配せし、輪を取り上げてその場を 離れる忠寧。すたすたと歩いていく王子の後を、慌てて内官二人が追う。
「これは転がして遊ぶおもちゃです。合金なら軽くなります。でも、ゆがみも生じます」
「合金の割合を工夫すればいい」
イ・チョンの言葉にうなずくヘサン。反論しようとするヨンシルの背後から
「あの 皆さん」
兵の1人が声をかける。
3人が顔をあげ、兵たちの示すほうを振り向くと…戸口から出て行く忠寧たちの姿が。
そちらを見やりながら、咳払いするイ・チョン。気まずそうに黙り込む3人。。
→ジャチが輪ころがしを試しているシーンへ
※※※
こんな面白いシーンを削るなんてゆるせな〜い


のちのち、世宗をずっと支えていく軍器監のこの3人が仲良く(笑)論争するシーン、貴重だわ。。
さて、これは都に残してきた長子ヒャン(のちの文宗)へのお土産なんですね。
ユン・フェに託そうとしますが、ご自分でお手渡しください、と断られます(笑)
35話ラストではいよいよ、忠寧が…。世子の自爆もそろそろ秒読み段階です。
サンテレビでは、ファンヒと世子の会話はカットされていませんでしたが、
>ファン・ヒは前回、世子が軍営で兵判らとこの件を相談しているときに、外に1人で立っているシーン
これはカットされていました。なるほど、そうだったんですか。
それにしても、あの輪回しの輪を作る、そんなおもしろい場面がカットされていたなんて!
いきなり、野原で輪回しをしていたんですもん。
私も、許せない〜!!
[ saihikarunogo ]
2011/11/1(火) 午後 9:59
ファン・ヒと世子の会話はちゃんとあったのですね。よかったです♪
あの、外でファン・ヒが聞いていたらしいシーンはうろ覚えなんですが、視聴時にあーバレちゃったのかな、と心配していた記憶があるので、多分、そうなのだと思います。。
大王世宗、唯一気になるところは、実は本人が外で聞いている、というシーンが結構多いことです。
都合よくそこにいるなんて、ちょっと、出来すぎ〜f(^^;)
でもまあ、これくらいは韓ドラの常なので許してあげてる私です(笑)
そうそう、あの輪回しのところって唐突でしたよねー!
こういう3人+忠寧大君の面白いシーンがあってこその、あの野原のシーンなのに。
ああ、言い出したらキリがないです。
でもやっぱりシーンが繋がることで世宗の魅力の再現になるのかな。
そう思って、この先も頑張りますp(*^-^*)q
2011/11/2(水) 午前 11:21