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茶話倶楽部♪まろん
祝☆自民圧勝&安倍首相続投&杉田水脈さん政界復帰〜♪

書庫大王世宗あらすじ

2009年8月〜4ヶ月余り。BS日テレで視聴しました。
もう〜。。こんなに感動の涙を流した史劇はありません!

本当、自分でも予期しないくらいに大嵌まりしたので、
最初の頃は記事のスタイルもまちまちで、読みにくいかもしれません。
途中からセリフを残したいという一心で、かなり細かいレビューに
なっています。
文字の洪水にびっくりされるかもしれませんが、
ドラマへの想いが強くて、削ることができませんでした。

それほどに感動の大きいドラマです。
どうぞご堪能くださいませ。。

※なお、ドラマを理解する上で背景となる歴史を調べて
『史劇で歴史のお勉強』書庫にアップしております。
そこを読まれると特にドラマ初めの辺りの理解がしやすくなるかと思います♪

記事はカット版なので、BSでカットされたと思われる部分を別書庫『BS補完編』にアップしております(未完)

また、視聴中〜視聴後の、感想やドラマへの想いを込めた記事を
『大王世宗によせて』にまとめました。

あわせてお楽しみいただけると嬉しいです。
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シヌイエヨさんがアップされた動画付きで再アップしました♪文中、文字創製後のアドレスからどうぞ♪

台の上に横たえられたヘサンの体。解剖が始まる。明らかにされていく喉のしくみを紙に写し取っていくヨンシル。傍に立ち目を逸らさず一部始終を見守る世宗。

マルセンはヘ・スの件を解決するため、取引をした官吏は誰かとマルリに詰め寄る。そこに飛び込み、回回人が寺に入ったと知らせるチャンソン。解剖など考えすぎではないかと訝るマルセンだが。現場を押さえて王様を王座から引きずりおろすと意気込むマルリ。

ムンは集賢殿学士を引き連れ寺に向かう。しかし兵を率いたイ・チョンに阻まれる。一方マルリは晋陽大君の元へ。 解剖はどこで行われているのか、応じれば王座を差しあげると迫るマルリ。王子は、策士になると言うなら自力で証拠を探すべき、と追い返す。その様子を弟・安平が聞いてしまう。

王后は王子たちを呼ぶ。この事態に至っても動こうとしない晋陽。兄を見やり、権力を狙うお積りでは、と探りを入れる安平に冷静に返す晋陽。
「父上が正しいなら、天はマルリに味方しないはずです」
王后は、寺に行きマルリを止めよ、嫌ならば私の棺を用意しなさい、父と敵対してはならぬと請う。それでも聞こうとしない次男に、なぜなのか、そなたは誰よりも父の情熱に賛同してきたはず、と困惑する。解剖さえなかったら今でも賛同していた、と答える晋陽。全ては自分の手を離れてしまった。もうどうすることもできない。

マルリはムンと学士らに合流しカン・フィら護衛兵と対峙する。そこに現れた世子は兵に刀を収めよと命じる。
「君主の剣を民に向けてはならぬ」
躊躇するカン・フィだがその命に従う。庵では解剖が終わり、世宗は死者を手厚く葬る準備を、と命じる。役人が王様のいる寺を襲うのか、とマルリを諌める世子に、国を救う証拠を得るためですと強気で構えるマルリ。ならば好きにせよ、ただし武装していない学士だけに、と条件を出す世子。我々を始末するおつもりか、と勘ぐるマルリに世子は語気を強めて言い返す。

「30年も仕えていながらまだ分かりませんか。政敵を抑えるために王様は刀など使いません」

庵に押し入るマルリ、チャンソン、ハ・ウィジ。しかし中に座っているのは、チョン・インジとイ・スンジの二人。ここで何をしているのだと詰問され、暦象集の編纂をしているのだと平然と答える。逆上したマルリは机の上の書物を払いのけ、ここで解剖をしたはずだ、証拠を探せと躍起になる。黙ってその様子を見守る二人。
机の下を探すハ・ウィジが床に残った血痕を見つける。インジらもそれに気付きはっとするが、書物を投げ下ろすふりをして血痕をうまく隠すハ・ウィジ。意外そうに見る二人の学士と視線を絡ませる。

奥の部屋から回回人の医者を引きずり出すチャンソン。この者が決定的証拠だぞ、と詰め寄るマルリ。しかしインジは動じない。回回暦と七政算の比較研究をしていた、この者は科学者でもある、と説明し、回回人も、七政算は素晴らしい、是非アラビアに持ち帰り研究したい、と。
マルリは、遺体を運び入れたことは目撃している。この者が傷つけたはずだ、となおも強気で迫る。インジが静かに告げる。ならば大雄殿に行ってみよ、と。

大雄殿では死者の火葬の準備が整い、王初め世子や側近たちが取り巻いている。そこに踏み込むマルリたちを穏やかに迎え入れる世宗。
民が一人死んだ。貧しく知識もなく身寄りもなかった。民は余の子供も同じなのに、逝く道くらい整えてやらねば…淡々と説明する世宗。しかしマルリは、王様の役にたったからでしょう、確認してもよろしいでしょうか、と食い下がる。好きにせよ、と後ろに下がる王。マルリは遺体に近づき覆いをとって、その顔を見るが。

疫病に蝕まれた遺体に驚くマルリ。医官が慌てて、お下がり下さい、と。その様子を見守る世子とハ・ウィジは目配せして頷きあう。ヘサンを尾行し遺体を見つけ、慌てて逃げ出したあの時、ウィジたちの前に現れたヨンシルと世子。しかしヘサンは亡くなり世子はヘサンの遺志をウィジらに明かす。彼の忠心をどう受け止めるかはそなたたちの気持ち次第だと。ウィジは驚きながらも、時間が欲しいと世子に請う。文字創製にもヘサンの選択にも納得はできない。しかし考えたい。
「ヨンシルは不自由な体になっても忠心を失いません。ヘサンは何の迷いもなく自らの体を捧げた。二人の忠心の意味を考える時間が必要です」

大雄殿に他の学士や兵たちも集まってくる。送り人は多いほうがよいから呼び入れたのだ、と世宗。集まった人々を見渡し語りかける王。ここには学を修めた者も豊かに暮らしている者もいる。弔いながら自らを顧みるとよい。

「人の世では、学んだ者はその知恵を分け与え、財を成したものはその富を分け与え皆で共に生きる。無関心は孤独を作り出す。二度とこのような孤独な死を許してはならぬ」

王の深い言葉に感じ入り、深々と頭を垂れる一同。マルリも頭を下げざるを得ない。遺体に火が付けられ僧侶の読経が始まる。
「死者を手厚く葬るのだ」
その同じ言葉をかみ締めながら、ヘサンの棺を背に担ぎ一歩一歩山道を進むヨンシル。その後ろにイ・チョンとジョンソが続く。

マルリは明国のワン・ジンを訪れヘ・スの死を明らかにする。ヘ・スは朝鮮から盗んだ新兵器技術を蒙古に流そうとし、口を塞ぐためヘサンを殺害した。上官への不信感がそうさせたのだと皮肉るマルリに言葉のないワン・ジン。

世宗の元にはヨンシルが作り上げた模型が。それを調べながら、牙、舌、唇、歯、喉、と発声の仕組みを辿っていく王。小僧たちの口を開け拡大鏡で覗き込む。朝鮮語はこれらからできる5音から成り立っていると確信し、それぞれの特性別にサムムンとペンニョンに発音させては、資料を作り上げていく世宗。二人は顎がはずれそうだ、顔の皮膚が伸びそうだと根をあげる。もう10時間も続けている、とインジが助け舟を出すと「では最後にもう一度」と熱意を込めて促す王。がっくりと肩をおとす二人。

