癇のムシ

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母を困らせて〜〜

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長泣きする子はオオカミの子


 私は4歳の頃までは泣き出すと、止まらない子供だった。

泣いてる私の傍でとほうに暮れていた母が歌っていた。

「長泣きする子はオオカミの子〜〜」

 母は柔らかいメロディをつけて語りかけるように歌った。

「長泣きする子はオオカミの子〜」

 何度も何度も母はゆっくりゆっくり関西なまり風のメロディで歌った。

私は今でも憶えているよ。

その声を聴きながら〜涙が次から次から出て〜出て〜

そして甘ったるく心がほぐれて〜眠くなって行く心地よい気持ちを〜〜〜

癇のムシが強い子にはやいと


 その優しい母が鬼になる時。

チリゲ?という背中の壷にお灸をすえる時。

うつぶせにされた私のお尻にまたがった母は左手で頭をしっかり押さえ込み

背中にモグサをおいて火をつける。

全く、怖い母だったな!

でも不思議に気持ちが落ち着いて心が楽になったのを思い出す。

現代では、子供のイライラに なす術もなくご機嫌とって

ものを買いあたえたり、言いなり放題に甘やかしたりしていないだろうか?

 すぐに検査をうけさせて「発達障害」をうたがったりしてはいないだろうか?

日本の先人の知恵をもっと信じてはどうでしょうか?

 子供は成長過程に於いて脳の発達と言葉の発達がアンバランスになる時期がある。

叱らないで、寄り添うことの大切さ、そして愛のムチ

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