Monologo di Mammo

暫く、休止いたします。訪問が出来なくてすいません。

全体表示

[ リスト ]

 先日、新宿でグランマ・モーゼス展を見てきた。

 グランマ・モーゼスについては、昨年テレビでその名前を知ったばかり
であるが、新宿でフランスの画家のアンドレ・ボーシャンと共に、展示さ
れていた所に行ってきたものである。

 グランマはグランドマザーの略で、75歳から絵を描き始め101歳で
亡くなるまで絵を描き続けた。テレビで見たその絵は技術的には拙いものの、
農村の風景をパノラマ的に描き、そこに描かれている人々と併せて、ほのぼの
とした暖かさのあるものであった。油絵というよりは、刺繍の延長であり、
人物は描かれていても、その顔には目と口が黒い点で描かれているだけである。

 農家の主婦であった彼女は、余った毛糸を使って刺繍を作り、孫や友人に
贈っていたが、リューマチを患い(そういえば、最近見たルノワール、コロー
も同じ病気だったし、私も実はそれを患っている。)、針を刺すよりも絵筆
の方が簡単であろうという娘のアドバイスで、針を絵筆に持ち替えたのである。

 本格的に描き始めたのは75歳からで、画壇へのデビューは何と80歳で
ある。ボーシャンも元は園芸家であったが、彼の絵が知られたのは48歳の
時であった。何事でも、その素質がありさえすれば、何時始めたかは問題で
はないことを示唆している。

 購入したポストカードを紹介する。まずは、初期の作品の「夕暮れ」である。
夕焼けとたたずむ犬が印象的である。

イメージ 1


 「そりに乗って」 そりに乗って遊ぶ子供達が描かれている。。

イメージ 2


 「丘の秋」 丘の高い所から紅葉が始まる。

イメージ 3


 「春うらら」 桜かどうかは解らないが、ピンク色の花が印象的。

イメージ 4


 「シュガーキャンディ」 これから祭りが始まるのか、そりでワイン等を
運んでいる。

イメージ 5

 
 絵自体は、有名な大画家の絵と比べれば、やや物足りなさを感じないでは
ないが、絵の持つほのぼのとした温かさと彼女の素晴らしい人生に魅了された。

 ボーシャンの作品は、得意な樹木や花のほか、宗教画もあったが、私には
漫画的にしか見えなかった。

 この展示は、損保ジャパン東郷青児美術館で行われたが、驚くべきは、展示
されたモーゼスの22点の作品の殆どが、この美術館の所蔵であることだ。
係員に損保ジャパンの元の社名を聞いたら、安田火災海上だとのこと。この
会社へは、我が家の火災保険として何十年も払い続けたことを思い出した。
常設展示では、ゴッホのひまわり、セザンヌ、ゴーギャンの作品も見られ、
改めて火災保険会社の資金の潤沢さに驚かされた。


 

 

閉じる コメント(8)

こんばんは〜(*^_^*)
グランマ・モーゼスの絵は童話の挿絵のようですね。明るくてほのぼのとしてて、わたしもポストカード持ってますよ。
80才で画壇にデビューですか!アポリジニ画家のエミリー・ワングレーも80才からですが、絵が全く違います。
またガーデニングのターシャさんも思い出しました。
才能に包まれながら長生きするなんて羨ましいですね。
アンドレ・ポーシャンは世田美の「アンリ・ルソー展」で初めて見ました。素朴派の一人なので、確かに漫画チックですよね。宗教画もあるんですか!どんなのでしょう。ネットに出てくかしら。調べてみます。損保ジャパンは小さな美術館ですけど、集中して見る分にはちょうどいい大きさですよね。
たまに行くと、高僧の窓から得体の知れない建物が見え、驚きます。

2008/9/4(木) 午前 0:11 les fleurs 返信する

顔アイコン

グランマ・モーゼスのかもし出す空気が以前から好きです。確かに技巧的には拙いですね。彼女はイーゼルを使わないで描いていたように記憶していますが(確かではありません)、刺繍の延長線上だったからかもしれませんね。
ホワイトハウスに彼女の絵が飾られていると聞きましたが、今もあるのかしら?大統領が変わって外されたかもしれませんね。

2008/9/4(木) 午前 7:18 torino 返信する

顔アイコン

レ・フルールさん、おっしゃるとおり、童話の挿絵のようですね。テレビで見て印象的だったので出かけてみました。昨年のテレビ(迷宮美術館?)では、同じように転職した画家が紹介されてました。グランマ、ボーシャンのほかにも、あのルソーやら、漁師からのアルフレッド・ボリス、レスラーからのカミーユ・ボンポアなどがいて、共に元の職業を生かした絵を描いていたそうです。損保ジャパンは高層ビルにあるので、鑑賞後はゆっくり外の景色を楽しむ積りでいましたが、ついうっかり忘れてしまいました。

2008/9/5(金) 午後 1:05 mam*o0*1* 返信する

顔アイコン

トリノさん、前のブログの時も、グランマ・モーゼスがお好きだと仰っていましたね。あのほのぼのとした雰囲気は、やはり彼女の人柄から出てくるのでしょう。アメリカに行かないとあの絵は見られないと思っていたのに、日本にこんなに沢山の絵が所蔵されていて驚きです。すいません、イーゼルについて何も知りません。
この美術館での次回の展示が、ジョットとその遺産展で、ジョットの絵が日本で見られることに驚いています。写真のようですが、スクロヴェーニ礼拝堂の絵がまた見られるので、楽しみにしています。

2008/9/5(金) 午後 1:15 mam*o0*1* 返信する

顔アイコン

確か以前も同じ画家さんの作品をアップされましたよね?
親しみの持てる、ほのぼのとした作風に記憶があります。
モーゼスさんが楽しんで描かれる姿が目に浮かぶようです。
御高齢ながら沢山の良い作品を残されましたね。
いつかローマの美術館でも展示されますように。。。

2008/9/6(土) 午後 11:25 [ junkokaji ] 返信する

顔アイコン

色々な絵画展に行かれて、一足先に芸術の秋ですね。75歳から始めて80歳でデビューとは・・、絵も味があって良いですが、それ以上に彼女の人生に大いに興味を持ちました。 削除

2008/9/7(日) 午前 11:08 [ maria ] 返信する

顔アイコン

淳子さん、この展示を見ていて一番思ったのは、一時期油絵を描いておられた淳子さんが、いずれまた絵を再開するのではないか、ということです。息子さんもだいぶ成長されたようですので、多少時間的余裕も出来たことでしょう。

2008/9/7(日) 午後 3:12 mam*o0*1* 返信する

顔アイコン

マリアさん、この絵画鑑賞も、実はイタリア語学習の延長戦にあります。イタリア語学習、イタリア旅行、美術館訪問の順ですが、従前はルネッサンス(NHKの講座で学んだ)だけしか興味は無かったのですが、最近は多少鑑賞範囲が広がりつつあります。

2008/9/7(日) 午後 3:16 mam*o0*1* 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

開く トラックバック(1)


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事