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【八坂神社】
八坂神社は1200年前に大陸の高羅から来朝した八坂氏の豪族が牛頭天皇を祀った事から始まり、仏教釈迦の誕生地・祇園精舎の守護神・午頭天皇と同じ性格を持つ日本の神道の神・素戔嗚尊が習合し、明治の神仏分離まで二つの神様が同一化されて信仰を集めました。神仏分離以降は素戔嗚尊を祭神とする神道の信仰になり、“八坂”の地名をとって八坂神社と名を改めました。今でも八坂神社のことを仏教名の「祇園社」や「祇園感神院」の呼称で“祇園さん”と呼ぶ京都人も少なくありません。
 
祭神の午頭天皇、素戔嗚尊は疫病をはやらせる神で、平安時代に疫病を慰め和ませるために御霊会が行われました。その御霊会が疫病退散のお祭として定着し、今日の祇園祭の形になりました。
参拝者で賑わう八坂神社本殿
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 【八坂神社・大神宮社】
八坂神社本殿の東南に「大神宮社」というお社があります。“大神宮”とは総氏神の伊勢神社の正式名称で、私たちが呼んでいる名称の“伊勢神宮”は通称になります。その伊勢神宮のお社が八坂神社の境内にもあります。このお社は伊勢神社で数年前に行われた式年遷宮のときに廃材となった木材を八坂神社が譲り受けてお社を立て直されたのでとてもきれいです。伊勢神宮で式年遷宮されたときは廃材をこのように各神社へ譲渡されるようです。
大神宮社
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 大神宮社の祭神は太陽の神様であり素戔嗚尊のお姉様の「天照大御神」と、衣食住の神である「豊受大御神」がお祀りされています。伊勢神宮と同じ、天照大御神の内宮豊受大神宮の外宮が作られています。
内宮と外宮
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 【八坂神社・悪王子社】
次は、この大神宮社の左隣に「悪王子社」というお社をご紹介します。悪王子は日本神話に出てくる八岐大蛇(やまたのおろち/八つの頭と八つの尾を持ったいきもの)を退治した若き日の荒々しい魂を持つ荒御霊(あらみたま/荒魂)の素戔嗚尊がお祀りされています。荒御霊に対して柔らかな心を持つ和御霊(にぎみたま/和魂)があり、神様は生まれたときは荒々しく、だんだん柔らくなって和御霊を持つのだそうです。この“悪”は“わるい”というよりは“強い”という意味があるようです。京都には「悪王子町」と「元悪王子町」という町名が残っています。
荒魂を祀る悪王子社
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 【八坂神社・美御前社】
悪王子社の隣のお社は「美御前社(うつくしごぜんしゃ)」といいます。美御前社には誉れ高い宗像三女神の多岐理毘売命(たぎりびめのみこと)、多岐津比売命(たぎつひめのみこと)、市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)が祀られています。宗像三女神は「日本書紀」では天照大御神から航海の安全を守護するように命じられたことから航行の神として紹介され、後に大陸などへの海上交通を守護する海上安全、交通安全、九州玄界灘の神様として崇められるようになりました。
 
そして、神仏が習合した時代は三女の中でもひときわ美人で秀でた市杵島比売命が仏教の七福神の一つでもある女神の弁財天と、同じ性格を持つことから同一視され、美貌の神様としても信仰を集めました。ちなみに平清盛が建てた厳島神社の祭神も市杵島比売命です。八坂神社の美御前社殿でお参りされた後は、社殿前の湧水の“美容水”を数滴お顔につけて参拝者は帰ります。身も心も美しくなりますようにと祈願して…。
美御前社・身も心も美しく
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 【円山公園】
次は八坂神社の境内でもあった円山公園を訪ねました。円山公園は明治19年に太政官布告に基づいた公園地として指定された京都市で最も古い公園です。自然の丘陵をうまく使った回遊式日本庭園で京都市府民のみならず世界の人々に愛される行楽地となっています。
円山公園
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【円山公園・吉水草庵安養寺】
円山公園あたりは平安初期に“真葛ケ原”と呼ばれて、地名のとおり真葛やすすき、茅、萩などが一面に広がる原野であったようです。延暦年間、ここに最澄が創建した天台宗のお寺がありました。1175年そのお寺は、比叡山で修行を終えた法然上人吉水草庵(境内によい水が湧き出でてその水は「吉水」と呼ばれそのほとりに庵を結んだので吉水草庵)を結んで専修念佛の布教伝導を三十数年行った歴史上大切な場所になります。
 