ファン・ヒはスクチュに日本に行くよう命じる。
「明につきそうな人物を探るのですね」
スクチュの答えに、さすが外交の達人、ユン・フェが育てただけあると目を細める領議政。

文字創製はまだ続けられている、と懸念するマルリは、ワン・ジンに敵の網にかからぬ有能な部下を送って欲しいと依頼する。傷も癒え東廠に無事復帰したプンゲに、なぜヘ・スを朝鮮国内で殺したかと確認するワン・ジン。裏切り者に情けは無用と答えるプンゲ。その有能ぶりを妄信するワンは朝鮮王の一件を一任する。皇帝に東廠の新たな長ソ・チョンを紹介し、プンゲにその補佐を任せ、必ず新王を立てさせます、と誓うワン・ジン。

集賢殿。スクチュに晋陽が忠告する。今の状況では反対派を抑えられぬ。文字の実用化は難しい、と。その王子を、反対派を利用して権力を得るおつもりですか、今の王子様の行動は権力を得るための名目作りに見える、と鋭く見返すスクチュ。

王后は世子と安平を呼び、王様と共に晋陽を押さえる方法を探して欲しいと頼む。芽は早いうちに摘み取りなさい、と。
「権力争いによってどれほど多くの血が流れたか。母はこの眼で見てきました」

研究室で、眼を閉じながら模型に触れる世宗。傍らに座る王后は夫を見守る。
王は言う。こうして指先で辿れば音の出る構造は単純に思える。

「音の出る場所と音を出す口の形をもとに、できるだけ簡単な文字にしよう」

牙音は舌の根で喉を塞いで出る。その形を直線で表し簡単な文字に。→
舌音は舌が顎につく様子を表そう。→
唇音は唇の形である四角。→
歯音は歯の形。→
喉音は丸い喉を表そう。→

王が眼を閉じながら紙に書き上げた形。それらを並べて目を輝かせる王后。
「あなたが作った美しい朝鮮語の文字です。今はただ、この文字の誕生を喜ぼうではありませんか」

知らせを聞いて駆けつける学士たちと世子、安平。皆の前に五つの字母を書いた紙を広げて見せる世宗。
これは基本の文字。さらに強い音には画数を増やし、音の出る位置は同じでも特性によって区別する、と王が続けるのを驚嘆しながら見つめる一同。筆を執り、線や点を書き加えて更に字母を作っていく王。

ㅋㄷㅌㅂㅍㅈㅊㆆㅎㆁㄹㅿ

これら全てで17の字母。世子が、朝鮮語の音は初声中声終声の三つでは、と問うと、初声と終声は子音だから同じ字母を使い、中音の母音は別の文字を使う、と王。その中音を表す字母は余の胸にある、と言って懐から一枚の紙を取り出す世宗。黄ばんでところどころ破れたその紙は、亡きタミがジョンソに渡したあの紙(70話参照)。書かれているのは「天・人・地」。

「昔一人の民が、切ない思いを込めて余にくれたものだ」
そう言いながら中声の字母を作り出していく世宗。

丸い点は天を表す。→
その下に広がる大地。→ 
大地を踏みしめる民。→

「全ての民が平等であることをその民は願い、託したのだ」
「願いは広がり重なっていき、文字創製という大きな夢となった。だが彼らはその実現を見ずして世を去っていった。彼らの熱い思いもこうして字に込めよう」

タミ、ユン・フェ、ヘサン…その姿を思い描きながらさらに文字を書き足す王。

ㅗㅏㅛ ㅑㅜㅓ ㅠㅕ

「この11の字母が母音を表す基本となる」

寺からの山道を王宮に向かう一行。その頭上に瞬く星々が、王の作り出した文字に姿を変えて煌いては様々な文字を作り出す。

「17の子音と11の母音。余が作った28の字母を組み合わせれば朝鮮の全ての音を表すことができる。いかなる民でも簡単に覚えられるはずだ」

「余はこの文字を民に訓える正しい音“訓民正音”と名付けよう」


便殿。居並ぶ重臣たちに「訓民正音」の詳細が配られる。驚嘆しながら見入る重臣たち。この文字を民に広げるため普及に努めよと命じる世宗。

明国のファン・チャンにスクチュとサムムンが文字創製が完成したことを知らせる。書面に記されたその文字に感嘆するファン。スクチュはこの文字を使って中国語の発音区分をまとめたい、と助力を請う。筆を執り、中国、朝鮮の漢字を書き表すファンは、この文字を使えばどんなに複雑な発音も全て書き記せると頷く。
「驚くべきことだ。たった一人の力で文字を作り上げたとは。しかもこんな短時間で。とても不可能だ」

インジから韻書の編纂をと命じられ拒むマルリ。集賢殿で野蛮人の文字を扱うことはできないと抗議する。
「自国の文字を野蛮人の文字というのは、国の民を蔑むことと同じだ」
厳しく諭すインジ。しかし、司憲府・司諌院の説得のほうが大事では、もっと抗議するはず、と強気のマルリ。
キム・ムンが司憲府に。しかしすでに検討を始めている官吏たち。領議政が穏やかに振り返る。「何の用だ?」
司諌院に飛び込むチャンソンも同じ状況を目にして呆然となる。官吏らを監督するマルセン。司諌院といえば諫言ばかりのはずだが、と笑う。
「正に朝鮮は泰平の世を謳歌している」

悔しがるマルリは賛同する学者や有力者を集め、断固普及を阻止すると誓う。

明国の皇帝は、なぜ朝鮮王は自国の文字を持ちたがるのかとワン・ジンに問う。蒙古と同じく、天下を制する夢を見ているのです、と答えるワン・ジン。
一方世宗は各軍の将を集め、文字の普及を邪魔することは朝鮮の自主性を踏みにじる行為。断固として戦う、と決意を伝える。
王宮の釣灯篭に、内官たちの手で火が灯されていく。
ドラマオープニングと全く同じシーンです。感極まるものが…心憎い演出です。

世宗は誰もいない集賢殿に足を踏み入れる。前に3歩、右に6歩…不鮮明な視界で記憶を頼りに進む王。しかし王の知らない間に置かれた机にぶつかる。いつまでも隠しておけない、と案ずる尚膳。だが王は、これまでの30年も「暗中模索」だったと。目は見えても暗闇の中を手探りで歩いてきた。「それが政治であり王としての務めだからです」入ってきた領議政が声をかけ王の前に立って微笑む。
鴨緑江国境に明国の軍が。知らせに驚く王に、ユンドク、ジョンソは対策はある、と頷き返す。

ヨンシルが「銃筒謄録」をハングル文字で書き綴っている。軍を率い国境に赴くイ・チョンが別れの挨拶に訪れる。
「朝鮮の文字で記した物を見られる日が来るとは」
目を細めて書を見るイ・チョン。無事を祈るヨンシルに、改良した新兵器の威力を示す良い機会だと笑い、書を完成させヘサンの遺志を継げ、と励まし去っていく。

集賢殿でマルリが学士たちに演説する。集賢殿はあくまで文字の普及に反対の立場をとる。それは朝鮮文化の衰退を防ぐだけでなく、国が戦争の危機に陥るのを防ぐため。賛同する者は署名を。次々に筆を執る学士たち。しかしハ・ウィジが抗議する。王様はこの上奏をどう思われるか…

