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現在視聴中ドラマの中から感想を頑張ります。まずはこちら。

『花たちの戦いー宮廷残酷史』KNTV 全50話 → KNTV番組HP

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※画像はKNTVさんからお借りしました

JTBC 制作 2013 3月〜9月
■出演:キム・ヒョンジュ イ・ドクファ ソン・ソンミ チョン・ソンウンほか
■演出:ノ・ジョンチャン『キム・スロ』『インス大妃』、キム・ジェホン
■脚本:チョン・ハヨン『インス大妃』『王と妃』
あらすじ(KNTV HPより引用)
17世紀朝鮮王朝、第16代王・仁祖は清の侵攻により、冊封国となることを受け入れ、長男ソヒョン世子たちも人質として清に連れ去れてしまう。8年後、朝鮮に帰国したソヒョン世子と嬪宮姜カン氏は、清で学んだ西洋の思想や文明を、自国の新たな国づくりにと夢と希望を抱く。異国の文明を取り入れた基礎改革を考案する世子に仁祖は激怒。その後、親子関係は悪化するばかりであったが、その背後には、王が寵愛する側室・ヤムジョンの存在があった…。ヤムジョンは自らの欲望と野望のために仁祖を心理的に操り、重臣、王妃や後宮と激しくぶつかっていくのだった…。

16話まで感想&解説など(ネタバレです)※画像はすべてお借りしました※

仁祖と悲劇の昭顕世子…以前『推奴』に絡んでこの時代の歴史背景をまとめたのですが、そのときから二人を真正面から扱ったドラマを観たいな〜と思っていました。


なにせ、朝鮮王朝歴代王のなかで一番の愚王じゃないかと思えるくらいの仁祖、まさか主役にされることはないだろうと思っていたのですが、実は過去にしっかり主役を張ってる作品があります。→ イ・ビョンフン監督が演出した『朝鮮王朝500年』→ウィキペディア記事というテレビシリーズ、その中の『傀儡王・仁祖』(原題は『南漢山城』)です。タイトルからしていかにも…(笑)
このシリーズ、どの作品も面白そうで観てみたいものですが、テレビ放映は期待できないでしょうねぇ。。

『花たちの戦い』では、仁祖本人は主役ではないものほぼ準主役の扱い。彼の愚王ぶりをしっかり楽しませてもらっています。演じているのは大好きなイ・ドクファ氏。イメージ 2さすがの貫禄で味のある愚王に仕上がってて憎めません

■三跪九叩頭の礼■
第1話では、上のご紹介記事で触れている通りの、清の侵攻に屈して籠城していた南漢山城を出た王が、太宗ホンタイジの前で三跪九叩頭をさせられるという屈辱シーンを、悲壮感たっぷりの演出で見せてもらえます。
ウィキペディアによると、仁祖は当初江華島に逃れるつもり(武権政治のときと同じですね)だったものの、清の進軍があまりに早くて間に合わず急きょ南漢山城にこもったため、兵力はわずか、食料も50日分しかなく、その上世子ら家族を江華島で人質にとられて万策尽き、45日めに降伏を決意したようです。

ときは1637年1月30日。激しい雪のなか、輿に乗って城門から出てきた仁祖に対して、出迎えた清の将軍は輿を降りて歩くように強要します。言われるままに一行の先頭にたって歩き始める仁祖。腰まで届きそうな豪雪のなかをよろめき雪にまみれながら、地を覆うばかりに広がる清国大軍の間を抜けて進んでいきます。前方には高々とそびえるようにしつらえられた皇帝の玉座。そこから見下ろすホンタイジの前に跪き、一度目の三叩頭をする仁祖。次に段をのぼり二度目、そしてさらにのぼって三度目と、9回も地に頭をうちつける王様の額は割れて血が流れ…。見守る臣下や内官らは膝をついて号泣し…。

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いやぁ、ほんっと、屈辱的、悔しいなんてものじゃないでしょうね。血の涙を流すとはまさにこのこと。朝鮮半島は高麗時代の元への服属とともに、こんなに悲痛な歴史を背負っている。お隣の国の国民性を理解する上でも、この事実を踏まえておくことは(いろんな意味で)大切だと思います。

■主人公、廃貴人趙氏■
ところで肝心の主人公は仁祖の側室で、昭容ソヨン(のち貴人)趙氏、本名ヤムジョン、演じているキム・ヒョンジュさん。
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史劇では『商道』『名家の娘ソヒ』でお目にかかってますが、凛とした正統派のお嬢様の雰囲気がお似合いでした。が、こちらではメイクもきつめの野心爛々な妖女に変身です。
この趙氏、末路は廃され賜薬された「廃貴人趙氏」として悪名高いようです。
朝鮮史で悪女といえば、張禧嬪チャン・ヒビン、張緑水チャン・ノクス、鄭蘭貞チョン・ナンジョンの三人が有名ですね。(もう一人キム尚宮を入れて四大悪女とも)
悪女、まだまだいるんですねぇ 彼女の場合はおそらく、仁祖をたぶらかして昭顕世子を毒殺させてしまったことが一番大きな悪女レッテルの要因だと思います。英祖をたぶらかして思悼世子を米櫃死させてしまった廃淑儀文氏と同等ってところでしょうか。

廷臣チョ・ギの側室の娘として、実父にすら顧みられず悔しい思いを秘めて育つ彼女、仁祖側近・キム・ジャジョムの野心の駒として養女になり、王の側室にあがる。
このキム・ジャジョム、朝鮮王朝史でも有名な奸臣の一人だとか。
この方も史劇常連ですねぇ〜。チョン・ソンモ
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王の側近として信頼され、清の侵攻時には王との作戦を遂行するために大軍を任されていた、のが結局出陣できずに終わってしまったということで、仁祖の激昂を浴びて無人島に流されます。しかしこれは、王が自分の作戦の誤りだったことを隠すために、また、自分が受けた屈辱のはけ口として、ジャジョムに罪を着せたのが実情。
やがて許されて宮廷に復帰するものの、ジャジョムにとって愚王仁祖を打倒することが宿願になっていて、利害の一致するヤムジョンと結託する。
このふたりの関係、張禧嬪と、彼女を後押した東平君の関係に似ています。

彼女には落ちぶれた両班の恋人がいる。
演じているのはハ・ジウォンさんの弟のチョン・テスくん。
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『成均館スキャンダル』で両班姿がとても似合っていてぜひまた見たいと思っていたので、彼の史劇登場、うれしいですもっとも、登場後すぐに抹殺されてしまいますが…。
ヤムジョンが入宮するにあたり、もと恋人の存在は邪魔ですからね。
その後数話は亡くなったことになっていますが、実は生きていたってことで復活するはず(笑)←このパターン、定番です
仁祖に気に入られて懐妊したヤムジョンですが、生まれた娘の父親は明らかにこの恋人です

仁祖の第一王妃・仁烈王后はとても気性が激しく、仁祖は頭が上がらなかったそうな。彼女を亡くし、激動の時期を経て憔悴しきっている王のもとに送り込まれてきたのが若いヤムジョンというわけで。すっかり夢中になる仁祖ですが、後見の養父キム・ジャジュムの下心も実は察知していて、次第に彼女を遠ざけます。

王の心を取り戻すには王子を産むしかない!…ヤムジョン、二度目の出産にあたって、もしも女の子だったらこっそり街中から見つけてきた男の赤ちゃんと入れ替えようと画策…!
これまた、英祖側室の文氏と同じことをやってる〜
もっとも文氏のときは失敗に終わりますが、ヤムジョン=趙氏の場合はものすごく用意周到で出産も実家でするのですんなり成功してしまいます。
つまり仁祖が息子だ〜♪と喜んで抱いてるのは赤の他人、しかも下層階級の子…ってそんなの有りかしらん
こういう設定は近頃の韓ドラ史劇、流行なんでしょうかね。だって『奇皇后』でも同じパターンの展開が… 

