映画と株とモルディブの毎日

ノルウェーでまったく雨に降られなかったヽ(・∀・)ノ♪

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風立ちぬ

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風が立つ、生きようと試みなければならない

【日付】 2013年7月20日(土)
【監督】 宮崎駿
【出演】 庵野秀明 、瀧本美織 、西島秀俊 、西村雅彦 、スティーブン・アルパート 、風間杜夫 、竹下景子 、國村隼 、志田未来 、大竹しのぶ 、野村萬斎
【評価】 4.5 ★★★★☆

大正から昭和にかけての日本。戦争や大震災、世界恐慌による不景気により、世間は閉塞感に覆われていた。航空機の設計者である堀越二郎はイタリア人飛行機製作者カプローニを尊敬し、いつか美しい飛行機を作り上げたいという野心を抱いていた。関東大震災のさなか汽車で出会った菜穂子とある日再会。二人は恋に落ちるが、菜穂子が結核にかかってしまう。(シネマトゥデイ)


イメージ 1GW明けくらいからほとんどの映画の本編前に『4分間の予告編を〜』と何十回と見せられ続けて、ほとほと飽き飽きしていた。(TOHO系だけなのかな?)
その予告編以上の内容が本編にあれば良いのだけど、予告が最良ってオチもしばしばあるしな・・・と。

ところがところが、ヨカッタ!すごくヨカッタ!
もう一つの心配はいつもの宮崎駿作品、ジブリ作品らしくないということだった。
魔法も財宝も出てこない、夢やファンタジックな要素は皆無ということだ。
しかも、戦争、関東大震災、病、恋愛など重い素材が多そうだし。

イメージ 2予告を観る限りでは、関東大震災がかなり大切な要素になるのだと思っていた。
きっと宮崎駿も、数年前の東日本大震災を目の当たりにし想うところがあったのだろう。
そういう気持ちもよく分かる。だけど、そんな時こそ宮崎駿のキラキラしたいつもの世界観で、多くの人を幸せにしてあべるべきなんじゃないかと思っていた。

確かに本編を観ても予告から感じた素材がほとんどだ。
しかし予想と違ったのが、関東大震災が序盤の早い段階に起こり、震災に関してそれほど詳しい描写も尺もなかったということだ。
もちろん、震災後の大火災で、焼け野原となり何もなくなってしまった風景は、東北の津波のそれと重なるものもあったが。

イメージ 3序盤の震災から、日本はたくましく急速に復興をしていく。
むしろその姿をしっかり見せようというのだ。
そして、急速な復興は勢いがつきすぎたのか、破裂しかない戦争に向かって行くんだけどねぇ・・・

主人公はゼロ戦を設計した飛行機の設計者である堀越二郎だ。
実在した人物なのかな?ってことは実話とか伝記??

子供の頃から飛行機で空を飛ぶことだけを夢見るキラキラとした青年だ。
序盤の少年時代の夢の世界は、多くの人が期待するジブリ映画のそれとマッチしていてイイ映像だったなぁ〜

イメージ 4個性的な和製飛行機、空から来る怪しい謎の集団・・・
この世界の続きが見たい!と思った。

また、何度も夢の中に登場するイタリア人の飛行機設計者カプローニとのやり取りも、ちょっとファンタジックでジブリっぽい。
そうか、このカプローニはずいぶん風格や言葉に力があると思ったら野村萬斎が演じていたか!

飛行機というのはすごく夢があるのと同時に、兵器としての現実もある危うく裏腹な存在。

イメージ 5今の時代なら純粋に二郎の飛行機熱を形にできただろうが、この時代はひたすら飛行機=兵器の時代だ。
それでも二郎始め、三菱の飛行機技師たちのなんとキラキラした姿だろう!
自分たちが作った物を飛ばす事に本当に夢中になっている!

そんな姿が戦争の暗い雰囲気を感じさせずにいさせてくれる。
逆に、二郎が保養に訪れたホテルで出会った外国人、予期せぬところで戦争への不安を感じさせる。
あの表情、目もジブリの魔法使いのようだったなぁ。

イメージ 6里見菜穂子との恋愛もそうだ。暗さを感じさせない。
出会いも震災発生ど真ん中という最悪のタイミングだったのに、後で菜穂子が言うように王子様との出会いのようで素敵だった。
その後は、“お嬢様”の方じゃなくて付き人の方とフラグか!?と一瞬心配になったけど、かなり間を空けての再開、そこからの恋愛プロットは爽やかでヨカッタですねぇ〜〜

結核で伝染るの?遺伝するの??
吐血するようなショッキングな病状、映像もあるのだけど、全体的には淡く素敵な姿だった。
詳細には描かず、綺麗な時間だけを見せてくれたのがネ(゜-Å)

イメージ 7その健気さが本当にキュンとくるし切ないんだぁ〜〜
あのお嬢様がイイ女に育ったもんだ。

そりゃ飛行機の夢に生きる男の姿はかっこいいんだけど、不治の病に伏せる愛する人に寂しい思いをさせて、それどころか空気の悪い東京、横でタバコを吸うだなんて、どうしても納得ができない部分もあった。
黒川が言うように二郎のエゴじゃないのか?って。
(この黒川も最初は嫌な男かと思ったが、ホントいい人だったなぁ)

最後は夢オチじゃないが、ずいぶん綺麗にまとめたもんだ。
しかし、ドラマとしてすごく見応えがあり、いつもらしくない素晴らしい作品だった。(いつもの宮崎作品を期待する人は見に行っちゃダメだ!)
連ドラ化されてもいいのになぁ〜〜


閉じる コメント(6)

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初コメ失礼します
私も、いまロードショーで観て来ました。
あの時代を淡々と描いていて、この作品は宮崎監督の趣味がすごく出ているなあ〜〜と感じました。
子供や、いつものジブリのファンタジーを期待して観にいく人には勧められないけど、静かに胸に響いてくる作品でしたね

2013/7/21(日) 午前 1:30 まこっちゃん

絶対に観に行こうと思っています!!!
ジブリは物語もだけれど映像が好き。
今回は初めて実在の人物を主人公にしているということだけれど、
どんなふうに描いているのかとても楽しみです☆

2013/7/21(日) 午後 8:51 アンジェ

まこっちゃんさん♪訪問ありがとうございます。
ジブリっぽくないというと語弊があるけど、良質なドラマって感じで見ていて心地よかったです。まぁ、結末は切ないですけどねぇ。

2013/7/30(火) 午前 9:34 ハイダウェイ

アンジェさん♪もう観た?
こういう地に足がついた物語も上手いんだなぁ〜と改めてジブリの可能性を感じたヨ

2013/7/30(火) 午前 9:35 ハイダウェイ

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庵野秀明の声がどうかなと思いましたが、聞いているうちに慣れました。
その分、周りの声優陣が素晴らしい。野村萬斎もまさに。
ファンタジーではなく、日本の過去の現実を描いたストーリーですが、
さすが宮崎監督らしく、いろんな意味で夢のような美しい仕上がりでした♪。

2013/8/17(土) 午後 10:18 ffa**77

ふぁろうさん♪あの声ねぇ〜、序盤の若いころはさすがに違和感があったけど、成長するにつれて慣れましたね。
Noファンタジー、これが宮崎駿の新境地として定着するのかなぁ?

2013/8/20(火) 午前 9:15 ハイダウェイ

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