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告白

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法律があなたを守るとしても、私はあなたを許しません。

【日付】 平成22年6月5日(土)
【監督】 中島哲也
【出演】 松たか子、岡田将生、木村佳乃
【評価】 4.0 ★★★★

女教師・森口悠子の3歳の一人娘・愛美が、森口の勤務する中学校のプールで溺死体にて発見された。数ヵ月後、森口は終業式後のホームルームにて「私の娘はこの1年B組生徒二人に殺されたのです」と衝撃の告白をし、ある方法にてその二人の生徒に復讐する。そして4月、クラスはそのまま2年生に進級。犯人のひとりAはクラスのイジメの標的になっていた。そして、もうひとりの犯人Bは登校拒否し、自宅に引きこもっていた…。(goo)



イメージ 1「パコと魔法の絵本」は大好きだけど、「嫌われ松子の一生」「下妻物語」とか、他の作品はあまり合わなかったりとσ(・ω・。)的に差の激しい中島哲也監督の最新作。
でもやっぱ、期待しちゃうかなぁ〜♪

冒頭から、絵とマッチしない軽快な音楽♪なんかいきなり中島作品っぽいなぁ〜
そして、おもしろいとかおもしろくないとか別にして、ドえらい作品を作ってくれましたっ!!
予告やポスターから、ある意味ぶっ飛んだ作品だなぁ〜と期待してたけど、うわぁ〜〜これはぁ

イメージ 2『私の娘は、このクラスの生徒に殺されたんです。』
という、とても担任教師が教室で言うはずのないショッキングなセリフ!
この教師、森口悠子の告白をきっかけに、推理小説よろしく、森口が犯人を捜そうとするが、イカれた生徒たちに翻弄されて・・・ミステリー展開を予想してたのに、その逆だったね。
推理ではなくて、何人かの告白によって事件の真相が明らかになっていく。
それに、イカれてたのは生徒たちではなく、娘を失った森口の方でした。
まぁ、確かに教室でこんなセリフを吐いちゃうくらいだから、正気ではないわな。

イメージ 3とにかく、この森口、それを演じた松たか子のイカれっぷりが見事なんだわ!
冒頭の長い長い教室での森口の告白シーン。
ワンカットかと思うくらい、ひたすら松たか子が長いセリフを言う。
これがまた、森口の教師としてのポリシーらしいが、騒ぐ生徒たちに対して、冷静に淡々と丁寧な言葉で、次から次へと教師にあるまじき言葉を発していく。
当然、その衝撃の告白に、いちいち生徒たちは騒ぎたてるんだけど、森口の方が圧倒的に場を支配してたねぇ〜。時折、いきなり生徒の腕をつかんだりする緩急ある動きがマジ怖い!
冷静な狂気ってヤツだったね。

イメージ 4驚いたのは、どんな構成や展開であっても、さすがに肝心の犯人AとBの正体は、終盤までお預けでしょ〜〜と思ってたら、どんどん特定できる情報を言い放っちゃうんですけどっ!
それどころか、完全にカメラはその2人を捕えてるしっ!
これは完全に予想外。このシーンは松たか子の迫力があり過ぎて、いっそ、このシーンで終わりのショートムービーでもいいんじゃね?くらいに思っちゃった^^;

けど、当然にこれはほんのプロローグでしかなかったわけだ。

イメージ 5あの牛乳にしても、なんてしたたかで効果的な復讐方法なんだ!と感動したね〜
それだけでも十分な恐怖を与えられると思うけど、そうだわな、現実問題として、そんなんで100%感染するわけじゃないし、森口の目的は、そんな『命の重みを考えてほしい』だなんて、良き教師の教えみたいなぬるいものじゃなかったわけだ。
もっと現実的で、ちゃんと復讐にならなければ意味がない!
狂気のなせる、この奥の奥まで計算つくされた復讐劇は、予想をはるかに超えて本当に衝撃的だったなぁ〜!
まさに“ジョーカー”!

イメージ 6そんな森口の復讐劇も、冒頭のシーンが終わると、意外にもあっさりとなりを潜めてしまう。代わりに少年Aを軸として、事件の真相が見えてくるんだけど・・・
こいつもイカれた天才なのか、ただのアホなガキなのか、よう分からんねぇ〜。
けど、あんなわけの分からんガキって今の時代多そうで怖いわっ。
少年Bもね。弱いだけに本物っぽい。天然なだけにAよりタチが悪いかも。されにタチの悪いのは、その母親!モンスターペアレンツってやつ?あんな分別のない親で、子供がまともに育つわきゃぁないわな。ある意味、自業自得だったり。
結局はAも注目を集めたいだけの淋しいガキなんだよね。一見崇高に見えても、そのガキのレベルまで降りてってがっぷり四つで付き合ってやった上で、最後は上から思い知らせる、超スパルタともいえる復讐を兼ねた教育だったのかも。

イメージ 7ちょっと中盤は淡々としてるんでダレた部分もあったけど、終盤はそうくるかっ!?と唸らせられた。
終盤の松たか子は、さすがの演技だったよね。ラストのあの表情なんてさ(;゚Д゚)

そして、それまで極力抑えていた、中島監督らしい華美な映像。それが、文字どおり爆発となって、それまでのうっ憤を晴らすかのように見せつけてくれた。あれはスゴかったなぁ〜
いつもの色鮮やかな映像ももちろん好きだけど、今回のようにトーンを落とした感じも、内容とよく合っていて印象深いよね。

決して好きな作品ってわけじゃない。異常性の中に、妙に現実味があったりして、そんなリアリティがなんか不快だったり。
けど、やっぱこれはスゴイわっ!