件のこの王子、実は歴史上とても重要な方とつながりがあります。
前述の張禧嬪の後見=東平君のお父様がこの王子様。

つまり東平君はヤムジョンの孫なわけですね〜〜。(粛宗にとっては叔父)
たしか、東平君は当時随一の風流人、文人だったはず。その父が名もない庶民夫妻の子だったなんて…いくらなんでもウソでしょう〜(笑)←ウソだと思いたい…

まあとにかく、どんどんエスカレートしていくヤムジョンの悪女ぶり、まだ16話でこの先なが〜〜いです。どこまでいくのやら…

■清での昭顕世子夫妻■
さて、観たいと思っていたもう一人の人物、昭顕世子です。
チョン・ソンウン氏。陰のある思慮深い世子の雰囲気、素敵です。
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世子はとても孝心の厚い、どちらかというと小心な人柄で描かれています。実録でもそのように書かれているようですね。
清国に、世子嬪姜氏、弟・鳳林大君 (17代王孝宗)とともに連行され、8年ものあいだ瀋陽にとどまることになります。
清の実力者ドルゴンとの関係を悪化させないように配慮しつつ、妻・姜氏とともに清で売買される朝鮮奴隷たちに心を痛め、彼らを解放して本国に返すための資金づくりに尽力します。
この辺り、とても丁寧にわかりやすく紹介されています。
そもそもは世子嬪・姜氏の提案したことで。清国は農業技術が未熟で野菜の生産量が少ない。そこに目をつけた姜氏、みずから作物栽培に乗り出し清国で売って高い利益をたたき出すのに成功、手にしたお金で奴隷たちを買い戻しては本国に送り返すわけです。

この姜氏がなかなかの女傑。タイトル『花たち…』の花の一人です。
こちらはソン・ソンミさん。
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世子のことばかり気にしていたら、奥様のほうが実はすごかった…
どうやら、この女性が世子の悲劇の種を蒔いてしまったようで。

慎重派の世子に対して、姜氏は積極的で物おじせず、進歩的な考え方の持ち主。
清国では女性も乗馬するというので、早速馬に乗る術を会得して周囲を仰天させたり、鍬を手に畑を耕してみたり。たとえ蛮族であっても、見習うべきことは見習い吸収する。なぜ清国がこれほど強大になったかを知らなければ、勝つこともできない。
感銘をうけた世子、妻と共に生産活動を進めます。

■世子夫妻と仁祖との軋轢■
本国では、世子の境遇を案じつつも、ドルゴンに気に入られて清の操り人形にされるのじゃないかと心配な仁祖。実は仁祖には息子に負い目があったようです。世子嬪にはもとも世子と相愛だったユン氏があがるはずだったのが、仁祖の反対のため実現せずユン氏は自害したため、仁祖は息子に恨まれていると思っています。

一方、重臣らも仁祖擁護派と反対派にわかれる。反正主導した功臣たちには、側室に溺れ気性の安定しない仁祖を、しょせんは担ぎ出されただけの一時しのぎ、清国に頭を下げた情けない王など廃して、そろそろ世子に譲らせようかという動きも。
奸臣ジャジョムがこれに拍車をかける。父子の溝を深めようと、清から戻った重臣に入れ知恵して世子夫妻の善行や真意は伝えず、ドルゴンに可愛がられていると王に伝えて疑心をあおります
姜氏の行動がこれを助長してしまうことに。

生まれて間もない息子を朝鮮に残してきた姜氏は、義父である仁祖がなんの便りもくれないことに腹をたて、しかも新しい王妃が決まり婚礼があるというのに、息子である世子は帰国を許されない理不尽さに怒りを爆発させます。

当時、まだ明の抗戦にてこずっていた清は、朝鮮からの支援を保障するためには人質の世子を手放すわけにはいかない。ドルゴンとしてはゆくゆくは清の意向を汲める世子を王位に就けたい。しかし孝心厚い世子は受け入れない…。姜氏はドルゴンに直談判して、ようやく姜氏のみ一時帰国が許される。
夫である世子の無念を想いながらも、一刻でも早くと馬に乗って朝鮮に戻る姜氏。
本国では女性が馬に乗るなどご法度。なのに世子嬪みずから馬を走らせていると聞いて王宮は騒然。怒った仁祖ははるばる帰国した嫁の前で王宮の門を閉めさせてしまいます

ところが民のほうは大喝采。さっそうと馬を走らせる世子嬪、きっと民にとっては希望の光のように映ったんでしょうね。その様子を噂に聞いた仁祖、ますます嫁への不信感を強めるように。結局、仁祖は一度も嫁に会わずに追い返す。
清にもどった姜氏、夫に怒りや悲しみをぶちまけ、世子も心を痛めます。

こんな感じで、世子と仁祖というより嫁と仁祖の関係のほうがどんどん悪化するんですねぇ

そのころ、清の要請を受けて朝鮮は軍を派遣するも、もともと親明派の将軍、明に投降してしまいます。そのため清は人質の昭顕世子を投獄、世子を牢から出したければ仁祖自ら謝罪に瀋陽まで来いと要求されて激怒する仁祖。ところが王の代わりに行けと言われると尻込みする重臣たち…
この重責をキム・ジャジョムが押し付けられることに
実はこれはヤムジョンの企み。
後見のジャジョムにいいように扱われるのに危機感を持っているヤムジョンが、こっそり追い払おうと画策したのでした。

仁祖ばかりでなく手駒のはずのヤムジョンにまで煮え湯を飲まされるジャジョム。結局、清の太宗ホンタイジの死去に伴う恩赦ですぐに放免されるものの、ますます仁祖に憎悪を膨らませるジャジョム、養女のヤムジョンをも警戒しなければならなくなります。
今後、この二人の確執がさらに深まり物語が複雑化しそうです。

釈放されたジャジョム、好機を逃さず世子に吹き込みます。本国では民心は仁祖からすっかり離れ、世子様を待ち望んでいると。
さらにはドルゴンから王位を狙うならば援助を惜しまないと水を向けられ、心は揺らぎながらも、父の苦境を思いやって決して受け入れない世子です

さて、姜氏の実父が亡くなります。ところがそれを知らせもせず、事実を知った姜氏が葬儀のために帰国を希望しても許可しない仁祖。
民心をつかんでいる嫁が帰国するのは、葬儀は口実で別のたくらみがあるのじゃないか、自分を廃して世子を王にするつもりじゃないかと勘繰っている。

怒りをぶつける姜氏にドルゴンは、本国に残してきている夫妻の長子を代わりに清国に送るならば夫妻は帰国してもよいと許可しますが…。姜氏にとってはむごい措置です。人質として清に旅立つときに泣く泣く手放した乳飲み子の長子を、今度は清に来させて代わりに自分が帰国するんですからね…。

ともあれようやく、帰国がかなう夫妻です。

しかしこの帰国に絡んでさらなる軋轢が…。
王宮近くでいったん宿舎に入った世子夫妻のもとに仁祖から、夜になってから王宮の裏口から入れという命が届く。理不尽な命令に困惑する一行。送られた輿には黒い覆いまで被せられ…。民の歓呼を浴びるのを危惧した仁祖の非情な仕打ちにも、「夜道を落馬しないようにとの父上のお心遣いだ」とあくまでも父を立てようとする世子に姜氏のジレンマは鬱積するばかり。