世宗が入ってくる。驚いて立ち上がる一同。尚膳は王がぶつからずに歩けるか心配でならない。が、無事に進んで椅子に腰掛ける世宗。マルリを見上げ、文字普及を撤回する積りは全く無い。ただしもしそなたが勝てば、文字創製はなかったことにしてやる、と。
「余に勝ってみろ。そもそも政治とは筆の戦いだ」

余が負けることはないという王に、私も負ける積りはありません、と挑むマルリ。易く学べる文字があれば漢字を学ぶ者がなくなり、朝鮮の学問は地に落ちる。王は朝鮮の官吏にそんな者はいない、と首を振る。自国の文字で学び民を守ることと、外国の学問を学ぶことは両立できると分かっているはず。イ・スンジを呼び、「三綱行実図」を翻訳して配布せよと命じる。笑みを浮かべて、普及と教化が同時にできる、一挙両得ですと受けるスンジ。だがチャンソンが声をあげて、不可能だと否定する。民が卑しく愚かなのは文盲だからではない。
「人間の品性を教育で正すことはできません」
世宗は机を叩いて立ち上がる。余の民を侮辱するな、愚か者!直せないなら何の為の政治か。民の上に君臨し権勢をふるう為か。副提学に、同じ理由で反対してきたのかと問い質す王。マルリは答える。民を軽んじてはならないが、信頼を置きすぎるのもよくない。民が文字を学び己の利権のために使えば国は混乱する。

「それでも学士か!その混乱を治められぬ者に王や官吏の資格はない」
激怒する王。そして厳しく副提学の本音を暴き出していく。民が官吏と同じ文字を使うのも、己の権利を主張するのも許せぬのだろう。
「一段上に立っていたいのだろう。難解な漢字にしがみつき既得権を守りたいだけなのだ。違うか!」
王の怒りにうつむいて目をそらす学士たち。ムン、チャンソンがマルリを横目で伺う。

「民を思いやる気持ち、民に仕える意思がない者は、この集賢殿から出て行け!それは学士ではない。政治に関わる官吏として認めることもできぬ!」

心の奥に眠る本心を見事に暴かれたマルリたちです。こういう差別意識の上に長い間世の中が成り立っていたのは事実だし今も続いています。誰の心にもある、醜く悲しい人の世の現実。上に立つ者はこの意識を克服して人々に尽くす責任がある。自ら実践してきた王様の言葉に反論できるはずはありません。

太平館に入る勅使ワン・ジンを重臣が迎える。朝鮮王が文字の普及を続けるならば、明は王の任命を拒否し軍事的征伐も辞さない。強気の勅使に余裕の笑みで答える礼判。明は精鋭軍30万というが、朝鮮軍10万も劣らない。しかもこちらには新兵器がある。一刻で百連発可能な300台の火車が一度に火を噴けば、一刻に3万発。10分の一が命中しても3千人の明国兵が死神に会います…圧倒され口をつぐむワン・ジン。

辞表を書くマルリ。慌てる部下に新たな戦いに備えるためだと答え、ワン・ジンと密会する。ワンは、もはや王をすげ替えるため殺すしかないと宣告する。一方ワンの密書を晋陽に渡すムン。文字を否定する立場をとれば明は世子を廃し次期国王に立ててくれる、と。

思案にくれる晋陽は王后の勧めで集賢殿に赴く。王子が足を踏み入れると、副提学の机の前に立つ王がいる。息子を振り返り、新たな名を授けるという。「首陽スヤン」…首長の首に日差しの陽…将来王室の長の立場に就くという意味だ、と父王。王室を率い、いずれ君主となる兄を支えて欲しい。自分の愚かな欲をご存知だった、とうなだれる王子。その胸中を想い「欲に捕われるな」と諭す父。
マルリの辞表は受け取らないと言う父に、なぜかと問う首陽。たとえ反発しても功績のほうが多い。人材がいかにいようと副提学の座は彼のために空けておきたい。辞表をその机に戻す王。

首陽大君の誕生です。世子の子、後の端宗は5、6歳くらいですね。王座への望みを経たれ自暴自棄になっていたのも頷けます。ここで託された父王の願いを結局は克服できなかった首陽です。

自室で考え込むマルリ。世宗と出会ってからの日々を思い出していく。日が暮れ暗闇の室内にムンが入ってくる。そのムンに告げるマルリ。決して後へは引かぬ。領府事マルセンに伝えよ。今こそこの私を制圧すべき時だ、と。
ワン・ジンから王の暗殺命令を受けた東廠が寺に迫る。プンゲは部下から長のソ・チョンが先に寺に向かったと聞き顔色を変える。

寺の研究室に一人いる世宗。手探りで壁に貼った資料を集める。ひっそりと入ってくる人影。「尚膳か?」と振り返る王。しかし相手の顔はぼやけて見えない。溜息交じりに文句を言う世宗。聞き分けの無い臣下ばかりだ、大丈夫だ。盲人扱いするな。はっとして王の顔を凝視するその人物はチェ・マルリ。自分のことを尚膳と思い込み話し続ける王の顔を、驚愕の表情で呆然と見つめる。

ワン・ジンを訪れるマルセン。穏やかに迎える勅使に、王を狙った罪をどう償うのかと迫る。証拠はもうすぐあがる。勅使の表情が硬くなる。朝鮮兵が東廠を囲み制圧する。指揮するジョンソに、王様が危ないと知らせるプンゲだが、礼判は微笑んで返す。朝鮮の情報力を甘く見るなよ…寺に忍び込んだソ・チョンを待ち伏せたカン・フィが始末する。

世宗は薬を取り出し、咳によく効くからと、尚膳と思い込んでいるマルリに渡す。思わず手を出して受け取るマルリは、王の顔から目を逸らせない。王は話し続ける。せめてそなたは健康で末永く傍にいてくれ。冷たい臣下は余を見捨てて去り始めている。そなたまで離れようとすればただでは置かぬからな。笑いながら椅子に腰をおろして作業を始める王。凝視するマルリの眼に涙が溜まっていく。両の手に包んだ薬を握りしめながら声を殺して泣くマルリ。

カン・フィと共に王の無事を確かめに走り込んで来る尚膳。世宗は驚いて聞き返す。
「そなたではなかったのか」
尚膳に支えられながら門へと急ぐ王。坂を下りていくマルリの姿が小さくなっていく。涙を流しながら一歩一歩踏みしめて進む副提学。胸に去来する様々な想い。この乱世を王様と私はそれぞれのやり方で渡ってきた。しかしどうしても王様の作り上げた文字を認めることはできない。ただ、あなたが注いだ心血は認めざるを得ない。たとえ後世の歴史が私を評価しあなたの間違いを認めたとしても、今の私はあなたに敗れます。

「肉体が衰え視力を失っても決して歩みを止めなかった。祖国朝鮮を思うあなたの熱意に敗れるのです…」

泣かされました〜。感動的なマルリの敗北でした。捨て身の王様の熱意の前に、既得権にしがみつく自分がどんなに愚かで小さく映ったことでしょう…。後世が彼の予想とは逆の評価を下したことを、空の上でどう受け止めているのでしょうか。

明国、遼東別宮。朝見する朝鮮の王后から差し出された綿入れに困惑する皇帝。蒙古に親征に行く皇帝のため、寒さを凌ぐ手縫いの綿入れを差し上げたかった。母の真心を込めました、と言う王后に、そのためだけに3千里を来たとは、と驚く。礼に何を望むかと問うが王后は微笑んで断る。
「既に夫から、この世の何ものにも変えられない貴重なものを受け取りました」
母の真心を知らない年若い皇帝は、王后の思いに胸を打たれそっと綿入れに手を触れる。

