●第44話●「上王との取引」
中軍将ユンドク、イ・チョンらが世宗に、主君を責める者は臣下ではない、パク・ウンを討つ、と申し出るシーンから→
ファン・ヒの流刑地で。
農作業をするファン・ヒの後にユン・フェが続く。
「王様を助けたい?帰れ」
「帰るべきはファン様です」
「私は罪人として流刑になったのだ」
「復帰を望めば王様も認めてくださいます」
その言葉に鼻で笑うファン・ヒ。
「そうなれば私は上王様の味方になる」
「分かっています」
「その上私は、王様を政敵と見ていた。なぜわざわざ政敵を増やしたがる?」
「上王様に進言できる忠臣が必要だと私は思います。上王様とその権威を借りる輩を、抑えられる人が必要です」
「それならすでに上王様が育てているではないか」
意外な答えに身を正すユン・フェ
「王様のことだ。上王様はカンやシムを殺すことで、側近の警戒法を教えていると?大違いだ。
政敵の除き方を 教えておられるのだ。見ているがいい。シムを殺せと勧めたパク・ウンとユ・ジョンヒョン。
上王様の腹心の部下 チョ・マルセンまでも消し去る法を王様はお探しになる。徳よりも刀のほうが臣下を抑える近道であること、 上王様はそれを教えておられるのだ」
「ではなおさら都へ戻り王様を正してください」
「その気はない。やっと人間らしい暮らしを手に入れたのだ。二度と修羅場には戻りたくない」
「ファン様」
「無駄なことはやめて帰れ」
立ち上がり、ユン・フェを残して帰っていくファン・ヒ
→世宗がユンドク将軍らに、刀になってくれるのか?と問いただすシーンへ
※※※
ここって凄く凄く重要なシーンですーーー!!!
太宗の本当の意図は、”臣下を切る”んじゃなくて、その臣下を切らせた政敵を追い払うことが最終目標だったなんて。。
だから、パクも、ジョンヒョンも、マルセンも、あーゆー結果になったわけだったのね!!
太宗とてサンインやシムを切りたくなかった。でも根を絶っておけば、そのあとのドロドロになる前に、手を下した政敵を追う口実が出来る。太宗は先の先まで見越して、世宗の政権が安定するための基盤づくりをしていたんですね。感服いたします。太宗さま〜=キム・ヨンチョルさま〜〜


天幕でユンドク将軍らに、余は刀を政敵の粛清には使わないと言い渡すシーンから→
義禁府の入り口。門番らの傍で座り込んで酒をあおっているユン・フェ。
世宗が近づくと慌てて王の元に走り頭を垂れる。黙って通り過ぎようとする世宗に
「刀をーお抜き下さい。刀を抜いて、パク・ウンやユ・ジョンヒョン…王様の政敵を、片っ端から捕らえて牢へ
ぶち込むのです」
酔いによろめきながら必死に訴えるユン・フェ。王は顔を逸らしたまま。
「義禁府に捕らえてお斬りください。それが上王様の教えだそうです。側近を斬ることではなく、政敵を粛清する こと。上王様のお考えを何もかもお見通しのファン・jヒがそう申しておりました。王様、王様の忠臣を助ける道は…その僅かな可能性を開くことができる道は、それしかないようです。王様の手で政敵をお斬りになり…」
涙で後を続けられなくなり黙ってしまうユン・フェ。ようやくそちらに顔を向けて王が
「余は謹慎を早く解きすぎたようだ」
言い残して義禁府の中に入っていく世宗。膝をついたまま涙にむせぶユン・フェ。
義禁府の牢。拷問に打ちのめされて目を閉じて横たわっているシム・オン。
世宗が牢の外からその様子を覗き込む。見るに耐えない義父の姿に顔をゆがめ、身を背ける王。
閉じた瞼から涙が伝う。
→外に出て、笛を吹いている吏判メン・サソンと語り合うシーンへ
※※※
上のファン・ヒの言葉をちゃんとユン・フェは世宗に伝えます。太宗の真意を世宗は知ることになります。
目の前でその粛清のための生贄とされている義父を見る世宗の心中を思うと泣けます。。
前話の補完編でアップした、明に旅立つ前にシム氏が諭したことばもまた、世宗の心に甦ったことでしょう。
実父、義父、ともども、自分の政権を安定させるために手を汚し身を削ってくれていることを実感させられ、
だからシム氏を処刑するための王印を押す覚悟もできていった、と考えれば自然に世宗の心を理解できます。
牢でシム・オンと娘・王后が別れの対面を果たしたシーンから→
ふらつきつつ、義禁府を後にする王后。よろめいて地面にへたり込む。傍で支えるイソンにゆっくりと顔を