■壮烈王妃の台頭■
こうした父子の問題を解決するために尽力するのが、前述した仁祖の二番めの王妃、荘烈王妃です。初々しい王妃をコ・ウォンヒちゃんが演じます。
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この荘烈王妃、どこかで見たなぁと思っていたら、そうそう、張禧嬪を入宮させて後見した南人派の擁護者=大王大妃さまなのでした。粛宗の曾祖母ですね

タイトルの「花たちの戦い」に彼女も参戦します。
もっともこの王妃様、他二人よりはずっと年下。15歳で40歳の仁祖に嫁ぎ最初は王から見向きもされないただのお飾り王妃さま。

この王妃さまを巻き込んでの、ヤムジョンと側室たちとのいざこざは、おなじみの呪いあり毒ありのドロドロ路線〜年若い王妃様、ヤムジョンの策にはまって別宮に移されてしまう。
しかししかし!若いながらも賢く情勢を見極め、したたかに足場を固めていく壮烈王妃。さすがはのちの壮烈大王大妃さま(笑)

捨て身の席藁待罪(ござを敷いて白衣で座り込みする、あれです)で仁祖に和解を促します。実はけしかけたのはヤムジョン、親子の問題に王妃が関われば、仁祖の怒りを買うはずと踏んで(つまり王妃を陥れるため)のことでしたが、逆に和解の糸口をつくってもらったと仁祖の王妃への心証を良くする結果に。
人質生活から戻った息子と嫁に晴れて対面する仁祖も、表向きは嬉しそう〜。
しかし、実家の父の墓前に参りたいと食い下がる嫁にまたまた苛立ち。
今度は世子夫妻のもとに出向き、矛を収めるようにと諭す壮烈王妃。
年上の世子や嫁を前にしても、堂々と言うべきことを言ってのける、この王妃さまが実は一番賢明です



16話視聴までの流れをざ〜〜っと追ってみました。

8年目にして、ようやく帰国がかなった世子夫妻ですが、清としては明国が滅びて朝鮮の援助を必要としなくなったから、というのが大きいですね。
記録では、明滅亡にともない北京に入場した順治帝とともに、世子夫妻も北京に入り、そこでアダム・シャールと親交を深めるはずで、そのあたりの描写をとても楽しみ〜にしていたのですが…
もう帰国してしまったので、そこは割愛されてしまったのかしら〜?すごく残念…
それとも今回のは一時帰国で、また清に戻るのかしらん。世孫も清に残しているし。。

物語の中心はヤムジョンの巻き起こすドロドロ展開ですが、そのあたりは『女人天下』や『王と私』等々でさんざん堪能してきたので(笑)軽〜く流して、彼女が絡んだ仁祖と世子夫妻の悲劇を中心に今後も楽しみたいと思います
毎週2話ずつ欠かさず観ていた『九家の書』観終わりました。とても気に入っていたので終わってしまって寂しいです
お気に入り度は
『九家(クガ)の書』全24話 KNTV:番組HPKNTV『九家の書』
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番組紹介
■MBC 2013 全24話 韓国放送2013年4月8日〜2013年6月25日
■出演:
イ・スンギ(『キング〜Two Hearts』)
ぺ・スジ(miss A)(『ビッグ〜愛は奇跡<ミラクル>〜』)
イ・ソンジェ(『妻の資格』)
ユ・ヨンソク(『深夜病院』) ほか
 
■企画:イ・チャンソプ
■制作:アン・ジェヒョン、シン・サンユン
■製作総括:パク・テヨン
■脚本:カン・ウンギョン
KBS『栄光のジェイン』『製パン王キム・タック』『強敵たち』『タルジャの春』
MBC『ナイスガイ』『ホテリアー』
SBS 『ガラスの靴』『白夜3.98』
■演出:シン・ウチョル
SBS『紳士の品格』『シークレット・ガーデン』『シティーホール』『オンエアー』『プラハの恋人』『パリの恋人』
■演出:キム・ジョンヒョン
企画意図 (KNTV・HPより引用)
『人は何のために生きるのか。さらにまた、人間らしく生きるとは如何なることか。我々を人と規定する条件とは果たして何か。 このドラマはまさにこの問い掛けから始まる。人間になりたい半人半獣の主人公が、人間になるための試練と苦難、愛と情熱、背信と傷痕などを体験し、喜怒哀楽を味わいながら、真の人間愛と自我を発見していく過程を通じて、果たして人間の条件とは何か、何が我々を人間として存在させているのかを、この主人公の視点を通して、語ってみようと思う』
↑これを読んでも分る通り、このお話は単なる九尾狐ファンタジーではありません。
主人公は神獣(父)と人間(母)の間に生まれた半人半獣
この事実に直面した主人公と、家族、仲間、恋人、師匠、そして親の代からの敵など周りの人々が、彼をどう捉えどう受け入れていくかを、様々な事件を絡めながら描いています。
 
人をひと足らしめるものってなんだろう
人の姿をしていても人として認められない行いや考え方とはどういうものだろう
なんて深〜いことも考えさせてくれます。
 
人間世界では、どこでもどの時代でも、必ず起こる問題=自分たちとは異質のもの、相容れないものへの差別や排除。これらは驚愕、恐怖、不信感、といった否定的な考え方からくるもので、現代社会のいじめ問題や外交問題にもつながっています。
一方で、愛や友情、信頼や尊敬といった肯定的な、異質なものでも認めようとする考え方も、人間世界にはちゃんとあるのも事実。そういうものこそが大切であることは、相手が人だろうと神獣だろうと変わらないんだということが描かれていて、安心や希望を感じられるいいドラマだったなぁと思います。
 
ところでこの物語での九尾狐クミホ、一般に言われる狐の化け物とはちょっと違う。九尾狐ってのは人間が勝手につけた名前で、別にしっぽが9個もあるわけじゃない。
九家とは太古から森を守る神霊の一族。禍々しい魔物ではなくてむしろ聖なる存在、という設定です。
 
ストーリーと感想(ネタバレあります。ご注意ください)
1話〜2話では、千年もの間、智異山の森を守ってきた神獣ウォルリョンが、初めて人の娘を愛し、その愛のために滅ぼされてしまう悲話が描かれます。
この2話がもぉ〜とってもよかった〜もっと観ていたかったかも
ク・ウォルリョン=チェ・ジニョクssiイメージ 2
神獣の彼は人間の持つ世俗の垢とは無縁。無垢で純粋でキュートなところもあって。
そんな彼が千年生きてきてはじめて心惹かれる女性に出会う。耐え忍ぶ娘の気高くも痛々しい姿を見守るうちに、驚きと憐れみが深い愛情に変わっていき…
人間と関係を結ぶべきではないと必死に心にブレーキをかけるも
どんどんソファに魅入られていく様子、細やかな心の変遷がとてもお上手でした。彼は後半からも悪鬼となって登場するのですが、暗闇を歩く姿や、後ろ手にすっくと立つ姿に哀しみがひしひしと伝わってきて。ジニョクssi名演でした〜
 
ウォルリョンが魅せられる両班の娘ソファ=イ・ヨニちゃん
イメージ 3『ファントム』ではかっこいい警察官ですが、こちらではか弱い少女のはかなさも漂わせ。自然で透明感のある美しさがにじみ出るようで。ソファの持つ娘としての美徳をそのまま体現してます。いいですね〜こういう女優さん、好きです
父が謀反の罪を着せられ目の前で斬られて亡くなる。官妓にされ妓房に送られる現場をウォルリョンが見てしまうんですが…この演出が強烈〜今まで同様の設定の人物はたくさん観てきましたが、ソファを受け入れる妓房のしきたりにはびっくりでした。
絶対に妓房には入らぬと拒む元両班の娘の自尊心をくじくため、妓房の行首ヘンスは皆の前でいきなり着物をはぎ取らせて下着姿のまま木にくくりつけてしまうんです〜
実は同じシーンがのちに別のキャラでも繰り返されます。このドラマって結構、お肌見せますシーン多いかも
やがて山に逃げ込むソファ、助けたウォルリョンの優しさに打たれ二人は結ばれます。
でもウォルリョンは本当の姿を隠したまま。彼には密かな決意が。
 
