政策の窓を開けようinNY

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アメリカで今年何がすごかったか?ときかれたら、筆者が一番に答えるのは You Tubeの普及だ。
You Yube に代表される個人による投稿ビデオを介したソーシャルネットワーキングの普及と影響力の拡大は、すさまじかったの一言につきる。
You Tube をはじめとするウェッブのビデオ共有サービスでは、個人が携帯やビデオカメラで撮影した映像が投稿された瞬間に世界中に公開される。
個人の情報発信力が、既存のメディアを超える時代がやってきたことを、あらためて印象付けたのが今年一年だった。

以前紹介したマークハルペリン氏の本の中でも、インターネットはもはや政治への影響力においてテレビや新聞を凌駕するとあった。
今年の中間選挙では、You Tube がまさにそれを裏付けたかたちだ。
たとえば、候補者の選挙演説はかつては会場参加者だけが共有する情報だった(テレビカメラが入っていれば別だったが)。
しかし今はビデオ共有サービスによってまさにタイムリーに、その映像と音声が全米に流れるのだ。

中間選挙では様々な候補者の演説での失言が、かつてないスピードで全米に伝わり、実際何人かの候補者は対応が後手後手に回って自滅し、選挙戦の大きな流れまで変えていくことになった。
また、既存のメディアもこうした状況の後追いが精一杯といった状況だった。
選挙は現場とウェッブで起きていたのだ。

今年、You Tube のあまりに速い普及は、様々な波紋を呼んだ。
既存のテレビメディアは、映像の著作権をたてに、その動きを止めに入った。
さらに10月にはGoogleが YouTubeを16億5000万ドルで買収すると発表した。
どちらの動きも、急成長するオンラインビデオ市場をいち早く取り込もうとする戦略だ。

アメリカ・タイム誌の「2006年の顔」は「You〜あなた」だった。
この投げやりとも思える命名が既存メディアの敗北宣言に聞こえたのは、筆者だけだったのだろうか?

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