吉水草庵は後に1190年〜1199年の鎌倉時代、慈鎮(慈円・関白九条兼実の弟)により安養寺となりました。江戸時代になると「慈円山安養寺」と正式寺名でよばれるようになり、“慈円山(じえんざん)”の“慈”だけを取った「円山」(まるやま)がこの一帯の地名となりました。
吉水草庵・安養寺
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 【円山公園・安養寺塔頭の六阿弥】
江戸時代初期、安養寺では六阿弥(左阿弥、春阿弥、也阿弥、庭阿弥、正阿弥、連阿弥)と呼ばれる塔頭がありました。江戸時代後期になると六阿弥の僧坊は貸し席、料亭へと変化して酒・飲食をもてなす水茶屋的な存在の六阿弥と呼ばれるようになりました。1799年の“都林泉名勝図絵”では、東山の斜面にそびえ立つ貸座敷や、三階建ての建物から洛中を眺め楽しむ人たちの様子が描かれ、当時の様子を伺うことができます。江戸時代の末には桜の木が植えられ花見の名所となり、今日ある円山公園の「祇園の夜桜」の始まりです。
六阿弥の影もない東山の裾野
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 【円山公園・明治時代の六阿弥】
明治時代になると社寺上知令により祇園社(八坂神社)と安養寺の境内が一部没収され六阿弥に近代的な要素の文化が入ります。東山の山際に西洋式ホテル(京都市最初にできたホテル)や、楼閣建築の吉水温泉(人工の鉱泉風呂)など、林立するホテル群の歓楽地として変貌しました。ちなみ今のウェスティン都ホテル京都の前身「也阿弥ホテル」も明治12年(1879年)に開業していました。明治39年頃になると度重なる火災などで歓楽街は廃れて歴史を終えています。寂しくなった歓楽街の様子を夏目漱石が日記に記しているとか…。しかし、1849年に料亭となった左阿弥だけ唯一存在し、かつての六阿弥の面影を今に伝えています。
東山の裾野
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唯一残る料亭左阿弥
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左阿弥玄関
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 【円山公園・吉水弁才天堂】
料亭左阿弥の近くに安養寺の飛び地境内として境外仏堂の吉水弁財天堂があります。祭神は弁財天で鎌倉時代に安養寺が建立されたときに慈円が鎮守として弁才天を勧進したのが始まりとされています。吉水は古くからこんこんと良い水が湧き水の音を奏でることから水の神様である弁才天が祀られたのでしょうか。またこちらでは文字が弁財天ではなく弁才天の“才”が使われていることから才能にあやかりたいと技芸上達の祈願で参拝に来られるそうです。
吉水弁才天堂
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 【円山公園・大正時代】
さて、大正時代初期には廃れた円山一帯を再整備する事業がスタート。「平安神宮神苑」や「無鄰菴」を手掛けた造園家の七代目・小川治兵衛が円山エリアの再構築にあたりました。“植木屋治兵衛”を略して「植治」と呼ばれることもあります。東山連峰の山裾の傾斜地と円山の平地を上手く利用して、ホテルなどの建物があったところに植樹したり、琵琶湖疏水から水を引いて滝をつくり人工の小川をつくりました。小川の上流から下流にかけて趣向を凝らした樹木が植えられるなど情緒豊かな風景を緻密に計算して円山公園が出来上がりました。人の手が加えられた人工の庭でありながら東山連峰に沿うように樹木が連なっている風景は自然の営みでできた庭に見えてしまうくらい素晴らしい公園であると思います。
円山公園を流れる人工の小川
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 【円山公園中央・枝垂れ桜】
円山公園の中央には有名な桜の“一重白彼岸枝垂桜(ひとえしろひがんしだれざくら)”があります。現代は二代目です。十五代佐野藤衛門氏が初代の桜から種子を採取して育成し昭和24年に植栽したものだそうです。
二代目の枝垂れ桜
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 今回は円山公園付近の散策でしたが、神社仏閣はさることながら円山公園にはいろんな歴史が詰まっていたのだとびっくりしました。貸座敷化した六阿弥の歓楽街はたぶん小さな有馬温泉街のようなものがあったのではないかと想像しているのですが、そんなものは微塵も存在しない今の円山公園にほんとに驚きます。その風景を抹殺するかのように日本庭園を造り上げた植治さんもすごいと思いました。
 
ほんとに日本人・京都人はすごいと思う散策でした。

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