一族に伝わる「九家の書」
3つの苦行に耐えながら100日過ごせば手に入り、人間になることができる。ソファのために永遠の命を捨てる決意をして、これを得ようと努力するウォルリョンですが…。あと10日というところで兵に捕えられてしまうソファ。妻を助けようとして本当の姿をさらしてしまうウォルリョン。
自分に100日の祈願をさせた女性が裏切った場合、彼女の命を奪わない限り、書が得られないばかりか千年の悪鬼にされてしまう運命のウォルリョン。でもソファのほうは目の前の恐ろしい姿の生き物が夫だなんて信じられずに拒んでしまう。
本当に愛してたのに、なぜだと言い残しつつ消えゆくウォルリョンを、涙をあふれさせながら見つめるしかないソファ。
ウォルリョンの純粋な深い愛情が哀れで、ソファの気持ちもとてもよく分かるだけに…泣けました
たった2話なのにものすごーくインパクトある二人でした
 
で、お話の主人公はこの二人の半人半獣の息子
チェ・ガンチ=イ・スンギssi
イメージ 4わたくしお初です。とっても好感度大!の俳優さんですね彼の持つ清潔感や真摯さがこの役をより魅力的にしていたなーと思います。
 
ソファによって川に捨てられた彼(これには事情があるのですが)は自分を救ってくれた育ての親から深い愛情を注がれ、まっすぐな好青年に成長。
家族のためなら全力投球、無鉄砲だけどみんなに愛されている。
 
そんな彼が半人半獣という想像もしなかった自分の正体を知ります。
 
彼自身が苦悩する前半は、孤独な姿に涙を誘われ…
仲間たちから異端視され苦しむ彼を守るのが
無形道館の一人娘タム・ヨウル=ぺ・スジ(miss A)ちゃん
イメージ 5彼女のキャラもとてもよかったです。前向きでさっぱりした男前な性格、っていうのかしらん。
スジちゃんの可愛らしさがぴたりとはまっていました。
濁りのない清い心の持ち主で、仲間として傷ついたガンチを守るうちに、愛情にかわっていく…
実は彼女は、ガンチと男女の縁を結べばどちらかが命を落とす、という予言をされてます。
それを知った上で、ひたすらガンチを信じ想い続ける潔さも素敵でした。

この物語はロマンスがメインでもあるのですが、主役二人の爽やかさのお陰でくどさがなく、いい雰囲気に仕上がっていたな〜と思います
 
中盤からは悪鬼となって戻ってきた父との対決、捨てられたと思っていた実母との再会を絡ませてさらに大波乱〜。
2話だけで終わって欲しくなかったウォルリョンとソファの物語がきちんと結末まで描かれ、息子のガンチがそれを乗り越えていくのも、納得いく展開でよかったです。
(ソファ役がヨニちゃんじゃなかったのが残念でしたが〜。年齢的にヨニちゃん=スンギくん母は無理があったかな。ウォルリョンは歳をとらないからジニョクssiのままで(笑))

脇陣です。
チョ・グァヌン=イ・ソンジェ氏
イメージ 6ソンジェ氏〜。名演っていえばこのお方も凄かった!ソンジェ氏、ちょっとしか観てない『ポセイドン』もかっこいいし『妻の資格』ではとっても素敵だったのが、ここではもう諸悪の源。
極悪非道を絵に書いたような見事な悪役っぷりでした!
声色も少し甲高いヒステリックで不気味な感じに変えてらっしゃって、ほんとこの方が徹底した悪だったのが物語を見応えありにしていたと思います。
 
最終話、どうしてそこまで悪なのかと問われ、自分でも分からない、ただ己の思いに忠実だっただけだと答えたのが印象的でした。とどまるところのない人間の欲に捉われ、逃れられなかったという意味では彼の生き方も悲劇的でした。
 
イメージ 7ヨウル父にチョ・ソンハ氏
イ・ス@世宗〜は、こちらでは主人公の師でありながら避けられない因縁も持つ複雑なやくどころ。
実はウォルリョンを斬ったのはこの方。
つまりガンチには父の敵でもある。
この因縁を解いていく二人の葛藤、娘の運命の前になすすべのない父の悲哀など、みどころ多々でした。
 

イメージ 8パク・ムソル=オム・ヒョソプ氏
この方もあちこちでおみかけします。最近では『イニョン王妃の男』で悪役だったのが、ここではガンチを拾って育てる善人の代表。
彼の人柄、生き方が、ガンチを人足らしめる下地を作ったともいえます。

 
イメージ 9イ・スンシン=ユ・ドングン氏
なんと大御所さまが、物語唯一の実在人物
イ・スンシン役で登場〜。
秀吉の朝鮮侵攻情報をキャッチして密かに軍備を進める設定で、史劇好きには興味をそそられる部分も〜
これに絡んで日本の豪商が登場して敵対するのは面白かったのですが。。
韓ドラではすでにお決まりの、あり得ない衣装いでたちに苦笑い。
特に女性の着物の着方がね〜目も当てられないみっともなさであれじゃ芸妓さんでしょー。もう少し品のある柄行や着方を研究していただきたいもんです。
それはさておき、ドングン氏はさすが重みのある役どころ。
仲間の反発にあって苦悩するガンチに、深みのある助言を与えながら道を示してくれる、人生の師となるんですね。
二人が差し向かいで語り合うシーン、いいセリフに感動でした〜
 
その他若手陣

パク・テソ=ユ・ヨンソクssi パク・チョンジョ役:イ・ユビssi コン=ソンジュンssi
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テソとチョンジュ兄妹、父の死を堺に運命に翻弄されガンチから離れることもあるものの、
父パク氏の良心はちゃんと引き継いでいたのがよかった。
ソファやヨウルとは違った生き方を選ぶチョンジョもまた芯の強さが魅力的でした。
コンのソンジュンssiは『ホワイトクリスマス』(→過去記事が記憶に残っています。
今回はお茶目な面を楽しませて頂きました
 
最終話では、ガンチとヨウルの予言絡みの展開に涙…
ウォルリョンがもう一度目覚めて助けてくれるかもと期待したり、九家の書の力がヨウルの献身を認めてくれないかと願ったり(だって命がけで神獣を愛したわけですからね〜。ま、そもそも100日祈願してないから無理な話なんだけど)
 
いきなり422年?後でタイムスリップものに変わっちゃったのには、正直面喰いましたが〜
父が千年で母を見つけたように、ガンチも永遠のときを生きながらヨウルとの再会を待ち続けたわけですね。なるほど〜のまとめ方。
ま、キャストみなさんが次々、役者名そのままで登場するなんてのはもう、視聴者サービスなのか制作陣のお遊びなのかって感じで笑ってしまいましたが、
楽しく愛のある結び方でよかったと思います。
あ、でも、ドングン氏はなんだろう〜?あのいでたちは『アテナ』なのか(爆)
 
九家の書って、実体のない、人らしく生きるための指標みたいなものだったのかも。
 
ながーい記事をお読みくださりありがとうございました。
お薦めの一本です

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「根の深い木」衛劇で終わりましたね。
私はお先にKNTVで視聴終了し、視聴スケジュール7月の記事で視聴直後の感想を挙げてます。
別記事書きたい〜と思いながら色々な事情が重なってなかなかアップできず。
しかも思い入れが強過ぎて、あれもこれも書きたくなってでまとまらず。。
で、こんなに遅くなってしまいました〜
でもこのドラマは放置したくない。
というわけで随分な遅出しですがいってみます。
 
kiokioのお気に入り史劇、ナンバーワン「大王世宗」ですが、
フュージョン史劇ではこの「根の深い木」を挙げたいと思います世宗ものだからという個人的なこだわりももちろんありますが(笑)
今まで視聴してきたフュージョン史劇をあれこれ思い出してみても、群を抜いて完成度が高い、中身の詰まった、最初からラストまでどっしりと見応えのある作品でした!
 