1446年世宗28年10月。玉座の王は完成した朝鮮文字の活字に触れながら「アンヘ(妻)」と呟く。明国勅使ワン・ジンが王后崩御への皇帝の弔辞を伝えに入ってくる。礼をしつつ皇帝の言葉を伝えるワン。王后様の愛された朝鮮の文字が広く普及することを望んでいる、と。定まらぬ視線のまま頷く王を見つめるワン。便殿から退出し世子に中国語で呟き、笑みを浮かべて立ち去る。傍らのスクチュになんと言ったのかと問う世子。スクチュはワンの背中を見ながら答える。

「…一人の盲人が万人の眼を開いた…」

玉座の王に尚膳が儀式の開始を知らせる。立ち上がる世宗。

王后様、公布前に亡くなってしまうとは(ToT)。最後までこの方らしい人の心を打つやり方で王様を支えた王后様でした。
ワン・ジンの言葉。書いてるだけで泣けます。彼もまた完敗でした。その上賛辞を贈ったのですね。

広がる空の下、正装した臣下たちが居並ぶ。その中をゆっくりと進む世宗。その頃ヨンシルはヘサンの墓の前に。完成した「銃筒謄録」を置く。
「父さん、見ていますか。あなたの長年の努力がこうして実を結び、朝鮮の文字で記されたのです」
こみ上げる涙に頭を垂れ、墓前に一人跪くヨンシル。

高い玉座に王が就くと、大提学チョン・インジが重々しく公布の序文を読み上げる。

「訓民正音。我が国の言葉は中国と異なり文字と相通じず既存の漢字とは相通じない。漢字を分からぬ民は己の意思を十分に述べ伝えることができない。余はこれを哀れみ新たに28文字を創製した。朝鮮の全ての民が易しく学び日常に用いられるようにするものである」

都を見下ろす丘。幼い王子であった王が誓いを立てたその丘に腰を下ろし、子供たちに掌を差し出す世宗。学んだ文字を書いてみなさい。
傍らにはヨンシルが付き添っている。王の手に男の子が文字を書く。隣の女の子がそれを読み取っていく。「ダ…ルレ…私のこと?」「だ…ん…」やがて声をあげて抗議する女の子「だんご鼻?」
ダルレは団子鼻、と騒ぐ子供たち。友達をからかうのに使うな、と注意する王の声も聞かず囃し立てる。泣きじゃくる女の子の手をとり、その掌に文字を書く王。「きれいだ」目を輝かせて顔を上げるダルレを撫で、顔と同じくらい心も優しいと微笑む世宗は、立ち上がり丘を見渡す。
ダルレはヨンシルの手を引っ張る。「あのおじいさんはだれ?」世宗の背に視線を向け答えるヨンシル。

「この世で最も高貴なお方だ。そして、最も低きところにおられる」

たった一人の民も、あのお方には天地だった。そしてー宇宙だったー 

世宗は目を閉じて深く息を吸い込む。
「ここから見下ろす世界は今もかわらず広大だ」

画面に文字が綴られる。
大王世宗。あなたは私たちの輝く未来です。

世宗はこの4年後に世を去ります。素晴らしいドラマでした。世宗大王を知ったことはこの上ない財産になりました。
最後まで長〜いレビューを読んで下さった皆様に心からの感謝を。総評は書庫「大王世宗によせて」感想1・2・3をご覧ください。

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台の上に横たえられたヘサンの体。解剖が始まる。明らかにされていく喉のしくみを紙に写し取っていくヨンシル。傍に立ち目を逸らさず一部始終を見守る世宗。

マルセンはヘ・スの件を解決するため、取引をした官吏は誰かとマルリに詰め寄る。そこに飛び込み、回回人が寺に入ったと知らせるチャンソン。解剖など考えすぎではないかと訝るマルセンだが。現場を押さえて王様を王座から引きずりおろすと意気込むマルリ。

ムンは集賢殿学士を引き連れ寺に向かう。しかし兵を率いたイ・チョンに阻まれる。一方マルリは晋陽大君の元へ。 解剖はどこで行われているのか、応じれば王座を差しあげると迫るマルリ。王子は、策士になると言うなら自力で証拠を探すべき、と追い返す。その様子を弟・安平が聞いてしまう。

王后は王子たちを呼ぶ。この事態に至っても動こうとしない晋陽。兄を見やり、権力を狙うお積りでは、と探りを入れる安平に冷静に返す晋陽。
「父上が正しいなら、天はマルリに味方しないはずです」
王后は、寺に行きマルリを止めよ、嫌ならば私の棺を用意しなさい、父と敵対してはならぬと請う。それでも聞こうとしない次男に、なぜなのか、そなたは誰よりも父の情熱に賛同してきたはず、と困惑する。解剖さえなかったら今でも賛同していた、と答える晋陽。全ては自分の手を離れてしまった。もうどうすることもできない。

マルリはムンと学士らに合流しカン・フィら護衛兵と対峙する。そこに現れた世子は兵に刀を収めよと命じる。
「君主の剣を民に向けてはならぬ」
躊躇するカン・フィだがその命に従う。庵では解剖が終わり、世宗は死者を手厚く葬る準備を、と命じる。役人が王様のいる寺を襲うのか、とマルリを諌める世子に、国を救う証拠を得るためですと強気で構えるマルリ。ならば好きにせよ、ただし武装していない学士だけに、と条件を出す世子。我々を始末するおつもりか、と勘ぐるマルリに世子は語気を強めて言い返す。

「30年も仕えていながらまだ分かりませんか。政敵を抑えるために王様は刀など使いません」

庵に押し入るマルリ、チャンソン、ハ・ウィジ。しかし中に座っているのは、チョン・インジとイ・スンジの二人。ここで何をしているのだと詰問され、暦象集の編纂をしているのだと平然と答える。逆上したマルリは机の上の書物を払いのけ、ここで解剖をしたはずだ、証拠を探せと躍起になる。黙ってその様子を見守る二人。
机の下を探すハ・ウィジが床に残った血痕を見つける。インジらもそれに気付きはっとするが、書物を投げ下ろすふりをして血痕をうまく隠すハ・ウィジ。意外そうに見る二人の学士と視線を絡ませる。

奥の部屋から回回人の医者を引きずり出すチャンソン。この者が決定的証拠だぞ、と詰め寄るマルリ。しかしインジは動じない。回回暦と七政算の比較研究をしていた、この者は科学者でもある、と説明し、回回人も、七政算は素晴らしい、是非アラビアに持ち帰り研究したい、と。
マルリは、遺体を運び入れたことは目撃している。この者が傷つけたはずだ、となおも強気で迫る。インジが静かに告げる。ならば大雄殿に行ってみよ、と。

大雄殿では死者の火葬の準備が整い、王初め世子や側近たちが取り巻いている。そこに踏み込むマルリたちを穏やかに迎え入れる世宗。
民が一人死んだ。貧しく知識もなく身寄りもなかった。民は余の子供も同じなのに、逝く道くらい整えてやらねば…淡々と説明する世宗。しかしマルリは、王様の役にたったからでしょう、確認してもよろしいでしょうか、と食い下がる。好きにせよ、と後ろに下がる王。マルリは遺体に近づき覆いをとって、その顔を見るが。