           

閉じる コメント(36)

さくら♪じゃぁ、次はさくらへの告白記事を書くヨ(笑)
やっぱ松たか子はうまかったねぇ〜〜
けど、かなり原作もおもしろいらしいから、ぜひそちらから〜

2010/6/8(火) 午後 4:59 ハイダウェイ 返信する

もっさんさん♪もしこれが、中島色じゃなくて、そのままダークなまま真面目に描かれてたら、とても観てられなかったかもしんないね。
ダークだからこそ、ポップに救われた

2010/6/8(火) 午後 5:01 ハイダウェイ 返信する

もっさんさん♪そうそう、牛乳や雨のスローね!告白のセリフをバックにすごく印象的でした!

2010/6/8(火) 午後 5:01 ハイダウェイ 返信する

とりこさん♪ひょっとしたら観るタイミングを選ぶ作品かもね。
おすすめかぁ〜〜(。・ω・)ノ゙「孤高のメス」でっ!

2010/6/8(火) 午後 5:04 ハイダウェイ 返信する

katsumiさん♪原作も読んでるんだっ!!どうかなぁ〜〜原作のイメージをちゃんと映画化できてるかなぁ〜〜
でも、マジでそう思った。いろんな意味で、スゲーなぁ〜これ!って

2010/6/8(火) 午後 5:05 ハイダウェイ 返信する

カルさん♪やっぱ好きじゃないよねぇ〜〜
衝撃的ではあるんだけど、感動するとか楽しいとかがなく、やっぱ根本的に暗すぎで。。。

2010/6/8(火) 午後 5:06 ハイダウェイ 返信する

yucatさん♪ホント暗い内容だったよね。
中島監督が、独特の表現で微妙にポップに仕上げてくれた部分もあったから、まだ救われたよ。
マンガ版もあるの?それなら読めそうだなぁ〜

2010/6/8(火) 午後 5:07 ハイダウェイ 返信する

ちぃずさん♪30分もありましたかっ!!つまんないとかじゃなくて、この長い告白シーンは何分?と時間が気になっちゃったよ。
あれで終わってもある意味納得したり(笑)
もう1回は〜・・・いいかなぁ^^;

2010/6/8(火) 午後 5:09 ハイダウェイ 返信する

ね〜かなり不快なお話なんだけど、この魅力は何?って感じでしたよね。中島監督恐るべし。そのまんま、リアルにドラマにしたら、とても観れなかったかも。。^^;
トラバさせて下さいませ。

2010/6/8(火) 午後 10:04 恋 返信する

これ、たしか原作がすごいんですよね。
私は怖くてまだちゃんとは読んでいないのだけれど、
読んだ人の話を聞くと大抵そんな感想。

映画みたいけれど、その前に本を読みたいような・・
どうしようかな・・

2010/6/8(火) 午後 10:51 アンジェ 返信する

恋chan♪そうそう、やっぱその魅力は中島監督の腕だよねぇ〜〜!
中島監督のおかでげで少しだけポップな気分で見えましたねぇ

2010/6/9(水) 午後 0:47 ハイダウェイ 返信する

アンジェさん♪らしいね。読み始めると、グイグイ引きこまれるって聞いたよ。
独特の中島ワールドで包まれてるとはいえ、やっぱ原作読んでからだとがっかりするかもよ〜

2010/6/9(水) 午後 0:48 ハイダウェイ 返信する

凄かったですね〜告白って言うからどんなんだろ?って思ったら、
人ぞれぞれの自己中告白で、その映像がまた美しい、、、
AKBが歌ってるのを見ながら人殺しの話しをするって、、
怖いね、、でもそれがまた普通の中学生って感じがして良かった
TBさせてください。

2010/6/10(木) 午後 10:56 くらげ 返信する

くらげさん♪スゴイだろうという心構えはあったけど、それを簡単に超えて行かれヨ^^;
人間の心理面の醜さを、美しい映像で包んでたよね。だから、なんとか見れたって感じだ。

2010/6/11(金) 午後 4:52 ハイダウェイ 返信する

中島監督らしくない作品でしたがこれはこれで素晴らしかったですね!!!
TBお願いします!!!

2010/6/12(土) 午後 3:08 saeki371171 返信する

Saekiさん♪でも、根底には中島監督らしさが見えましたよね。

2010/6/13(日) 午前 7:27 ハイダウェイ 返信する

昨年原作を読んだ時ちょうど長男坊が中2でしてより衝撃的でした〜長男坊も観たがってましたが、まだ14歳…でもまだ観ない方が…ね…^_^;役者さんの怪演も凄かったですが、中島ビジュアルもドンピシャでした☆彡
TBさせて頂きました↓

2010/6/13(日) 午後 2:12 沙粧 返信する

ゆりりんさん♪うわぁ〜〜〜ドンピシャ年代の子供がいると、また怖さとリアリティが違うんでしょうねぇ〜〜
うん、見せん方がいい。変な風に感化されても怖いしねぇ〜^^;

2010/6/13(日) 午後 6:43 ハイダウェイ 返信する

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静かに淡々とした告白から始まった作品が、数々の衝撃的なシーンを経て、
あの爆発へと持ち込んでいく展開、最後までまったく目が離せないストーリーでしたね。
松たか子の憎しみに燃えるような目が印象に残ります♪。

2010/7/3(土) 午後 8:35 ffa**77 返信する

ふぁろうさん♪最初もとても静かだったけど、十分衝撃的なシーンでしたね。静かでも盛り上がっても、どっちも狂気を感じさせる演出が見事でしたぁ

2010/7/6(火) 午前 7:53 ハイダウェイ 返信する

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