『根の深い木』 全24話 KNTV
KNTV HP → 『根の深い木』
 
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作品紹介
■SBS  2011年10月5日〜2012年12月22日 全24話 
 
■演出  チャン・テユ 『銭の戦争』 『風の絵師』
 
■脚本 キム・ヨンヒョン 『宮廷女官チャングムの誓い』 『ソドンヨ』 『善徳女王』
      パク・サンヨン 映画『高地戦』
 
■出演 ハン・ソッキュ 映画『シュリ』  チャン・ヒョク『チュノー推奴』 シン・セギョン『善徳女王』
     ソン・ジュンギ『成均館スキャンダル』 
      ヒョヌ『パスタ』 キム・キボム(SUPER JUNIOR)  ペク・ユンシク『ヒーロー』
 
■原作 イ・ジョンミョン『根の深い木』(邦題・『景福宮の秘密コード』) 『風の絵師』
 
■受賞 2011年SBS演技大賞6部門 
       大賞(ハン・ソッキュ)・最優秀作品賞・プロデューサー賞(ソン・ジュンギ)・優秀賞(シン・セギョン)
       10大スター賞(ハン・ソッキュ)・特別演技賞(ソン・オクス)
      2012年百想芸術大賞テレビ部門 : 大賞 ・ 脚本賞 
内容紹介
物語の概要についてとても分かりやすくまとめてあるので上記リンク先=KNTV HPより企画意図
引用しておきます。
①ハングル創製をした世宗大王の物語。
実録には記載されていないハングル創製の過程、理由と背景、そして創製に真っ向から反対した勢力の理由と背景を類推して創作する。世宗は如何なる朝鮮を夢に描いたのか、またその過程での世宗の苦悩と
我々が想像し得なかった彼の内面を再分析したい。
 
②ハングルに初めて接する民衆の代表カン・チェユンの物語。
王と官僚共に言及する民衆はハングルについて、どんな立場に立って、どんな考えを持ったのだろうか?朝鮮社会で最も虐げられていた奴婢の身分のチェユンを通して、民衆はハングルをいかに受け入れたのか、また、何故、ハングルを創製する王に協力して対抗勢力と戦ったのかを描こうと思う。
 
③愛情の物語
苛立つ孤独な王。憤怒する奴婢。たとえ間違った形をとっているにせよ、朝鮮の建国理念を自身の思想にしている官僚出身の刺客。図らずもハングル創製の中心に立つ奴婢出身の女官。この4人の中心人物の憐憫と信頼、そして対決などが合わさって紡ぎだされる愛情の物語である。
 
朝鮮は性理学の、官僚の、鄭道伝チョン・ドジョンの国家である
経筵制度と司憲府、司諌院、弘文館制度などを核心において王権を制限し、現代の内閣制と似た宰相総裁、すなわち領議政を随伴する政治体制を作った鄭道伝の思想と理想を見せることで、現在韓国民である視聴者に、祖先がどれだけこの国を一歩でも前進させようとしたのかのついての努力と偉大さを見せたい。

⑤朝鮮時代の史劇としては初めて”泮村”を主要舞台に設定
奴婢の集落であるが、儒学村であり、官憲の介入が禁じられた区域であり、蓄財を成せる場所。この奇妙な空間を舞台に、悲喜こもごものエピソードを放出したい。

⑥武術史劇
原作小説は連続殺人事件の推理劇だが、ドラマではそれぞれの殺人事件を、世宗の業績を一つずつ成し遂げていく過程を描き、推理捜査的要素は弱めて、世宗の秘密結社組織と対抗勢力間の闘いには壮大なアクションシーンを導入する。視聴者にスカッとした壮快さを味わてほしい。
まずは制作陣が豪華ですね〜〜。
ベストセラーとなった原作の作者があの「風の絵師」イ・ジョンミョンさん。
ドラマにもはまりましたが、原作も読み応えがありました。骨組みのしっかりした史実とフィクションの掛け合わせは、想像力が駆使されたとても大胆な物語なのに無理がなくて説得力があって、安心して楽しめます。
それから巧妙に張り巡らされた人物・事件のつなぎかた、先の読めないミステリー仕立ての展開がとてもお上手な方だと思いますなんでもこのドラマの構想は20年ほどあたためたものだとか!作家の方の思いがたくさん詰まっているんですね〜
 
演出は「銭の戦争」「風の絵師」チョン・テユ氏。こちらは構想3年だそうです上の企画意図を読めば思い入れの深さがわかるというものですね。
原作では宮中の連続殺人を追うストーリーが中心で世宗大王はあくまで脇だったようですが、ドラマでは世宗は主役陣の一人。企画意図①のように「人間」世宗の内面を抉り出すような演出が加えられ、これがハン・ソッキュ氏のカリスマ性漂う名演技で、とても魅力的な人間味あふれるソッキュ世宗を生み出しています。
 
さらに脚本は「チャングムの誓い」キム・ヨンヒョンさん 「高地戦パク・サンヨン氏。この二人は「善徳女王」でも一緒だったのですね。私はチャングムと善徳しか観ていませんが、どちらも人物描写が丁寧でよいセリフも多かったですし、登場人物への感情移入がしやすくてドラマの世界にどっぷりはまり込むことができました。
世宗の青年時代を演じたソン・ジュンギ君「脚本家がとても有名な方々なので、台本が難しかった」と語ったそうです。確かに難解な言葉(五行思想とか)が多いし、展開はとっても入り組んでいるし、青年世宗の複雑な内面を表す言葉が多くて、難しかっただろうな〜〜と思います。
でもそういう掘り下げた描写のおかげでそれぞれの人物が理解しやすく、サスペンスタッチのストーリーがテンポよく進むなかにも、わけがわかんない〜ともならず(笑)、重厚で軽さのない「正統派・硬派なフュージョン史劇」に仕上がっていると思います
 
総評感想
ネタバレしないように気を付けながら、物語の見どころ織り交ぜての感想をいってみます。
 
冒頭ではまず、世宗父である太宗と世宗の親子の確執が描かれます。
このドラマでは、世宗は本名のイ・ドで呼ばれています。世宗というのは没後につけられた廟号ですから当たり前といえば当たり前です。
序盤から中盤は、そのイ・ド(=ハン・ソッキュ氏)の側近である集権殿学士らの変死と、故・開国功臣であるチョン・ドジョンを祖とする「密本ミルボン」という秘密結社の存在を追ったミステリーでぐいぐいと引き込まれます。
そこにイ・ド暗殺をもくろむカン・チェユン(=チャン・ヒョク氏)の思惑と過去、チェユンとイ・ドをつなぐソイ(=シン・セギョンちゃん)という女官の存在が絡んでくる。
チェユン(幼名トルボク)ソイ(幼名タム)の純愛は淡く切なく織り交ぜられていますが、幸せを願う民の気持ちの象徴でもあります。チェユンの怒りや悩み、疑問は、民のために文字創製の大業を成していく王の苦悩、葛藤に結びつき、解決していくにつれて、大業そのものの意義が明確になっていきます。
 