疫病に蝕まれた遺体に驚くマルリ。医官が慌てて、お下がり下さい、と。その様子を見守る世子とハ・ウィジは目配せして頷きあう。ヘサンを尾行し遺体を見つけ、慌てて逃げ出したあの時、ウィジたちの前に現れたヨンシルと世子。しかしヘサンは亡くなり世子はヘサンの遺志をウィジらに明かす。彼の忠心をどう受け止めるかはそなたたちの気持ち次第だと。ウィジは驚きながらも、時間が欲しいと世子に請う。文字創製にもヘサンの選択にも納得はできない。しかし考えたい。
「ヨンシルは不自由な体になっても忠心を失いません。ヘサンは何の迷いもなく自らの体を捧げた。二人の忠心の意味を考える時間が必要です」

大雄殿に他の学士や兵たちも集まってくる。送り人は多いほうがよいから呼び入れたのだ、と世宗。集まった人々を見渡し語りかける王。ここには学を修めた者も豊かに暮らしている者もいる。弔いながら自らを顧みるとよい。

「人の世では、学んだ者はその知恵を分け与え、財を成したものはその富を分け与え皆で共に生きる。無関心は孤独を作り出す。二度とこのような孤独な死を許してはならぬ」

王の深い言葉に感じ入り、深々と頭を垂れる一同。マルリも頭を下げざるを得ない。遺体に火が付けられ僧侶の読経が始まる。
「死者を手厚く葬るのだ」
その同じ言葉をかみ締めながら、ヘサンの棺を背に担ぎ一歩一歩山道を進むヨンシル。その後ろにイ・チョンとジョンソが続く。

マルリは明国のワン・ジンを訪れヘ・スの死を明らかにする。ヘ・スは朝鮮から盗んだ新兵器技術を蒙古に流そうとし、口を塞ぐためヘサンを殺害した。上官への不信感がそうさせたのだと皮肉るマルリに言葉のないワン・ジン。

世宗の元にはヨンシルが作り上げた模型が。それを調べながら、牙、舌、唇、歯、喉、と発声の仕組みを辿っていく王。小僧たちの口を開け拡大鏡で覗き込む。朝鮮語はこれらからできる5音から成り立っていると確信し、それぞれの特性別にサムムンとペンニョンに発音させては、資料を作り上げていく世宗。二人は顎がはずれそうだ、顔の皮膚が伸びそうだと根をあげる。もう10時間も続けている、とインジが助け舟を出すと「では最後にもう一度」と熱意を込めて促す王。がっくりと肩をおとす二人。

ファン・ヒはスクチュに日本に行くよう命じる。
「明につきそうな人物を探るのですね」
スクチュの答えに、さすが外交の達人、ユン・フェが育てただけあると目を細める領議政。

文字創製はまだ続けられている、と懸念するマルリは、ワン・ジンに敵の網にかからぬ有能な部下を送って欲しいと依頼する。傷も癒え東廠に無事復帰したプンゲに、なぜヘ・スを朝鮮国内で殺したかと確認するワン・ジン。裏切り者に情けは無用と答えるプンゲ。その有能ぶりを妄信するワンは朝鮮王の一件を一任する。皇帝に東廠の新たな長ソ・チョンを紹介し、プンゲにその補佐を任せ、必ず新王を立てさせます、と誓うワン・ジン。

集賢殿。スクチュに晋陽が忠告する。今の状況では反対派を抑えられぬ。文字の実用化は難しい、と。その王子を、反対派を利用して権力を得るおつもりですか、今の王子様の行動は権力を得るための名目作りに見える、と鋭く見返すスクチュ。

王后は世子と安平を呼び、王様と共に晋陽を押さえる方法を探して欲しいと頼む。芽は早いうちに摘み取りなさい、と。
「権力争いによってどれほど多くの血が流れたか。母はこの眼で見てきました」

研究室で、眼を閉じながら模型に触れる世宗。傍らに座る王后は夫を見守る。
王は言う。こうして指先で辿れば音の出る構造は単純に思える。

「音の出る場所と音を出す口の形をもとに、できるだけ簡単な文字にしよう」

牙音は舌の根で喉を塞いで出る。その形を直線で表し簡単な文字に。→
舌音は舌が顎につく様子を表そう。→
唇音は唇の形である四角。→
歯音は歯の形。→
喉音は丸い喉を表そう。→

王が眼を閉じながら紙に書き上げた形。それらを並べて目を輝かせる王后。
「あなたが作った美しい朝鮮語の文字です。今はただ、この文字の誕生を喜ぼうではありませんか」

知らせを聞いて駆けつける学士たちと世子、安平。皆の前に五つの字母を書いた紙を広げて見せる世宗。
これは基本の文字。さらに強い音には画数を増やし、音の出る位置は同じでも特性によって区別する、と王が続けるのを驚嘆しながら見つめる一同。筆を執り、線や点を書き加えて更に字母を作っていく王。

ㅋㄷㅌㅂㅍㅈㅊㆆㅎㆁㄹㅿ

これら全てで17の字母。世子が、朝鮮語の音は初声中声終声の三つでは、と問うと、初声と終声は子音だから同じ字母を使い、中音の母音は別の文字を使う、と王。その中音を表す字母は余の胸にある、と言って懐から一枚の紙を取り出す世宗。黄ばんでところどころ破れたその紙は、亡きタミがジョンソに渡したあの紙(70話参照)。書かれているのは「天・人・地」。

「昔一人の民が、切ない思いを込めて余にくれたものだ」
そう言いながら中声の字母を作り出していく世宗。

丸い点は天を表す。→
その下に広がる大地。→ 
大地を踏みしめる民。→

「全ての民が平等であることをその民は願い、託したのだ」
「願いは広がり重なっていき、文字創製という大きな夢となった。だが彼らはその実現を見ずして世を去っていった。彼らの熱い思いもこうして字に込めよう」

タミ、ユン・フェ、ヘサン…その姿を思い描きながらさらに文字を書き足す王。

ㅗㅏㅛ ㅑㅜㅓ ㅠㅕ

「この11の字母が母音を表す基本となる」

寺からの山道を王宮に向かう一行。その頭上に瞬く星々が、王の作り出した文字に姿を変えて煌いては様々な文字を作り出す。

「17の子音と11の母音。余が作った28の字母を組み合わせれば朝鮮の全ての音を表すことができる。いかなる民でも簡単に覚えられるはずだ」

「余はこの文字を民に訓える正しい音“訓民正音”と名付けよう」

便殿。居並ぶ重臣たちに「訓民正音」の詳細が配られる。驚嘆しながら見入る重臣たち。この文字を民に広げるため普及に努めよと命じる世宗。

明国のファン・チャンにスクチュとサムムンが文字創製が完成したことを知らせる。書面に記されたその文字に感嘆するファン。スクチュはこの文字を使って中国語の発音区分をまとめたい、と助力を請う。筆を執り、中国、朝鮮の漢字を書き表すファンは、この文字を使えばどんなに複雑な発音も全て書き記せると頷く。
「驚くべきことだ。たった一人の力で文字を作り上げたとは。しかもこんな短時間で。とても不可能だ」

インジから韻書の編纂をと命じられ拒むマルリ。集賢殿で野蛮人の文字を扱うことはできないと抗議する。
「自国の文字を野蛮人の文字というのは、国の民を蔑むことと同じだ」
厳しく諭すインジ。しかし、司憲府・司諌院の説得のほうが大事では、もっと抗議するはず、と強気のマルリ。
キム・ムンが司憲府に。しかしすでに検討を始めている官吏たち。領議政が穏やかに振り返る。「何の用だ?」
司諌院に飛び込むチャンソンも同じ状況を目にして呆然となる。官吏らを監督するマルセン。司諌院といえば諫言ばかりのはずだが、と笑う。
「正に朝鮮は泰平の世を謳歌している」