むける。その茫然自失の様に涙を抑えられないイソン。
「王后様」
「できるだろうか。この冷酷な世の中で生きていけるだろうか」
「私が…お支えします。私の名前は”二善”=イソンです。両親が”善良な心を2つは持って生きよ”と
名づけてくれました。一つの心は母に捧げました。もう一つの心は王后様に捧げます」
「イソン」
「はい。王后様」
「そなたは名前の通り優しい子だ」
王后の言葉にうつむくイソン。その顔を見ながら毅然と王后が言う。
「子供たち…子供たちのもとへ戻る」
イソンの手を貸りてr立ち上がり、義禁府から立ち去る王后。
→パクが罪状を読み上げ、シム氏に毒薬が下されるシーンへ
※※※
ここもねー。
父に会って最後の別れをして父から教え諭された、だからもう王宮を出ることはあきらめた、でも一応は説明がつきますが…
こうしてイソンに励まされ、子供たちのことを思って耐えしのぼうと決意したシーンがあったほうが
王后の心の変化を理解できます。
●第45話●「対馬征伐の宣言」
王后を訪ねる世宗。今日は後宮にお連れする日だと女官を叱り、なぜパクを罷免しないのか理解できないと
夫に告げて去るシーン→
王后の居室。蘭の葉を描く王后。一枚終わると、それをイソンが片付けて新しい紙を用意する。
黙ったまま 描き続ける王后を見つめるイソン。やがて顔をあげてため息をつく王后。イソンが問いかける。
「先ほど王様に冷たくしたことが気になりますか」
イソンのほうを見ないで答える王后。
「人の心を読むのは悪い癖だぞ」
再び絵筆をとりあげ、描き始める王后。
集賢殿。1人書物を前にしながらぼんやりとしている世宗。我に返ってふたたび書に目をやる。
その机の上にたくさんの紙の束を載せるイソン。王が顔をあげる。
「王后様が今日一日で描いたものです」
言われてその紙の束に目を落とす世宗。
「王后様も努力しているのです。王様を必死に理解しようとしています。それをお伝えしたかったのです」
そっと紙に手をやり、蘭の葉のあとを指でたどる王。
「もっと、余に力があったならば、そうすれば、こんなに苦しむことはないだろう」
嘆息する王の顔を見つめるイソン。
→対馬で偵察を続けるユン・フェのシーンへ
※※※
世宗と王后の間にできてしまった大きな溝は、埋まるまでにもう少し時間がかかります。
王后の葛藤、世宗の王后への想いが伝わるいいシーンです。もったいない。。
対馬での交渉失敗を集賢殿で王に告げるユン・フェ。落胆して席を立つ世宗のシーンから→
執務室に戻るパク・ウン。続いてキム・ムンが入ってくる。
「王様はどうすると思いますか」
「さあ。どう出るかな。一度決めたことは最後までやり通す性分だからな」
「この期に及んでまだ平和的解決に固執する可能性も?」
「征伐に対する上王様の決意は固い。同様に王様も外交的努力で解決しようと必死だ。国王となる人間は
決意をすぐに翻してはならない」
「王様が譲歩しなかったらどうなりますか」
「少なくとも、集賢殿には血の雨が降る」
→敬寧君と語る世宗のシーンへ
内緒さま。ご訪問ありがとうございます。
お邪魔させて頂きます。
2011/12/21(水) 午前 11:14
次々とこれらのシーンが甦ってきます。
いつもながらの解説はただただ脱帽です。
kiokio先生はやっぱり素晴らしい!!!
ポチ☆☆☆☆☆
2011/12/21(水) 午前 11:49
お師匠さま、ご無沙汰しております。
ポチありがとうございます。
断捨離の間に、サンテレビさんに遅れないよう頑張ってましたが、
やっぱり追い越されてしまいました〜涙
周回遅れを重ねそうですが、完走目指します。
2011/12/21(水) 午後 0:37
こんにちは
このあたりとばしとばしですが視ました。
上王のきびしさに為政者の真髄を見たって気がした記憶あります。
よくわかる解説にちょっとしか視てない私でも記憶よみがえってきましたよ〜(^0^)
2011/12/21(水) 午後 4:49
koharuさん、こんばんは。
本当、上王の厳しさ、王はこうあるべきだ、という身を削っての教えの数々、為政者の真髄ですね。
何度見てもいいドラマで、カットがもったいない!の一念でここまできました。
折り返し地点は過ぎたので、後半戦も頑張って乗り切ります☆
2011/12/21(水) 午後 9:03