物語の主軸はハングル創製をめぐる主導するイ・ド側と、これを阻止しようとする「密本」の攻防です。
中盤までは密本の長=本元が誰なのかという謎を追い、意外な展開続きで本当に続きが気になって仕方ない。そして中盤以降はイ・ドと本元の理念対決へと進んでいきますが…
これがすごい。。
 
敵対する二人の心理戦の複雑な絡み合いは緊張感たっぷりで、展開が進むほどに論戦は激しく深くなり、どちらが正しいとも間違っているとも言い切れない理論のぶつかり合いに唸らされ、その決着に最後まで目が離せません。
弱く無知な民のために文字を創ると主張するイ・ド
民を惑わし秩序を乱す根源となる文字など害悪だと主張する本元。
「大王世宗」ワールドを愛するkiokioとしては、一番興味を惹かれくぎ付けにされたテーマでした。
民のため、というイ・ドの言葉に、本当にそう言えるのか、自分を主張するための道具じゃないのか、と、本元が突きつける問いはものすごく現実的です。そうなのかも、とイ・ドならずとも困惑し迷いが生じる。
そういう反対意見を受け止め洗い出していくことで創製の意義やイ・ド=世宗という王様の真の偉大さはどこにあったかを再認識することにつなげていく。きれいごと、上辺だけのとらえ方で片づけられそうなテーマを、本音を抉り出すことで見つめ直していく。
このドラマの最大の見どころはここにあると思います。
 
ただ、この辺りは、やはり歴史的な背景、論戦の根拠となる双方の考え方の基盤を知っていたほうが、理解はより深くなるかもしれません。私には「大王世宗」を知っていたことはとても大きな下地になりましたので。
(もちろん丁寧なセリフ回しで充分、ストーリー的には繋がりますけれどね)
ですので、ただいまお久しぶりに「史劇で歴史のお勉強」記事を作成中です
 
こんな風に書いていくと、難しくて重厚ばっかりに見えてしまいますが、そうでないところがまたこのドラマの魅力です。くすりと笑えるユーモアセンスも随所にあって、これは「風の絵師」ワールドに通じます。演出家さんの持ち味なのかもしれませんね。イ・ドと護衛武士ムヒュル(個人的に一番ツボの方でした♪)の大人のユーモアあふれるやりとりをはじめ、集賢殿学士たち、奴婢たちやチェユンら武官たちのやりとり、泮村での民の素朴な姿、などなど、笑える、こころ和むシーンも盛り込んでいます。
 
それから武術史劇と謳っている通り、ムヒュルをはじめとする剣客たちの武術対決も見せどころで、華麗な殺陣シーンも迫力です
 
本当に、フュージョン史劇の醍醐味、見どころがたくさん詰まったドラマだと思います。
 
ただひとつだけ個人的に残念だったことが。これも7月の記事に書いたのですが、最終話の展開
ここは少々、ネタバレになるかもしれないですので、気になる方は飛ばしてくださいね〜。
 

フュージョン史劇の王道のような「お約束」でまとめられていて、ええ〜〜、またこれなのか〜〜と。。
本当は違った展開を想像して、というか願っていたので、これには相当がっかりしました
でもフィクションとしてのストーリーの盛り上がりからすれば、感動的でダイナミックでクライマックスを飾るにふさわしいともいえますね。「推奴」のように、残念無念な印象は残らなかったので、やはり王道的にまとめて正解だったのかなと思います。

 
それにエンディングそのものがよかったです。特に、ラスト近くで物語の脇にすぎなかったある人物が反対勢力の後事を託される形になるのですが、この壮大なフィクションの物語を一気に史実に戻していて見事につながる。
これは本当に上手かった!わ〜!ナイス!とにんまりしてしまいました
視聴されたときのお楽しみに種明かしはしないでおきます(笑)
 
というわけで、ドラマの紹介と感想を書いてみました。
ケーブルTV放映が終わったので、次はBS放映開始ですね。いったいどの局がゲットしたのかしら。
これはカットされてしまうと、かな〜〜り理解しづらい内容なので、BSジャ○○さんあたりだといいかもしれないんですけれどね。。ボソボソ
とにかくたくさんの方に観ていただきたいドラマです。未視聴の方に思いっきりおすすめしてしまいます
 
さてさて、キャスト紹介と歴史でお勉強記事は、ただいままとめ中です。
なんとか頓挫しないように頑張ってアップしたいと思います

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話題の新作『太陽を抱く月』視聴終了しました。
最近、こういう記事を書いてません。ほかにももっとあれこれ書きたいドラマがあるのに(根の深い木とか)
視聴終了から時間が経過すると書けなくなっちゃいます。なのでこちらは冷めないうちに(笑)
太陽を抱く月 KNTV 全20話 番組HP→「太陽を抱く月」
 
イメージ 1
 
作品紹介
■MBC   2012年1月4日〜3月15日 全20話
■演出  キム・ドフン『スポットライト』『ロイヤルファミリー』 
       イ・ソンジュン『相棒チャクペ』
■脚本  チン・スワン 『京城スキャンダル』『ワンダフルライフ』など
■出演  キム・スヒョン『ドリームハイ』 ハン・ガイン『赤と黒』 チョン・イル『お嬢様をお願い』
       キム・ミンソ『童顔美女』
■原作  チョン・ウングォル 『太陽を抱いた月』2005年、『成均館儒生たちの日々』
 
ざーっとあらすじ(ラストのネタバレありません)
舞台は朝鮮王朝の架空の王の時代。科挙合格者を祝う式典の日。
王世子イ・フォンは、常から慕っている異母兄のヤンミョン君に会うため王宮を抜け出そうとする。弘文館大提学の息女ホ・ヨヌは、主席で合格した兄を見に来た王宮で迷い、変装したフォンと出会う。聡明で美しいヨヌに惹かれるフォン。
ヨヌも後日、忘れられないその若者が王世子と知り戸惑いながらも惹かれていく。
朝廷では病弱な王への発言権を緩めないユン大妃とその外戚筆頭領相ユン・デヒョンが幅を利かせ、王は清廉で公正なホ大提学の助力で権力の奪還を図っていた。その足がかりに王世子の師として大提学の子息ヨム(ヨヌの兄)を抜擢する。ヨムと、武官主席合格者のウンは幼馴染みで、ヤンミョン君も共に大提学の門下として二人と親しくしていた。
ヤンミョンは幼いころからヨムの妹ヨヌを想っている。王の長子でありながら、父王から庶子の立場を厳しく戒められ、立身の道を捨ててすべてを受け入れてきたヤンミョンにとって、ヨヌへの思いだけは誰にも譲れない。
やがて世子嬪候補として、領相の息女ボギョンとヨヌが宮中に上がり、ヨヌが選ばれる。ヨヌをも得られぬと知り絶望して旅に発つヤンミョン君。一方、フォンの妹であるミナ公主はヨヌの兄ヨムに一目ぼれし、なんとか妻になりたいと両親に懇願する。王族になれば官職を与えられない。将来息子を支える右腕にとヨムを手放したくない王は、娘のわがままを退ける。
想いあうフォンとヨヌは婚礼を待つばかり。だが世子嬪を領相息女にと目論む大妃は、宮中の祭事を司る星宿庁の国巫ノギョンの力でヨヌに呪いをかけさせ病に倒れさせる。王宮を去り自宅で息を引き取るヨヌ。悲しみに泣き伏すフォン。
8年後王となったフォンは、心を隠し笑みを見せない冷徹な若い君主として、祖母・大妃と、今は王妃ボギョンの父としてさらに権勢を振るう領相相手に孤軍奮闘していた。心許せるのは尚膳ヒョンソンと、護衛武士となったウン(雲剣ウンゴム)の二人だけ。静養に訪れた旅先でヨヌの幻に導かれ山中で迷うフォン。そこでヨヌに瓜二つの巫女に出会い、道案内の礼にウォル(月)という名を与える。
今もヨヌを想い深い眠りを得られないフォン。王の体調を回復するため、厄除けの身代わり巫女としてウォルが選ばれる。夜間、眠るフォンの傍らで苦しむ様子に胸を痛めるウォル。ある夜、王はその存在を知る。ヨヌの生まれ変わりのようなウォルに混乱し心乱されるフォン。一方のウォル、実は国巫ノギョンに守られ死を免れたヨヌなのだが、ヨヌであった記憶はすべて失っている。ヨヌの面影を自分に求める王を前に困惑しながら、少しずつよみがえる記憶と現実の狭間で揺れるウォル。
大妃らは王妃に触れようともしない王に世継ぎをと迫り、巫女ウォルの存在を逆手に王を糾弾しようとする。巫女を守ろうとする王と、阻む外戚勢力の対立。捕えられ証言を迫られるウォル。一方、同じくヨヌを忘れられないヤンミョン君もまたウォルを知り、今度こそは愛する女性を守ろうと行動に出る。互いのかけひきの錯綜するなか、世子嬪ヨヌの死に不審を抱いたフォンは密かに調べさせ8年前の陰謀の真相に近づいていく。
 