悔しがるマルリは賛同する学者や有力者を集め、断固普及を阻止すると誓う。

明国の皇帝は、なぜ朝鮮王は自国の文字を持ちたがるのかとワン・ジンに問う。蒙古と同じく、天下を制する夢を見ているのです、と答えるワン・ジン。
一方世宗は各軍の将を集め、文字の普及を邪魔することは朝鮮の自主性を踏みにじる行為。断固として戦う、と決意を伝える。

感想はコメント欄にて。次回はついに最終話です。
王后は目を閉じて歩いてみる。灯篭にぶつかり目を開く王后。光を失っても生きていけるのか。王様にはまだやりたいことが山ほどおありなのに…

ヨンシルの庵で歩く王もまた、障害物に気付かずぶつかって倒れる。灯りをつければなんとかなる。王は言うが部屋は十分に明るい。心配そうなヨンシルの顔がやがてしっかりと視界に戻りほっとする世宗。余の眼はいつまで持つのか…落胆する王に、自分にできることがあれば最善を尽くします、と励ますヨンシル。王は告げる。
「余の考えを知ればそなたは驚愕するだろう。それでも力を貸してくれるか」
勿論です、と力強くうなずく上護軍。

ヘサンはその王の考えをヨンシルから聞かされて耳を疑う。
「人体解剖だと。正気か!?」
朝鮮語の発声、音の出る位置の違い、それを知るには解剖しかない。ヨンシルの表情に硬い決意を読み取り、口をつぐむヘサン。

世宗は文字創製に関わる者を集めて自分の決意を伝える。息を呑む学士たち。朝鮮は儒教の国、知れれば世間の非難は必定。それでも前向きに考え具体案を検討せよという王に、晋陽が反対する。
「前向きに考えるのだ。父には余り時間がない」
父の眼のことを知らない王子はなんのことかといぶかしむ。スクチュ、サムムンらにも反対すべきだと説くが、7年かかってもなんの進展もない、完成のためなら悪鬼とでも手を結ぶ、と王に従う決意の学士たち。

ヨンシルは必死でヘサンを説得する。王様の眼のためにも一日も早い文字の完成を。文字は武器開発にも不可欠。ヘサンの父が書き残した技術も全て漢文。しかし後世のために、民への普及のためにも優しい文字で残すべき。それを聞いてへサンも考え込む。
「大砲の扱いを文字で書いて配れば、怪我をするやつが減るな」
多くの者が早く技術を習得できれば技術開発も進展する…承諾を求めるヨンシルに苦笑いするヘサン。
「全く。王様とお前はいつも面倒ばかりおこす」

なんと。人体解剖といえばすぐに思い浮かぶのは「ホ・ジュン(1539〜1615)」です。世宗は1450年没ですから、100年以上前に王様自らが解剖をさせていたのですね〜。凄いことです。
ホ・ジュンのときにも、いかにそれがタブーであったか、しかしまた医者にとってはどれほど必要なものだったか、を観ていて実感し納得させられましたが。世宗は文字を創ることから発音の壁に突き当たり、それを破るために解剖、と踏み切ったのですね。
ただ進歩的、というだけでは片付けられない、この王様の偉大さにただただびっくりです。

ヘサンが秘密研究所のある津寛寺から出てくるのを目撃するプンゲ。ヘスはそこが王の研究所だと睨み寺の地図を入手するよう命じる。

世子は礼判ジョンソに、回回人(ウィグル人)の医者を探すように頼む。盗み聞いたキム・ムンがマルリに報告。王様の病状を診せるためか、不審に思い医官に確認するマルリ。 一方晋陽大君は兄・世子に、父上の暴挙を止めるべきだと訴える。儒教の伝統を壊せば王室は正統性を失う。しかし世子は説く。

「正統性は治世の中心に民がいる限り失われない」

杞憂に流されず前向きに。回回人の医者を迎えに行け、と命ずるが断固として拒む晋陽。

そこに医官を伴ったマルリが踏み込む。医官の問いに、王様を診せるのではなく意見を聞くだけだ、と説明する世子。しかし医官は血相を変えて抗議する。回回人の医者は医療の基本も知らず人の体を切り裂く悪鬼のような輩です、とんでもない、と。それを聞いたマルリも驚いて反対する。“身体髪膚を父母に受く”が儒教の大原則。
「これを共有できぬ者に意見を聞くなど許されません!」

ヘサンは官吏が尋問の終わった死体を捨てるのに近づいては、どんな罪だったのか、身寄りがあるのかと確認する。胡散臭そうに見る官吏に、葬儀くらい出してやれば前世の罪が軽くなるそうだ、と説明する。しかし引き取り手のない死体はなかなか入手できない。心配して見に来たヨンシルに、誰かに見つかったらどうするのだ、と慌てるヘサン。今は謀反もないので放置される死体がない、とぼやく。その言葉に
「王様が血と汗で築かれた太平の世を嘆くのですか」と笑うヨンシル。

マルリは晋陽大君に近づき説き伏せようとする。今は乱世も同然、新王樹立が必要、その王には王子様がふさわしいと思うと。冷ややかに副提学を見る王子。
「そなたが私から聞きだしたいのは、父上を責める決定的な証拠だろう」
にやりと笑い、王子様の手を借りずとも必要な情報は得られます、とマルリ。「聞かなかったことに」と言って立ち上がる王子の胸に手を置いて続ける。ここに潜む葛藤を知っている。どれだけ研究しても、王や世子を支えても権力を持てぬ者の葛藤。晋陽は、王子の宿命だとかろうじてかわすが、その背にさらに言葉を浴びせるマルリ。真実と向き合い王座が欲しくなったら門を叩いてください、私が王子様の策士になりましょう。

晋陽、ここまで世宗の影の力となって大きな働きをしてきてくれたのに。付け込むマルリ、汚すぎます!確かに私腹を肥やしたりはしていないからマルセンとは一線を画したいでしょうが、端から見るとやってることは同じです(-"-)!

途方に暮れるヨンシルとヘサンの前に、官吏が新たな死体を持ってくる。昨夜獄死した身寄りのない死体。やっと手に入った死体を運び出す二人。その様子を監視するプンゲがヘ・スに報告する。別の部下が、ヘサンと共にいたのはヨンシルに間違いない、と。驚くヘ・ス。部下はプンゲが描いた似顔絵を見て断言する。その似顔絵は、プンゲがヨンシルへの想いを込めて描いたもの。以前ヘ・スに見つかり、後で必要かも、と誤魔化したのだが、ヘ・スはプンゲへの疑いをさらに強め、ヨンシル殺害を決意する。

死体を運んでいくのを集賢殿のハ・ウィジとパク・ペンニョンが目撃。尾行しながら、文字創製の資料に間違いない、現場を押さえよう、と寺に侵入。カン・フィが王を呼びに行く間、部屋に入り蓋を開けて中身を見た二人は仰天。慌てて脱出、山を駆け下りるが。転げ落ちた二人の前に死んだはずの上護軍が立つ。その姿を見るやパニックに陥り震える二人。ヨンシルの後ろから現れた世子の姿にさらに息を呑む。

世宗は運び込まれた死体を、医官に確認させる。ところが驚きに目を見張り、解剖はできないと告げる医官。これは疫病の死人、下手をすれば都全土に広がってしまいます。驚愕と落胆に顔色を変える世宗。