ヨヌはいつ記憶を取り戻せるのか、フォンはウォルの秘密を明かせるのか、そして事件が明るみになった後にフォンを待ち受ける、亡き父が守ろうとした真実との直面、外戚との勝負、兄ヤンミョンの下す決断、等々を織り交ぜつつ、物語はラストへ…。
感想・みどころ・あれこれ
最高視聴率46.1%
これって韓国国民の二人に一人が観ていたことになる。単純に数字だけ考えるとすごい。
主演のキム・スヒョン君は、百想芸術大賞でテレビ部門の男性最優秀演技者賞をとってます。
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ハン・ソッキュ氏、シン・ハギュン氏、チャ・スンウォン氏、パク・シフ氏と錚々たる先輩陣を抑えて24歳という若さで驚きの受賞。視聴率重視偏重の感はいなめないものの、「嬉しい反面恥ずかしい、宿題をいただいたと思って精進します」と素直に語った姿勢は好感度大でした。
 
さて、じゃあ感想はというと。。
 
はい、面白かったです確かに。面白かったんですが、、
深ーい余韻が心に残るドラマが好きなkiokioにとっては、どっぷりはまったというわけでもなく。
気軽に楽しめたってところでしょうか。
序盤から中盤過ぎ辺りまでは点数高かったです。
ただ終盤、謎が解き明かされてからのちょっと甘すぎ〜な演出には苦笑ものでしたけどね〜。
スヒョンくん、かわいいから許すけど、って感じ。
その興ざめな雰囲気でラストまでいったので、最終話もなんとなく冷めた目線で観てしまったkiokioでした。
ま、おとぎ話ですからいいんでしょうけどね(笑)
この物語、一言で言うととってもシンプルな恋物語。
相思相愛の男女が陰謀で引き裂かれ、再びめぐり合い恋を成就するまでのピュアなラブストーリーです。
白雪姫とか眠れる森の美女とか、昔話の王子様と王女様のおとぎ話を李氏朝鮮王朝のセットと装束で美しく盛り上げた感じかな〜。でもいいんです(笑)なにしろ架空の人物ばかり。実在の人物を使っておとぎ話をやられるよりはずっと自然に楽しめます。
原作はあの『成均館スキャンダル』の作家さんです。あのドラマは「伏兵にやられた〜」感じで結構嵌りました。
感想書いてますのでご参考までに〜(→感想記事 ① 
路線的には似てます。軽過ぎず深すぎない。その味付け具合がちょうどいい。読み物としてならかなり想像力をかきたてられてとっても面白そうな設定です。そういう意味ではドラマ化して成功したというのはすごいことかも。
政治がらみ陰謀は出てくるけど、あり得ない王朝専属の占い部署=星宿庁なんてのがあって、のろいで王を襲うし王世子嬪は死なせちゃうし。つまりファンタジーものだから政治云々をそんなに深く追究してない。悪役もおとぎ話に出てくる悪い王妃さまだったり、悪い魔女だったり、程度の扱い方です。
とはいっても、さりげなく心に響くテーマもいくつか盛り込み、なかなか質のよいセリフもありました。
フォン父王がフォンや娘のミナ公主に語る王としての苦悩や立場の難しさ、大提学ホ氏、その夫人が娘や息子に語る親の情の深み、師としてフォンを諌めるヨム文学の儒者としての言葉の重み、また知性豊かな娘ヨヌがフォンやヤンニョン君に向ける真心のこもった言葉の数々、ヤンニョンが口にする王族の哀しみ、やっぱり脚本って重要です。
ちょっと印象的だったシーンをひとつ、ご紹介しておきますね〜。
世子フォンの師匠として若干17歳のホ・ヨム文学が登場したときの一幕。このホ文学、一目見た者はその美しい風貌に見とれてしまうほど魅惑的な天才儒者ですが、人格的にも無欲で美しい心根を持つ非の打ちどころのない若者。しかしフォンは自分と同世代の彼の若さをバカにして師と仰ごうとしない。文学はどう対処したらいいのか悩みます。そんな兄に王世子の人柄を知る妹・ヨヌは謎解きをもちかけてはと勧めます。フォンはその謎解きに理想の君主としての完璧な答えを返すのですが、意外にもヨムの答えはこどもでもわかるような単純なもの。フォンはバカにしたかと怒り心頭、しかし真面目な表情のまま静かに文学はフォンを諌めます。
「ふざけてるのか」
「お気に召さない解答だとふざけていることに?」
「なんだと?」
「経典で答えが得られないものは低俗ですか?」
「子供の言葉遊びが答えだというのか」
「子供の目で見ると 万物が問題になり、万物が答えにもなります。学ぶとき気をつけるべきこと。
1つは答えを知っているとおごること。もう1つは自分が正しいと思い込むことです。
そのおごりと思い込みが邸下の目と心を暗くしていることにお気づきください。
君主の政治だと?正しいお言葉です。
しかしまぶたを閉じたままでは民の生活は見えず、帝王の道も論ぜません。
まず先に学ぶ姿勢をお正しください」
これって原作のままなんでしょうか。そんな気がします。
成均館の記事でもチョン・ヤギョンの名セリフを残したくてセリフ引用しましたが、ここも唸ってしまいました。いいこというな〜と。思わず隣で勉強中の娘を呼んで一緒に観ちゃいました。ちょうど問題解きながら、問題が悪い、自分のせいじゃないとか文句言って荒れてまして(笑)学問するのに大事だよね、こういう気持ち、ってさりげなく刷り込み〜
 
さて、人物設定と役者陣ですが。
まずは主役のフォンとヨヌ子役がもぉ〜〜素晴らしい!
全20話中7話あたりまで引っ張る、ってことは物語の三分の1近く、序盤の18%なんていう好調スタートは子役さんの実力の賜物でしょうね。
 
フォン役のヨ・ジング君ヨヌ役のキム・ユジョンちゃん
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この二人を子役と言っていいのか。立派なベテランと呼びたい(笑)
 