マルリ部下チャンソンは、東廠がヨンシルを見つけたことを知りマルリに報告する。上護軍への非情な処罰が王の謀だったと悟るマルリ。さらにヘサンと二人で死体を運び出したと聞き、頭をひねる。脳裏によぎる回回人の医者の一件。人の体を切り裂くという医官の言葉。突然真実に気付き声を上げるマルリ。
「まさか王様は、ご立派な文字を創るために人の体を切り刻もうと!?」
驚愕する部下たち。マルリは回回人の医者の到着と共に踏み込んで現場を押さえることを決意。国中の両班が決起すれば王様も王座を追われ文字創製もなくなるだろう、と。

一方ヘ・スは、寺の地図からヨンシルの隠れ家が庵だと見抜き部下に命じる。
「チャン・ヨンシルを殺し、わが明国を侮辱した朝鮮王を征伐するのだ」
プンゲは急を知らせようと外に出る、しかしヘ・スと部下らに囲まれる。裏切り者はお前だったか。逃げるプンゲに矢を射るヘ・ス。急所に刺さった、と確信し寺へと急ぐ。

ヘサンはヨンシルの庵を訪ねるが、そこにはインジらが残っているだけ。どこに?と問うと、大勢では人目につくからと一人で回回人の医者を迎えに行ったのだと答えるインジ。一方背に矢を受けたプンゲは、近道を通って寺近くに辿りつき、居合わせたヘサンと尚膳に、東廠がこちらに向かっている、上護軍さまが危ない、と急を知らせ力尽きる。

なにも知らないヨンシルはヘ・ス一行と鉢合わせになる。必死に逃れるヨンシルを追うヘ・ス。しかし傷ついた体では思うように動けない。木の根元に隠れたヨンシルに迫る東廠。そこに大きな爆音が。次々にはじける火薬。投げるのはヘサン。東廠がその後を追っていく。追い詰められたヘサンの前に抜刀し近づいていくヘ・ス。ヘサンは後方に駆けつけたヨンシルの姿を認める。逃げろ、と目配せするが、こちらに向かおうとするヨンシル。気付かせまいとヘサンは自らヘ・スの剣の前に身を投じる。驚くヘ・ス。なおも目でヨンシルを行かせようとするヘサン。ついにヘ・スが気付きヨンシルを見つける。
「あいつには手を出すな!」
訴えるヘサンを蹴り飛ばしてヨンシルに向き直るヘ・ス。ヘサンはそれでもヨンシルを行かせようとする。呆然としたまま近づいてくるヨンシル。ヘ・スが剣を振りかざす。そこにカン・フィら護衛武官が駆けつける。死闘が繰り広げられるなか、ヘサンの元ににじり寄り抱え起こすヨンシル。ヘ・スの剣を捉えその首をかき切るカン・フィ。崩折れるヘ・ス。

ヘサンを抱くヨンシル。チェ様!と声をかけるのを、「父さんと呼べ」とヘサン。傷口を必死で手で押さえ、しっかりして下さいと叫ぶヨンシルの右手を持ち上げて見る。
「よかった。怪我はない」
ヨンシルを見上げ、お前のお陰でいい人生だった、と礼を言う。
「王様にしっかり伝えてくれ。しがない私ですが、死んだ後くらい役立たせて下さい、と。学びやすい朝鮮の文字を創るためにお役に立てれば幸いです。私との約束を決して忘れないで下さい、と」
ヨンシルの頬に手を触れ、やがてその手が落ちる。声もなく涙を流しながら、見開かれたその両の目をそっと閉じるヨンシル。押し黙ったまま傍らに立ちうなだれるカン・フィ。

世子とヨンシルから報告を受けた世宗は無言のまま。やがて搾り出すように「無理だ」と。

「余りに重すぎる忠心だ。受け取れぬ…」
そう答えて涙をこらえる王。

知らせを聞いて呆然とするファン・ヒ。マルセン、ユンドク、イ・チョンも駆け込んでくる。あのヘサンが。一体なぜ…。悲しみつつも皆に現実を思い出させるファン・ヒ。今我々が考えねばならないのは勅使ヘ・スの死を明にどう釈明するか。大きな外交問題に発展せぬよう万全の措置をとらねばならない。マルセンが呟く。あの者が助かるのを祈りましょう、と。

それは東廠に潜入した密偵プンゲのこと。心配そうに手当てする尚膳と見守るカン・フィ。やがて目覚めるプンゲ。安堵の笑みをもらす二人。

礼判ジョンソが、ヨンシルと共に回回人の医者を連れて寺の世宗の前に現れる。何故連れて来たのか、そなたは何を知っているのか、と説い質す王に、微笑みながら答える礼判。

「民を思う心です。王様と我々を結び付けているのは正にその心です」

御心を察すれば言葉はなくとも道がみえるもの…
振り返る王を見返すジョンソ。傍らのヨンシルが告げる。

「父の忠心をお受け取り下さい」

ヘサン〜〜!!!こんな形で逝ってしまうとは!!とても味のある、温かい魅力にあふれた好人物だったのに。。。最後に自分の体を捧げるというのが、また彼らしいというか……受け取れないという世宗の気持ち、受け取ってくださいというヨンシルの気持ち。泣けて泣けて…。。
意外にあっさり倒されてしまったヘ・スでした。彼もまた、明国のため、尽力してきたのですよね。余りスポットが当てられませんでしたが、ワン・ジンに仕え忠実に任務を遂行してきた彼にもまた哀れみを感じます。。
世宗もヨンシルも、文字に関わる全ての臣下たちが、この悲しみの山を乗り越えなくてはなりません。が、結果的にはヘサンの死が文字創製の大きな進展に繋がります。残りは、あと2話です。
新年明けて二日過ぎました。やっと記事にとりかかれます。放映では最終回が終わってしまい、実は放心状態ですが…。まだ残り4話あります。頑張っていってみます。

世宗は目の前で刑を受けるヨンシルから視線を放さず心に誓う。そなたの犠牲を無駄にはしない。朝鮮暦と文字創製に全てを捧げる…。
一方マルリは、地方の学者、有力者を集め、野蛮な民のための文字創製を阻止するための協力を要請、若い学士ハ・ウィジらに証拠を掴ませるため王の監視を命じる。

しかし見張り役の彼らが目にする王は、相変わらず言葉遊びをしているようにしか見えない。スクチュ、サムムンが韻を踏むように次々に言葉を挙げていく。実は中声に「オ」のある言葉を列挙しているのだが、余りに膨大な量は一同を落胆させる。

世宗は歩き際に視界がぼやけてふらつき、柱に頭をぶつける。喜んで囃し立てる小僧たち、王を笑うとは不敬だぞ、と自分も笑って諌めるが、そこに突然現れたのはチェ・ヘサン。ひどく酔っ払った様子で王に向かって暴言を吐く。不敬だというなら、こいつらも百叩きの刑に処したらどうか、私のヨンシルのようにみんな殺してしまえ…
「この寺を爆破してやる。最高の忠臣を見捨てた王に国を治める資格はない!」
カン・フィの指示で兵がヘサンを取り押さえ寺から放り出す。イ・チョンが近づき、もう目を覚ませ、と殴りつける。

世宗は医官に眼病の病状を確かめる。視界が暗くなる期間はさらに長くなっていくでしょうと、と医官に告げられ、失明するのかと尋ねる王。うなだれる医官。なんとか進行を遅らせよ、仕事が残っている、と声高に命じる世宗。

「見えてこそできる仕事だ。完成させなければ。さもなければ死んでも死に切れない!」

病を遅らせるには絶対安静しかない、と説く医官。尚膳ジャチが外でそれを聞く。研究所である寺に行くという王を、どうかお休み下さい、と泣きながら身を挺し脚にしがみついて止める尚膳。ジャチの気持ちを汲みながらも、この手で完成させたいのだ、誰にも言うなと口止めする世宗。だが一部始終を見ていた王后は、夫に下された残酷な運命を知り涙する。

マルリが酒をあおるヘサンの前に座り込む。明に新兵器技術を渡すことを考えてみてくれたか、と問い質し、金を渡そうとする。それを見るや激怒するヘサン。王様に見殺しにされたヨンシル、その怒りで話に乗るとしても、自分は金では動かされない、と。しかしヨンシルの母が生きている、その母への施しだとなだめるマルリ。ヘサンは技術を渡せば逆用されて朝鮮が狙われると危惧する。しかしマルリはさらに口説く。王は自主を叫び暦や新兵器だけでなく文字まで創って、その妄想のために臣下を犠牲にした。もはや新たな王を立てるまでだと。考え込むヘサン。

マルリの部下チャンソンは、ヘサンが話に乗りそうだとヘ・スに報告するが、何者かが盗み聞きするのに気付き追う二人。結局取り逃がすが、それは密偵プンゲ。
プンゲからヘサンの件を聞くマルセン。ファン・ヒが王に、これ以上ヘサンを野放しにできないと進言する。
一方、部屋に戻ったプンゲはヘ・スが待っていることに驚く。どこに行っていたかと問われ誤魔化すプンゲ。そのプンゲを見据えヘサンを任せると命じるヘ・スだが、密かに疑心を抱く。

町を歩くヘサン。尾行されていることに気付き撒こうとするが、何者かに強打され気を失う。やがて覆面をはずされ、目の前のカン・フィに驚いていると王が現れる。さっさと殺せ、と怒鳴るヘサンに王は、お前の罪はその程度では済まされぬ、と厳しく告げる。引っ立てられるヘサン。

ヘ・スはヘサン拉致に失敗したと報告を受け、さらにプンゲへの疑心を強める。一方マルリは、突然自分に会いに現れたマルセンに驚く。重大な失敗でもしたようだな、と笑い、昇進したのだろう、奢れ、と酒に誘うマルセン。膳を前に、地方の有力者とも会っているようだな、上納もたまったろうと探りを入れるマルセンに、私欲のためではない、この国を苦しみから救うためだと居直るマルリ。そして、文字創製のことはご存知でしょう、もう王様を止めないのですか、と問うが。王様は少なくともこの国を滅ぼそうとはしていない。目に余るようなら、この私がそなたを倒す、と宣告するマルセン。

ヘサンはカン・フィに伴われ寺の裏山の奥深くの庵に連れて行かれる。中に入り縄を解かれる。部屋は研究室のよう。様々な資料や器具が。いぶかしそうに見回すヘサン。奥の扉が軋み開け放たれる…

目の前に立っているのはヨンシル。杖をつきイ・スンジが肩を支えている。ゆっくりと近づいてくるヨンシルを見つめながら驚きで言葉も出ないヘサン。
ようやく、どういうことだ、と。上護軍に付き添うスンジが「夢ではありません」と微笑む。
じっとヘサンを見ながら「ご心配をおかけしました」とヨンシル。
二人を残し、静かに部屋を出て行くカン・フィたち。見詰め合うヘサンとヨンシル。

王様の計らいだ、とヨンシルが明かすと、たちまち我に返り怒りを顕にするヘサン。今度は穴倉の獣のように閉じ込めて働かせるのか、感情はないのか、死にそうな目に遭わされてどうしてそこまで馬鹿になれるんだ!…荒れるヘサンの肩を掴み、ヨンシルが声をかける。

「父さん」

はっとして振り返るヘサンに、父さんのために残ったのだ、と右手をかざして告げるヨンシル。

「父として慕ってきたあなたと開発したものが多すぎて、もっとたくさんつくりたくて。だからこの手をあきらめられませんでした」

父だと思うならなぜ黙っていたのだ、と責めるヘサンに、この姿を見せれば心を痛めるだろう、回復してからと思った、とヨンシル。涙を見せながら、こんな体になっても人のことを案ずるとは、と呆れつつ叱るヘサンに笑いかけるヨンシル。

「でもこの手は無事でよかったでしょう?」
 
ヨンシルの右手を大切そうに両手で挟みそっと撫でるヘサン。ヨンシルが誘う。
「ここです、父さんの席ですよ」

二人の再会シーンは本当に感動的でした。。あの刑罰のあとヨンシルが亡くなったという明確な描写がなかったので、生きてるはずとは思っていましたが。
初めての出会いから、正に父のような懐の深い理解と愛情で常にヨンシルを支えてきたヘサンです。「父さん」と呼ばれ、喜びで一杯のくせに王様に悪態をついて複雑な心境で顔がくちゃくちゃのヘサン…そんなヘサンへの万感の想いを抑えて、見つめ語り続けるヨンシル。もう〜〜泣かされました!!

マルリを訪れたヘサンは、渡された金を返し、別の方法を探せ、と。突然の心変わりに驚くマルリに断固とした口調で告げる。自分はこれまで火薬と武器の中で生きてきたが、どちらも大嫌いだ、と。

「人を殺すものだからだ。敵に向けるのも嫌なのに朝鮮に向けられる可能性がある以上渡すことなどできん」

軍器監に復帰したなら行動が伴わないが、と皮肉るマルリに笑みをもらしながら強い口調で続けるヘサン。今後もどんどん強力な武器は開発する。持っているだけで相手には脅威となる。
「だが全ての武器が無駄になって欲しい」
そうするのはそなたの役目。明に朝鮮は友だと説得しろ。そうすれば全ての新兵器は無駄になる…

ヘ・スはプンゲに、ヘサンの監視をして心変わりの原因を突き止めよと命じ、一方で別の部下にはプンゲの監視を命ずる。

文字創製の秘密研究室。スクチュとサムムン相手に、音の性質、音の出る幅の謎に頭を痛め焦りを口にする世宗は、ゆっくりやりましょうと苦笑いするサムムンに、よくも笑っていられるな、と語気を荒げる。若い二人がその剣幕に口をつぐみ、気が立っていたと詫びる王。再び文字を見る世宗の視界がぼやける。二人を下がらせ、瑠璃の拡大鏡をかざし、それでもはっきり見えないと知るや、「上護軍のところへ行く!」と立ち上がる王。

慌てるジャチを尻目に夜の山道を登っていく世宗。しかしおぼつかない足取りで、ついに足を滑らせ坂道を転げ落ちる。仰天して叫ぶ尚膳。庵から出てきたヨンシルが驚き、杖を放り出して必死で斜面を滑って王の元にたどりつく。抱き起こす上護軍の腕にすがり、王は懐から拡大鏡を取り出して請う。

「もっとよく見える瑠璃をくれ。明るく見える瑠璃を。視力を失っても文字がはっきり見える、そんな瑠璃を作ってくれ!」

事態が分からないヨンシルは尚膳を振り返る。どういうことか、なにがあったのか。ジャチは嗚咽をこらえ、口止めされた王の秘密を口にする。

「王様は失明の危機にあられるのだ」

驚き、呆然と傍らの王を見つめるヨンシル。ヘサンもまた声を失う。
世宗は夜空を仰ぎ、ヨンシルに頼み続ける。文字を完成するまでは光を失うことはできぬ。

「弱った目でも見える瑠璃をつくってくれ…」

また涙が…。ここまで孤軍奮闘してきた王にはもっと苛酷な運命が待ち受けていました。。すっかり気力を失いヨンシルにすがる世宗の姿…これまで必死で持ちこたえてきた気丈な心の糸がぷっつり切れてしまったようで、余りに哀れで、見ていて切な過ぎます…(ToT)

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