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二人は4年まえの『イルジメ』でも共演してますね。
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なんて初々しいの〜。ユジョンちゃんなんてぽっちゃりして幼児期からやっと抜け出たみたいな。イメージ 19
うちの娘より一つ下。イルジメのときは小学校3年生だもん。それが今は中学1年生。同伊、九尾狐伝、階伯とまだ少女の面影を残していた彼女も今作では知的で落ち着いた良家のお嬢様に成長しました。
 
ジングくんは中学3年生。孤児となって泣きはらしていたイルジメ少年は、恋する女性を守れず哀しみに心を閉ざす孤独な王の思春期を見事に演じてました。
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将来を約束された王世子。飄々としていたずら好きで頭はいいけど皮肉屋でもあり。そんな揺れる思春期の若者が出会う美少女は、年下なのに賢くて毅然とした物腰で歯に衣着せぬ正論を言ってのける。すっかり魅了されていちずに慕い、なんとか心を得ようとあれこれ少年らしく気を揉む様子がとってもキュート。
ついに妻として迎えるはずが、ある日突然失うことになる。わけのわからない不幸に突き落とされ泣き叫ぶ哀れな姿に胸打たれ。。
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やがて老獪な外戚や祖母に屈して意に沿わぬ王妃を迎える日、
ヨヌ(煙雨)とつぶやき掌で雨粒を受け止めながら空を見上げる佇まい…イメージ 3
 
痛ましさに涙を誘われ。。フォンという深く傷ついた若い王の人格を決定付けました。
 
ユジョンちゃんの落ち着いた物腰もまた素敵。将来の王妃にふさわしい気品に満ち、魔術で死に追いやられるときも、最愛の父の気持ちを汲んで薬を飲み干すときも、少女というより女優の風格たっぷりで。
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ファンタジーであんなに恐ろしい形相の九尾狐も迫真の名演技で魅せた彼女ですから、その後の死の場面のファンタジックな演出もお手のものって感じでこなしてました。
この二人から大人役を引き継いだキム・スヒョンssi & ハン・ガインssi、相当なプレッシャーだったでしょうね〜
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というわけで語ってみましたが、気力と紙面が足りなくなってきました〜。
その他の俳優陣や感想もろもろはまた別記事で〜。ちょっと間空きますがそのうちに出します。
代わりに画像をアップしておくので見逃してくださーい
 
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大人役の二人の雰囲気、少しは伝わりましたでしょうか〜??
う〜む。新しいPCで動画加工、アップの技を磨かねば。ではでは。今回はここまでですっ
 
衛星劇場「近肖古王クンチョゴワン」
 
34話まで視聴終わりました。
 
作品紹介、あらすじ、省いて、いきなり叫ばせていただきます。
 
「ヨフィー〜〜〜〜〜〜どうして逝ってしまったの〜〜」
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 まさかこんな最期があなたを待っているなんて。
 
あんまりです。いったい誰の手にかかって…
 
え、ウィ・ビラン!?
 
あなたねーーーなんてことをしてくれるの。ヨフィさまがいったいなにをしたというの。
え?ヨサンヨチャンを、助けようとしたって?
イメージ 1確かに罪人ですけどね、二人は。庇えば罪人と同じ立場になってしまいます。
だからって、なにもそこまでしなくてもーーーーー。
罪人を庇ったからっていっても、足を狙って動けなくするようにするとかですね
大体最初の一撃でかなり痛手をうけてんだから、
あそこでとどめを刺す必要はなかったのじゃ。。??
ウィ・ビラン、なんとか言って見なさい!
 
ヨフィさま、実の兄弟だからといってもね、あの二人はヨグをこれまでも散々困らせてきた厄介者ですよ。
少しはヨフィの男気を見習ったらどうなのよ、とずーっと思っていましたよ、ほんとに。
でもね、義を大事にするヨフィさまだからこそ、二人を見捨てることはできなかったんですよね。きっと。
胸中の苦悩をお察しいたします。どうぞ安らかにお眠りください。。

いや、ほんと。ヨフィ王子は、ポックゴムと並んで、「男の中の男」でいらっしゃいました。
父王のことで、母が手を下したか、兄が手を下したか、ずっと疑っていて、確たる証拠を得るまではヨグを責めずに中立を貫いてました。墓守までしてね。
彼はなにが正しくてなにが間違っているかという芯の部分を、ブレずに保ち続けることのできる心の強さを持っていました。
二人の兄弟のように、嫉妬したり、己を過信したりせず、自分が百済のためになにをすべきか、いつも百済のことを考えて、身を処すことを知っていました。
 
兄のヨチャンも、最後には母親に本音を言っていたくらいです。
どうして私を愛したのですか。私ではなくヨフィだったら、母上の期待に応えられたでしょうに、ってね。
ほんと、そう思います。ヨフィだったら、母から偏愛されてもヨチャンのようにはならなかったでしょう。
あーでもこれって、考えるだけ無駄なのか。結局へ妃にとっては長男が全てだったんですもんね。
 
イメージ 2ヘ妃、演じているチェ・ミョンギルさんの名女優ぶりはみとめます。
好きな女優さんです。
なんてったって世宗のお母上ですし(笑)
しかしこのへ妃はーーー。理解できませんでしたね、最後まで。
ここまで一人の息子を偏愛するなんて。
ヨチャンは末っ子の強みで可愛がられたでしょう。
でもヨフィは、ずっと父の片腕で軍務についていて
それこそ母親の愛情からは一番遠いところにいたんだと思います。
 
 
それを口や態度に出すことなく、自分の分をわきまえて、やるべきことをやればよい、と割り切って生きていたんだと思います。
そんな風に自分を律する姿が、本当に素敵で、だからこそヨグも慕っていたんですよね。なのに、最後まで、お前が命をさしだして兄を救え、って言うなんて。どれだけ身勝手な母親なんだー!!
 
ヨフィは、母の頼みごとを無視できなかったんですね。ほとんど初めて、自分を頼ってくれた母、自分を見てくれた母、その頼みごとが、やっぱり兄のためだったとしても、知らない顔をして生きていくことはできなかったんでしょうね。。
うううううう。。だからってだからって。。なぜですか!?って私もヨグと一緒に叫んでました〜〜〜涙
 
演じていたイ・ビョンウクさん「大王世宗」ではかのキム・ジョンソの若かりし頃を熱演されてました。
伝説のジョンソ将軍、まっすぐで豪胆なイメージがぴったりでした。
「ソウル1945」では悲しい役どころでした。あの電気椅子〜〜 でも最後のほうでは愛する女性にめぐり合ってしあわせになって、よかったですけれどね。「金萬徳」の商人は、ちょっと悪役でしたねー。
でも悪役然としてないというか、状況を読めない愚か者、って感じでしたけどね。
いずれにしても好きな役者さんです。史劇、お似合いですので、もっともっと出て欲しいです。
 
ところで「大王世宗」つながりといえば、プヨジュンの長子プヨミンは、世宗のすぐ上の兄孝寧大君だし、へ妃のライバルだったプヨジュンの正妃は、世宗お母様のハン尚宮でしたねー。
尚宮さまは結局王后さまには、勝てないのでした。あ、でも生き延びたのはハン尚宮だから、結局勝ったんですね(笑)
 
「近肖古王」クンチョゴワン、面白くて、やっとヨグが王になって、これから百済再建を目指していくんでしょうね。
同じ百済ものでは「階伯ケベク」も面白いのですが、どっちを見ていても思うのは、百済って王族同士の足の引っ張りあいがひどかったんだな〜と。身内でこんなに揉めていたら、敵につけ込まれてもしょうがないでしょうね〜〜。だから百済は統一王国にはなれなかったのね、と納得してます。
 
久々の「王女の男」以外の韓ドラ記事でした(笑)

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